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さまよう刃
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さまよう刃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全344件 61~80 4/18ページ
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非現実的な部分は多少あるが、小説なので面白く一気に読み終えた。 | ||||
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これほど最後まで読まなければ良かったと思った物語はない。こんなにページ必要ない。冒頭は引き込まれました。 | ||||
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法律は人間の弱さを理解していなく、正義の刃と信じているものは、本当に正しい方向をむいているのだろうか。本当に悪を断ち切る力を持っているのだろうかと、現状では結論を出せない問題提起がされている。 脳科学の進歩によって脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことが解明されてきている。将来は、犯罪を犯した人間が更生できる資質があるのかどうかの判断を、脳科学を取り入れた法律を作って対処するようになるのかも知れない。 | ||||
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少年法を題材にしたとても重い話 さまざまなことを考えさせられた。正当な裁きとはなにか、遺族への救済とはどうあるべきなのか | ||||
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法律とは一体何を守るためにあるのか。 罪を犯した者が「更正できる」前提で作られたものだ。 決して被害者やその家族の為にある訳ではない。 無念を晴らす事、悲しみを取り除く為のものではない。 被害者を救うためにあるのではないのだ。 ―――そのあまりにも無残な事件に、世論だけではなく警察すらも(もちろん表立って言葉にはできないが)その復讐を止める事を躊躇ってしまう。 さらに、原因は違えど「我が子を喪った」という共通の痛みを持つ人達が様々な形で復讐を後押しする。 予想だにしなかった密告者の正体に、誰もが驚愕する。 | ||||
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日本冒険作家クラブ編のテーマ・アンソロジー『愛!』(1990年、徳間文庫)に、「悲しきダディ」という佐々木譲の短篇が収録されている。 娘が不良たちに蹂躙されて自殺してしまった父親が、復讐する話だ。 佐々木譲が短篇で書いたネタを、ここまで長い長篇として書いて、何かミステリ的に仕掛けがあるかと思えば、大したことがない。 東野作品としては、ツマラナイ部類に属する。 映画化等によってベストセラー化し、累計150万部を超えているそうだが、つまらないものはつまらんとしか言いようがない。 | ||||
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東野圭吾は卒業、手紙、白夜行に続いてこれを読みました。 白夜行と手紙がシーン毎の短編集みたいな感じだったのでこの人はこういうやり方なのかなと思って読んでみたのですが、今作品は一本のストーリーにきちんとなっていて筋が通っていてよかったです。 唯川恵も少し読むのですが小説というかフィクションはやはり怒りや情愛といった理性や理屈を超えた本能のままに行動する生き様が読んでていい意味というか悪趣味というか読み甲斐があり、この作品も娘を奪われ復習鬼と化した父親が犯人をなんとか仕留めてやろうという気概を強く感じながら読み進められました。 全体の構成はとてもシンプルで視点はしょっちゅう変わるものの時系列を追っているので混乱することもなかったですし、トリックというよりは登場人物の心象に主文がさかれているので読み返してどうこうという作業は全くありませんでした。 少年法と正義の断罪というつまるところ罰というのは被害者目線で行うべきか加害者目線で行われるべきかという難しいテーマが訴えられていますが、終わり方を察するに答えは読者にゆだねている感じを受けましたし、そこまで突っ込んだものでもないような気がします。 とにかく、カジュアルに読める一冊だったので読んでみて楽しく・・・というと語弊があるかもわかりませんが有意義な読書ができました。 | ||||
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東野圭吾が好きなので買いました。 娘を殺された父親の、犯人への憎しみと娘への愛にとても共感できます。 | ||||
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東野圭吾の小説が好きだ。 「容疑者Xの献身」でハマり、「手紙」「秘密」「悪意」「白夜行」と、読んできたが、今作は一番、嫌な作品だった。 ゴミ同然のガキが車を使って、女の子を攫って、暴行して、殺す。 そんな鬼畜としか言いようのない、バカ共によって娘を殺され、人生を狂わされた主人公、長峰。 最愛の娘を失い、生きる意味を失った長峰にある日、非通知で事件の真犯人の住所を知らせる留守電が入った。 その電話の主は分からないが、藁にもすがる思いで長峰はその電話で告げられた住所に赴く。 しかし、この電話によって、ただでさえ人生を狂わされた長峰が、拍車をかけるように混沌とした日々を生きる事になる。 犯人の家は実在した。 長峰は、何故こんな事をしたのか問いただすつもりだったが、そんな理性など犯人を目の前にすれば、敢え無く雲散霧消した。 「殺す」 殺意以外の感情が長峰の頭には浮かばなかった。 そして、一人殺した事により、もう一人の共犯者スガノカイジをも抹殺する決意をする。 そうする事が、無念の死を遂げた娘の尊厳を晴らす唯一の手段だと長峰は思った。 その後は殺した少年から聞き出した唯一の手がかりである長野県に向かい、スガノカイジを探す旅に出る。 ……こういう概要なのだが、僕はこれを読んでる時から、この作品はスッキリしない終わりかたをするだろうなと、予想していたが、ラストまで読んで、全くその通りだったので、ガックリきてしまった。 結局、主犯のバカは生き残り、何故か長峰が死ぬ。 オマケに長峰はあと少しでスガノカイジを殺せたのに、信頼していた女性の一言で、その機を逃してしまう。 ハッキリ言って、何もかもが、スッキリしない。 読み物として面白いのに、終わらせかたが良くないと感じた。 僕はこの手のゴミ以下の少年犯罪系の読み物は相応に読んできたが、いつも、いっつも読後感がクソ悪い。 なので、読まないようにしていた。 ……なんか、(世の中にはこういう残酷な現実もあるのです……)と、言わんばかりの達観したような書き手の面構えが目前に浮かんできて、ムカつくからだ。 とにかくこの手の少年犯罪を扱った読み物は全てムカつく。 犯人のガキもムカつくし、周りの騒いでる大人もムカつくし、ニュース番組で過去の事例と照らし合わせてしたり顔で語る識者もムカつく。 唯一ムカつかないのは遺族の方たちくらいだ。 俺は長峰の判断は正しいと思う。 こんなクソガキは殺した方が、地球のためだ。 なのに、「少年法で彼らは守られてる」だのなんだのグダグダグダグダどーでもいい見解を述べるオッさんらの意見は本当に聞いててクソムカつく。 世の中理屈じゃねぇんだよ。 この作品はフィクションなのに、フィクションだと感じられなかったのは、こういう被害者遺族の本を読んだりしていたからだろう。 とにかく、読み物としては好きになれなかった。 | ||||
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やんぬるかな! フーゾク行け! あま~い未来予測と希望的観測で、凶行に及ぶ。 自分に問題があるのに、自己正当化して他人に問題があると考える(自己欺瞞)輩に、正義の鉄槌を下すのは誰? いや、そもそも、正義とはなんぞや? アーミッシュの人々は、こんな理不尽なことですら許せるんだろうか? 「アーミッシュの赦し――なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)」を読もう。 すべて利己的な遺伝子のせい? 発動因子(環境)の影響も看過できない。 | ||||
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少年法?サカキバラが出版してる時点で皆無!人を殺めた人間に対して、罪よりも年齢が優先される立法が不思議。特に最近の小学生なんて情報化社会のせいか昭和世代の私たちよりも洞察力も知的レベルも高いような… さまよう〜は娘2人を持つ私に読めるかな?と不安でしたが序章から主人公にどっぷりハマり最近の祈りの〜や夢幻花よりもスッキリしました!!! | ||||
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AAAAAAAAAAAAAAA+++++++++++++++ | ||||
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東野作品の中でも好きな作品です。 東野圭吾は、長編がやっぱりいいですね。 小説もいいけど、映画も良かったです。 東野作品は短編だとテレビドラマ、長編は映画という風に映像化されることが多いですが、どっちも良かったのは少ないです。 ブルータスの心臓、パラレルワールドラブストーリー、使命と魂のリミット、流星の絆、白夜行、プラチナデータなど、小説は良くても映像化されると陳腐になる作品が多い中で、この作品はどっちもすばらしい出来でした。 他には、「容疑者Xの献身」、「麒麟の翼」、「手紙」は小説も映画も好きです。 子供を持つ親としては、人ごとではないと思いながら、没頭した作品でした。 是非DVDもチェックしてみてください。 | ||||
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女子中学生が誘拐されレイプされたあげく殺された。しかも犯人は未成年者。それを知った父親が立ち上がる、といった物語。 妻と死に別れて娘が唯一の生きがいだった男の復讐劇は、まるでチャールズ・ブロンソンの映画のようで痛々しく、重く、そして死をかけた男の決意を感じる。犯人が未成年なので捕まっても罰せられるどころか更生という言葉で守られ、すぐに社会復帰してしまう、そんな法に対しても立ち向かう彼はビジランテ(自警団)のようだ。 この作品にはさらに少年法の問題についていろいろと考えさせられる。主犯格の少年に無理やり付き合わされていた少年は警察に連絡すれば、逮捕された主犯格がすぐに鑑別所から出てきて復讐されるのがわかっているから怖くて通報もできないで、結果的に連続犯罪に手を貸さざるを得なくなってしまっている。更生法の問題を問いかけるはずのマスコミも紙面作りのためだけで、裏で更生法を支持する学者とつながっていたり、この慢性的な問題が解決されないまま世を蝕んでいるすがたが描かれている。 いまの世の中、情報に関しては少年たちは非常に成熟しているが、命の尊さや道徳心ということに関しては完全に欠落してしまっている人たちが多いように思える。またこの本の主犯格のカイジのように、どう考えても更生するように思えない連中も少なからずいることは確実で、そういう連中に親も教師も、周りの生徒も手の施しようがないというのは大問題であると思う。20歳というと昔は立派な大人であり、凶悪少年などもう15歳以上になると大人の腕力では制動がきかないわけで、未成年の基準の年齢が高すぎるのではないかと思う。 | ||||
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唯一の肉親である一人娘を、 鬼畜な未成年に蹂躙され人ともいえぬ所業で無惨にも殺された父親。 その父親が心に決めた、仇討ち を追う物語。 読んでいる途中でもうすぐ二歳になる娘の寝顔をみていると、何とも言えない気持ちでした。 十数年前は同じように誕生を喜ばれ、なにもできない小さないのちだったのに。 方向を違っていたことは確かですが、加害者の親に愛情が全くなかったわけでもなく。 加害者のような未成年が現実社会でも増える中で、その部分が特にリアルだなあと思いました。 さまよう刃 とは被害者の父親が振りかざそうとしている刃、現代にはびこる加害者の刃、警察という組織に属す個人の持つ正義の刃色々な意味があるのでしょう。 数年前に起きた、未成年の少年が集団登校の列に無免許で突っ込んだ事件を思い起こしました。 警察とは、法律とは、ある意味で加害者を守るものであるというやるせなさ。加害者が未成年であれば、特に手厚く守られる「未来」。 未来への展望を奪われた遺族を、誰も何も救ってくれない。 たとえ事件によってその後法律か改正されたとしても、きっと自分の時間は止まったままでしょう。 遺した方も、遺された方も、 理不尽で、哀しいですね。本当に。 一方すらすらと読みやすい文章に好感は持てますが、被害者の娘さんに関する記述が事件に関してだけであったり、名前だけで各人の性格などが不明瞭な警察の方々など、登場人物のキャラが全体的に弱いのかな?と感じました。 現代にはびこる悪、遺された被害者家族の絶望。 そういった部分はやはり宮部みゆきさんの「模倣犯」等のほうが心に突き刺さります。 | ||||
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法治国家において敵討ちは禁止されている。 そんなことが許されたら秩序は保てない。 しかし、それならばなおさら、犯した罪に対して然るべき罰が科せられるべきではないか? 自分が被害者遺族だったら、主人公と同じ気持ちになってしまうのではないかと思った。 未成年は将来の更生の可能性を守るために少年法で守られている。 しかし殺された被害者に将来はないのだから。 | ||||
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少年の犯罪の描写がリアルでキツかったですが、本当に考えさせられる作品。 父親の気持ちを考えると本当やるせないです。 ラストのシーンはちょうど電車の中でしたがエマちゃんへの思いのところで泣きそうになるのを懸命にこらえました。 家で一人だったら号泣してたところです。 改めて東野圭吾さんを尊敬する作品になりました。 でもその日は旅行だったのですが悶々としてしまいました。 | ||||
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ストーリーは非常に面白くあっという間に読めました。 ラストは報われないと思いました。 しかし、いくつか気になりました。 冒頭の犯行を犯すときの犯人の性格や描写、犯行グループ内での力関係などはリアリティーがあるものでしたが、逃亡してからはさっぱりです。 若い悪党がそんなところで何日も暮らせるか、暮らそうとするか? そもそも逃亡した動機や最後の無意味な抵抗も「ばかです」の一言では、納得いきづらい。 また、長峰は頻繁に携帯を使用しているが、基地局である程度の位置がばれると思う。 最後のリーク元のネタばらしについては、一応どんでん返し的なものも入れておこうという程度のものと思え、釈然としませんでした。 そう言えば娘の携帯はどうなったんでしょうか。 | ||||
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夢中になって一気に読んだ。読ませる作品。恐怖、怒り、そして生きる勇気。あまりにリアルでそしてあまりにむなしい。日常的すぎ、そして夢がない点が、この作家の好きになれない点だ。もちろん、作品としては素晴らしく読める好品である。また忘れた頃に読んでしまうと思う。 | ||||
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この父親の怒りを自分のものとして読みました。「手紙」では犯罪者の家族の苦しさに胸を締め付けらましたが、この小説では少年たちの家族を憎みました。多様な人間の姿を映し出す東野圭吾さんてすごいです。 | ||||
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