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暴走



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【この小説が収録されている参考書籍】
暴走
暴走 (角川文庫)

暴走の評価: 3.25/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

暴走してるなぁ…

あの状況であの警察の初動体制!???
ありえないでしょ…と思いながら読み進めると、
あの状況(十分に警察なり消防で対応可能)で一般市民に状況確認の指示!???
ありえないでしょ…作者の「暴走」を認識。
本をぶん投げました。(図書館で借りた本なので、心の中で…)

職業作家であれば、読み手に違和感を感じさせないようなストーリー展開はマストです。
市販レベルの作品ではないように思われます。
暴走Amazon書評・レビュー:暴走より
4041030358
No.2:
(2pt)

ちょっと狭すぎるでしょう

化学工場を舞台にした致死性ガス漏洩による大規模テロの話なんですが、主要登場人物が5名程度ですべてが進み解決へと向かいます。設定からある程度の閉鎖空間でのストーリー進行にしたかったのでしょうが、あまりに少ない人物間でのご都合主義的解決になってしまっています。死者多数なのに化学防護車1台とは…現実的にはあり得ないでしょう。
結局テロの黒幕や動機ははっきりせず、またプロローグのエピソードも回収が不充分で、消化不良のまま終わってしまっています。キーになる手段も中盤くらいで思いついてしまい、やっぱりね~で終わります。
書ききれなかったダイ・ハードといったところでしょうか、残念でした。
暴走Amazon書評・レビュー:暴走より
4041030358
No.1:
(1pt)

アホだろ、これwwww

実は密かに注目していた作家。堂シリーズは未読ながら、それ以外は2作ともなかなかの佳作であり、今後が大いに期待されたところだったが、本作は思わず「なんじゃこりゃ」とズッコケた。
ある意味王道のアクション・サスペンスでありながら、主人公の行動がいちいちあり得ないことばかりなのである。
正直な所、どこがどうトンデモなのか説明しておきたいのだが、ネタバレ無しでは難しいので、できるだけ配慮はするものの、以下未読の方には多少興味をそぐ可能性はあることを予めご注意を促しておきたい。

1.千葉県にあるハイテク化学工場で、突然工場内作業に使用されていたロボットが暴走し、工場内の貯蔵エリアに保管されていた猛毒のフッ化水素のタンクの一つを破壊、工場内に勤務していた300人がほぼ一瞬にして即死した。→ガスタンクを破壊したからといって、保管施設自体がかなり厳重に危険区画されている状況で、工場内のだれも逃げられずに全滅という事態は常識的には考えられない。(フッ化水素の沸点は常温に近く、タンクから漏出したからといって爆発的に猛毒ガスが拡散することはありえないし、ロボットもタンクを力ずくで壊しているだけなので、そう簡単には破壊できず一定の時間がかかることは他の箇所にも記載がある)。かつそれまでに抵抗する工員を何人にもわたってその怪力で屠っているにもかかわらず、だれも警報装置に触れることなく、当然だれも避難もしないまま全滅を迎えた、なんてことはハイテクを極めたともいわれる工場内では絶対にありえないだろう。

2.主人公と警備員の一人は周囲を猛毒に覆われた中、工場内に設置されていたシェルタ-で難を逃れるが、防護服は1着しかない。警察に救助を要請するも、警察はあろうことか被害拡大を防ぐため、工場内の電源を全てストップし結果としてシェルタ内に避難中の2名を見捨てようとするが、常識的に考えれば、単に防護服を着せたレスキューにもう一人分の防護服を持たせて突入させれば済む話である。こんな当たり前のことで救える人命を簡単に見捨てていたら、警察も後で何を言われるかわかったものではない。

3.最もおかしいのは、件のロボットの制圧方法である。どうやら背面部分に設置されているコントロールパネルを破壊すれば無力化できるロボットと与するのにどうして主人公自ら(防護服を着ているとはいえ)丸腰での肉弾戦を選択しなければならないのだろうかwwww これも常識的に考えればNBCテロ専門部隊にちょっとした重火器を持たせて投入すれば、簡単に無力化できるだろう。もともと民生用で特段の重装備があるわけではないし、(結果的に素手で破壊できる)コントロールパネルさえ破壊すれば良いわけでこんなことは誰でもわかる。またタンクに誤爆したら困る、と思う人もいるかもしれないが少なくとも猛毒物質を保管するタンクのほうがロボットよりははるかに頑丈だろうし、そもそもあれだけ有無をいわさぬ早急な処理が求められている状況でそういった作戦を誰も検討しないこと自体が考えられない。

その他ラストの部分では、主人公が助かった理由として、「フッ化水素は拡散が進み、その濃度もかなり低下していたようだ(原文ママ)」などといけしゃあしゃあと書いてあるが、主人公がいたのはほぼ密閉された空間内で、直前に自ら大量の毒物をぶちまけたことなどもすっかり忘れられているようだwwwwついでにいうと、フッ化水素は猛毒ではあるが、あそこまで即効性のある毒ではないので、ラストのシーンなんかも全くの出鱈目である。
最後に明かされる陰謀も「はぁ?」と言いたくなるようなしょうもなさで、これ以外にもおかしいところは数えきれないほど。
かねり緻密に書かれていた前作と同じ作者が書いているとはとても思えない。

人によってはネタとして爆笑しながら読めるとは思うので、全く読む価値がないとは言わないが、真面目な読者からは激怒されても文句はいえまい。
それでも読みたい人はあえて止めないが・・・
暴走Amazon書評・レビュー:暴走より
4041030358

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