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時生 トキオ
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時生 トキオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全252件 101~120 6/13ページ
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読了後、悲しいんだけど清々しい気持ちで満たされ。 物語の出だしは病院のベッドにて。 自分達の息子の命が消え行くシーンから過去の回想というか 語りに移行していく。 大まかな結論は序盤でわかるのにそれでも物語に引き込ませ、 感動させるのはさすが東野さんだと思った。 拓実が父親として時生にどれ程の愛情を注いだか。 そしてその愛情を受けとめて時生が まっすぐに成長していく姿が想像できるから感動出来るんだと思う。 家族っていいな。 あと、個人的には拓実が麗子に抱いた 「彼女といると自分の心が穏やかになる」 この感情も素敵だと思います。 | ||||
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商品は汚れも折れ目もなく略新品状態で満足しております。 | ||||
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様々な伏線が絡まり、それが繋がった瞬間、思わず「あ!」と声をもらしてしまった。 冒頭でトキオが何気なく言った言葉、そしてそれがラストの鍵を握るキーワードだとわかったとき、一気に感情が高ぶった。 正直メインの部分は、拓実の幼さに苛立ちを感じた。 しかし、、そんな拓実を正しい道に導こうとするトキオとの触れ合いの中で、変化していく拓実の成長に、気づけば惹きこまれていた。 最後になるが、この物語で、自分は人生の教訓にすべき言葉に出会えた。 「配られたカードで精一杯勝負するしかないやろ。」 「あんたに配られたカードは、そう悪い手やないとおもうけどな。」 皆、こうだったら、ああだったら、とIfを並べ理想とのギャップに苛立ちや悲しみを感じるだろう。 それを誰かのせいにしたり、他人を羨み、卑屈になるかもしれない。 しかし、自分は自分でしかない。 自分を認め、自分で戦わなければ、何もつかめない。 落ち込んだり、卑屈になったとき、この言葉を思い出したいと思う。 | ||||
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未来からきて,自分の人生の大事な事件を一緒に解決してくれた「トキオ」。自分が結婚して、子供ができたとき「トキオ」と名前をつける。そのトキオは難病でなくなる寸前にあった「花やしき」での再開を促す。 時空を超える話はいろいろある。 亡くなる寸前の息子が,自分の過去に助けに行くという閉じた輪は珍しい。 そこでうまくいっても,やはり自分はそこで亡くなってしまうのだから。 東野圭吾の運動家的な楽観的な性格と, 人には直接見せない悲観的な性格とが、 うまく混ぜ合わさったお話だと思った。 「トキオ」という本と「時生」という本を同時に図書館で予約していた。あいうえお順に本を借りていたからだ。借りるまで、同じ本だと思わなかった。 最初に「トキオ」を読んだ。「時生」と書いて「トキオ」と読むことがわかって,あ,同じ本なのだと見比べた。 | ||||
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相変わらず出だしから読者を引きつける力は健在。 「今この瞬間でも未来を感じることはできる」という 言葉は、自分自身も大いに頷ける。 希望がある未来があると、その瞬間だけでも感じること ができたら生きていくこともできるし、 逆に死に際しても思い残すことはないと言える。 タイムトラベルものにつきものの、卵が先か鶏が先か という問題はクリアではない。 そのあたりのつっこみ所を除くことがきれば、 最後まで楽しめる1冊。 | ||||
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現実とかけ離れた内容である。 しかし、主人公の感情の変遷があったことにとても心をうたれた。 最後が感動を呼ぶような内容とうたわれているがそうではなく 途中の過程で生をうけることがどれだけ奇跡であり、感謝すべきであり また人のせいにするのではなく自分で未来を切り開かなければいけない事 がテーマであると感じた。 恋人との出会いと別れがいさぎよくもせつないもので胸にこみあげるものがあった。 | ||||
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小説の評価の仕方って色々あると思うけど、感動するかどうかという観点から見た場合、「うーん」って感じです、、 例えば、「秘密」は最後に向けて感動が高まっていく印象を受けます。1の強さのパンチが来てたのが、次第に2、3、4になっていって、最後には10になって涙しちゃうみたいな 一方、「秘密」はところどころで、6のパンチは来るけど、涙はしないよね〜って感じです まあ人それぞれ、感性があるので何とも言えないのですが、僕はこう感じました | ||||
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私は今までそこまで本をたくさん読んできた訳ではないですが、その中でも今まで読んだ本の中では東野圭吾の悪意、伊坂幸太郎のチルドレンなど非常に面白いと思った作品を押さえて1位ですね。とにかく読後感が半端なく爽やかです。 また「明日だけが未来じゃない。」という言葉にはちょっと言葉では言い表せないものを覚えました。そして、最後の一言...。トキオのキャラもいいで す。 話の内容自体も非常に面白いです。もっと評価されるべき作品だと思います!人生を前向きに生きてみようという気になれる作品です。 絶対読むべきです! | ||||
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トキオの「生まれて来てよかったと思ってる」の台詞に号泣した。 時を越えた家族愛という、陳腐になりそうな設定だが少しも安っぽさを感じさせなかった。 追跡劇もなかなかスリリングで面白かった。 拓実の実の両親のエピソードや、千鶴との結末など、切なさを残しながらも不思議な爽やかさが残る作品だった。 正直言って、ここまで感動できる小説だとは思わなかった。 | ||||
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グレオリウス症候群によって、息を引き取ろうとしている息子・時生。拓実はそんな息子の姿を見ていると、かつて時生と会っていた経験を思い出す。あの時、謎を残して失踪した拓実の当時の恋人「千鶴」を追って、時を超えた親子の愛が描かれる。 予想通りの感動の展開だった。なので、期待以上の感動は得られなかった。 序盤から終盤までのドタバタ劇は、単純に面白いが一つの物語として完結してしまっている。 物語のテーマと思われる「親子愛」に所々コミットメントしているが、こじつけた感は否めない。 東野氏の不思議系作品は常に進化をし続けている印象だが、どうもこの作品は「秘密」の劣化版にしか見えない。 | ||||
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評者の累積評価が高いので、”感動”を期待して読んだが、非常に残念。改めてレビューを一件ずつ読んで見ると、評価が高い人が多い一方で、少数派ながら「東野作品とは思えない」という書評があり、自分は後者に入ることを確認しました。どこで何を感動したらいいのか、よくわかりませんし、エンターテーメントとしてもハラハラもドキドキもしませんでした。東京・名古屋・大阪の舞台設定も何か意味があるのかどうか・・ 500頁を超えるボリューム。他の作品を読めばよかったと、少なからず後悔です。 | ||||
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あまりの感動に久方ぶりのレビュー。 親が子を思い、子が親を慕う。 SF小説だが、その設定を通してこそ伝えられる親子の情愛を描いている。 「秘密」のときにも感じたが、非現実的な設定を通してこそ純粋に伝えられるものがあると、東野圭吾はわかっている。 その洞察力が凄い。それこそ小説の醍醐味だ。 駆け出しの父親である私にとって、この「時生」こそ、東野作品で最も感動したものになった。 子供は親にとって体の一部のようで、人生にも大きな影響を及ぼす。 ”子供に幸せになってもらいたい” そのために親は生きる。 その思いを大切にしたい。 | ||||
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『時生』は、死んだ息子が過去にタイムトリップして父親の窮地を救うという、時間移動を機軸にした物語。 著者の作品の中では、母と娘の心が入れ替わる大ヒット作『秘密』に通じるファンタジー小説に分類されるだろう。 推理小説ではなく、ミステリーと言っていいのか、SFと言っていいのかわからないような感じの作品だが、相変わらず彼の作品はどこか男くさい・男目線。 遺伝的な難病におかされ、その命が尽きようとしている時生。 そんな息子を目の前にして、父・拓実は若き日に出会ったある青年のことを思い出す。 うまいよなぁ。 作品の形としては、『秘密』なんかと同じような、SF系の流れを汲む作品だけど、70年代の高度成長期の一方で泥臭さを残していた日本の状況を背景にした物語。 自堕落であり、自分に甘いけれども正義感(?)は人一倍強い若き日の拓実と、その拓実をなんとか良い方向へと導こうと一生懸命になる時生。 何故だかなんだか温かいものを感じたり何か通じるものがあると感じて、時生を無意識に守ろうとしたり、時生の前だと変わったりしてしまう。 方向性は違うんだけれども、どちらも「若い」とか「青い」とか言われそうなどこか似ている2人。 読者としては、時生が将来からやってきた拓実の息子だと知っているから、時生の言い分も理解できるし、一方で、拓実の考えることにも共感できる部分がある。 そのあたりのさじ加減が相変わらずうまい。 そして、現代に戻ってきて、父親となった拓実の最後の台詞。 この台詞を読むために全部読んだ感じ。 そして、何度か繰り返される 「明日だけが未来じゃない」 という時生の言葉に代表される、登場人物のセリフも物語に厚みを出している。 この言葉の意味や重みがラストになるに近づいてひしひしと伝わってくる。体中を駆けめぐる感じ。 ダメ男は『男』になっていく。 『息子』との出会いによって。 人それぞれにとっての『未来』 『大人』になるということを考えさせられた。 (DreamTower) | ||||
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良い作品だとは思いますが、そこまでの感動はありませんでした。 最後まで盛り上がりにかけたような印象で、 他の方が言われるような作品の深みというものも 私にはあまり感じることができませんでした。 | ||||
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創作意図が良く分からない作品だ。序章と終章以外の本編はだらだらとトキオなる青年と拓実を中心とした過去の妄想?に明け暮れている。かなり後半部分に真相場面が登場するが、歯切れの悪い作品だ。一般文学346作品目の感想。2011/03/09 | ||||
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星二つにしました。東野圭吾さんの本は「秘密」等を読んでとても大好きですが、正直この話はいまひとつでした。導入部分ではとても期待したし、設定もとても面白いものです。最後の言葉もとても感動的なのです。でも以下の部分がだめで、心が感動することを拒否してしまいました。途中の事件の展開が何か無理やりで登場人物の行動に共感できない。拓海が改心する過程もちょっと無理やり。これでこんな風にかわるか?大事件を本人たちが解決するみたいな設定だが、これ必要?「何でそこまで逃げた彼女を追いかけるの?」「なんで千鶴はこんな男を愛してるの?こんなストーカーみたいな行為を許せるの?」「何で竹美はいきなり飛び込んできたぶしつけな男にここまで協力するの?」「なんで千鶴をそこまで追いかけといてあっさりこの二人は別れられるの?」「なんでこんなひどい男が、こんなに物分りがよい男に変身するの?」ちょっと無理やりさが目立って、物語の本質的な部分で感動できなくなってしまいました。もっと日常的な話のほうが共感しやすかったと思います。 | ||||
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東野圭吾作品では、『秘密』『容疑者Xの献身』『眠りの森』なども好きですが、群を抜いて好きな作品が本作です。ネタばれを防ぐためにストーリーには触れませんが、終盤は切なさと感動に包まれます。『秘密』もそうですが、東野圭吾は普遍的な愛を物語にのせて描くのが非常にうまいと思います。本作と同様のネタの小説や映画を見たような気がするのですが、東野圭吾が書くと、他とは一線を画すのは何が違うのでしょうか。分かりません。 | ||||
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・東野圭吾さんの作品は、どれも一気に読み干してしまいたくなる魔力があると思います。 恐ろしく流れのいい文章で、どこかで「あれ、おかしいぞ」と読み進むことを寸断されるような 違和感が発生しないのが、他の作家より優れているところだと感じます。 ・それがあまりに自然な文章のために、すべてがリアルに伝わってくる感覚です。 それでもこの作品も筆者の他の作品と変わらず、やはり多くの普通でない事件があり、 普通でない人と人のドラマが展開されていきます。 そういう点において、当たり前の自然な日常を文章力で読ませているというのではなく、 非日常的なドラマを、人並み外れた文章力で自然に読ませているという感じだと思います。 ・仮に筆者が大きな事件や非日常的なドラマをなしに、自然に人と人の温かい話を書いたなら、 事件性がなく、時生が両親に会いに行く話を書いたら、どんな作品になるか、 そちらの方が読んでみたい気がします。 ・タイムパラドックスの観点からいうと、時生は過去に両親に会いにいったけれど 過去で交流しただけで、両親の出会いを生んだわけではないということにすれば つじつまは合うのだと思います。 過去の両親の出会いが時生の介入がないと発生しない事象とした場合は(時生の介入が 両親の出会いの原因だとしたら)、過去が未来によって作られたことになり、鶏と卵の議論と、 永遠の輪廻の議論になってしまいます。 時生のみを見た場合、時間軸は、生まれたときから、過去にさかのぼった最後の二カ月まで、まっすぐ 未来に伸びていたということになるのではないでしょうか。 ただ、彼の最後の二カ月は、他の人の時間軸では明日ではなく、過去だったということだと思います。 ・感動するかどうかという点でいうと、8割以上のかたは感動できる作品と言っていいと思います。 | ||||
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まさしくドラえもんを読んで育った世代が大人になって、ドラえもんを小説にしたら...。という感じ。 あちらこちらに仕掛けが仕掛けられていて、後で活きてくるところは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」って感じ。 自分の子供が長くは生きられない運命を背負って生きることの苦悩をもう少し表現してくれたらもっと泣けたかも。過去の話が、大半を占めており、幼いトキオ少年と過ごした思い出のようなところをもっと描いてくれたら。 でもすごくいい作品です。 | ||||
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最初は東野さんともあろう人が、何でこんな使い尽くされたストーリー展開の小説を書いたのかと思いましたが、あえて それに挑戦したということでしょう。この手の作品のタブーとして、「過去を変えてはいけない」ということがあります が、過去を変えましたね。でも、未来は変わらなかった!? このあたりの因果関係の不思議さが、さすがに一味違うと思いました。 申し訳ありませんが涙は一滴も出ませんでしたが、あの厚さの本を一気に読めたのも、中盤のストーリ展開が よかったからでしょうね。特別に感動させる作品でもないですが、もちろん、つまらない作品でもないと思います。 クラシックピアニストがジャスを弾いたら(あるいはその逆でも)、というように、東野さんが書いたらこうなる、 という余裕の作品でしょう。 | ||||
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