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(短編集)
インド夜想曲
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インド夜想曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この何気ない旅行記は静かな夜更けに読むべきである。ショパンの夜想曲などを聴きながら読んでいると心は軽くなってこの著者の旅行の同行者となって、著者と同じ匂いを嗅ぎ、同じ触感を感じ、同じ視覚まで共有した気になる。名著であり名訳である。 | ||||
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どこの書評を見ても大変高評価な本ですが、自分にはそこまで響きませんでした。 序盤のサスペンス的な始まりはおもしろくなりそうな気配を感じたし、 文体からわいてくるにおいや湿度なども素晴らしく、バスの停留所にいる兄弟やスラム、 病院の迷宮のような雰囲気、くしゃくしゃになった巨大なペニスを腹の上にのせている老人など、 部分的には好みの描写も多々ありました。 しかしどうにも会話文になじめず、無機質なやり取りに感じてしまい、 頭にさっぱり入ってこず、自分には物足りませんでした。 描写は本当にすばらしいので、別の作品にも挑戦してみようと思います。 | ||||
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この小説のテーマは不眠と旅。章ごとに場面は変わっていく。 テンポ速く移りゆく。 旅による移動がストーリー展開と絡み合い、 テンポの速い印象を 与える。 日は沈む。太陽はこっそり昇り、いつの間にか 深夜に なっている。現実=昼に帰ろうとしても、 すぐに夜に引き戻されて しまうかのようだ。 インド-ポルトガル-イギリス-神秘主義。 そして インド。不思議な旅行記だ。 「僕」の旅日記であり、小説であり、 そして内省である。 | ||||
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去年インドに行くときに、 一緒に行くはずだった先輩から、 「『インド夜想曲』のDVD見ておいたほうがいいぞ。」 と言われていたのだが、結局見ないで行った。 が、この原作本は学生の時に買って持っていた。 が、なぜか今までずっと読まないままでいた。 で、昨日ふと思い出して探して読んで、驚いた。 男が一人でインドを訪れる物語なのだが、 行き先はボンベイやマドラスで、 マドラスにいたっては、 神智学協会やバスの乗り換え所も重要な舞台として出てくる。 全部、自分が訪れたところだった。 文章のそこかしこから、 自分が行ったときの雰囲気が思い出される描写が充満していた。 思わずインドで買ったタバコを出して火をつけた。 訳者はなんと、須賀敦子だった。 この人のエッセイを頼りにヴェネチアに行ったことがあったので、 けっこうこのかたと縁があったのかな・・。 最終地点はゴアだったが、 コーチンに置き換えればほぼ自分の行き先と重なる。 さっそくアマゾンでDVDを注文した。 石井光太『物乞う仏陀』(文藝春秋)でも、 最後の舞台はボンベイだったし、 なんかようやく半年経って、 インドに行ったことが記憶として実感できる気がしてきた。 | ||||
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