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夢のなかの夢
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【この小説が収録されている参考書籍】
夢のなかの夢
夢のなかの夢
夢のなかの夢 (岩波文庫)

夢のなかの夢の評価: 4.09/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.09pt
Created with Highcharts 5.0.101件9.09%1件9.09%1件9.09%1件9.09%7件63.64%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

夢のなかの夢にこそその人の真実があるのかも

そもそも全20人 (うち1人は架空の人物) 100ページあまりの作品なので、読後それこそ一夜の不思議な夢の集合体ような印象です。
もちろん、タブッキならではの魅力的な表現は随所に出てきます。

《どこまでお連れしたらいいんで? と御者が訊ねた。夢の終点まで連れていってもらえませんか、とペソアは応えた。》

《満足気に足を組もうとして、膝小僧がむきだしなのに気づいた、セーラー・ズボンをはいていたのだ。自分が少年になっていることに気がついて、かれはとても上機嫌だった、南アフリカを旅する少年なんてすてきだな。》
(以上「詩人にして変装(なりすまし)の人、フェルナンド・ペソアの夢」)

《いいわ、とフロイト博士は言った。あなたにいいことを教えてあげる。わたしね、今日はある女性の患者の姿を借りてみることにしたの。それでこんな格好をしているの。わたしドーラよ。》
(「他人の夢の解釈者、ジークムント・フロイト博士の夢」)

どの「夢」も、ひろくゆったりとした行間隔で4ページから6ページくらい。短編とも呼べない掌編集となっています。肩の凝らない、しかし不思議な魅力をもった作品です。
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.7:
(5pt)

きわめつきはフロイトの夢

タブッキ好みの作家や詩人や革命家(なぜかみな男性)が見たかもしれない夢が20篇。
何年何月何日、彼はこういう夢を見ました。夢を見たことは事実として提示されている。有無を言わせないところがいい。多くは、夢を見たあとに、過去の自分を悔いたり(でももう手遅れ)、直近の未来に決定的な出来事が待ち構えていたりする。
ランボーは、切断された自分の片脚を抱えながら、セクシュアルな体験をする。アンジョリエーリは、シエナの大聖堂で猫になっている自分を発見し、スティーヴンソンは、気がつくと天翔ける帆船に乗っている。ロートレックは、女性たちに囲まれて、背が瞬間的に伸びるのを経験する(確かに、彼に見せてあげたいような夢だ)。……そして最後の最後は夢判断の、あのフロイト。まさか彼がドーラになるとは。
どの夢も、なぜかとてもリアルに感じられる。そのリアルさに、驚きを通り越して感動すら覚える。
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.6:
(4pt)

何となく読み流してまったりしたひと時を過ごしました。

青土社の1994年刊行の本を2013年に岩波書店から文庫化した本だそうです。短編集ということで読みやすいかなと思って購入しました。タブッキは初めてだったのですがカバーの絵(ピエール・ビュヴィス・ド・シャバンヌの「夢」)の昏く夢幻な感じが妙にマッチしていて、何かインスパイアされるものがあるような感じを受けました。変なたとえかもしれませんがスコッチウイスキーをピスタチオやスモークチーズをつまみに飲んでいて、オレンジ風味のビターチョコレートがいきなり出てきて、それが妙にしっくりきたといった感じです。
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.5:
(5pt)

夢のまた夢

有名な芸術家、著述家たちの夢を創り出し物語にした作品集。それぞれの人となりを現すように創作された夢の話は、想像の世界ではあっても、ビビッドに描写されていて、とても楽しめる作品になっている。久々に良い作品に出合いました。
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.4:
(5pt)

期待以上の読後感

タブッキは何となく敬遠してきた作家だったが、この本は面白かった。
ほぼ実在する人物の見たであろう夢に、逞しく想像を廻らし、如何にも成る程と感じさせられた。
タブッキの他の書も読みたくさせる一冊だった。
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.3:
(5pt)

寝る前のひとときに。

タブッキは独特の作風ですが、特に、この人の夢の中まで、想像してしまう、と、言う、まるで推理小説なみの、
しかし、どこかロマンを感じさせる作品。
私は好きです。実は買い直しですが、それこそ、寝る前のひとときにいかが?
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.2:
(5pt)

物語の最後に載っている、夢を見た人たちの説明を最初に読んだ方が良いかも

夢を見た人たちの事をよく知っていたら、ああ成程な、と
思える内容だと思います。何せ夢の中という設定のせいか
生殖器に関する描写が散見されるので、人によっては苦手に感じる
と思います。個人的には受け入れられましたが・・・。
ジャコモ・レオパルディの夢がメルヘン調で美しく性描写も無く楽しく
読めたので好きな本になりました。
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614
No.1:
(5pt)

気づけば涙をこらえていた

これは詩人や作家、画家たちが「見ただろう」夢をタブッキが「物語る」本である。

ラブレー、ゴヤ、ランボー、ドビュッシー、ロルカ、
そして「詩人にして変装の人、フェルナンド・ペソア」の夢がある。

彼らそれぞれの作風に、多少なりとも触れた経験があれば尚たのしめるが、
彼らの名をひとつも知らない人こそ、読んでしかるべき物語なのかもしれない。
そこから彼らの作品へと導かれることが可能でもある、
それほどタブッキは彼らの架空の夢を「物語る」ことに成功している。

作風に触れた、とまで言えないが
ジャコモ・レオパルディの「シルヴィアへ」という詩に私は魅了された経験を持っていたので、
「詩人にして月に魅せられた男、ジャコモ・レオパルディの夢」で
まさに「シルヴィア」が登場したとき、私は涙をこらえていた。

レオパルディは夢のなかでシルヴィアに会っていた
「シルヴィア、いとしいシルヴィア、かの女の手を取りながらレオパルディは呼びかけた。
また逢えるなんて夢のようだ。でもどうして銀のからだをしているの?」
夢のなかの夢 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:夢のなかの夢 (岩波文庫)より
4003270614

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