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手紙
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手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全538件 41~60 3/27ページ
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映画、書籍とも有名な作品です。ストーリーも練られており、著者の文章力もあり、引き込まれる様な面白さがあります。一度も読んだ事が無いのであれば、是非読んで頂きたいです。 | ||||
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とにかく、重い内容だったが、後味の悪さはなかった。現代社会を生きる上での現実、どうにもならない理不尽さ、全てが詰まった内容だと思った。 | ||||
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犯罪者の家族という視点 これは普段の自分だったら絶対に考えることのないものであり、自分の中に新たな気づきをくれました。 犯罪者の家族ということが知られるたびに、幸せを奪われていく主人公の心情 罪を償うということの本質 様々なことを教えられました。 そして、最後の1ページで涙が溢れました。 心が揺さぶられる作品でした。 | ||||
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「犯罪者の弟」として社会から疎まれて、更に貧困が追い討ちをかけてくる。不幸の原因は全て兄のせい。服役中の兄を恨みつつ、毎月一回獄中から兄の手紙が届く。上手くいかない人間関係に悩む中で、許せない兄からの手紙がシンクロする。弟の複雑な心情がストーリーを盛り上げる。 「弟の最後の手紙」とは?「兄の最後の手紙」とは?最後に行き着いた弟の心境は? 「これで終わりにしよう、何もかも」「お互い、長かったな」と。決して許すことができない行為に対して、やっぱり最後は諦観の境地なのかな? | ||||
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普段こういった小説は読まないんですが、友人のオススメにて読みました。 普段なら犯罪者の人生にスポットライトが当たるところを、弟の人生について書いていて、胸がキューッとなりました。 人間関係を赤裸々に書いていておもしろいです | ||||
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ちょくちょく違和感がある。歌手デビューしたり、弟に惚れた女がストーカーじみてたり、偶然が連続したりと、小説的ご都合主義も多用。 けど、さすが。 そつがない。表現が的確。うまい。弟の周りの人間を動かしかたが上手。 あっという間に読めました。 | ||||
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最近読み直しました。 やはり名作ですね。 初めて読了した際、最後の方は泣き泣き洟をすすりながら読んだことを思い出します。 私は本作と「秘密」で完全に東野ファンになりました。 個人的には、東野圭吾の単語一つのタイトルの作品(手紙、秘密、分身、変身…とか)はおもしろいものが多い気が。 | ||||
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感動や涙を誘う話では有りません。(と私は思います) 正論で語るなら確かに加害者家族に罪は無いのかもしれない。 でも加害者家族を差別する人々を責めることも出来ないのではないかとも思わされます。 どちらの立場も非難する事は出来ないと私は思いました。 深く考えさせられる物語だと思います。 映画は東野圭吾氏が言いたかったことが全く表現出来てなかったように私には感じました。 | ||||
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一言で言えば、非常に重い。表紙とは全く異なる内容、強盗殺人犯である兄を持つ、弟の物語。非常に淡々と描かれており、当然、読みやすいが、しかしながら、やはり重い。兄が強盗殺人を犯した動機は弟の学費のため。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが、差別、逆差別と言うテーマは、重苦しい。兄は、ここまで弟の為に出来るだろうか、しかし、その結果が弟の人生を変えてしまう。弟の気持ちも分かるが、では弟は兄がいなかったら、体を壊してまで、色んな自己犠牲を払った兄が可哀想に思えてくる。ただこの作品は、差別がなくなる事はないと言う、誰もが本音では思っているが上部の体裁を繕えば、差別のない世界をと言う点を真っ向から否定している。極めて一貫性のある、リアリティがある。この作品は勇気のある一冊だと思う。しかしながら、星3つなのは本当の意味で、兄がどのように更生するのか、兄弟間の修復があるのか、弟はどのように生きていくのかまで描かれていない。読み手によって、解釈を委ねる作品の為、星3つです。 | ||||
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読み終えて、煮え切らない思いで胸がいっぱいだ。この小説の前に見たのが完全なハッピーエンド作品だったこともあり、僕の胸には長い沈黙と、深すぎる残尿感が残されている。 「スッキリしない」 だが、それこそがこの作品の名作たるゆえんなのではないか。 誰もが救われる最善の道を選んだ結果、誰もが胸に傷を残した。いうなれば究極のビターエンドだ。 主人公のナオキは兄の犯した罪が原因で、あらゆる局面において不利益を被ってきた。とうぜんナオキは兄を恨み、社会を恨むようになっていく。兄の寄こす手紙も、ナオキにとっては腫物でしかない。 しかし視点を変えれば、それは大いに心の支えになっていた。兄の手紙が二人のきずなを結び、つらい人生を歩むエネルギーになった。ナオキはそれをようやく自覚し、襟を正して、幸せな人生を…… ……送らないのである。 明るいムードが立ち込めていた物語終盤、ナオキは兄との決別を心に決める。理由はほかでもない、「家族を守るため」なのだ。はじめは私怨で拒んでいた手紙を、今度は家族を守るためにまた拒むようになる。 「君は差別されて当然の人間なんだ」 「正々堂々と生きていけるわけがない」 社長の残した、あまりにも残酷すぎるこの言葉。 ナオキが土壇場ですがりついたのは、絆ではない。家族を守るという、自分の人生を選んだのだ。 どちらが正しいかを議論するのはあまりに野暮である。絆ばかりを追い求めては、人生を歩むことなどできない。これは疑いようもない事実なのだから。 だが同時に、こう思わずにいられるだろうか。 ナオキは、最後の最後に、最悪の過ちを犯したのだ、と。 心に深い余韻を残してくれる、素晴らしい作品だった。 | ||||
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一気読みしました。 弟さんの不遇を思うと胸が締め付けられますが兄としても辛いものがあったと思います。 ラストは本当に感動。 東野圭吾にハマるきっかけになった本です。 | ||||
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武島直貴の役を亀梨和也が演技していましたまさにはまり役でした。また二人の社長役の名演技も最高でした。 ガリレオシリーズの推理モノ以外にもこんなにも社会の問題を提起し考えさせられる作品があるのに感心しました。 素晴らしい脚本の映像作品(ただし亀梨和也)を見ることをオススめします。 | ||||
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読み終わった後、両親や家族に対して感謝する気持ちが芽生えました。とても良い作品だと思います。 強盗殺人を犯した兄をもつ弟が事件後の長年の差別や葛藤を描いています。 私の家族にそのような人がいなかったことに感謝。 | ||||
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あなたは 最近本気で相手に ラブ・レター=手紙 を書いた事がありますか? とか言う私も あまり書く事はありませんが, 手紙というと好きな 異性への恋文をまず連想する方も多いのでは ないでしょうか? しかし本気で綴った=ラブ・レター(Love letter) は昔から異性相手に想いを伝える手段だけではなく, 父から娘へ母から子供達へ, 祖父母から孫へそして兄弟へと, 直筆の手紙総てはLove letterであると云えそうですね。 21世紀の現代は, 「手紙」という存在は実質を持っていて 貰った方も煙たくて重過ぎる事があるかも知れない。 そうした「手紙」という実存在を軸に, 主人公を含めた登場人物達の 凄まじい「魂」が発露するのが本書です。 本書は, 例えば夏目漱石の「こころ」を 少年時代に読んだとき の様な感銘を受けました。 時代は変り, 本書の登場人物は現代社会で まさに生きた存在です。 誠にお恥ずかしながら, ずっと気になっていた 著名な作家でおられる 東野圭吾氏の作品を初めて読ませて頂きました。 私も歳なので, 過去数万冊は小説も読んできておりますが, 久しぶりの手応えのある傑作といえそうです。 近年の自分は, まるで防犯カメラやドライブレコーダー の様にカメラ目線で本を読み始めてしまう癖があります。 先入観なしに, しっかりと受け止めたいという意図は勿論あります。 最初は単調でしたが, 数十頁程から!!? が起きました。 読み進めてゆくと,凄い!! いつの間に,引きずり込まれていました。 主人公は物凄く めちゃめちゃに格好いい青年です。 才能もある。 そして何よりもハートが物凄い! そして,あまりに魅力的な女性達が登場します。 そして手紙の主・・。 色々な人物が登場しますが, どの人間も凄く人間臭くて, はかなくて,もろくて,魅力的だった。 そして主人公がなんと不器用な事か! おいっしっかりしろ!とエールを贈りつつ 苛立ちながら彼の次の行動が知りたくて, 惹きつけられている自分を 感じながら,当事者達のことふと冷静に考えれば, この場面ではしかたがない,というリアリティもある。 この小説に登場する人物達はこの日本 に実存在として必ず存在する。 本書の主人公の青年も手紙の主も,そして彼女達も誰も彼もが。 当方は日本の裁判員制度を経験し, 古くからノンフィクションの書籍を多数読む者として この作品に登場する人物は完全に実在していると 肌で感じた。 中盤から最後まで一気に読み通した時, 我に返れば,朝の明星をベランダの外で垣間見た。 普段は目が悪い為に常備薬(数種類の目薬) を挿しながらの最近の読書スタイルですが, ぼろぼろと涙が流れ,目薬を差す必要がないという サプライズもあった 作品でした。 急停止したかの様なラストのエンディング・・。 強い余韻となって心に残る傑作です。 お勧めです | ||||
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本作品、刹那さと喜び、哀しみ…色々な思いを噛み締めながら読みました。 読み終えてなんだろう…なんともいえない心に温もりを感じ、不思議ととても心地好い感覚でした。 兄剛志の想い、弟直貴の想い、そして由実子それぞれの想いが交錯し、場面場面でその都度感情移入してしまったからでしょうか、途中読みながら何故だか涙が溢れる場面もありました。 また社長平野が「差別されて当然なんだよ」と言った時は少し悲しかったけど、読んでいくうちにその意味、どういう事なのかが解っていきますね。ただ闇雲に腫れ物を隔離するという事ではなく、その言葉にもっと深い意味があったのだと。 要所で社長平野が出てきますが、決して答えは言わず的確な道標は残してくれます。とっても素敵な上司であり尊敬出来ます。自身も色々な事を考える事が出来たので私にとっても恩師です。平野社長、ありがとうございます。 こちらを読み終え直ぐプライムビデオで映画を観ました。本を読みながら、映画を観ながらと1日に何度も泣いてしまいました。とっても良い作品でした。 | ||||
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亀梨くんのドラマ見て、読んでみたくなりました。原作もいいですね。 | ||||
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本やドラマもDVDも何回も見てますがソレなりの表現は違いますが、自分の経験を重なれて泣けます 泣けない人も明日は…って感じだと思う内容だと思います | ||||
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「加害者家族が差別・迫害される苦悩を理解して はじめて、加害者は改悛の情を抱く事ができる。 被害者もそれで初めて許しの感情を獲得できる。」 「この国で差別は必要悪として機能しているのが現実」 というのが本書の主旨ならば、私は全力で否定する。 大事件のあと、何の罪もないオウムの信者に格安で住処を提供した 人間が日本社会にもいる。オウムの罪の濡れ衣を着せられた河野さんが オウムや麻原を憎まないと公言している。江川詔子氏は自分の命を 狙った犯罪者の娘を、一時的にせよ後見人として支えた。 これでも日本社会は徹底的に穢れを排除する構造を持っていると 言えるのだろうか? むろん原発事故避難者を「穢れ」扱いしたとんでもない人間もいる。 だが、おそらくそれ以上に排除からは何も生まれないと理解し 歩み寄ろうとしている人間がいるのだ。 私自身、生活圏内にオウムの施設が出来ようが 殺人者の親類が移り住んで来ようが、私はそれらの属性で隣人に 予断をもったりはしない。絶対に。 グループ内に異分子が紛れ込んだ時に、 表面を取り繕う精神的負荷を周りに与えるのは悪だと、老人社長は言ったが それは大きな間違いだ。精神的負荷はいずれ慣れて消えるものだし 初期のそれすら、社会的動物として私達人間が許容するべきコストだ。 全編が皮肉ならまだしも、こんな不愉快な話はない。 | ||||
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非常に丁寧に登場人物のこころの動きを描いた作品。落ちこんでいるときには読まないほうがいいかも。ズシーンと重い内容です。最後のほうの社長さんとのやりとり、最後のシーン泣けてきます。 | ||||
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ビデオとテレビドラマと原作との内容比べで買いました。この手の小説はあまり読まないのですが,原作者の筆致に引きこまれあれよあれよという間に読み終えました。解説も普通の文庫解説は読むに値しないと感じるものが多い中,作品の印象を増す書きぶりでよかったと思います。 | ||||
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