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霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿



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【この小説が収録されている参考書籍】
霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)

霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿の評価: 2.71/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

シリーズの中では秀作です。

主人公二人があまり全面に出てこなくて好印象です。特にエリカはいつもうざいのですが、今作では比較的大人しくて良かったです。まあ、前作終盤で二人とも事故、病気に見舞われてますからあまり元気がないのも納得です。伏線となっているかのようなサブプロットが結局本筋からは外れて肩透かしをされたように感じましたが全体的には楽しめました。ミステリーとしては疑問も残りますが、エンターテイメントしては佳作だと思います。
霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)より
4087606937
No.1:
(4pt)

丁寧な記述と納得の展開でジワリと迫る、濃密なストーリ

翻訳文が分かりやすく、また、それぞれのシーンを短く区切りながら、じわり、ゆっくりとストーリーが展開されていくため、展開をしっかりと理解しながら、ストーリーを堪能することができました。
従来作品と同様、登場人物の相関図が付けられており、話の内容がさらに飲み込み易くなっています。
 
捜査の状況が非常に丁寧に描かれており、事実の解明に至る過程や、その結果について、合理的で、納得性が高いと思います。主人公の人間模様も含めた記述に多くのページが充てられていますが、ストーリーの展開やクライマックスに巧く関連づけられていますので、冗長さを感じることはなく、良かったと思います。
 
事件の動機となる人間関係についても、深く書かれています。ストーリの軸となる事件、悲劇が何故、どのようにおこったか、ミステリの面白さを決める重要な部分だと思いますが、本作品は、夫婦間のDVを背景とした、この事件の動機について、非常に説得力が高いです。
 
事件の顛末について、安易な救いは用意されていませんが、このことが、むしろ作品の仕上がりを良い意味で固いものにしていると感じました
霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:霊の棲む島 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)より
4087606937

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