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究極の純愛小説を、君に
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究極の純愛小説を、君にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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面白くなかった | ||||
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週刊文春に「ミステリーレビュー」という短いコラム欄があり、週ごとに国内、海外のお薦め作品が載る。少し前、本屋でその箇所を立読みしていたら、本書の評価が高かったので、その足で文庫コーナーへ行き、衝動買いをした。作家の名前も知らなかったが、文庫書下ろしで864円という安さが気に入った。そういう前提がなければ、「究極の純愛小説を、君に」という気恥ずかしいタイトルの本は買わない。 高校の文芸部員と顧問の先生を含む9名は、山中湖畔のペンションに合宿するが、初日から次々と何者かによって惨殺され、若しくは行方不明となる。映画「13日の金曜日」状態なので、この展開はミステリーとして大丈夫なのかなと危惧する。 7年後、保険金支払いの調査の為、保険調査員が失踪した八木の行方を追う。八木は合宿に行った一人であるが、2年前まで生存していた可能性がある。そしてその八木のペンネームが浦賀和宏で、作者と同姓同名なのを知る。ここからが、そう単純でない小説世界に入るのだが、これが長い。 5/6あたりで、本書のタイトルの理由を知るのだが、「ウラガシステム」がしっくりこず、読むのがしんどかった。それでもラスト100頁に期待したが、ここでも大満足の着地とならず、長い本を読んだなという徒労感だけだった。 | ||||
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前半の文芸部の富士樹海合宿で高校生が次々と殺戮されるという展開に一種のホラー・スプラッター・ミステリーなのかと思ったのだが、物語は意外な方向に進む。 準備稿、改訂稿、決定稿と三章の構成に著者が実名で登場するなど、読み手を混乱させ、混沌とした迷宮へと誘うのだが、結局は実験小説的な作品だった。まるで著者がこの作品の中で小説を仕立ててしまおうという意図があるかのような楽屋落ち的な作品なのだ。 浦賀和宏のような才能のある作家なら、ストレート勝負をしても良かったのではないだろうか。 | ||||
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