■スポンサードリンク
山女日記
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
山女日記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全編心地よく読みました。 とても良かったです。おすすめですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恥ずかしながら湊かなえさんの本を初めて読んだのがコチラの山女日記でした。 読後が爽やかで「もっとこんな話を読みたい!」と思ったのですが、湊かなえさんの他の作品はミステリーが多いようで...山女日記のような作風は珍しいみたいですね。 一人一人の物語に共感したり、読んでるこちらまで山登りに出かけてる気分になったりと、連休中は小説と旅行記どっちの文庫本を読もうか本屋で迷ってた私にピッタリでした。 登場人物である彼女達に同じ女性として「幸せになってね」と快くエールを送りたい。 舞台が山じゃなく都会だったらそんな気持ちは半減されてたと思います。 様々な気持ちを抱え登頂し、大きな山のテッペンで万歳する彼女達がとても愛しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一編一編が一人の女性の話であるけれど、その脇役の女性がまた別の話の主人公。 ここで繋がってるのかと、話にグイグイ引き込まれました。 山を登りながら、彼女たちが見つける答え。他人から見れば何て事ない答えでも、たどり着くまでの葛藤があるから温かい。 とても好きな本の1つになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山登りが好きで、8月になって「山の日」を記念してか書店に山積みになっていたので読みました。湊かなえさんは「告白」などで有名ですが、本書の様な悪人が一切でない素敵な本も書くのかと驚き、またストーリー展開の巧みさ、文章の上手さに更に驚き、そして取り上げられている山の知識も正確なので再びビックリしました。 一つずつ山を題材にしながら登場人物が物語の中で重なりリレー形式で独立したお話が作り上げられています。婚期を過ぎたそれぞれの女性の目線で、恋愛や別れ、友情や嫉妬などの気持ちを巧みに描き、それでいて清々しい救いがあって、心が落ち着く気持ちの良い読後感を味わうことが出来ます。 著者の山歴は知りませんが、なかなかの山行経験者ではないかと感じさせられます。瀬戸内海に住みながら、妙高山、火打山、利尻山や金時山を題材にするのは、何となく玄人好み、山のことは分かって書いているのよ、と著者が言っている様な感じがします。でも、それが全く嫌味でなく、ほのぼのといい感じなのが本書の最高の魅力かと思います。いい本だと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
流行りの山ガールにのった短編集です 山ガールになりたいなぁと思いつつ手に取りました 意外と山ガール達は高い山に登り、装備もしっかりしているのだと驚きました 筆者の本は欠かさず読んでいますが、今までのような「毒」や「悪意」がなく 読後感はいいです 色々なタイプの女性心理に心動かされたりし、楽しく最後まで読めました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物のそれぞれが抱える悩みは全て異なるものでしたが、その全てに共感することができました。そして連作小説なので、その登場人物をまた違った視点から見ることができ、他人から見るとこういう風に思われちゃうんだ!と興味深かったです。 湊さんの作品はこれまでに白雪姫殺人事件しか読んでいませんが、この作品は「湊さんらしさ」みたいなものはあまりないのかも。そのかわり、湊さんの書く女の怖さ苦手なんだよねーという人の方が楽しめるかもしれません。 私の人生の選択、これであってたの!?と悩んでいる人は是非読んでみてほしいです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雨の利尻岳登山からはじまる物語。なんと、この本は「百名山本」でもありました。 私はデパートOL二人組が、反発しあいながらも山というフィールドでお互いを理解しあう「妙高・火打」の物語がいちばん好き。 山頂で高級和菓子&コーヒー、やってみたいですね。一度目は一気読み。二度目は登山ガイドブックの地図をたどりながら読みましたが、 実際の山のルートを正確に調査していて感心しました。各編にエキストラ的に登場する、中高年オバサマ登山グループもいい味出してます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山の日に読了。一言で言います。面白い!!湊かなえさんですがミステリーではありません。30〜40代の女性たちが主人公で、世代的にも自分に合ってて、みんなモヤモヤした思いを抱えながら生きている。 モヤモヤしながらも、答えは見つからなくても日々は過ぎていく。 山登りは考えごとをするにはぴったりらしい。 そしてモヤモヤ考えながら山に登りたくなった!!日常の流れに身を任せていると、どうしてもちっさなことで悩んでしまったり、自信がなくなったりしてしまうけれど、本当に大切なことは自然が教えてくれる。 ちっさいことで悩んでられなくなるような、元気が湧いてくる本です。そして情景の描写が素晴らしく、まるで主人公たちと一緒に山登りしているかのようでした。 さて、まずは金時山に登ってみようかな! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方のレビューにあるとおり、誰がが死んだり、などはありませんが、女性の複雑な心理を描写していて、しっとりと読めました。 山には登った事がありませんが、登ってみたくなりました。 湊かなえさんの本は本当に面白です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私も山ガールとは言えませんが山好きです。 藍染の人たちは自然と笑顔になる。山は登るから何かが変わるとは思わないけど、同じ景色を見てる人や見せたい人。そして、無心となれる事。その日のその時間でなければ出逢えない景色がある。 そんな、小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人間味あふれる感じで凄く良かった。 山好きなら一読してほしい。 私はこれ読んで火打山・妙高山縦走に激しく行きたくなった。 またこの小説を読んでから白馬村までトンボ玉作りに出かけた。 山に行くのに十人十色の想いが交錯するわけだが、その内なる渦巻きにも似た激情を言葉にするのは 本当に本当に難しい。 難しいけど、湊さんはそれが上手いんだな。 山好きな友人にオススメしたくなる一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登山の目的なんて、いつも無い。ただ山に行くことだけが目的だ。でも、山道を一人で歩いていると、いつの間にか自分自身とあれこれ問答をしていることがある。特に意識していないのに、今まで、気付かなかった、別の視点から自分自身を、そしてその行動を客観的に見つめている自分に気付くことがある。 この本は、そんなオトナ女子を巡る7つの連作短編集。 日記作家の「山の小説」と期待して読んだが、単に「山の小説」としてしまうには勿体ない。それぞれの作品の中に山の美しさ素晴らしさを背景として描き、その中に主人公の日常的な様々な問題を見事に絡めている。しかも、最後には必ず救いの兆しがあり、厚い雲の切れ目から、明るい青空が覗きつつあるのは嬉しい。 山好きには「山の読み物」として、山に興味のない人には、山を舞台にした「人生をそっと少しだけ後押ししてくれる小説」としてお勧めしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊さん、すっかり、毒気抜けちゃいましたね。普通だけど、でも、こっちの方が好き。登山がモチーフになった短編連作。全部じゃないけど、ひとつのストーリーの主人公じゃない方が主役になったり。どこかつながってる人たちのそれぞれの人生や想い、迷いを描いた連作。なかなか良かったですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の構成は一つ一つの章が山の名前であることにまず興味を持ちました。その一つ一つの中に、異なった主人公の女性が登場し、山に登るという共通点はあるのですが、その背景は皆違っていて、日常の中に、姉妹の事や、結婚のことや、や仕事や、過去や、友達との関係、恋人との関係に何かしらの不安や切ない気持ちをを抱えています。山に登ったからといって、その全てが解決されるわけではもちろんないのですが、山に登る人の数だけ、その理由や、抱えている気持ちの数があることが、美しくて細部に渡る山々の風景のなかで少しずつ霧が晴れていく、そんな短編集とも言えます。しかし、ただ異なった短編を並べるだけでなく、何気なく時間を前後したり、姉の視線、妹の視線や、山に触れるまで全く関係のなかった人がほんのすこし接点を持っていくことで、一冊の物語の流れとして、和やかに統合されていくものとなっているところが、湊かなえさんらしいと思いました。これまで彼女の作品はミステリーが多かったと思うのですが、最近は、もっと、人間の感情の奥深くにそっと触れようとしているものになってきている気がしました。私が大好きだったのは、1章1章のラスト1ページ前くらいまで、彼女たちの悲しみに光が射すような気配がないのに、本当に最後、最後の一文なんかに、希望がキラリと柔らかく輝くところでした。全ての章でとは言わずとも、一冊読み終わった時には、少しだけ、でも確かに暖かい気持ちになります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルから今回は、登山を題材にした殺人事件かと思い読み始めました。 山女(山ガール?)がどんな殺人事件を引き起こすのかと読み進めましたが、なかなか殺人事件は起こりません。 最後に崖から突き落とすのか、トリカブトで毒殺するのだろうと想像していましたが、結局誰も死にませんでした。 「これは、ミステリー小説ではない」 1編目を読み終えた時、やっと気づきました。 では、つまらなかったのかといえば、結構面白かったです。 登山という、人間関係が一緒に登る人に限定される状況で、主人公の相手に対する感情や過去の拘りが徐々に溶解していく。その過程で自分自身の軸というものが明確になり、僅かだか自分に自信を持てるようになる姿が描かれます。 7つの短編で7つの山が舞台になりますが、登ったことがなければ表現できない程、それぞれの山が詳しく描かれています。著者は「花の鎖」でも登山を重要なポイントとしていますが、登山が趣味なのでしょうか。 私は登山をしませんが、楽しく読め、人間の心理の機微を味わうことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえさんの本は、いつも新作が発売したら買ってすぐに読みます。 今回の作品は、人物造型がとても綿密になされていてよかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
流行りの山ガールにのった短編集です 山ガールになりたいなぁと思いつつ手に取りました 意外と山ガール達は高い山に登り、装備もしっかりしているのだと驚きました 筆者の本は欠かさず読んでいますが、今までのような「毒」や「悪意」がなく 読後感はいいです 色々なタイプの女性心理に心動かされたりし、楽しく最後まで読めました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連作の短編集です。いずれも登山がテーマとなっています。山ガールファッションなど、山や登山のことは全く知らない人でも、すんなりと読むことができます。山や登山のことをいろいろ知ることができました☆人間のドラマとしても非常に良いお話が詰まっています。 ミステリの要素は全くありません。人生の岐路やジレンマ、決断に立たされた女性たちの心温まる物語を読みたい方にはお勧めです。 私的には、湊さんのするどい心理描写や心の中のツッコミ描写が、大好きなのでハマっちゃいました☆コアラのマーチとかやたら具体的な商品名が出てくるところなんかもツボにハマっちゃいます☆ 山に興味のない方でも、山が好きになること間違いなしの一冊です。 家族や親子&恋人&夫婦&友達との絆がテーマなので、特に中高生の学生さんに読んでもらいたい本ですね(^_-)-☆ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊さんの著書はすべて読んでいます。 夢中になって一気に読めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「イヤミスの女王」湊かなえさんの小説だったので、不愉快な気分になったら 嫌だな~と思いつつ読み始めましたが、登場人物の女性に共感したり反発 したりしながら、普通に楽しめました。 湊さんといえば「イヤミス」と思い込んでいた自分としては、こんな内容の小説 もあるのなら、他の本も読んでみようかな・・・と思える本でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!