(短編集)
幽霊紳士/異常物語
- パスティーシュ (27)
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全十二話からなる本格ミステリー連作集。 ストーリーの巧みさは当然のこと、 結末でのどんでん返しには意表をつかれる。 | ||||
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柴田錬三郎によるミステリ作品2篇を一冊にまとめたもの。 『幽霊紳士』は、もともと1960年に文藝春秋から出たもの。その後もいくつもの版があるが、本書の底本は1990年の集英社のもの。 全12話からなるミステリで、殺人やコン・ゲームなど、さまざまな味わいのものが入っている。かなり本格的なつくりで、ミステリ・ファンでも充分に満足できるだろう。最後は謎の紳士によって解決されるのだが、その皮肉っぷりもたまらない。 『異常物語』は、もともと1961年に光風社から出た『柴田錬三郎選集 第五巻』に収録されていたもの。底本は1976年版。 世界各地で起きる異様な事件を扱った連作集。全8話。暗号もの、ホームズのパスティーシュ、ヒトラーの再来、ヒッチコックの映画と、いろいろ趣向がこらしてあるのが楽しい。 なお、いずれもかなりエロ要素が強い。 ちなみに、一部に大坪砂男がアイデア提供しているという。 | ||||
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何十年ぶりかの柴田錬三郎、さすが手練の文章家と感嘆させられた。 あの頃は生意気盛りで、通俗作家とやや見下してもいましたが この歳になって柴錬の上手さが解って後期高齢者間近の身に 新たな読書の楽しみが増えた、という感じです。 | ||||
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和製ミステリーは、こんなにも素敵。幽霊が探偵とか掟破りですが、そこがいい! | ||||
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連作ミステリ「幽霊紳士」(1960年)と奇譚集「異常物語」(1961年)を併録。 事件関係者の前に忽然と現れ、謎の真相を告げる冷酷な悪魔の如き探偵―幽霊紳士。登場人物の複雑な心理の綾を見抜き、断罪する、その結末で見せる鋭さは「眠狂四郎」シリーズと通低する著者ならではのリヒリズムに満ちている。ミステリとしても、思い込みや盲点を突いたプロットはなかなか巧妙で時代小説や伝奇物にしばしば濃厚な探偵小説的趣向を盛り込んだ著者らしい。(プロット作成の協力者として他の作品では大坪砂男の存在が噂されてはいるが...) 「異常物語」はエロティックな妖異譚や歴史上の実在人物を登場させたリドル・ストーリー、ホームズ・パスティーシュなどヴァラエティ豊かな物語の面白さで読者を惹き付けて離さない、牧逸馬の怪奇実話的な雰囲気や橘外男を思わせるグロテスクかつ波瀾万丈な作品が並び、この稀代の物語作家の手腕が存分に堪能出来る。 | ||||
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