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さまよう刃
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さまよう刃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全340件 81~100 5/17ページ
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【ネタバレ注意】 序盤で伴崎敦也が長峰に殺されるところまでは食い入る様に読めました 伴崎敦也を殺す部分は私自身も心の中で悪魔に心を売り、『この鬼畜を殺せ!!』みたいな気持ちで夢中で読みましたが 話が進むにつれ不自然な部分が散見されていきます また、結果的に長峰が長野に足を運んだ意味も無いというところもあるという事 いや、それ以前に長峰は長野で なーんにもやっていない・・ ただ、ただ時間潰しをしただけと言う・・ で、最後の最後なんで刑事の厳重な監視下にあるカイジの傍まで近づけるのか?? 上野駅の目と鼻の先の御徒町の駅の改札を何故か難なく通過!? 『謎!!謎!!謎!!謎!!謎!!謎!!謎!!』 | ||||
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残念だが東野作品では凡作の部類だろう。文庫版で499ページあるが冗長すぎ。内容から鑑みて半分の分量でいい。割と早い段階でクライマックスを置いているのもどうだろうか。以降の展開をグダグダにさせている。長峰が本気なら複数ををターゲットにしてほしかった。もしくは思い切って「悪人」の視点からピカレスク小説にするのもありだったろう。 物語の登場人物の誰にも共感できなかった。主人公はもちろん、悪人の論理に魅かれるといったこともなかった。社会派という分類に置くとしてもストーリー展開やキャラクターに深みがない。陳腐な説教を聞かされている感じ。さらに多くがなぜか「間抜け」な行動をとる。彼らが凡人だとしてもわざわざそんなことするか?みたいなのがある。 本作では白夜行の桐原、西本に匹敵するものはいない。 | ||||
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一気に読み切った感想としては、ものすごく消化不良というか胸糞悪い感じ。 ですが、同時に「復讐」とは何なのか?「復讐」とは絶対悪なのか? 残された家族は、法の下で行きる事を「保証」された犯人をだまって見ている事しかできないのか? 自分がその家族の立場であったら…。 こういう時代だからこそ、読んでもらいたい1冊です。 | ||||
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現実の現代社会では、「仇討ち」は許されない。犯人をどう処罰するか決められるのは裁判所だけだ。 その裁判所は、かなり凶悪な事件の犯人にしか死刑判決を出さない。 しかし、殺人事件の被害者遺族の中には、「犯人を死刑にしてほしい」と願う人が多いようだ。 このギャップは、現実の社会ではなかなか解消されない。 だから、小説の中だけででも、被害者の父に仇討ちを果たさせてほしかった。こんな結末では、不満が残る。 また、小説の中に和佳子という女性が登場するが、この女性の言動が不可解だ。 「被害者の父を警察から匿うが、仇討ちはさせない」というのは、なんとも中途半端。 仇討ちに協力するか、見て見ぬふりをするか、警察に通報するかしてくれた方がスッキリする。 | ||||
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やはりそういう結末になったか…という悲しいお話の悲しい結末。 ”さまよう刃”っていうのは最終的に主人公が死んでさまようという意味だとも解釈したが、そういうダブルミーニングで東野は設定した様に思うね。 それに、主人公が恨みを晴らしちゃったら少年法とは何か?警察とは何か?法律とは何か?っていうテーマにも踏み込めないしね。 んまースッキリせんけど完成度は非常に高く、流石東野。命題的テーマを扱うと実に巧い。 しかも他作品と違ってファンタジー、もしくは科学要素が一切無く、いつ自分にも降りかかるか分からない悲劇…ってのも実にリアル。 ただ一つ欠点あげるなら、主人公の娘が呆気無く死にすぎでこれじゃ読者は感情移入できない。もっといい娘として描写して、序盤で一山超えたら殺すってのが読者を一番引き込めるパターンでしょ。ロクに台詞すらない娘と妻には、読者は感情移入できない。 | ||||
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父親の思いが身につまされる。 感情移入とでもいうのか、読んでいて体が熱くなるのを感じてしまった。 読後はやや放心状態となった。 | ||||
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これはえいがにもなったので、ないようは良く覚えている。東野圭吾の作品ではよみやすい。 | ||||
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迅速丁寧な対応また商品の説明もシッカリしていて、感謝しております。 また機会が有れば宜しくお願いします。 | ||||
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一気に読み終えました。 愛する娘の死を受け入れられずに、復習に燃える長峰の心情は、親であれば皆同じでしょう。 正義とは何か? 法律とは何か? 青少年の保護更正とは何か? 警察とは何か? 被害者とは何か? 愛とは何か? 加害者の保護者の責任は? 考えれば考えるほど混沌としてきます。 何故、作者は長峰を殺したのか・・・・?さまよった刃の行き着く先としては、あまりにもむごいと感じたのは、私だけでしょうか? | ||||
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今の邦画のようにただダラダラと進んで終わった またこの人の作品が読みたい、他にどんな著書があるんだろう、という感情が全く湧かなかった 比較するのは良くないし提起する問題も若干違うけど、別の方が書いた問題を抱えた家族や若者が題材のとある作品の方がよっぽど引き込まれたなー | ||||
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毎度の事ながら救いがないが、今回の結末からは いつもの意地の悪いセンスが感じられなかった。確かに面白く 他の作品と同じように一気に読めたのだが「少年法の在り方」 という今までの人生で何度も考えさせられた事がテーマなだけに この平凡なオチと、結末に少しガッカリした。 おそらく東野さんは小説の面白さより、少年法への疑問を読者に ぶつけたかったのでしょう。しかし、他の人も書いていたが読後に 心変わりや驚きが無かったのが一番残念な点だと思う。 であればせめて面白く、救われる話にしてほしかった。 性描写に文句言っている方は、もっと現実の事件を知るべき。 | ||||
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冒頭はどこまでも胸糞悪くなったし、終盤はどう幕を閉じるのかとハラハラさせられた。 この部分を取り上げれば非常に面白い作品だったと思うのだが、どうしても中盤のご都合主義ここに極まれりと言える雑さが無視できない。 本作に限らず東野氏の作品の多くに言えるのだが、話を無駄に長くするために主題から逸れた、とってつけたようなシナリオ、キャラクターを登場させ過ぎなのでは? そのせいで全体を通してとてもチープな印象が読後に残ってしまう。本作も短編でコンパクトにまとめれば名作になったのではないのだろうか、と勿体なく思う。 「悪意」「容疑者X」などは無駄も少なくスマートにまとまっていたと思うし、「手紙」「殺人の門」などは冗長ではあったけれど読んでいる間ずっと重たい気分にさせられた。(特に「殺人の門」を読んでいる時のストレスは凄まじかった^^;) 東野氏の他の作品に期待を込めて★3つです。 | ||||
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カバー裏にも説明がありますが、レイプ殺人の被害者の心情を描いてあります。 東野圭吾を読んだことがある人なら、もう出だしから、「ああ……これは」という前ふりです。 百ページまでは父親の心情が伝わりすぎて、このままではページが閉じられないと、一気に読みました。 舞台といい、テーマといい、昔のあの残虐な事件を下敷きにしたんだろうなと思います。 それを客観的に、時に主観的に、真正面から容赦ない描写で取り扱っています。 ラストのおまけのような種明かしは、「見事なミスリード!」と思ったけど、 ページを巻き戻ると、最初にそうとしか受け取れない書き方をしていたのでちょっとずるいなと思いました。 話の結末をどう思うかは人それぞれかもしれません。 私はそこで、☆-1としました。 | ||||
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復讐や仇討は是か非か。 本書を読むと、どうしても被害者家族の気持ちに沿ってしまいますが、 実際本当に難しい問題だなと思いながら読みました。 本当に、答えを出しずらい問題をテーマにしているだけに、 先の展開が気になり一気に読みました。 一冊の本としての結末は収められていますが、この問題に対する自分の 結論は出せそうにありません。 | ||||
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江戸時代の昔から、日本人は仇討ちという行為を良しとしてきた。 この小説は忠臣蔵ではないが現代社会における仇討ちの物語だ。 しかしそれを邪魔する大きな壁が、少年法という法律だ。 鬼畜ともケダモノとも言えるような18歳の少年、それが法によって守られてしまうという理不尽。 警察に捕まっても大事に保護され、ほんの数年で何もなかったかのような顔をして社会に出てくることは明白。 その前にこの手で殺してしまわなければならない、無残に殺された娘の仇を討たなければならない。 主人公はこう考えた。 大方の読者はおそらくこの主人公長峰の行動を支持していたんじゃないかと思う。 私もそうだった。 殺せばいいのだ、殺すしかないのだこんな奴は、そう思った。 殺してほしかった。 そして実はここに登場する刑事たちの心も同じだったのだ。 法に従わざるをえない、つまり仕事として長峰を逮捕するよりほかないのだが、心のどこかでは長峰があのガキを撃ち殺すことこそが正義ではないのかと思っていたのだ。 長峰がまだ18歳の鬼畜を撃ち殺してその後逮捕される、それこそがこの小説のハッピーエンドのはずだった。 しかしそうはならなかった。 長野のペンションの娘、和佳子のためだ。 この人物の存在が今ひとつすっきりしない。 人殺しの長峰を助けかくまう気になったのだが、なぜここまでと思うほどの行動を取る。 べつに男女の仲でもなんでもないのだ。 刑事に先を越され、一時は小諸の駅で2人は完全に別れた、はずだった。 しかしその後すぐ和佳子は高崎駅までやって来て、また長峰と再会した。 気弱になっていた長峰は、和佳子の勧めるがままに自首することを決心した。 読者としてはそれでいいのか、それしかないのか、こう思わざるをえない。 しかしその後急転直下、舞台は上野駅前に移る。 長峰が猟銃を水平に構えている。 その前には呆然とした顔をした鬼畜のガキがいる。 これでハッピーエンドだ。 しかし、引き金を引こうとしたその瞬間、またしても和佳子の叫び声で長峰の心と銃の照準が乱れた。 結局長峰は娘の敵を討てずに死に、鬼畜は生き残って保護された。 和佳子はこうなることを望んだわけではないし、刑事だって長峰を殺したかったわけじゃなかったはずだ。 でも結局こうなった。 人間は法に支配されているのだ。 こんな世界を見せてくれた作者に感謝したい。 | ||||
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正直、このようなジャンルの小説はあまり読まないので、読書中も何か「重いもの」を感じながら何とか読み終えた。 凶悪犯罪の被害者家族の目を通したこの世の非情さ・不合理さ・不公平さが描かれている。 そんな現代の世の中に暮らして居る自分もある意味で「無関心な共犯者」なのか? フィクションではあるが、かなり重い内容である。 中盤から登場人物が増えたためか、ストーリーの軸が細くなってしまったように感じた。 登場人物を絞り、さらに掘り下げて主人公の心情を濃く表現してほしかった。 | ||||
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序盤は最高に面白かった。最愛の娘がレイプされ、その父が復讐をするという話なのだが、気が付けば自分も復讐に賛成していた。人殺しを容認していたのである。しかし中盤からやや展開が遅くなり、不必要なキャラも登場するため、少し萎えた。それに結末も微妙だった。何より気になったのは、警察から逃亡している人間が携帯電話を使っているのに、場所を特定されないということだった。リアリティに欠ける。ただ、それを考慮してもこの作品は傑作だと思う。きっと読み終わった後には人殺しについての意見が変わるに違いない。法律の存在意義にも、疑問を感じることだろう。 | ||||
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次が気になり読みましたが、 正直気分は最悪。 問題提起はわかりますが 読まなければよかったと思うはじめての 東野さんの本。 普段は読んだら古本屋にだしますが、 悪いけど捨てました。 世の男性に間違った印象を与えてほしくないから。残念です。 | ||||
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いろいろと考えさせられるストーリーでした。登場人物に娘の名前が出てくるとドキッっとしますね! | ||||
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特に登場する若者に人間らしさが無さすぎます。恐ろしい事件を起こした人間でも恐怖は感じるはずだし、怖い友人のいいなりになる少年の描写も、考えや感情が浅すぎて、何か人間としてのリアリティが感じられませんでした。一方少年たちが乱暴をするシーンはリアルで不快でした。ストーリーとキャラクターの面で、底が浅く感じた作品でした。 | ||||
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