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七十歳死亡法案、可決
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七十歳死亡法案、可決の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 61~73 4/4ページ
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時代性もあり、最後の落ちも面白かった。気にいると同じ作者の本を読破するけど、垣谷さんの本ではこれが一番面白かった | ||||
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近未来の日本を舞台にした小説です。人間はなぜ生きるのか、よりよく生きるとはどういうことか、考えさせられ、また、著者の筆致にはまります。 本書では介護の過酷な現場、人間の尊厳、世代間格差、ブラック企業、就職難、寿命と健康寿命のギャップなど、様々な問題が出てきます。設定は悲惨なのに、また荒唐無稽でさえありますが、人間の本音と理性との葛藤が巧みに描かれていて、面白く明るさがある作品です。 決して老人は不要と主張しているわけではありません。内容の面白さの割に、タイトルと設定の過激さが、新聞や雑誌で紹介することをためらわせたのか、あまり評判になっていないですが、いい作品だと存じます。 書店で見られても手に取るのがはばかられるような感じを受けられた方見るかもしれませんが、偏見を持たずにぜひご一読を。 | ||||
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現代の日本に一石を投ずるような内容です。「長寿社会」に必要なものは何かを訴えているような作品です。 | ||||
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自分が考えていた内容とちょっと違いましたが、思いのほかおもしろかった。 | ||||
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実質評価3.5 この著者の本は初めて読みました。 家族介護について考えることが出来た。あきずには読め、なかなか面白かった。ただ、総合的に話の焦点がぶれていたと思う。 多くの人に焦点が当てられながら、話が進んで行くのだが、主となる人がおらず、ほぼ平等に出番があるため話のまとめが雑に思えた。終盤の家族の心変わりが急すぎたと思う。特に夫。 また、話自体も最後すっきりしない完結に感じた。 総評として、物語の終わらせ方はともかくとして、人物の台詞が非常に印象に残った。少なくとも著者の他作品はみたくなるほどの力はありました。 | ||||
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こんな法案が通ったら当然こういう事になるでしょうね。びっくりする設定でしたが、問題定義するうえでとても面白かったです。結局はカリスマ首相の発表で結末となるのですが、そこはちょっと出来過ぎ。今の日本にはそういう人がいないから、問題なのではないでしょうか?コロコロと首相が変わり、どいつもこいつも日本を立て直せないでいる。この小説のような首相が現れてくれる事、それを待ち望んでいます。 | ||||
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高齢化社会の到来がわかっていたのに、既得権益者と年齢に比例する投票率が怖くて改革に踏み切れなかった日本。 それを積極的か消極的か知らないが、結果的に無策と言うか無対応を支持してきた国民。 新政権も、さらに給付を増やしている。 特に年金受給者はそのつけを自分で払わないで、若者や子どもに押し付けてるわけで、 年金をもらわないと言う以上に強烈な責任の取り方を紹介してる。 無策も無知も罪であり、罪は償わなければならない。 カリスマ的人気の首相が、英断をふるうわけだが、出来れば現役労働者やこの親として、打ち上げがあって、問題意識が形成されればよいが、 それはフィクションを通り越して、ファンタジーになってしまう。 法的な安楽死になる前に、何がいけなかったのか、考える良い機会だと思う。 社会保障と言う国家予算の半分を使う、訳の分からない多くの団体や関係者がその下にぶら下がって権利ばかり主張する、複雑怪奇な世界に 国民と言うか納税者として関心を持ち、各自が考える、良い機会を提供した作品だ。 何が正しいのかは、立場によって違うが、直面してるのは事実で、状況はフィクションではない。 | ||||
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自分の親たちの現状、そして介護の仕事に関わっている関係で、 非情に興味深く読みました。 目の前でいろんな高齢者を見ていると、 自分は75歳くらいで逝きたいなーと思っています。 作品はとても読みやすく、 活字離れしている私にも数時間で読めました。 介護の当事者には、よくぞ痒い所を掻いてくれた!的なお話じゃないでしょうか。 主人公の東洋子(介護者)に当たる人はもちろん、 介護に協力しない夫や家族に、ぜひとも読んで欲しいですね。 それぞれの心情をキチンと描き、 実は悪者は一人もいないんだという流れが心地よいです。 途中から都合の良すぎる感の展開と、 全員がハッピーエンドになってしまうのには少々苦笑いしてしまいますが 納得の結末に読後感スッキリです。 ドラマにするといいんじゃないかな〜と思いました。 出来れば東洋子の怒りが爆発するシーンを もうちょっと文字数をかけて書いて欲しかったかな。 …すみません、偉そうで。(^_^;) | ||||
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とても面白くて一気に読んでしまいました。 題名はかなり過激だけど、なんか読後すっきりしました! 介護って本当にそれをしない人にはその苦労はわからない。 でも、こういう本を少しでも多くの人が読んで、苦労をわかれば、思いやりや優しい気持ちをみんなが持てるんじゃないかな? しかし、これくらいのすごい法案でも実行しない限り、 今の日本は完璧沈没する気がします。 | ||||
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内容は全く分からなかったのですが題名にひかれて買い求めました。リアルタイムな内容で、読み進んでいくうちにまるで私が小説の中の登場人物になったような錯覚をおこしてしまうほどでした。 | ||||
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妻と買い物に出かける電車の中で、 私「このままの日本だと、年金も健康保険も無くなるな、どうすればいい?」 妻「60歳まで仕事して、80歳で死ぬしかないんじゃない」 と話をしていて、書店についたら、この本がありました。 答えが本の中にあるかもしれないと思い、すぐに購入を決め、早速読破しました。 この本のなかで書かれていることは、国民全員が真剣に考える事、真剣に考えた結果として行動する事という内容と思います。 真剣に考えるタイミングは、人それぞれで違うと思いますが、個人、家庭、地域、職場で話が出ると思うので、真剣に考えるにはこんな方法もあるんじゃない?と読んでみることをお薦めします。 実社会の日本では、こんな法案が可決されるわけないですから、一つの仮想現実として読んでみるのがいいと思います。 | ||||
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読む前には、題材が老人問題と法律問題なので理屈っぽく陰鬱な感じの小説かなと思っていましたが、実際に読んでみると、そんな心配をする必要もなく、楽しく一気に読めました。日本中のどこの家庭でも何か思い当たるような情景が軽快に描かれています。 題名について、この小説のメインストーリーに対してこの題名(と味付け)とを持ってくるという著者の作戦は、とても見事だと思います。もしメインストーリーに完全に即した題名を付けたら殆ど売れないでしょう。それ以上言うとネタバレになりますのでここでは言いません。何故か知りたい人は、買って読んで「なーんだ」と思ってください。 | ||||
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この小説は「七十歳死亡法案」をきっかけに若者、中年、壮年、老年それぞれの立場のエゴがぶつかっている現在の日本社会における世代間エゴイズムを表したものであると感じました。そのモデルケースとして宝田五人家族の群像劇というスタンスが取られています。 そのため、本書は、邪険にされる高齢者世代や高齢者の待遇に嫉妬する若者という特定の二極化された層だけに読まれるのは非常にもったいない作品です。 ありふれた呼びかけではありますが、今一度「あいつはうらやましい」、「自分は不遇だ」という主観的な物の見方を捨ててみて、自分に何ができるかを考えてみるきっかけになるのではないでしょうか? | ||||
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