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山女日記
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山女日記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 21~40 2/5ページ
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テレビドラマの映像と重なり、一つひとつの シーンが目に浮かび、山の新鮮な空気、美しい花々、天候の急変などなど、自分が今その山を登っているかのような気分にさせてくれる巧みな表現は、山をよく知る人のタッチであろうと、著者の山への深い愛情と尊敬の念が伺える小説。ぜひ多くの人に読んで欲しい作品である。 | ||||
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山を愛する人、登山が趣味な人には共感できる部分がたくさんあるのかもしれない。しかしそうでない私のような人間には、もう一つ響くものがなかった。登場人物たちの悩みや葛藤も、もっと深く掘り下げて欲しかった。平凡な1冊でした。 | ||||
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山に登り静かに自分の今までを味わいたくなるような鞄に入れておきたい一冊です | ||||
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山なんか登ったことないけど登ってみたくなる本。 登って自分をみつめ直したい。笑 様々な女性の物語があり、面白かったがこの方の文章の書き方なのか? なぜか上から目線の冷めた女性が多かったように感じ、そこが少し気になった。 | ||||
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あまりおもしろくなかった。高齢の女性の登山者をみてあれは山ガールと言えるのかや結婚についてなど、私は山にはそういうものを持ち込んで欲しくなかった。 | ||||
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湊さんといえば「イヤミスの女王」というイメージで、今まで縁がなかったが、工藤夕貴さん主演のNHKドラマの再放送を見て、当作品に興味を持った。 ドラマではかなり改変されていたが、原作は1話完結、山(話毎に変わるが)を舞台にした群像劇という感。毎回主人公は変わるが、他のエピソードと関わりのある人物だったり、何回か登場したりする。 その中で、工藤さん演じるドラマの主人公となった柚月は一度しか登場しない(彼女の作った帽子や話題としては出てくる)。それが「トンガリロ」という作中唯一海外が舞台のエピソードだが、他の話とはやや趣きが違う印象深い話で、何故ドラマで彼女を主人公にしたかわかる気がする(勿論人物設定は原作とかなり異なるのだが)。 ややネタバレになるのでご注意頂きたい。 ドラマでも柚月の過去の恋の話が出てくるが、結末はすっきりまとまっている。 他方、原作での恋の結末自体はあくまでも苦い。とはいえ、柚月は引きずっていた過去の思いを払拭し、前向きに進んでいく決意を新たにする。爽やか読後感だ。 登場人物がそれぞれ悩みを抱え、心中はドロドロのまま登山している様子にげんなりする向きもあるかもしれない。確かに主人公達の悩みは共感できるものとそうではないものがあるが、心理状況はわかる気がする。 自分もトレッキングを趣味としているが、登り始めは、頭の中は日常の悩み事でいっぱい。あーでもないこーでもないと反芻しているのだが、登り進めて行くうちに心のモヤモヤが徐々に消えていき無心になっていく。登山により問題が解決したわけではないのだが、下山後は気持ち新たに日常に戻るべく、疲労で足取りは重くも軽い心で帰路につく。 外出もままならない現状で、久しぶりに山登りに行きたくなった。 | ||||
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映像化するにあたり、かなり脚色されたことがわかり、舞台裏を垣間見るようで面白かった。どのエピソードを切り、どの物語を膨らますのか、そのあたりの面白さがあった。魅力的な山の描写とともに描かれ、山に向かいたくなる。星一つ減らしたのは、開封した時に帯が破損していたため。運送中に段ボール箱の中で擦り切れたようで、商品をビニールでパッケージングするなどの工夫が必要かもしれない。 | ||||
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ラジオで紹介があり、読んでみたかったので、購入することができ、嬉しかったです。 | ||||
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面白くて読みやすかった | ||||
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ちょっとした問題を抱える女子らが、山登りでほんのり爽やか、スイッチを切り替えちゃう短編集。 仲のよくない同僚、そりの合わない姉妹、婚活で知り合った男女、友達が欲しい女性と、そのあたりで見られる風景なのだが、山登りを通して好転していくのだ。できすぎな話を、できすぎと感じさせない巧さがある。 山登りの際の汗、息遣い、疲労、達成感などリアルに感じられるだろう。ある作品の登場人物らが他の作品で交差する楽しみもある。 イヤミスより、こちらの路線の方が好み。こちらの路線でいずれ直木賞とるのかな。どうだろう。 | ||||
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男性からすると、女性が何を考えて山登りしているかとても新鮮でした。 図書館で3回借りました。 個人差がありますが、はまった場合は何回でも読みたくなります。 1年くらい経つまた読みたくなります。 めんどくさいので、図書カードがあったので、買っちゃいました。 | ||||
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あまり登山経験はないのに景色が浮かんでくる。別章の登場人物がどう繋がってくるか追いきれなかったですが。。 | ||||
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湊かなえが山女であると聴いてはいたが、この一冊は、従来のミステリとは離れ、完全に山をテーマとして取り組んだ連作短編集である。従来のような一人語りの口語体、手紙文体、メール、SNSのどれでもなく、客観的な普通文体で全編を貫く連作小説集は、最近作は知らないが、ぼくの知るところこれ一冊だけだと思う。 なので、今だから言うが、この作者が普通に、穏やかな、平易な文章で小説を書けるのかどうかに密かに抱いていたぼくの疑念を払拭してくれたことが、実は相当に嬉しい。殺人も、どろどろの情念も、策略もほとんどなしで、それでいながら普通の人生ドラマを、しっかりとした作品として造形できる人だったのだ。この手の方向性については円熟味を増してゆく今後、この作家に期待できるかもしれない。 さて、7つの作品は妙高山・火打山・槍ヶ岳・利尻岳・白馬岳・金時山・トンガリロと山の名前だけが描く作品名となっている。ぼくも大抵の山は登っているのでコースその他の状況が想い出しやすかったのだが、トンガリロというニュージーランドのトレッキング・コースだけは不明で、むしろ作品内での描写によって是非辿ってみたくなってしまったのが本当のところ。様々な色をした湖や岩の描写が気になったので、早速ネットで画像を検索。山頂の写真は先住民族の信仰の関係上ネットで公にしてはいけないらしいが、作中に登場するクレイターやエメラルド湖などは確認することができる。 幻冬舎はハードカバーから文庫化するときに、おまけ作品を一つ付けてくれた。『カラフェスに行こう』というもので、『山と渓谷』に掲載された短編。一線を退いてしまった元登山者であるぼくには、本書では知らないことが数多くあった。山は変わらないが道具、通信手段、情報収集方法、登山をする世代など、多くの変遷があるのには日々驚かされる。特にこのタイトルにもなっている<カラフェス>とは毎年行われている『ヤマケイ涸沢フェスティバル』のことらしく、内容についてはネットで確認することができる。この短編は<カラフェス> の紹介の意味を持たせたうえでシリーズ中のキャラクターのその後を語る物語となっているわけだ。 キャラクターたちをつなぐ小道具としてトンボ玉、手作り帽子などが出てくる。女性作家ならではの小道具として美しいだけではなく、物語の伏線の役割を果たすなど、ミステリでなくても楽しめる人間関係の物語でもある。悩み多く卑小な人間と、有無を言わさぬ圧倒的大自然たる山を、対比して是非こんな小説が書きたかったのだろう作者の真意が、いつになく直線的で、大変伝わりやすい力作である。 追記1:『山女日記』とは作中では山ガールたちの情報発信ブログとなっているようだが、同ブログは実在していない。モデルになったブログがあるかもしれないが詳細は不明。 追記2:2017年にNHKでドラマ化されているようだが、ネット情報によれば、原作からヒントを得た、山域もストーリーも全く異なる物語のようである。機会があればチェックしておきたい。 追記3:映画『北のカナリヤたち』(原作『往復書簡』)、演劇『リバース』など、自作原案の登場するのは愛嬌? | ||||
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最後の「トンガリロ山」の話は泣いた。 泣くつもりもなかったのに最後の行を読んだ瞬間にわっと涙が出た。 自由に生きることや、人生の荷物や人とのすれ違いを50ページ程度でよくかけていた。 「畳みたいな人だなという第一印象だった」という一言が好きすぎる。 人を畳で表すという奇抜ながらも「あ、わかる」と感覚に一瞬で入ってくる表現 「白馬岳」の「卵焼きの画像」の描写も含めて、説明しないのに含みを持たせる感じがうまい。 | ||||
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初めての湊かなえさん作品でした。 まだ登ったことはないが雑誌などで見て 知識として槍ヶ岳や白馬岳、涸沢を 知っていたので情景を思い描きながら 読みやすかったですね。 こんなシーンありそうとかこんな人おりそう って言動描写は結構リアル。 山に行きたくなります! 早く夏来てって感じです。笑 | ||||
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初登山の女性たちに対して妙高・火打山の一泊縦走を勧めるなんてありえないでしょう。もっと真面目に書いてほしい。初登山で累積高度差2200mなんて上がれるわけないし、2400m越えの山だから高山病の可能性もある。靴ずれや足をひねって歩けなくなるリスクも高い。リアリティがなさ過ぎて読む気喪失。しかも女性同士のどろどろした心情や会話で萎えました。こういう他者に対する許容性が低い人は普通、一人で登るのでは。山の特徴や楽しさも表現されておらず、読み通すのはちょっと無理。 | ||||
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後味の悪さが代名詞のような湊かなえにしては、驚くほど解後感の良い連作集。微妙な女性心理の暗部を描く持ち味は残っているが、登山によって影響を受ける描き方が巧みで、実際に行ってみたくなる美しい山の自然描写がキモ。登場人物はいずれも何らかの悩みを持つ女性だが、どこにでもいそうなリアルさが感じられ、必ずしも共感出来るわけではない。読む人によって違うだろうが、むしろ人間的にも、その悩みにも嫌悪感を抱いてしまうキャラもいると思う。又悩みがスッキリ解決するわけでもなく、客観的に見れば山を登る前より悪化する場合さえあったりする。この読者の思うようにならないもどかしさは、確かに湊かなえで、実にリアルだ。 にも関わらず、山を登り終えた彼女達は確かに気持ちが変化していて、読者も一種の達成感を覚えるのだ。これはやはり山と言う自然の持つ偉大さではないだろうか。持ち味はそのままに、解後感の良い湊かなえの裏芸と評したい。 | ||||
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湊かなえと言えば、いまだに「告白」のイメージが強いですが、 この作品はミステリーではなくタイトル通り登山を通しての女の生き方が描かれています。 全体的に単調で、わかりやすく読みやすく、しかしそこまで強くは心に残らない…といった感じでした。 描写が細かいので、登山が好きな人は、わくわくするかもしれません。 各短編同士で登場人物がリンクするのは面白かったです。 「トンガリロ」は良かったです。じーんときました。 | ||||
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読み終わってなんだか温かい気持ちになれました。 難度の低い山に私も登ってみたくなりました。 | ||||
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この本を絶賛されているレビューも多いようですが、正直良さがまるでわからなかった。 せっかく山に来てまでもダラダラちくちく、女性同士のマウンティング合戦とか本当にどうでもいいんですが・・・ 山を愛する人の、山そのものがとにかく大好き☆な気持ちがまったくと言うほど伝わってこない 登場人物の性格生き方に全く魅力を感じないし、特に七花とかいう小学生の生意気なことw叔母に体当たりってwww 定価で買ったのに期待外れで本当にがっかりです。 | ||||
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