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(短編集)

偽りの殺意



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【この小説が収録されている参考書籍】
偽りの殺意 (光文社文庫)

偽りの殺意の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

著者の再初期の中編をまとめた作品

中町氏のそれまでの最近の再発文庫の解説で事あるごとに紹介されていた、長編デビュー前の素人時代の投稿作品で最終候補や受賞した中編3編を収録している。解説でしか触れられてこなかった初期の貴重な作品が揃っており、ファンには嬉しい企画である。
3編とも鉄道アリバイ崩しものとなっており、この著者ならではのシンプルなトリックながら二転三転するプロットが堪能できる作品揃いだ。
70年代初期の作品なので、今のミステリーを読みなれた人には古臭く感じてしまうのは否めないだろうが、今ではほぼ絶滅した鉄道アリバイ崩しだが、近所の定食屋の焼きそばのような定番の飽きのこない感じと言えばいいのだろうか。決して極上ということではないんだが、味わいがあるんだよな。
いずれのアリバイトリックも鮎川哲也氏の影響が強く、2編目のトリックなどは鮎川氏の短編のトリックの発想をそのまま使用している。
偽りの殺意 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:偽りの殺意 (光文社文庫)より
4334768164

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