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手紙
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手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全538件 121~140 7/27ページ
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何度も泣いてしまった。 由美子さんが最後までいてくれてよかった。 人とのつながりの深さや怖さを考えさせられた。 兄が人を殺めてしまったからって、弟やその子供が差別されるのはあんまりだ。 世間も「仕方ない、当然だ」ではなく、「間違っている」とわかっているはずなのに、それでも差別はなくならない。 せちがらい。 | ||||
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現在、服役中の弟へ毎月三冊の本を差し入れしているのですがこの本だけは差し入れしようか一年悩んでおります。 東野さんの作品は好きで何冊も送って弟も気に入ってもらえてるんですが、この本を読んでどう感じるかを考えたら送る決心ができません。 実際、弟からの手紙は主人公の兄の様にあっけらかんとした内容で出所したらこう生きていきたいだの前向きな内容です。 私の弟の罪は小さいにしろそう言った問題でもないので、残されている家族の大変さを分かってもらいたい反面絶望してしまうのだろうかと心配になる部分もあります。 なので、私としては最後は希望を持たせて欲しかったと思います。 しかし、このラストだからこそ犯罪を思いとどまる人もきっといると思います。 とりあえずまだ送るのは止めておくことにします。 | ||||
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ひと言で言ってしまえば、自己憐憫の強い自己中な兄弟のお話です。 | ||||
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前々から気になっていたので読んでみました。 この本を手にとってわかったこと感じたことは強盗殺人犯の弟というレッテルを貼られていて、世間周りの人々からどう思われているのか、本人はどういう生涯を送ることになるのかといったものでした。 弟の心情や気持ちがものすごく理解でき思わず感情移入してしまいます。 強盗殺人犯の弟ということで音楽活動をやめ、恋人とは結ばれず、会社も異動、やっとつかめた幸せも崩れていく。 壮絶な人生ですね。 そんな中で支えになってくれる人がいるというのはすごく良いものです。 読み終えてタイトルの「手紙」というのがこんなにも大きなものなんだと感心しました。 「強盗殺人犯の弟という事実からは逃れられない」このことは非常に考えさせられます。 本当に素晴らしい作品でした。 昨今でも殺人という事件は多く起こっています。 殺人に限った話ではありませんがくニュースで取り上げられた犯罪者の親族の方々も大変なんだろうと思います。 しかしだからといって擁護しようにもできない。本書の解説にもある通り悪いのは犯罪を犯したものであり、その家族や友人には非がないことは分かる、だが何もしてあげられない。 本当にこのとおりだと思います。 この本を読み終え世間に向ける目が少し変わった気がします。 考え方は人それぞれあるかと思いますがそれをどのように捉えるか、これも決まった答えなんてないんでしょうね。 | ||||
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東野さんは、誰でも一冊くらいは読んだことのある作家さんではないでしょうか。 読みやすい文体で、ストーリーも非常に面白く、かといって題材が重すぎず、 注文通りに作品を仕上げる熟練の職人さんのような作家さんです。 当世随一のミステリー作家、大衆作家、娯楽小説家、超売れっ子……。 出世作の『秘密』、ファンが多い『白夜行』、直木賞受賞の『容疑者Xの献身』、たくさんの代表作があります。 でも、『手紙』を読んでない人は、まだ、東野圭吾さんを評価しきれていないと思います。 まだ読んでない方は、ぜひ読んでください。 東野圭吾をまだ知らなかった、と思うでしょう。 世間で十分に評価の高い方ですが、まだまだ評価が足らないと思えてくるはずです。 | ||||
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まだ読んでないが、傷もなくきれいでした。またお願いすると思います。 | ||||
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所謂「差別」を扱いつつも、 それが犯罪者の家族であることによる「差別」であるということについて・・・ 犯罪を犯すということは、 被害者のみならず、犯罪者自身の家族も巻き込まれるということ。 そんな当たり前のことを ここまで感動的に書いてくれてありがとうございます←棒読み まあ、私の父親が結構お元気な方だったため、 この年(56歳)なっても「どういうところの娘か知って・・・」言われますから(笑) 戦後70年たっても、 責任取れと戦後生まれの私どもが言われるのも仕方ないのですね←これも棒読み これ以上書くとしゃれにならんのでやめます。 | ||||
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非常に悲しいストーリーで、 ラストもハッピーエンドとは言いがたいところが、面白い。 切り上げ方が秀逸過ぎる。 東野の題材選びや、引き込み方はうますぎ。 1ページ目から夢中になり、最後までイッキ読み。読書でこれだけやめどきを失う、ってのはそうはないし東野の特性なんだろうな。 私はこの小説、弟が主人公なのだけれど、なぜか塀の中の兄が主人公だと思って読んでたのよね。 兄は第二の主人公。これは間違いないね。 | ||||
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兄が強盗殺人犯で服役中だったら、弟が怖がられ避けられても仕方がないと思う。 「弟も凶悪な人間なのではないか」「弟と交際していると、兄が出所してきたら 兄とも関わることになるのではないか」という不安や恐怖心から弟を避けるのは、 人間の心理としておかしくない。 恋人と別れさせられたり就職試験で不採用になったりしたのは、差別されたというより忌避されたからだろう。 差別を取り上げるのなら、「同和地区の人」「在日朝鮮人」「黒人」等を主人公にした方がよかった。 そういう人達は、本人も親も兄弟も犯罪者でなくても、蔑まれ拒否されているのだから。 | ||||
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東野圭吾さんファンなので、高評価のこの作品に期待していたのですが… 「すごく感動するらしいよ!」と、周囲に言われたので、期待に胸を膨らませながらページをめくり続けたら、感動することなく最後まで辿り着きました。 かんどころか、なんの感想もない話でした。 読み終わったときの気持ちは「うん。…それで…?」でした。 薄っぺらい!それだけです! | ||||
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強盗殺人というテーマで、いかに将来にわたり影響を及ぼすか、難しいテーマで途中で読んでて「もう許してあげたら」という気持ちになるから不思議だ。社長さんが強盗殺人を身内にもったことで、世の人たちがあなたを差別してもそれはしょうがないこと、世の中を恨むな、と諭すところと、殺人を犯すことは未来永劫その罪を背負い、身内に影響を与えることを含めて考えるべきだということを、学んだような気がする。息子と嫁にも是非一読させようと思っている。 | ||||
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映画は結構有名だったらしいが、見ていないので。 東野作品の印象は、「救いのない結末が多い」という感じだが、これはそうでもない。 しかし、何とも切ない。 | ||||
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問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし | ||||
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感想 小説にはいろんなやり方があり、プロットだったり、心情風景だったり、さまざまだが 本作についてはたぶん最後のほうで、あるセリフのためだけに 全編が構成されていると言っていいだろう。 レビューにもあったが、それほど複雑な伏線もなく、どちらかというと 予定調和で進行されるし、 主人公が器量もよく、歌も上手く、頭も悪くなくと、 ある種つまらなさすらあったが、ようは 頭が悪くてみてくれも悪いと 物事がうまくいかない原因が本人の資質によるものか、兄が原因かわからなくなるから、 普通にいけば手に入れられた全てが犯罪者の家族ゆえ 手に入れられないとわかりやすくしたのだろう。 犯罪者の家族の差別か仕方ないのかどうかを倫理観として、読者に丸投げせず 一つの考え方として、著者の言いたかったこととして、 先の平野社長のセリフとして言わせたのだ。 選ぶということは、もう一つの可能性も人生も誰かの生すら捨てるということ。 兄にとって弟のためにやった犯罪の結果、弟に見捨てられるのは 間接的な死を意味する。 弟は、それまでたぶん、被害者意識しかなかったのだろう。 兄を捨て(死)、選んだことの 罪と罰を初めて受け入れ覚悟をして生きはじめた。 印象的だったのが、被害者の息子が ”もう、やめましょう”と弟に語ったシーン。 加害者家族の苦悩を思い、そう語ったんじゃなく、 被害者が被害者自身、自分を赦したんだろう。 憎み苦しみ続ける自分を。 人は自分以外は赦せないもんだ。 小説を読んで 秋葉原連続殺傷事件の犯人と弟を思い出した。 まるで、そのまんま。 しかし、現実のほうがシビアだ。 兄(加害者)は、手紙どころか面会も差し入れも拒否し、 弟は全てを失い、 たぶん、この小説を読んだんじゃないかなぁ、、 加害者家族が許されないことも知的に認識し、 兄に手紙を出せたら、読んで返事を 貰えたら、 彼はちゃんと兄を捨てられたのに、 兄の犯罪の歪を全て引き受けて 自ら逝ってしまった。 | ||||
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映画を見てあまりに面白かったので読んだ小説。 映画より格段に、各登場人物のセリフや状況にリアリティーがあり、映画を見た後でも堪能できる。そして名言が多い。 やはり、最後のシーンでは泣いてしまう。 | ||||
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「手紙」 私にとって人生の指針となった本。宝物の本。 本書の主人公が置かれた境遇とは全く次元は異なるものの、私も生きていく上での負い目がある。十字架を背負っている。 許されないこと、望ましくないこと。それらの出来事は、自分には関係のないことだと、別世界の話なのだと。誰しもがそう信じて疑わずに生活を送っている。私もそうだった。 しかし、実際にそれは起こってしまったのだ。受け入れ、生きていくしかない。受け入れるには、「この世から差別はなくならない」ことを肝に命じなければならない。 「逆差別」されることも辛く、居心地が悪い。他者から心理的にも物理的にも距離を置かれてしまうのだ。それが「そっとしておいてあげよう…」という、優しさから生まれた行為であったとしても。やはり、違和感は拭いきれない。その違和感は、一生私に付きまとうのだろう。 私が詫びたい相手は、もうこの世には存在しない。だから、差別や逆差別と向き合い、時には折り合いを付けながら、前を向いて生きていくしかない。本書は私にそう決意させてくれる。 そして…井上夢人の解説には、平伏したくなるほどの説得力がある。本書のテーマの重みを後押ししているのだ。 | ||||
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一人勝手に、【東野圭吾ウィーク開催中】にて、今まで人気過ぎて読まずにいた東野圭吾さんの本を何冊か読んでみています。本作は3作目になります。 話しはとても興味深く、一気に読めました。映画になった時に少しだけ内容を知っていたため、最後いったいどんな凄いからくりが隠されているのか期待を高くしすぎたせいで、結末はほんの少し、物足りないかなぁ?こんなに人気の作家さんが書いたものでなければ、☆は5つだったかもしれません。ハードルを高く掲げたせいの☆4です。 犯罪者、特に強盗殺人の犯人の家族の人達は、こんな辛い人生を歩むのでしょうか?無論そんな経験はないし、身近にそのような人もいなかったので、同じような立場の人に会った時、実際自分はどんな態度をとるのだろうかと、色々考えさせられました。あと、刑務所にいるお兄さんの暢気さ加減に時々腹が立ちました。刑期に服してるのになんか気楽。これでは、その行為で被害を受けた人、被害者の家族、本人の家族、みんな浮かばれない。 兄はさておき、主人公、直貴の人としての強さ、真っ直ぐさに自分もがんばろうと励まされました。不遇な環境に生まれてしまったけれど、親から貰った容姿、声、に救われた部分もたくさんあるので、恨めしい事ばかりではなかったのでは?切なさも多かったけれども、足を踏み外さずに前進する姿勢に元気を貰えたので、読んで良かったと思います。 ただ、読み終わって冷静に考えてみたら、直貴は結局、大学も卒業し、新卒で就職をし、歌手と言う甘い夢を見る事もできたし、お金持ちの美人の彼女もできた。それに、バイト先ではモテモテで、最後には最愛の妻に出会い、子供にも恵まれる。欲しい物、ほとんど手に入れてますよね。これがもし、兄が刑務所に入る事も無く、平凡な人生を送っていたらどうなっただろう?と考えました。もしかしたら、大学すらも行ってなかった可能性もあるような気がします。 改めて、人生とは不思議なものだと実感しました。作者の意図するところとは、違うかもしれませんが、逆境に立たされたからこそ、ここまで頑張れた、という見方もありかな、と思います。 次は同氏の『変身』を読む予定です。 | ||||
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たった今、一気に読み終わりました('・ω・`) 因みに私わ東野圭吾モノを読んだのわこの『手紙』初めてです。 感想わ本当に複雑です。 先ず、私自身わ『凶悪犯罪者』否、 どんな『微細な犯罪者』でも虫酸が走るぐらい大嫌いで、犯罪者わ全て死刑でも良いと本気で考えてます。 アレコレ理由つけて(自分の都合のみで)何の罪も関係もない赤の他人を殺したり、盗んだり、傷つけたり、犯したり。信じられないし、気持ち悪いし怖い。犯罪者なんか全てゴキブリ以下だと真剣に思ってます。 冒頭の資産家のバアサンの屋敷に強盗に入る理由(自分の都合のみ&世の中への逆恨み)も、とても同情する気持ちになれませんし('・ω・`)何より、極限で巡りめぐった思考がソレ(強盗)ってアホの極みで寒気と嫌悪感が半端なかった。 発達障害?並みの兄・剛志の行動=『甘栗』と『応接セットでのテレビ観賞』 どんな理由つけても私から見れば あれってサイコパスがよくやる『異常行動』そのものだったし、何より バアサンを殺す件が超怖かったです。どっからどー見ても『ただの凶悪強盗殺人犯』そのもの。 頭の悪さを強調するためか、ムショからナオキに出す『手紙』も最初わ平仮名だらけで、そーゆー知能の低さも気持ち悪くて寒気がしました。こんなゴミクズみたいなカスに殺されたバアサン&バアサン遺族もさぞかし無念だったでしょう。 と、私わ導入部で剛志への強い苛立ちと嫌悪感が定着したのでナオキが受けとる手紙も『ナオキがストレスかかって可哀想』と感じました。 ナオキ自体わ『普通の青年』て印象だし嫌悪感わなかったけど『強盗殺人犯の弟』というレッテルも差別も『当たり前』だと思う派なので中盤に出てくる平野社長の『差別わ当たり前』発言わスカッとしたし、初めて『共感』できました。 だって片親でも貧乏でも頭が弱くても何でも『真っ直ぐで熱いまともな愛の溢れる強い絆で結ばれた家族やキョウダイ』で育った人間わ『絶対に』犯罪者にわならないから。絶対にね。これ断言します。 だから、ナオキにも責任わ絶対あるし、『殺人犯』の親族なんか差別されて当たり前です。隠すのわ勝手だけど、知られたり独白したりして周りの人間にストレスかけんな!ってかんじ。 そして、由美子。見栄えのしない便利屋由美子わこの小説で唯一の『ラッキーなひと』ですね。だって、ナオキが『普通』の背景の男なら、逆立ちしても結婚出来なかっただろーし。あんだけハッキリ ウザがられてるのに、ストーカーレベルで追いかけ最終的にわナオキと結ばれてますから。 『差別なんかで逃げないで』とか『自分の都合、周りの気持ちを考えないタイプの押し付けがましいピントのずれたポジティブさ』も 読んでて気持ち悪くてイライラしました。こゆ雑巾みたいな女、大嫌い。 朝美とゆーお宝を逃してしまったナオキにわ仕方ない選択だったんでしょーね。 それにナオキの朝美への愛も=資産家への執着も 中途半端で ちっとも可哀想ぢゃなかったです。プライドの高い男なら朝美の家に行った時の親父達の『反応』で無言で帰ってますから。ナオキもカッコ悪いと思いました。 総評 魅力的な人物が一人も出てこない小説。 ※※ただ、ラストのバアサン遺族の『これで終わりにしよう』の台詞と最後の『イマジン』のみ胸にきました。 | ||||
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犯罪を犯した兄が大切な弟をどれだけ苦しめるのか。家族に罪はないということは通用しない。 「弟は悪くない。しかし、弟が差別されるのは、真っ当な行為なんだ。」 犯罪者になってからでは、家族を守れないという真実。 | ||||
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由美子・・・そんな「都合の良い女」っているの? 急に「歌の才能」と言われても・・・。 「コンドームに穴」って・・・www と、思うことはたくさんありましたが、 いろいろな場面で号泣しながら読ませていただきました。 | ||||
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