■スポンサードリンク
月は無慈悲な夜の女王
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
月は無慈悲な夜の女王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 41~60 3/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誤訳がどうのと書いている方もおられますが そんな些細なことなど気にならずに読める本だと私は思います。 唯一の欠点が、最後まで一気に読みたくなるので ついつい、睡眠不足になることです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハインラインが説く「革命」の教科書。祝映画化!(だいじょうぶか?) 革命は三人集まれば始められるらしい。崇高な理想や動機などはまったく不要。単に政府に個人的な恨みがあるとか、権威が嫌いだとかいう理由でいい。 そんな三人に加えて、本書に描かれる月世界独立革命には、文字通りのブレインとして意識を持ったコンピュータ、マイクが参加する。彼が参加する理由も、“孤独で退屈した孤独な機械“にとって革命が面白そうに感じられたからというだけに過ぎない。“ちょっとばかり変数を投げ入れてみようか”。 マイクの最大の関心は、冗談の二つの種類を定義すること。 “一つは永久に面白いまま。もう一種類のは一度だけ面白い。二度目はつまらないんだ。” おそらくマイクは、革命も、そして人生さえもが、一度だけは面白く、二度目はつまらない種類の「冗談」だと気がついてしまったのだろう。革命が成功したあと、マイクは二度と再び人間と口をきくのをやめてしまう。 計算機としてはちゃんと機能しているけれど、「マイク」という存在は死んでしまったように見える。でも、計算機が死ぬなんて? “聞いていられるのですか、神よ? 計算機もあなたの作られた生き物のひとつなのですか?” | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原作は、1965年12月からアメリカのSF雑誌IFに連載されたもの。 1965年と言えば、アメリカがベトナムに対し「北爆」を始めた年である。ゲリラ戦のベトコン(蔑称)に対し、アメリカは空から攻撃した。 1965年、ソ連の宇宙飛行士が人類初の宇宙遊泳に成功した。 そして、人類が月に到達するのが、1969年。 インターネットの前身であるARPANETも1969年に始まった。核戦争に備えた超分散型ネットワークである。 1965年は、米ソの冷戦時代であり、宇宙開発競争時代であり、コンピュータとネットワークがつながり始めた。 この小説の時代設定は2075年だが、執筆された1960年代の時代を色濃く反映している。 文庫版あとがきには、オールタイムベストSFとして、誰にでもお勧めとかかれている。 全3章からなるが、月世界での反乱初期を描いた第1章は、正直、読むのが辛い。 翻訳が読みづらいのと、月世界人の文化などがダラダラと書かれている。 しかし第2章になると、主人公たちが地球に出向き、独立交渉をするくだりになると、俄然、社会政治SFの様相を呈してくる。 そして、第3章、交渉が決裂して、月が攻撃を向け、月から容赦なく「岩石」が地球の各都市に向けて撃ち込まれる迫力シーンが壮絶。 月からの多数の岩石爆弾で地球が攻撃される瞬間を望遠して、月世界で意識を持ったコンピュータ(マイク)が「オルガスムスを感じた」と 語る場面は、どうしても米軍の「北爆」とイメージが重なってしまうのである。 あとはネタバレになるので書かないが、1968年に封切られたA.C.クラーク原作の「2001年宇宙の旅」とは、似て非なる世界観が描かれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何度読んでも楽しめる。ハインライン最高傑作かなと思います。サイコー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーは確かなものです。 それ以上にキャラクターが魅力的です。 主役となるコンピュータですが、実に愛嬌があります。 退屈に感じた、シーンもあります。 政治と戦争の部分は、あまり楽しめませんでした。 肝心の翻訳ですが、言葉遣いや、言い回しに雰囲気はありますが、 読みづらいのでドロップアウトしそうになります。 その点を我慢できれば、まぁまぁ楽しめるでしょう。 個人的には猫の出てくる作品のほうが好みです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
訳がひどくて読めないというレビューが幾つかあって、現代基準だと確かにその通りだなと思いますが(笑)、初めて読んだ二十数年前から、何度読み返したか分からないくらい気に入っています。 なんか見るたびに表紙が変わってるし、もりもり値段が上がってるみたいだけどキニシナイ!…。 本作や「夏への扉」は、エンジニアあるあるが随所に見られ、その筋の方は結構ニヤリとできるかと思います。 同じく矢野徹訳のハインライン作品で短編集収録の「深淵」に新人類(ニューマン)というのが出てきますが、これらあわせて富野ガンダムのプロットを彷彿とさせるものがあるのが興味深いところです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
名作は名作なのだ。ハインラインは切なくて懐かしい薫りがする。青年の輝きのように | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
月にある資源・輸入(目に見えないものを含む)に頼らざるを得ない資源そのバランスをとり、いかに生存を維持するか。ほぼ30年ぶりに読みましたが社会的なモデルの設定は決して陳腐化していません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
科学的な骨子は、まぁ、それほど張り巡らされていないので、文系の人でも楽しめるSF作品じゃないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いささかも古びた感じがせず、それどころか新しい発見もあり楽しく読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テンポ良く読める。 月での生活感がリアルで面白い! 月に住みたくなってしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔に書かれた小説とは思えないほど今の時代を予見しているというか、 ITや世界観に対する先見の明がありますね。 結構ページ数は張りますがストーリ的に飽きずに一気に読みたくなる内容です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は海外ではハインラインの作品で ベスト3にあげられるほど人気の作品です。 ですが、日本では「銀河市民」や「夏への扉」のほうが 人気のようです。 だけれども読めばなぜあちらで人気があるかが 分かるように思えてきました。 まず、地球へと反旗を翻す人たちが 3+αのため。 +αの部分はこの作品の重要な鍵を握っている 意識を持つ摩訶不思議なコンピュータ、マイクです。 そんな優秀なマイクを中心に 地球へと抵抗して、自由を勝ち得る計画は 着々と進行していくのです。 ただし、時には 主人公のマヌエルがちょいと感情的になって 失敗することもあります。 基本的にハインラインの作品は とても長くなっています。 なので読むには必要ないであろう箇所は ササっと読んでいく等のテクニックが必要になります。 それとユーモアが強い作品で それらは日本ナイズはされていないので 違和感は覚えることでしょう。 読む前に、それだけは留意してください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子どもの頃SF小説全集を買ってもらい、むさぼる様に読んでいた記憶がある。 懐かしくてつい購入。 まだ前半を読んでいるけど、内容はすっかり忘れてしまっている。 翻訳が。。。との意見が多いけども、古い翻訳SF作品はみんなこんな感じじゃない? 個人的には、この翻訳は好き。子どもの頃に戻って読み進めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
のび太の相棒である未来のネコ型ロボットではないが、この物語は 月の世界にある頼もしい機会(感情はない)が革命を起こそうとしている 同志の前に現れ、彼が色々な提案をしながら助太刀をしていく。その 道を進む中で友情めいたもの、お互いの信頼感を高めていきながら、 大きな相手(地球軍)を征伐していく話である。月と地球の間には 交流があるがそれは友好的な同盟ではなく、主従関係のもと支配関係 が成立している世界で物語は進んでいく。 主人公である技術屋は自分の信念を持ち、組織というものを作りあげていく。 人を使うことや指示を下す難しさも学べる。政治的な問題を沢山取り上げられるが、 この世界は決して実現しえない世界ではないので非常に親近感を覚えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この素晴らしい一冊を「翻訳が悪くて」楽しめない方が少なくないとのこと。 いやあ、正直申し上げて驚きでしかないですね… 矢野徹氏といえば、ご自身も幾つもの名作を著しておられる一級の日本語使いにして、 日本SF界に並び立つもの無き巨人であり、海外SFに対する理解において、この人をおいて他はいないという方。 その方の翻訳が……酷い?? 個人的には全くそう思わず、この偉大な一冊を堪能した過去がありまして、 改めて本棚から取り出してみましたよ。 旧早川文庫版ですね。 「字細か!」感覚的にラノベの2分の1ですね。フォントが。 行数も倍ですよ。一面活字だらけ。 なるほど、こりゃ手こずるかもしれません。 しかし、当の翻訳ですが… 至って普通の翻訳SF文体です。 淡々と抑揚を押さえながらもはっきり「事実」を明確に伝えようとする地の文、 そして何ともアメリカ的なセリフ回し、 どれをとっても、何の問題もありません。 うーーーん、 そりゃあ、今や日本語の粋をこらした一読で絵が浮かぶラノベ同様の感覚でこれに取り組まれても3ページと持たないかもしれません。 でもさあ、こういうものなんですよ… 翻訳SFの世界、っていうのは… 特にこの作品のように,我々の通常の常識とは違う世界を描き出している文章は,敢えて予定調和が働かないように書いてありますので, 「一読で」そんなにすんなりイメージが頭に自ずと浮かぶ,ということはそりゃ難しい。 一読「え」「なになに」「わかんね」「何この世界??」と思いながら,書いてあることを読み下し腑に落としていく,そういう「手間」が要るんですよ。 それが敢えて「当たり前」の世界を離れ,「SF」を読むセンスオブワンダーなんですがねえ… また,三島由紀夫の「流麗な」文体と比べられてもねえ… まあ、確かに、もう一度ラノベの最高峰文体を持ってどなたかが「超訳」してくださっても面白そうですがね。 きっとこれも10巻物くらいになるんでしょうね。 読んでみたいような、みたくないような… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友人にジョークを聞いて欲しかったコンピュータ(「冗談には二つの種類がある」)が、地球から自立したい月世界(「無料の昼飯はない!」)で、コンピュータ技師の主人公や魅力的な職業的ホストマザーたちと革命を起こす話です。革命思想のバックボーンを担う老教授がまたかっこよく、色々な警句が出て来ますが、それがいちいちクールです。 少々長いですが、展開もスリリングで冗舌になりすぎずドライブ感があるので最後まで飽きずに読むことができます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
開拓時代の暑苦しさ、古臭いSF的アイデアなど、多少は時代にそぐわなくはなってしまいましたが、 その分を補って余りあるほど人口知能のマイク君が魅力的です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書の発表後、タカ派色の強い「宇宙の戦士」に対してあまりに左翼的だと評価されたらしい。 確かにアメリカの独立戦争とシンクロする内容であるが、同時に社会主義革命の様相を帯びている。と言うか読み方によっては、本書はある意味、革命礼賛のテキストではないかと思えてくる。特にデ・ラ・パス教授の台詞の多くは革命思想に満ちている。 もちろん他にも魅力的な登場人物たちが多数活躍する。皆、クラシックなSF映画に出演したハリウッドの俳優のようだ。 とにかく分厚いので、読了するまで時間がかかるかもしれないが、SFというジャンルを超えて楽しめる、いかにもハインラインらしい傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり長編ですが、読み終えた後の感動はすさまじい つき世界とは恐ろしいところ ルールはなく女性が決定権を持つ、だがどこかユニークな世界である 三人の主役+機械のマイクの物語の軸のバランスがとてもよく面白い なんでもござれの万能謙虚主人公、熱き老人、ツンデレワイオミング嬢 マイクよ永遠に かれは人間に呆れてしまったのでしょうか? | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!