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王になろうとした男
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王になろうとした男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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野心が、野望が、人を変えていく戦国時代。桶狭間の戦で功を挙げた毛利新助、計策事により秀吉や光秀よりも出頭した塙直政、臣下の謀略で一族郎党を虐殺された荒木村重、信長に父を殺され復讐を胸に秘める津田信澄、黒人奴隷となって買られてきた彌介。信長の家臣ゆえ、運命に翻弄された男たちを描く短篇集。 | ||||
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フィクションとしてはなかなか面白いアイディアばかりで楽しめました。きちんと桶狭間を正面突撃にしてるところなど好感がもてましたし。 文章も読みやすくて良かったです。 ただ、ちょっとしたところに作者の素養の浅さが出てしまって残念。 いやあ、安土桃山時代の武将が「世界」を救うために信長を倒そうとしないでしょwwww | ||||
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日経新聞の夕刊で紹介されていた本。丁度NHKの大河ドラマで黒田官兵衛を放映しているためタイムリーな本と感じた。直接主人公の本でないところがよい。ドラマのほうは進展が早いので信長が生きている間に読もうと考えて、同時に購入した他の本より先に選んだ。 毛利新助は覚えていたが、塙直政については知らなかったか完全に忘れ去っていた。このような有力な家臣がいて織田家の前半の活躍を支えていたわけだ。そして問題の荒木村重だが、もともと信長の敵だと思っていたが、大河ドラマでは家来になっているので違和感を感じていた。やはり敵に回るということが確認できたが、信長の死後も生きながらえていたとはさらに意外だった。後のことになるが5月13日にJR伊丹駅に行ったことがあった。駅を出ると有岡城址とあり、どこまで行けば見えるのか調べようとしたら、駅前が石垣で実はそれが有岡城だったというお笑いがあった。丁度テレビの大河ドラマでは官兵衛が荒木村重の有岡城に幽閉され、信長に攻められるところでまたとないタイミングだった。 しかし村重の生存以上に、これはないだろうという発想が続く。丹羽長秀と秀吉が信長の暗殺をたくらんだというのだが、ちょっとやりすぎ。そんなはずはない。また信長が家康も亡き者にしようとしたとあるが、これもどうか。 | ||||
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毛利新助、塙直政、荒木村重、津田信澄、彌介といった、信長の家臣たちの中ではあまり目立たない歴史小説的にニッチな人物に焦点を当てている。それぞれが秘めた野心が、信長と有名な家臣との間で激しく翻弄されていて、史実に重ねながら著者独自の歴史推理も楽しめる。まさに「神は細部に宿る」ではないが、細かなディテールを疎かにしては信長の為し得たこと全体の美しさは得られないと言えるだろう。 文章が平易で読みやすく、登場人物についても人物関係が丁寧に解説されているので分かりやすい。 | ||||
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最初の2編、新助と直政の話は良い。対照的な二人を通して、織田家中の苛烈な競争社会を目の当たりにするかのようである。 策略をめぐらす男達を生き生きと描くのが上手い著者だが、次の清秀と村重の話はやり過ぎた。劇的すぎて鼻白んでしまう。その次も作り話が過ぎる。著者は登場人物の口を借りて信澄を小才子と嘲るが、本当は小才子は誰?と問いたくなる。その流れは最後の5編目にも続く。残念。 | ||||
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久々の戦国物の新作に期待したが、叛鬼に比べると意外性がない。出版社の意向かもしれないが、それまで知られていなかった関東の戦国、武士の世界、下克上を生き生きと描いていた作者の作品にしては、納得がいかない。 仮に畿内の戦国を描きたければ、三好氏の時代を描く方が信長時代よりあっているような気がするし、作者の知識を生かせるような気がする。 もっと頑張って欲しい。 | ||||
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