■スポンサードリンク
パラドックス13
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
パラドックス13の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全291件 101~120 6/15ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
え、このパラドックス13は理論的におかしい? 理系としては認めるわけにはいかない? そんなことを言い出してはいけません。 いぃんです!(カビラジェイ風(古い?)) パニックサスペンス?になるのでしょうか。 極限状態で人間がどういう心理状態になるか、を描いているんだと思います。 正論やルールが役に立つように見えて、最後には人間は感情で動いてしまう。 それが良いわけでも悪いわけでもない。 とても面白かったです。 東野圭吾は本物ですなぁ。 「屋上ミサイル(伊坂幸太郎のバッタモン)」の後だったので、偽者との違いが際立ちました(核爆)。 星五つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野さんの作品のなかで、 正直一番ガッカリ。 どうみても、「漂流教室」まんまなんですけど・・・。 この小説を読むと、「漂流教室」の素晴らしさがむしろ思い出されます。 パラドックス13というタイトルと なんだか意味ありげな表紙はいいのに。 期待はずれです。 どうしても「漂流教室」の良さを思い出しますが 未知の生物と戦う子供の 感動、スリル、恐怖もない。 教室ごと消えてしまう驚きもない。 冒頭で発狂してしまう、先生の恐怖もない。 ラストの感動もない。 パラドックス13では、 大人が登場人物であるのに 大人ならではの残酷性がない。 大人でしか描けない恐怖を楽しみに?したのにそれもない。 異常な状況で、発狂することなく 理性をたもったまま、 いい大人のままで終わるなんて、 リアリティがなさすぎます。 良かった点としてあげるなら さすがに文章力は素晴らしい。 分かりにくいとこもなかったです。 全体的に残酷さをひかえて書いてあります。 しかし、お兄ちゃんには せめてラストでもっと、人間らしく みだれて欲しかった。 好きな人相手にしてあんなに冷静な人は嫌です。 イヴ発想は、嫌悪感はありますが、 東野さんの考え方が現れてるようで 私は感動しました。変な意味ではなくて なんて合理的なんだろう、と。 しかし他の感想にもあったように 少ないメスをオスが取り合い、 オスの殺し合いになるのが自然かも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は映画化が前提なのでしょうか?読んでいて映像がやたら浮かびます。東野作品にしては最後が予想通りにはがっかりしました。ただ流石は東野らしく最後までハラハラし通しでした。また殺人もないので(東野の作品の殺人はいつも無理があると感じています)違和感はありません。ただやたら人は死にますが・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一種のパニック映画みたいな話である。ミステリーの要素は薄くあるが そこは本題ではない。 後半、パラドックス13の解説があるが、たぶん詳しい人にとってみたら ありふれた話だと思うし、物理学?に疎い自分から見たらおぼろげになんとなく わかったって感じだった。 それよりもこの話は人間ドラマだと思う。主人公格の兄が途中で生き残りの メンバーの前で、ここには法律もなにもない。自分達で善悪を決めるんだって 言っていたのがとても印象に残った。 途中でヤクザの人間をメンバーに加えるかどうかを判断する時に 少しネタバレになるが、まえの世界では一般通念上「ヤクザ」というのは アウトローで、建前上は法律違反の存在だが、自分達以外は生き残りがほぼいない 社会が崩壊したもう一つの世界ではそんなものは関係ないとなる。 もしかしたら、ヤクザの方が力があって、身内になら仲間思いだしピンチの時には 頼りになるのかもしれない。 法律も文明も崩壊した世界では、基準なんてなにもないのだ。 全部自分の頭で考えて決めなきゃいけない。この考えには舌を巻いた。 「生きる」というシンプルな問いに対する答えはいつだって単純なんだと 思い知らされた。 東野圭吾の小説を読むといつだって必ず人の、いや社会の表と裏が丹念に 書いてある。それもしつこくねちっこく。 なので、読者はまたかよもうわかってるよって思っても、やっぱり見逃せない。 それは現実社会ではそう思っていても、既成事実とか当たり前の発想などに 縛られてしばい、人間が本来持ってる。邪悪さとか矮小さを忘れてしまう。 それを東野圭吾は、この一種のパニック状態を作りだすことによって 集団心理の脆さ人の弱さが、じんわりと、しかしほどよく押しつけがましくなく でてきて、好感を持った。 この人間達の自然に出てくる追い詰められた時の浅ましさを見て イライラしながらも、これが人なんだなと思った。 トリックは今イチだったけど、おもしろかった。また読みたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野さんの本は全部購入していいますが初期の頃の本がらしいですネ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野作品に魅せられて、過去の色々な作品を 読み漁っているところです。 この作品は正直読んで後悔しました…。 荒廃した東京の街の描写がダラダラと 続き、読んでいて疲れました。 中でも気になったのは生後数ヶ月の 赤ちゃんが、母親(母乳)無しの環境で 生きていけるのが不思議でなりませんでした。 哺乳瓶の消毒や、粉ミルクの調乳、確保、 (一日に何度も必要です)オムツだって かなりの枚数が必要なはず…。 それら全てをリュックに詰めて移動していた なんて現実味が無さ過ぎです。 自分が乳児の育児中なので、どうしても 気になってしまい、内容に入り込めず、 残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾さんによるSF色の強い作品。 P13現象という宇宙やら数学やら??難しい理論が出るのかと思いきや殆ど出ません。 むしろ東京から人が殆どいなくなったらどうなるのか? 大災害が連続してどれだけ都市が耐えることが出来るのか? 仮にしたシュミレーションを元にした状況下でどうやって生き残っていくのかを 表現している作品だと思います。 ただトリックだのあっと驚くオチだの多くの東野作品とは違う面が多いです。 (舞台の設定上仕方ないのでしょうけど) 避難する→限界が訪れる→避難するの繰り返しが多く・・またかよと思うかも。 ちょっとダラダラと長いと感じることもあるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
極限状態の人間の心理・行動などをシンプルに鋭く描いた 新藤兼人監督の映画『人間』。 沈没しようとする船の中、一縷の望みを捨てずに 懸命に生きていく人々を描いた名画『ポセイドン・アドベンチャー』。 あるいは『キューブ』などを連想しました。 本書を読んで確かに都会は災害には極端に弱いかもと、 改めて思いました。 今までの東野さんの本とは趣向の異なった壮大なスケール だったけど、読み応えじゅうぶんでうまくまとめきったなと 思いました。 それにしても東野さんは「誠哉」のような合理的で頭の切れる 人物を描くのがホントに上手だなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素直に楽しめる感じですね。東野圭吾さんのミステリーを好む方は、厳しい評価をしそうな作品ですが、東野圭吾さん自身の幅の広い視野・スケール感をいろんな作品から感じる方は、とても楽しめる作風かと思います。これを実写化したら、どれほどの莫大な費用がかかるのだろうかとまで感じます。それを小説の中で、想像の中で、脳内で大きな感覚を持って楽しめる、そんな作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一言で言うとなんかサバイバルなストーリー。 そんな中で登場人物たちは運命にテストを受けていたのだろうか。 何か心に響いた一節があった。 「私は今、どうにかこうにかここまで来た。年寄り体力がないうえに怪我をしている。それなのに来られた。理由はほかでもない。皆さんのおかげだ。体を支えてもらったり、手を貸してもらったりしなければ、到底無理だった。それで思うんだよ。真の老人福祉とは、手すりをつけたりバリアフリーにすることではないとね。足腰の弱った老人に必要なのはそんなものではなく、手を貸してくれる人なんだよ。それが家族であれば理想的だ。近所の人でもいい。ところが国は家族がばらばらに生きていかざるをえないような国づくりをしてしまった。他人と関わりを持たないほうが得をする世の中にしてしまった。その結果、一人で生きていかねばならない老人が増えたわけだが、その自体を国は文明の利器で対応しようとした。で、老人はそれらに頼り、一人でも生きていけると錯覚する。私も錯覚していた一人だ」 現状の老人福祉政策の破綻が目の前と言うか既に破綻している現状を考えると根本的に間違ってたんだろうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
うーん、ちょっとエンディングは納得出来ない。あっさりしすぎというか、 どんでん返し的な感覚がないなと思った。ストーリーの続きが戻ったあともあるのかと期待したが、 ありませんでした。現象の解明に向けて生き残った人々が活躍するなどの展開が待っているかと 思いましたが、肩透かしということで、星4つ。 主旨は他のレビュアーが述べているように、心理描写ですね。 P-13現象で突然消えてしまった人たちはどこへ? 分断されたとすると、消えた人たちはその人々 だけが宇宙空間に浮いているのでしょうか? 草木や建物・土がなくなったんだもんね、、 なんて考えるのは私だけか、、 そっちの世界も出てくるかと思ったけど出て来ません。で、時間的に消えた瞬間に戻っていく。 別世界で過ごした時間はどこ行ってしまったのでしょうか? せっかく消えたものと消えないものの違いが理屈っぽいのに、戻るのが理屈っぽくない。 そのあたりが他の作品と違うのかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
P−13現象という特殊な自然現象によって、異世界に飛ばされた13人、そこでは、これまでの常識は通用せず、世界が変われば善悪も変わるという、哲学的なモノの見方が含まれた話だね。個人的には、これまで読んだ東野作品のなかでも上位にはいる面白さだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー作家のイメージの強い氏の珍しいSFパニックもの。相変わらず一気に読ませるリーダビリティだが、ハードカバー500ページほどもあるボリュームの割には、スケールが小さい。13現象の謎設定は魅力的だが、ストーリーの大半は主人公達の決死のサバイバル逃避行に重点が置かれ、ハリウッド映画とかで何かよく見る展開だなあ・・・という印象になってしまう。今回も東野氏なので、ラストでも話の辻褄が合って納得できるオチとはなっているですが、これだけの長編SFでこのオチでは物足りないとうのが正直なところ。今作も標準以上の出来で読んでいる間は楽しめるが、読んだ後強烈な印象が残らない。そこそこ面白いB級ハリウッド映画を見た後みたいだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
所轄の刑事である久我冬樹は、犯人の車に必死にしがみついていた。 兄である本庁の兄が銃で撃たれ、自身も撃たれたと思った瞬間……自身の周りの人間が消えた。 東京から自身を含むわずかな人間を残して、生物が消えた。ライフラインは寸断され、異常気象が襲う。東京に、自分たちに何が起こったのか。 ミステリ作家・東野圭吾さんが描くSF作品、「P-13現象」によって、生物が居なくなってしまった東京での少人数のサバイバルを描いている。 東野圭吾さんは多彩なミステリを書き、その中でSFテイストなミステリもあるが、この作品はSFテイストでなく、まっとうなきSF。 3月13日13時13分からの13秒間に「宇宙全体が移動する」という現象が起きるということが分かり、普通に暮らす者には知らされない。 破壊されていく東京でモラル、善悪とは何かを問いつつ、読み始めたら止まらない「当たり」の東野圭吾作品。 ラストが弱いという意見もあるが、どんでん返しが目的の作品とは思えないので、生き残った人たちのラストとして充分じゃないかなぁ。個人的には好きな作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もし自分がこのメンバーだったとしたら…怖い。 そうじゃなくても東日本大震災でもこんなような 感じだったのだろうかとあまり人事では済まない気持ちで読んだ。 この状況での仲間意識や行動力、 統率などを考えるといつでも冷静な判断ができる久我兄はすごい人だと思う。 彼がいなかったらここまで残らなかっただろうな。 だからこそ彼の最期はせつなかった。 怖かったけど、面白くてあっという間に読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
がっかりです。内容がないです。 人が生き残った後のストーリーのなさといったらありません。 東野圭吾といえばなんといってもストーリーの展開に脱帽、というのが今までのパターンでしたが、この作品は内容がなさすぎです。 これをお薦めするする人の気が知れません。まあ、蓼食うものも好き好きという言葉があるのもこれで納得ですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出だしは、なんだか難しそうで「このままの状態でこの厚さ、挫折しそう」と思っていましたが 異次元空間へ舞台が変わってからは、さくさくと読み進められました。 理由はどうであれ、生き残った人間が更に生き延びるためにどのような行動を取るか、 人間観察ドラマとして大変面白かったです。 ただ、これでもか!といわんばかりに天変地異がおき、その描写が結構キツイ。 東北大震災があった今年は、水におぼれていく東京も絵空事とは思えず、リアルな怖さを感じます。 ラスト、希望があってよかったですがあえての全滅でも面白かったんじゃないかと思いました。 小説ですもんね、一人残った彼がどちらにもいけず漂う・・・みたいなラストもありかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても、面白かった。登場人物の中で、前世でも、死す、paradox13nの世界でも、死すのは可哀相だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
''私は著者である東野圭吾氏のファンであり、その流れで本書も手に取りました。 ある共通点を持った人々がパラレルワールドに迷い込む。何となくどこかで見たような設定で、それを著者はどう料理していくのか、というのが最も気になる部分でした。私が感じる著者の魅力のひとつに「わかりやすい言葉で丁寧に、そして緻密に」という要素があるのですが、本書ではその「魅力」が裏目に出てしまったのかな、と思います。「整合性の取れるSFモノ」という意識を強く感じ(もちろん突飛な理論ではあるのですが)、「どこかで見たような設定」を突き抜けることなくエピローグを迎える…そんなイメージでした。 ただ、著者にしてみればむしろそういった「ありきたり」とも言える設定よりも、「いずれ訪れるであろう破滅に向かい合った時、感情より整合性を優先できるのか」といった部分をメインにしているのだと思います。いわゆる群像劇。登場人物にはそれぞれ個性があり、「この登場人物は役者の○×がやったら良いのかな」とか「●△はアイドルの…」みたいに当てはめて考えるような話です。個人的には「映画化まで視野に入れた話っぽいな」という印象を受けましたが、そういう動きがあるのか、気になる所です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
13秒の時空のずれに起因し、 異次元に行く人々。 元に戻ったときに,亡くなった人と,生き延びた人。 東野圭吾らしい,時空をめぐる手品のような作品。 人間の思いを中心に結末へ向かう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!