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暴走
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暴走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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あの状況であの警察の初動体制!??? ありえないでしょ…と思いながら読み進めると、 あの状況(十分に警察なり消防で対応可能)で一般市民に状況確認の指示!??? ありえないでしょ…作者の「暴走」を認識。 本をぶん投げました。(図書館で借りた本なので、心の中で…) 職業作家であれば、読み手に違和感を感じさせないようなストーリー展開はマストです。 市販レベルの作品ではないように思われます。 | ||||
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2015年に出た単行本の文庫化。 今回は東京湾岸の化学工場が舞台。ロボットと毒ガスという組み合わせで、パニックが広がっていく。 同時に警察小説ともなっており、読みごたえのある一冊だった。 しかし、さらに国際的な陰謀、スパイ、意外な真犯人もりだくさんで、さすがに詰めこみすぎなんじゃ……。 | ||||
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AI化する社会とその欠点を描き出した「考えられ得る未来の中の1つのパターン」を垣間見れます。 タイトルの「暴走」のシーンや他に描かれる背景については新手のホラーとしても捉えられます。 こんな未来が実際に待っている可能性も0でないですし。 ミステリーとしては、一人明らかに不自然な行動を取っている人物がいるように感じられましたし、 また化学・医学に詳しい方から見るとツッコミどころは結構あるようです。 動機や結果に消化しないままの部分もありますがそれは大したことでは無い。 それらの部分を差し引いても、近未来の一つのシミュレーションを見ると言う意味では☆5つ十分あると思います。 | ||||
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化学工場を舞台にした致死性ガス漏洩による大規模テロの話なんですが、主要登場人物が5名程度ですべてが進み解決へと向かいます。設定からある程度の閉鎖空間でのストーリー進行にしたかったのでしょうが、あまりに少ない人物間でのご都合主義的解決になってしまっています。死者多数なのに化学防護車1台とは…現実的にはあり得ないでしょう。 結局テロの黒幕や動機ははっきりせず、またプロローグのエピソードも回収が不充分で、消化不良のまま終わってしまっています。キーになる手段も中盤くらいで思いついてしまい、やっぱりね~で終わります。 書ききれなかったダイ・ハードといったところでしょうか、残念でした。 | ||||
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化学工場の死体、汚染、原因を突き止めようとする男たちの話です。 | ||||
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日本の威信をかけた最新鋭化学工場で、毒性の高い化学物質漏洩事故が起こる。。 偶然、その現場に居合わせた警備員は、とある陰謀によって職を追われた元刑事の島浦。 島浦は、狭心症の発作を起こした同僚を探しに行ったお陰で、シェルターに逃げ込むことが出来、九死に一生を得るが、 毒ガスは工場一帯数キロの範囲を汚染し、島浦たちのいるシェルターは陸の孤島になってしまう。 島浦は防護服を着込み危険を顧みず事故の原因を調査しに行く。 そこで目にしたのは、最新型工業用ロボット・タウが毒性の高い化学物質の保存されたタンクを破壊している姿だった。 厳重にプロテクトを組まれているはずのタウが暴走した――? 島浦たちは警察組織の権力闘争に足を取られながら、国際的な陰謀に立ち向かわざるを得なくなる。 丁寧な描写で惹き込まれ、一気読みしてしまった。 人間関係も絶妙で、自立型ロボット・タウと戦うアクションシーンもスピーディーでスリルがあって面白い。 真犯人も意外な人物で、「ああ」と膝を打ってしまった。映画のような作品だった。 一言で言おう――カッコ良かった。 | ||||
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実は密かに注目していた作家。堂シリーズは未読ながら、それ以外は2作ともなかなかの佳作であり、今後が大いに期待されたところだったが、本作は思わず「なんじゃこりゃ」とズッコケた。 ある意味王道のアクション・サスペンスでありながら、主人公の行動がいちいちあり得ないことばかりなのである。 正直な所、どこがどうトンデモなのか説明しておきたいのだが、ネタバレ無しでは難しいので、できるだけ配慮はするものの、以下未読の方には多少興味をそぐ可能性はあることを予めご注意を促しておきたい。 1.千葉県にあるハイテク化学工場で、突然工場内作業に使用されていたロボットが暴走し、工場内の貯蔵エリアに保管されていた猛毒のフッ化水素のタンクの一つを破壊、工場内に勤務していた300人がほぼ一瞬にして即死した。→ガスタンクを破壊したからといって、保管施設自体がかなり厳重に危険区画されている状況で、工場内のだれも逃げられずに全滅という事態は常識的には考えられない。(フッ化水素の沸点は常温に近く、タンクから漏出したからといって爆発的に猛毒ガスが拡散することはありえないし、ロボットもタンクを力ずくで壊しているだけなので、そう簡単には破壊できず一定の時間がかかることは他の箇所にも記載がある)。かつそれまでに抵抗する工員を何人にもわたってその怪力で屠っているにもかかわらず、だれも警報装置に触れることなく、当然だれも避難もしないまま全滅を迎えた、なんてことはハイテクを極めたともいわれる工場内では絶対にありえないだろう。 2.主人公と警備員の一人は周囲を猛毒に覆われた中、工場内に設置されていたシェルタ-で難を逃れるが、防護服は1着しかない。警察に救助を要請するも、警察はあろうことか被害拡大を防ぐため、工場内の電源を全てストップし結果としてシェルタ内に避難中の2名を見捨てようとするが、常識的に考えれば、単に防護服を着せたレスキューにもう一人分の防護服を持たせて突入させれば済む話である。こんな当たり前のことで救える人命を簡単に見捨てていたら、警察も後で何を言われるかわかったものではない。 3.最もおかしいのは、件のロボットの制圧方法である。どうやら背面部分に設置されているコントロールパネルを破壊すれば無力化できるロボットと与するのにどうして主人公自ら(防護服を着ているとはいえ)丸腰での肉弾戦を選択しなければならないのだろうかwwww これも常識的に考えればNBCテロ専門部隊にちょっとした重火器を持たせて投入すれば、簡単に無力化できるだろう。もともと民生用で特段の重装備があるわけではないし、(結果的に素手で破壊できる)コントロールパネルさえ破壊すれば良いわけでこんなことは誰でもわかる。またタンクに誤爆したら困る、と思う人もいるかもしれないが少なくとも猛毒物質を保管するタンクのほうがロボットよりははるかに頑丈だろうし、そもそもあれだけ有無をいわさぬ早急な処理が求められている状況でそういった作戦を誰も検討しないこと自体が考えられない。 その他ラストの部分では、主人公が助かった理由として、「フッ化水素は拡散が進み、その濃度もかなり低下していたようだ(原文ママ)」などといけしゃあしゃあと書いてあるが、主人公がいたのはほぼ密閉された空間内で、直前に自ら大量の毒物をぶちまけたことなどもすっかり忘れられているようだwwwwついでにいうと、フッ化水素は猛毒ではあるが、あそこまで即効性のある毒ではないので、ラストのシーンなんかも全くの出鱈目である。 最後に明かされる陰謀も「はぁ?」と言いたくなるようなしょうもなさで、これ以外にもおかしいところは数えきれないほど。 かねり緻密に書かれていた前作と同じ作者が書いているとはとても思えない。 人によってはネタとして爆笑しながら読めるとは思うので、全く読む価値がないとは言わないが、真面目な読者からは激怒されても文句はいえまい。 それでも読みたい人はあえて止めないが・・・ | ||||
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有毒化学物質がまき散らされ労働者が大量死した化学工場に、原因を探るため潜入するという息詰まる展開。そこで見たものはなんと!さらに使命と奇策を持ち、事態打開のため死を覚悟して単身立ち向かうことになった、その奇策とは。 災害を引き起こした人と機械設備に対峙するシーンは手に汗握る緊迫した場面で、どういう展開になるか気が抜けず一気に読み終えました。 著者は、「災厄」で国土・自然や国家権力を対象にしたスケールの大きなミステリーを著したが、「暴走」もその路線上の緊迫したパニックもので、産業用ロボットや化学物質といった知識経験のある分野で書いており、それだけリアルで説得力ありに描けています。 刑事の組織や人間ドラマあり、激しいアクションの死闘あり、これはもう、映画で見てみたい気がします。カドカワさん、せひ映画化を。 | ||||
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