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クトゥルフ少女戦隊 第二部
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クトゥルフ少女戦隊 第二部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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山田正紀には、他に書くべき作品があると思う。 『翼とざして アリスの国の不思議』と対になるはずの『サスペンス・ロード(仮題) アリスの国の鏡』。 「佐伯神一郎シリーズ」の続編。 『篠婆 骨の街の殺人』の続編「バロック」。 『ゴースト』の続編「ビースト」。 だが・・・『妖虫戦線』が途絶した後、世に出たのがコレだとしたら? いっそ、何も書かずに引退していただいたほうが良いのかもしれない。 | ||||
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2部から読む方はいないだろうから、1部を読んで気に入った方は、ぜひこの作品も買ってほしい。 なぜなら、この作品が売れれば続編が出るかもしれないからである(笑) さて、本書はいわゆる「開いた終わり方」で幕を閉じる。芝居ではよくある手法なのだが、日本人はこのパターンの終わり方がどうも好きではないらしく、 終わっていないと錯誤するようなのだ。 これはこれで完結していると納得するのが正しい読み込み方であろう、続編が出るとすれば新たな幕が上がると予想される。 さて内容だが、山田正紀はどうも珍しい鉱脈にたどり着いたようだ、萌えを思弁的に語るというメタ萌えである。このためキャラクターに萌え設定 を付加させているのだが、何せ思弁的である、直感的なキャラ萌えにはいたっていない。 そして萌を内包する要素としてセカイ系及びハーレム系を引き合いに出すのだが、この系については「そうなっているのだから、しかたがないのだ。これでいいのだ」と何度でも繰り返し語る。つまりこの系は世界の構造そのものの基盤でありゆるがしようがないのだと語っているのである。 山田正紀にしては珍しい語り口だ、何せ「進化とは何か?」と進化や神にまで「なぜ?」を問い続けているのに、それの上位構造体としてセカイ系ハーレム系をおきそれを動かしがたいものとして認めてしまっているのだから。 この鉱脈をもっと掘り進んだ山田正紀をぜひ読みたいものである | ||||
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《新作》という言葉が安易に使われすぎている気のする今日この頃、これはホンモノの《新作》と呼べる稀有な物語。 まずは、読めー。 話はそれからだ。 | ||||
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あとがきでも書いてありますが、作者は萌え系の人ではないのでその方面の知識は間違っています。 ツンデレやヤンデレもニュアンスが違います。 シュールさと気持ち悪さが好きな人はお勧めです。 | ||||
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帯に大きく「完結!?」と有るが「?」が示す通り全く完結していない。全体には起承転結の「起」の辺りで、その「起」がこれで終了したのか、まだ途中なのか、その辺りは不明。本巻でプロローグもしくは第1話が終了した事に成る。このまま人気が無かったアニメの如く打ち切りに成るかどうかは本巻の売れ行き次第だろう。 謎だった(ミエミエだったが)四人目の正体が判明し・・・可成り端寄った感じ。四人目が一種のキーパーソンなので、正体である人物が四人目に成るに至った部分についてもそれ也にボリュームが裂かれ・・・ていない。スピンオフ短篇ででも語られるのだろうか? クトゥルフと云う存在が何であるかについては、~らしいと云うくらいしか判らず、完結迄に姿を見せるかどうかは不明。たとえ姿を見せるにしても終盤に入ってからだろう。又はラストの時か。 それにしても殆どアニメ化してくれと云わんばかりで、ニコ動(止め絵だが)に上がって「グールド先生はげし過ぎ」とボカロに歌われている曲の作詩は山田先生御自身が、劇中アニメのOPとして作品内に書かれたもの。まあ、このボカロもそれ也に喰い付きが良い様で、「これ、ラノベ?」とか「原作読んでみようか」と云った書き込みが見られる他、貼られたタグに「先生、何やってんですかシリーズ」などと云うものも有りウケている様子。この分だと、その内、「クトゥルフ音頭」もニコ動に上がってくれるだろう。 そして、本シリーズは果たしてこれから先、どう展開して行くのだろうか。 | ||||
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はっきり言って賛否が分かれると思います。 山田正紀先生の小説は好きで、割と読んでいる方ですが、この作品は、相当に「ぶっ跳んで」います。私はラブクラフト小説原理主義者の傾向が強いので、個人的にはあまり好きにはなれませんでした。しかし好きな人には狂喜するくらいのインパクトを与えるん「ハマる作品」であると思います。先にレビューされた方々はその「ハマった」読者さんだと思いますが、逆に「ハマらない」人の意見も必要と思って、あえて低い評価で投稿することにしました。 内容は人によっては超難解、逆に感受性の強い方には分かりやすいかもしれません。「きちんと読む」というより「イメージで読む」観念的な小説に属すると思います。一応「萌え系」とキャッチコピーにもありましたが「某這いよるNさん」系を求めて読むと火傷します。毛色の変わったクトゥルフ神話を読もうと手にすると、背後から撃たれます。それくらい、強烈で、ある意味、魅力的なクトゥルフ考察小説(オーバーな書き方をすれば哲学書を読んでいるような)だと言えるでしょう。 ただ、なんでもありの「クトゥルフ小説」としては、十分「あり」の作品です。それこそ「混沌作品」です。 | ||||
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謎めいたクトゥルフの正体、そして絶対少女マナミの正体、プラスとマイナスに驚き 萌というワードが乱舞するクライマックスに感動のあまり呆れ返って開いた口が塞がらない! エンディングのアレも秀逸すぎて凄いですよ。 とにかく山田先生、ナニやってんですか!とページをめくるごとに叫ぶことうけあい。 そして続編へ意欲まんまんなあとがきも最後の敵との繋がりを語っていて、別の意味で 興味深い。 とにかくこんな小説、山田正紀以外に書けないんだから比較することなど無意味。 圧倒的な想像力の斜め上へのドライブを堪能しよう! | ||||
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