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猫と幽霊と日曜日の革命: サクラダリセット1
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【この小説が収録されている参考書籍】
猫と幽霊と日曜日の革命: サクラダリセット1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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子供が喜んで読みました | ||||
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大好きなライトノベルのひとつ。いまはイラストがかわったバージョンも出てるみたいだけど、 はまって読んでたときのこのイラストも含めて大好き。 「リセット」というだけで世界を三日分もとに戻せる能力者の話。 だけどバトルっていうより探偵モノ? とても繊細で、河野さんらしい小説。 | ||||
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今の僕にサクラダリセット以上の小説はない。 河野裕以上の表現者はいない。1巻から7巻まですごすぎた。 こころがあたたかい。 | ||||
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うん、まあ、ラノベだ。ラノベにしては下ごしらえがやたらしっかりされており、結末が用意されたままに書かれている典型的な作品と言えるだろう。 キャラクターたちは基本的に意固地で、自分のあり方に柔軟性がない。始めにどちらに向かうかが作者にかなり既定されており、挙句その行為をこちらが繰り返し見ている主人公の目に何度も写ることを何度も確認させられて、それが妙な寂寥感をこちらに感じさせるのは、この手の繰り返しものではむしろその作りが既視感を思い出させる。 全7巻のようだが、おそらく書く前から結末はほとんど用意されていたのだろう。一巻においては回収されない伏線がいくつも見せられる。 無論、アニメの1話を見ている僕は、すでに三巻に種明かしを相当されているので、この一巻におけるハルキという存在に対する意識にフィルターがかかっており、初読の人より明らかにヒロインに対する感情にバイアスがかかっている。 それが寂寥感を駆り立てるのはこの本に対する正しい見方と言えず、この巻ではこの何かを我慢している主人公とヒロインのエニグマに想いを馳せつつ読むのが正しい。 つまり、ましてや実写で超ダイジェスト版を見てしまった人はさらに、この一巻で損することになるんだな。 故に、第1話をすでに見てしまった人は、あそこに一巻におけるエニグマの多くが詰まっているので、速やかに最低でも2巻までは読んでおいた方が良いということになる。 だって、裏ヒロインの細かいところまで、アニメの1話ですでにかなり見せられてしまっているのだよ?これは見てしまったあとだと相当損した気分になるはずだ。ましてや実写を見た人にとっては、話の内容を覚えているほど壊滅的なダメージではなかろうか。 個人的にはこのヒロインと主人公の埋まりそうで埋まらない距離感を、できる限り情報がないままに読んで欲しいと思う。 かなり文芸的に書かれているので、その計算的書法も相まって、1ページ1ページ謎を解くような気分で読むのが面白いのに、そこが全部消えてしまう。まさに悲劇だ。 アニメは原作を読んでいること前提で作られているのはいうまでもなく、そしてその前提が間違っている。 故にアニメを見続けようと思っている人は全速力でこの7冊を読んでしまうことをお勧めする。なに、一冊三時間で計算しても1日で読める。寝なければ、の話だけどねw 三巻を読んで初めて分かる情報がすでに頭に入ってしまっていたため、わかっていてもそこで反応しきれないところがあった。やはり小説はできる限り前情報なしで読みたい。しかし今は作品が多過ぎてどれが自分の検索網に引っかかるががわからない。 漫画っぽすぎるタイトルから避けていたが、本当に小説は読んで見ないとわからないのはいつの時代も変わらないということか。 この本に関しては、ネタバレを一切読まずに読んで欲しい、そういうアニメを見た人には無茶振りをせざるを得ない、そんな作品である。 | ||||
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この著者の作品は初読でした。 ダ・ヴィンチで紹介されているのを機に読んでみました。 よみやすさが一番ですね。キャラも立っていて。 7巻まであるうちの一巻で、まだスケールがかなり小さい 狭い範囲での話だったので、今後の展開に期待を込めて -1にしていますが、映画化もされるようなので楽しみです。 | ||||
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階段島シリーズからこちらに移ってきましたが、双方ともその人のもつネガティブな心情を転換しているのが面白いですね。魔女の仕業だったり能力の開花だったり。ラノベ世界では一番クールに書き込んでいると思います。西尾維新はクールバイオレンスですが河野裕はクールインテリジェンスです。 | ||||
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じっくりじっくり時間をかけて読み込もうと思います。 すでに全巻持っているのですが、 やはりこの作品、好きです! もう一回、しっかり噛み締めながら読破しようと思っています。 | ||||
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登場人物の伝えたい気持ちや思いを、短い文章で的確に表現できるってすごいです。 面白かったです。 | ||||
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設定が面白い。 能力者の集う街、サクラダ。しかし、彼ら能力者はサクラダを一歩でもでると能力が使えないばかりか、その能力のすべてを忘れてしまう。 バトルものだと思っていたのですが、問題を解決していく探偵ものでした。 全体的にもよくできた作品だと思いますが、主人公のハルキの性格はどうなんでしょうか。 あそこまでケイに依存する性格は理解できませんし、あざといというか、腹黒いというか、そういったマイナス評価をしてしまいます。 私個人的な好みなのかもしれませんが、出てくる主要なキャラクターは誰も好きになれませんでした。 また、続刊が続いているようですが、続きを読みたいとも思いません。一巻で満足です。 所々のアイデア、(非通知くんだたったり)はとても面白いと思いますが、村瀬の能力はハルキがリセットした後、そのリセットすら打ち消して現状の世界に残り続けるのではないのか? 記憶が保持されることで 村瀬>世界のリセット と強さが保たれているが、リセットに巻き込まれ三日分戻されるのなら リセット>村瀬 じゃありませんか? また、最後に村瀬を説得する場面ですが、秘策のようなものがあるかと思いきや、言葉通りの説得で村瀬を納得させてしまうのは工夫が足りないと思いました。 | ||||
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内容(「BOOK」データベースより) 「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ―。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶を保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」―世界を三日分巻き戻す能力をもっており、ケイの指示で発動する。高校の「奉仕クラブ」に所属する彼らは、ある日「死んだ猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが…。リセット後の世界で「現実」に立ち向かう、少年と少女の物語。 ↑たった数行に要約されていますがが非常にキャッチーなあらすじですよね。("死ぬ"っていう表現が非常に優しいこの物語とは合わないとは想いますが…)数多のSFやファンタジーの作品で超常的なことが行われていますが「死んだ者を生き返らせる」ということはしばし「どんな事をしても不可能」なことの象徴とされる事があり。この短いあらすじだけで「リセット」という強力な超能力で「不可能を可能」にする物語なんだと伺わせ、この手の物語が好きな人はそれだけで興味を惹かれたことだと思います。 興味を惹かれて読んでみれば、その期待は裏切られることはなく超能力者である主人公がその能力を駆使して事件を解決する物語なのですが、肝心なのはこの「リセット」の能力が少年少女二人が協力しないと使えないというところです。「リセット」は二人の絆であり「リセット」のために二人はいつも行動を共にしています。絶対的な信頼関係で結ばれていながら、恋人同士というわけではなく「リセット」という能力を絆としている二人の淡い青春物語です。 | ||||
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文章は淡々としており、まるで情報を含んだ冷ややかな空気が通り過ぎるような印象を受けました。 それはとても心地よく、透明感のある綺麗な文章はこの作品の一つの魅力であるのでしょう。 主人公は、自身の能力である記憶保持とヒロインのリセットのせいか、どこか達観したような性格をしています。 また、ヒロインは主人公いわく、人として欠落している、欠落が大きい性格をしています。 この二人を視点に物語は進んでいくのですが、いかんせん文章と二人の性格が相まってか、いまいちキャラクターの心情や行動を理解し辛かったと同時に、ストーリーの重要な場面でも受ける衝撃は小さかったです。 そのせいで続きが気になって仕方ない、みたいなことはなかったことがこの作品の唯一で重大な欠点でしょうか。 ただし、それは必ずしも悪いことではなく、世界観を生かしている利点でもあります。 ストーリーはとても上手く作られていると思います。 能力者という設定自体が面白く、それらを上手く組み合わせた作者の技量はさすがであると思います。 謎を上手く散りばめつつ、それらを回収するさまは読み手をいつの間にか引き込んでくれます。 独特な世界を持つ作品であるので、読んでいて合う人と合わない人が分かれるでしょう。 よい作品であることは間違いないですが、個人的には熱中度が足りないと感じたので★4です。 | ||||
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ライトノベルで超能力ものというとバトルメインなイメージがありましたが、本書は違います。 とはいえ、一応戦うシーンもありますが、これがまた相手を単純に倒すだけではなく頭脳を駆使した邪道なもので面白い。 ケイ、春埼の能力の組み合わせは勿論、2人の少し歪で不思議な関係も惹かれるものがあります。 どんな大きな能力を持っていても、それは咲良田という一部地域でしか意味を持たないという舞台設定や、主人公の過去にトラウマがあるというベタな設定もどこか陰のある雰囲気を醸し出していて良かった。 あとがきのスコールや夢の話はユーモアがあって個人的にツボでした。 今年読んだ本のあとがきで五指に入るほど気に入っています。 イラストも透明感のある独特な雰囲気で味があります。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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僕はかなり面白いと思います。 でも少し変わった小説なので個人差があると思いますがとりあえず読んでみたらわかります!! | ||||
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正直、おもしろかったです。 確かに魅力のひとつとして、新人とは思えないほどの構成力があります。序盤から中盤にかけて広がった謎が終盤に向けて一気に収束していく感じ。ある種の心地よさを感じるくらい、よくできていました。 しかし、本書の魅力はなんといっても、この作者が描く世界にあると思います。 ひとりの少年とひとりの少女、このふたりを中心とした、はかなくて、きれいだけど、ほんのちょっぴりやさしくない、そんな壊れそうな世界をやわらかな風でつつんでいるような…、そんなことを感じました。 自分が勝手に感じたことなので、あまりうまく言葉にできているとは思えませんが、自分はそんな世界がとても気に入ってしまいました。 ただ、正直に書くと、読む人を選ぶ作品だなぁとも思いました。万人受けしない、というより、魅力に気づけない人がいる、といった感じです。 この作品がいいと感じるひとは、作者が紡いだ言葉をひとつひとつ丁寧に、それこそかみしめるように本を読むひとが一番魅力を感じることができるのではないかと思います。 最初に書いたように物語として本当によくできた作品ですので、一度手にとって、読んでみることをオススメします。それでこの作品の魅力に気づけなければただ単に読むのをやめればいい話ですし、魅力的だと感じたのであれば、ぜひ周りの人にもその魅力を伝えてあげてください。 個人的にはいろんなひとに読んでもらいたいなぁ、と思います。 | ||||
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能力者の町、咲良田を舞台に描かれる、記憶を保持する能力を持った少年と、世界の時間を巻き戻す能力を持った少女の物語。 「乙一絶賛」「全国の書店員絶賛」の煽りのとおり、著者の描写力は新人離れしています。構成力も高く、洗練されています。 ただ、所謂「セカイ系」的な色彩を色濃く持つ作品なので、それ系が苦手な人には感情移入がしにくいかもしれません。 私自身、主人公に馴染めませんでした。 その点で☆を一つ引かせてもらいましたが、作品の完成度や面白さは十分、☆5に値すると思います。 椎名優さんのイラストは、相変わらず素敵でした。 | ||||
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本作を手に取ったのは、椎名優さんのイラストが素敵だったのと、 帯の「乙一絶賛!!」に惹かれたという不純な動機だったのですが、 良い作品にめぐり合いました。 住民の半数が特殊な能力を持っている街・咲良田で、 主人公のケイ(男子高生)と春埼(女子高生)が、能力を取り締まる 管理局を意識しながら、自らの力を駆使して問題を解決する・・・ あらすじを端的に言うと中高生向きのライトノベルに思えてしまいますが、 決してそんなことはありません。 まず、ケイと春埼の持つ能力は万能ではなく、2人の能力を組み合わせる ことで効果を発揮するため、「どのように力を使うのか?」という 謎解きの要素があります。 また、伏線もうまく張られており、魅力的な登場人物の行動や心の葛藤を 目にしながら、徐々に引き込まれていくと思います。 続編はもちろんのこと、河野裕さんの描く他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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「もし、3日間をリセット出来る能力があったら」という作品でありながら、 そのテーマのメタフィクション的な側面を持っているように感じました。 この作品の主人公は、リセット後に「喋る言葉」でさえリセット前と同じ行動を取るように心掛けています。 行動には結果が伴い、その結果は発する言葉でさえ変わる可能性がある。 冷静に考えると当たり前ながら、それをテーマにまで昇華させた作品は少ないのではないでしょうか。 主人公がリセット前と変わらない行動をとっているにも関わらず変化が起こるなど、 「何故変わったのか」という疑問を抱かせ先が気になる展開を絶えずに出してくる。 但し全体的に淡々とした印象を受けました。キャラも薄く感じます。 テーマ自体は面白く、これからの続巻に期待という意味を込めて☆4です。 | ||||
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あらすじを見たときは『NEVER 7』のような感じのループものだと思ったけど、それとはまた少し毛色が違った内容でした。 時間の巻き戻しという設定のなか、未来に起きてしまう事態をタイムリミットまでになんとか防ごうとするあの緊迫感がまるでないのに、おもしろい。 伏線を散りばめながらもそれをインパクトを与えるための起爆剤につかわずに、何気無く答えが文章のなかに置かれたような不思議な文体でした。作者的にここが見せ場だよ、とこれみよがしに明かされるより素直に楽しめたいい作品です。 まだ回想だけの登場だったり、掘り下げられてない愛すべき哀れなキャラクター(特に主人公のキャラが最後までいまいち掴めなかったかな、出番が多いくせに)がまだまだいるのでぜひシリーズ化して欲しいです。 | ||||
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見かけは三人称の文体なのだが、実際は浅井ケイと春埼美空、二人の高校生の視点で交互に語られている。 二人が住む咲良田は、一見するとただの沿岸の地方都市。ただ一点、住民の半数以上が超能力者だということを除くならば。そして、浅井ケイは全ての記憶を忘れない能力、春埼美空は三日だけ世界を巻き戻すリセットの能力を持っている。 超能力者といえばバトルものという展開を想像しがちだが、いきなりそうはならない。何せ二人の能力はバトルに直接役立てられるようなものでもない。だから彼らの下に来た依頼も、死んだ猫を生き返らせて欲しいという、一見平和で、でもある意味、過去を捻じ曲げるという無謀なもの。しかしそれが出来てしまうのがリセットという能力だ。 この依頼は単なるきっかけに過ぎず、それ自体に意味があるわけではない。すべてが終われば、まるで何もなかったかの様に世界は平穏を取り戻す。重要なのは、きっかけによってはじまる人との出会いであり、それが引き起こす悩みであり、過去の記憶を掘り起こして後悔することであり、何かを変えようと動くこと、それ自体である気がする。 本当は何も起こっていないのかも知れない。だから、どんなに能力を駆使しても、何も変えられないことはある。しかし一方で、少しは変わる部分もある。そしてその積み重ねは周りに影響を与え大きなうねりとなる、こともあるかもしれない。 派手な物語ではない。世界が決定的に変わることもない。ただ、静かな物語の中にも何か大きな動きがある。そんな感じの作品です。 | ||||
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