■スポンサードリンク


星の証言-弁護士朝吹里矢子



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

星の証言-弁護士朝吹里矢子の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

夏樹静子の九冊目の短編集。弁護士・朝吹里矢子シリーズ第一集。

夏樹静子の九冊目の短編集。弁護士・朝吹里矢子シリーズ第一集。単行本初刊は1977年。本作品集刊行前には短編集『ベッドの中の他人』が、後には長編『遠い約束』短編集『影の鎖』『77便に何が起きたか』が陸続と刊行されている。

【収録作品】
「暗闇のバルコニー」
弁護士として駆け出しの朝吹里矢子は、藪原法律事務所に厄介になっている、いわゆるイソベンの身分。今度事務所に持ち込まれたのは、山浦工務店の重役・山浦が、自邸に侵入してきた不審者を木刀で追い払ったのがもとで、不審者がバルコニーから墜落して死亡した事件で、実はその不審者というのが山浦の娘の婚約者だった。果たして、正当防衛は成立するか? 山浦家の現場検証と身辺調査を始めた藪原と里矢子の前に、隠された事実が……。

「親告罪の謎」
夜間の公園で起こった強姦事件の対処について、被害者の親から相談された藪原だったが、翌日の夕方に加害者の男が、事務所まで首服しに来た。ところが後日、この事件の犯行を認めたという者が現れたという警察からの連絡が。藪原の命を受けた里矢子が、さらに調査を進めると、思わぬ事件に突き当たる。

「黒白の提示」
里矢子が国選弁護人として引き受けた事件は、自分と同年の大館路子という女が、恋人の辻井の下宿先に侵入して彼を絞殺した、というもの。彼の浮気に腹を据えかねたことによる発作的犯行とされていた。路子の過去に、静岡の三島にある自宅で母を階段からの転落事故で亡くすという出来事があったが、当時、辻井も路子の自宅の近所に住んでいたのだった。

「沈黙は罪」
里矢子は、藪原法律事務所の事務員・サキから、自宅の近くの古池から主婦の溺死体が発見された事件で、現場周辺で知り合いの広瀬亀代が、汚れた和服を着たまま歩いているのを目撃したことを告げられ、警察に通報すべきかどうか逡巡している胸中を明かされた。ほどなく、別の目撃者からの通報によって、亀代は警察から事情聴取を受ける。亀代の息子・俊男からの依頼を受けて、里矢子は亀代と面会するが、亀代は被害者が古池に落ちたとき助けも呼ばず逃げた、と告げる。

「相続欠格の秘密」
藪原法律事務所で調査の手伝いをしている志朗は、藪原に急逝した資産家・春日の遺産相続をめぐる事情を明かした。春日の息子・俊一の妻である三千代は、夫の事故死以後、身体の不自由な義父の世話をずっと続けていたが、春日が遺言書を作らなかったため、遺産はひとりだけいる甥の市村が全て相続して、三千代には一銭も入らない。ところが、この市村が、遺産が遠からず入ってくる旨の話をしていたと、俊一の元同僚の新堂が告げたのだった。

「証言拒否」
里矢子が今回受け持ったのは、被告を内縁の妻である岩間貞子とする資産家の殺人未遂事件。当初、貞子と被害者の弟・信也の証言によって、現場から逃げていく若い男に焦点が絞られたが、その後の被害者の証言によって、逆に貞子に疑惑がかけられたのだった。貞子は信也が逃げる人影に人名らしきことを口にしたと里矢子に打ち明けたが、信也は法廷で、里矢子の尋問に証言拒否で応対する。

「被疑者へのバラ」
藪原のもとへ依頼に訪れたのは大学生の新見暁で、強盗殺人の容疑で逮捕された父親の宗一を救いたい、という。藪原は里矢子にこの事件を回すが、物証も目撃証言も揃っており、また当の宗一も里矢子に失望を露わにして、弁護活動の困難さを予想させた。新見家を訪れた里矢子は、妻の雅代の不審な行動を目の当りにして……。
星の証言―弁護士 朝吹里矢子 (角川文庫 (5889))Amazon書評・レビュー:星の証言―弁護士 朝吹里矢子 (角川文庫 (5889))より
4041445116
No.1:
(3pt)

ドラマの原作

なので買ってみました
短編なんで読みやすかった印象です
夏樹さんの小説は初めてでした
星の証言―弁護士 朝吹里矢子 (角川文庫 (5889))Amazon書評・レビュー:星の証言―弁護士 朝吹里矢子 (角川文庫 (5889))より
4041445116

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!