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パラドックス13
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パラドックス13の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全291件 261~280 14/15ページ
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東野作品って毎回よくこれだけテーマを変えられるものだなぁ、と感心してしまいます。 今回は特に映像化されるのが早いのでは?と思ってしまう程、自分の勝手な想像で配役が浮か んできました。 冬樹役に妻夫木聡さん 誠哉役に仲村トオルさんはいかがでしょうか? 読者としてはラストをもう少し・・・。←是非、読んでみてください。 今秋、映画化される『さまよう刃』も楽しみです。 | ||||
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気がついたら、世界中から自分以外の人間が消えていた−−−。 さいとう・たかをの「サバイバル」、望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」に代表される、いわゆる「世界の終わり」モノである。 東野圭吾の、いつもながらの流れる文章は流石としかいいようがない。ハードカバーで500ページ近くあるこの分厚い本を、映画一本見るくらいの労力で読み終わらせる(いや時間はもっとかかったのだけれど)。これはもう技術である。 「終わり」モノにありがちな、極限まで追いつめられた精神状態というのはことさらには強調されていない。それゆえなのか、ただ崩れゆく世界に対する恐怖感が、まるで直に触れているかのように、リアルに伝わってくる。月並みな表現だが、まるであちらの世界にいるかのような感覚に陥って、少し酔った。 存在しない世界を作り上げるのが小説だとしたら、これはほんとうに小説だ。 | ||||
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話は面白いです。 確かに、読みながら過去のいろんな映画や小説が頭をよぎる。 それでも、ある人物に人の生死について語らせた辺りまでは、読み手に問いかける側面もあり良かったと思う。 しかしその後の展開が、最終局面に行き着くまで、基本「自然の猛威→脱出」の繰り返しなので、不謹慎だがちょっと飽きる。 ここのエピソードを、もう少し削った方が緊張感が継続したのではないだろうか? 「パラドックス」の意味だが、なまじ聞いたことがある(だが意味は分からない)単語が散りばめられているので一応咀嚼してみたが…、もちろんトンデモなんですよね? 当方ガチガチの文系人間ゆえ、理系の方、どこまでがあり得ることなのか(理論上は、ですが)、解説して頂きたいものです(笑)。 | ||||
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P-13現象により、人々は一瞬にして忽然と姿を消す。 繰り返される大地震と異常気象も相まって、人間の文明は完全に壊滅する。 混沌に満ちた廃墟でサバイバルを強いられるわずかな生存者達。 既存の価値観が一切通用しなくなった世界で、 次々に迫りくる絶望的な現実と、次々に迫られる究極の選択。 極限的な状況の中で、合理と感情の葛藤が描かれたパニックストーリー。 崩壊していく世界の中で芽生えていく恐怖や不安。 エゴや欲望で自分を見失う者、絶望や悲しみに打ちひしがれる者。 それでも必死に生き抜くための卓越した合理性。 さらにそれを超越するような生存者達の絆。 合理性を軸にしながら感情というスパイスで人間模様を描いていくところは さすが東野圭吾!という感じで面白く読み進められる。 ただ、展開が速い割に同じような展開が多く、意外性もあまり感じられなかったため、 動的なパニックストーリーの割には、静的な印象を受けた。 P-13現象の数学的・物理的説明も、特に目新しさは感じられず、 数学や物理のファンにとっては物足りない感じがすると思う。 帯の煽りから期待した内容と実際の小説の内容にもかなりの食い違いがあった。 数学的などという言葉は不適当だろう。 期待が大きかった分、肩すかし感は否めない。 単純にパニックサバイバルストーリーとして楽しめばいいと思う。 | ||||
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P-13現象により、人々は一瞬にして忽然と姿を消す。 繰り返される大地震と異常気象も相まって、人間の文明は完全に壊滅する。 混沌に満ちた廃墟でサバイバルを強いられるわずかな生存者達。 既存の価値観が一切通用しなくなった世界で、 次々に迫りくる絶望的な現実と、次々に迫られる究極の選択。 極限的な状況の中で、合理と感情の葛藤が描かれたパニックストーリー。 崩壊していく世界の中で芽生えていく恐怖や不安。 エゴや欲望で自分を見失う者、絶望や悲しみに打ちひしがれる者。 それでも必死に生き抜くための卓越した合理性。 さらにそれを超越するような生存者達の絆。 合理性を軸にしながら感情というスパイスで人間模様を描いていくところは さすが東野圭吾!という感じで面白く読み進められる。 ただ、展開が速い割に同じような展開が多く、意外性もあまり感じられなかったため、 動的なパニックストーリーの割には、静的な印象を受けた。 P-13現象の数学的・物理的説明も、特に目新しさは感じられず、 数学や物理のファンにとっては物足りない感じがすると思う。 帯の煽りから期待した内容と実際の小説の内容にもかなりの食い違いがあった。 数学的などという言葉は不適当だろう。 期待が大きかった分、肩すかし感は否めない。 単純にパニックサバイバルストーリーとして楽しめばいいと思う。 | ||||
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話は面白いです。確かに、読みながら過去のいろんな映画や小説が頭をよぎる。それでも、ある人物に人の生死について語らせた辺りまでは、読み手に問いかける側面もあり良かったと思う。しかしその後の展開が、最終局面に行き着くまで、基本「自然の猛威→脱出」の繰り返しなので、不謹慎だがちょっと飽きる。ここのエピソードを、もう少し削った方が緊張感が継続したのではないだろうか?「パラドックス」の意味だが、なまじ聞いたことがある(だが意味は分からない)単語が散りばめられているので一応咀嚼してみたが…、もちろんトンデモなんですよね?当方ガチガチの文系人間ゆえ、理系の方、どこまでがあり得ることなのか(理論上は、ですが)、解説して頂きたいものです(笑)。 | ||||
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「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」と著者が書いている(書店のPOPにも)ように、あまりに固定観念にこだわったり、タテマエと本音を使い分けて本来の問題に目をつぶりがちな現代の風潮に対する著者の警告ではないでしょうか? 恐らく人気絶頂時の著者なればこそ出版にこぎつけた話題作となりますが、無名の小説家が書いた作品だとしたら、3流SF小説だと罵倒する輩がいっぱい出てくると思います。 現代の文明社会に慣れきり、平和ボケの日本人にこそ読んで欲しい本ですね。 | ||||
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始まって150頁あたりまで「どこかで見た」設定に 「このまま行くのか?」不安でしたが、150頁を過ぎると だんだん東野テイストが出てきて最後まで面白く読めました。 おそらく、特別なSFファンでなくとも 最近の洋画を見てる人には(特定の作品をさす意味ではなく) 「アレと似ている」と各々が思う事でしょう。 非常時における、差し迫った選択をしなければならない人々。 この葛藤描写がやはり「東野作品」だなと思いました。 「非常時における選択」は読んでても人事ではなく 「もしも自分だったら?」と、もう一人の登場人物のつもりで 読んでしまいます。 後味は悪くありません。このラストは好きです。 | ||||
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始まって150頁あたりまで「どこかで見た」設定に 「このまま行くのか?」不安でしたが、150頁を過ぎると だんだん東野テイストが出てきて最後まで面白く読めました。 おそらく、特別なSFファンでなくとも 最近の洋画を見てる人には(特定の作品をさす意味ではなく) 「アレと似ている」と各々が思う事でしょう。 非常時における、差し迫った選択をしなければならない人々。 この葛藤描写がやはり「東野作品」だなと思いました。 「非常時における選択」は読んでても人事ではなく 「もしも自分だったら?」と、もう一人の登場人物のつもりで 読んでしまいます。 後味は悪くありません。このラストは好きです。 | ||||
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「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」と著者が書いている(書店のPOPにも)ように、あまりに固定観念にこだわったり、タテマエと本音を使い分けて本来の問題に目をつぶりがちな現代の風潮に対する著者の警告ではないでしょうか? 恐らく人気絶頂時の著者なればこそ出版にこぎつけた話題作となりますが、無名の小説家が書いた作品だとしたら、3流SF小説だと罵倒する輩がいっぱい出てくると思います。 現代の文明社会に慣れきり、平和ボケの日本人にこそ読んで欲しい本ですね。 | ||||
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どういう理由で登場人物達がそういった状況に置かれたのかというよりは、そういった状況で人はどう考え、どう行動するのかということを描いた作品だと思います。しかしながら当然リーダビリティの核になるのは「理由」の部分。ここはミステリ仕立てになってラスト近くに真相が明かされますが、どうもわかったようなわからなかったような・・・少なくともこの小説、SFに分類すべきではないでしょう。 カタストロフの描写や極限状況における人々の心理や行動も類型的で、「どこかで観たか読んだ」感が最後までつきまといました。「漂流教室」「ファイナル・ディスティネーション」「ドラゴンヘッド」、さらに重大なネタバレになるのでタイトルは控えますが某有名ホラーサスペンス映画等、いろいろな作品のテイストを感じることができますがどうも全体的に浅い。例えば「いままでの地位や上下関係が消し飛んでしまう」ために部下が上司に悪態をつく場面がありますが、「漂流教室」の給食のおじさん・関谷のすさまじい豹変ぶりこそが人間の本質を突いていたのではないかと改めて思ってしまいました。 当然の如く一気読みしましたし、さすがに星1個ということはないと思います。でも、「東野基準」でなく一般的にみてもこの小説に星3個(平均点)は付け難い。よって2つの評価とさせていただきました。 | ||||
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どういう理由で登場人物達がそういった状況に置かれたのかというよりは、そういった状況で人はどう考え、どう行動するのかということを描いた作品だと思います。しかしながら当然リーダビリティの核になるのは「理由」の部分。ここはミステリ仕立てになってラスト近くに真相が明かされますが、どうもわかったようなわからなかったような・・・少なくともこの小説、SFに分類すべきではないでしょう。 カタストロフの描写や極限状況における人々の心理や行動も類型的で、「どこかで観たか読んだ」感が最後までつきまといました。「漂流教室」「ファイナル・ディスティネーション」「ドラゴンヘッド」、さらに重大なネタバレになるのでタイトルは控えますが某有名ホラーサスペンス映画等、いろいろな作品のテイストを感じることができますがどうも全体的に浅い。例えば「いままでの地位や上下関係が消し飛んでしまう」ために部下が上司に悪態をつく場面がありますが、「漂流教室」の給食のおじさん・関谷のすさまじい豹変ぶりこそが人間の本質を突いていたのではないかと改めて思ってしまいました。 当然の如く一気読みしましたし、さすがに星1個ということはないと思います。でも、「東野基準」でなく一般的にみてもこの小説に星3個(平均点)は付け難い。よって2つの評価とさせていただきました。 | ||||
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パラドックス(矛盾した世界)に生きる人の価値観やルールが変わるという作品世界の設定は、恐らくスティーブン・R・コビーの「7つの習慣」(1996年初版の自己啓発書)からヒントを得ているのでしょう。 重厚な小説テーマと成り得る興味深い設定で期待して読みましたが、映像化し易いエンタメ系小説として佳作の域である一方、「秘密」「白夜行」「片想い」には遠く及ばないと感じました。 仮に小説を余り読まない人や文学文学した小説が苦手な方が現実を離れた小説世界を楽しみたいという条件なら、十分お薦めできると思います。 | ||||
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東野作品でミステリーかと思いきや、パニック小説。 理系東野ということもあり、P-13現象そのものは、少し難解さも伴うが、ストーリーはどんどん引き込まれる。最後あたりを読んでいたら、見事に電車を乗り過ごしてしまいました。 確実に映像化される作品。スケールとしては、映画になるのかな。 それよりも、ところどころに出てくる哲学的な問い。「片想い」のときにも感じたけれど、今当たり前だと思っていることが崩れたときに、何をよりどころにするのか、正解はないけど、正解を出さなければならないという極限状態。何をよりどころにするんだろうという、なんとなく哲学的な内容を読みながら感じました。深読みの部分もありますが。 もう1歩、それぞれの内面の描写が書かれていたら、さらにひきこまれたかなと思い★4つ。 | ||||
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東野作品でミステリーかと思いきや、パニック小説。 理系東野ということもあり、P-13現象そのものは、少し難解さも伴うが、ストーリーはどんどん引き込まれる。最後あたりを読んでいたら、見事に電車を乗り過ごしてしまいました。 確実に映像化される作品。スケールとしては、映画になるのかな。 それよりも、ところどころに出てくる哲学的な問い。「片想い」のときにも感じたけれど、今当たり前だと思っていることが崩れたときに、何をよりどころにするのか、正解はないけど、正解を出さなければならないという極限状態。何をよりどころにするんだろうという、なんとなく哲学的な内容を読みながら感じました。深読みの部分もありますが。 もう1歩、それぞれの内面の描写が書かれていたら、さらにひきこまれたかなと思い★4つ。 | ||||
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読みながらどんどん思考の中で映像化されていく印象があった。 映画化されたときを想定されて執筆されているのではないかと思うほどだった。 昔あった「スティーブン・キングのランゴリアーズ [DVD]」という映画を思い出した。題材はよく似ている。 生きるための執念、または死ぬこと、殺すことは絶対悪なのかと、ときおり強烈なメッセージがなげかけられるが、重たすぎず、考えさせられながらも最後まで読み切ってしまう。そんな本だった。 | ||||
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1度読むと次へ次へと、ページが進みます。 あれっもうこんなに読んじゃった?って位、勢いよく読める作品でした。 とても感情移入できて、自分もその場面にいるような気持ちになります。 ハラハラドキドキ、読み終わりは気持ちいいです。 「P−13」なる現象も、分かりやすく文中に説明してあり分かりやすかったです。 とても満足したので星5つです!! | ||||
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作品世界の属性が36ページ目で予測でき、「当たらないでくれ」と思った予想が着々と実現し、予定調和的なラストに至った。意外性を重視する訳ではないが、ひねりがなさ過ぎ。「売れるだろうな」とは思うが、SFとしてもパニック物としても不完全燃焼。 追記: 私は、この作品で東野圭吾を見限りました。文庫版の被害者が出ないことを祈ります。 | ||||
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パラドックス13という題名も違和感があったが、内容も読んでびっくりのSF小説。いままでのセンチメンタル・メロドラマから離れて、人類は!?地球は!?と、ハラハラさせる緊迫のサバイバルが描かれる。東野圭吾の新境地で、この人の筆力があれば、こんな小説も他愛もないものだろう。おそらく色々と批判もあるかと思うが、楽しめたんだから大目に見てあげてほしい。GWの飛行機や新幹線の中で読むには最適。もし映画化される場合は、太一役にはガリガリガリクソンを配役して欲しい。 | ||||
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著者初めてのパニック小説といってよいかと思います。不条理な状況の中で人はどう行動するのか。初期の作品である『天空の蜂』を想起させる、SF仕立てのシリアスな作品です。詳しくは書けませんが、梅図かずおの『漂流教室』や昔の映画『ポセイドン・アドベンチャー』を思い出してしまいました。困難にめげずに常に生き残るために最善の努力を惜しまないものだけが、絶望的な状況から抜け出せるってところがとてもよく似ています。本来は重苦しいテーマですし、ちょっとくどいなと感じる部分もありますが、それでも一気に読ませるところはさすがは東野圭吾といったところでしょうか。読み終わったときには、結末に多少の違和感はありましたが、よく考えるとこれでいいのだろうなと今は納得してます。 | ||||
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