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月光ゲーム Yの悲劇'88
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月光ゲーム Yの悲劇'88の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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引き込まれて寝る時間も忘れ読みました! 解説欄ですが…有栖川有栖、本名上原正英…とありましたが、有栖川有栖は本名ですよね?すみません敬称略しました | ||||
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本格ミステリーの謎解きをしたい人向き。クローズドサークルでの連続殺人事件。読者への挑戦。登場人物が多く、時によって姓、名、あだ名と3種類出てくるので、ややこしい。といっても、私のようになんとなくミステリーが好きという者でも、最後に謎解きに向けての要約、解説があるので、読みやすい。読者のレベルなりの読み方ができる。 | ||||
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有栖川有栖の作品は、国名シリーズを手にとった事はあるものの、綾辻行人ばかり読んでいました。 (十角館のラスト数ページに驚かされ・・引き込まれてしまいました) でも、この作品、若い頃にちゃんと読んでおけば良かったです 新本格もの として、十分に楽しめますね 物語の中の連続殺人が、計画的な犯行であれば、なお良かった と思いますが、欲をいってはいけませんね。 (その点で☆を一つ引いて☆4つ) 一気に、学生アリスシリーズを読破していくつもりです。 | ||||
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★★★★☆ | ||||
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面白く、尚且つ、読みやすかった。 火村英生シリーズしか読んだ事が無かったので、 学生という若き「アリス」も新鮮だった。 甘酸っぱい青春群像劇というべきなんだろうか… 個人的にはとても気に入った★ | ||||
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登場人物は基本的に学生のみ。4グループから成る内訳は、主人公である「有栖川有栖」を含む京都私大の英都大学・推理小説研究会の男性4人、東京の雄林大学のハイキング同好会の男性4人と女性3人、同じく雄林大学の別グループで法学部三回生の男性3人、神戸の神南学院短期大学の英文科の女性3人の計17人となっている。 夏休みに浅間山系に出掛けた前述の大学生たちは、偶然の出会いから4グループ合同でのキャンプ生活を楽しむことになる。合宿中のある朝、突然、女子学生の一人が姿をくらました後、火山噴火によって16人の学生たちが山中に閉じ込められる。混乱のさなか、参加者のうちの一人が刺殺体で発見される。この辺りで全体の1/3弱。 クローズド・サークル、主要な登場人物が学生、ミステリ研究会、学生の合宿が事件の舞台、そして作者のデビュー作であることなど、最近読んだ綾辻行人『十角館の殺人』と共通する要素が多かった。ただしトリックについては、『十角館』のような開けてビックリの仕掛けはなく、あくまでストレートな展開だった。大学生ばかりの数多い登場人物については、犯人を当てにくくする以外の必然性があったか疑わしく思えた。学生たちのノリやキャラクターには三十年以上前の雰囲気はあるが、個々の登場人物に魅力を感じられなかったのは、没入できなかった理由のひとつだ。 総じて、あくまでミステリ愛好家に向けた作品に読めた。はじめて読む著名な推理作家のデビュー作とあって、読書前の時点でハードルが高くなっていたのかもしれない。他には、私が犯人を推理しながらミステリを読まないことも評価に影響している可能性がある。犯人当てを楽しまれる方に向けた情報として、終盤のある時点で「真犯人を特定するに十分なデータが出揃った」として、作者による「読者への挑戦」の1ページがしたためられている。いきなり犯人が明かされる展開にはならないので安心して読み進めることができる。 個人的に気に入ったのはエピローグにおける、この旅のなかで起こった主人公の恋愛感情の行方だった。年頃の平凡な青年の異性への想いには、懐かしみと親近感を覚えた。 | ||||
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新品並みです。 | ||||
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山が、噴火。連続殺人事件が発生。絶滅的な状況なのに、クスッと笑ってしまう場面が多い。それは関西弁のトークが面白いから。作者はワトソン役で、江神が名探偵役。名前の通り、推理は神懸かってました。有栖川有栖の記念すべきデビュー作。 | ||||
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舞台設定、犯行動機、素人調査など処女作だけに青臭さが 溢れていますが、その雰囲気がイイです。 因みにこの江神探偵シリーズは、後の作品になると、筆が 滑って学生共の無鉄砲な振る舞いや論理を振りかざす真相 解明などがどんどん鼻についてきます。 | ||||
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火山から火の粉が吹き襲ってくる臨場感はさしずめUSJのバックドラフトのよう(よくわからないが) そしてその臨場感とは裏腹な着実にヒットで進塁していき得点をコツコツと重ねていく違和感の少ないストーリーはそう、 あの日のベイスターズのマシンガン打線のよう? | ||||
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まずなによりも舞台がそそる。 英都大学推理小説研究会の夏合宿で訪れた矢吹山。見目麗しきヒロイン理代に、不思議系のルナ、いろんなキャラクターとの出会い。キャンプファイヤーにマーダーゲーム。仲間たちとの楽しい時間……。 しかし、一転。矢吹山は噴火して彼らを閉じ込める閉鎖空間に変貌。挙句には連続殺人事件が起こる。 月の妖しい光に縁どられた幻惑的な瞬間と、殺人が生むサスペンスがたまらなく面白い。 私は理代とルナが本当にいい味出してると思います。 二人のどこか怪しい存在感は主人公の有栖、ひいては読者までを魅了してくれている。 そして、犯人の動機とラストシーン。 青すぎず、かといって大人のむせた空気があるわけでもなく、ロマンティックだけど切なくて、さわやかな読後感が得られる。 私は有栖川有栖を読むのはこの月光ゲームが初めてでしたが、すっかりとりこになりました。 | ||||
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ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」で興味を持った有栖川有栖さん作品、初読。学生アリスシリーズ一作目。これってパニック物?って感じさせる出だし、なんかワクワクしながら一気に読んだ。江神さんが解決するまで犯人がサッパリ分からなかったし読んで良かったです。この作者の積読本いっぱいあるので、ボチボチ読んでいきます。 | ||||
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面白かった! ただ・・・動機はすごく拍子抜けしてしまいました。 | ||||
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私自身初めての有栖川有栖作品。 作者の記念すべき長編デビュー作だそうです。 4つのグループに属する学生17名が、とあるキャンプ場で同泊。 楽しく過ごすうちに近くの火山が噴火し、舞台は思いがけずクローズド・サークルへ。 断続する地震や噴火の過酷な状況のなか、しだいに行方不明者や死体が... 場面設定・展開の大仕掛け感と登場人物の多さのせいか、個々の人物掘り下げはほどほど。 この点、人物描写や人間関係の深み、動機などについて少々物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも? 一方、"that's 推理小説"的に展開するストーリーは、「ああ、これが本格ミステリーか!」と思わせるもの。 しっかりとミステリーを組み立てていらっしゃると思います。 ちなみに... 物語後半に出てくる「読者への挑戦」は、そのような展開になるとはつゆ知らず、個人的にはちょいとびっくり! こういうのも「推理小説」の色濃くて面白いですね。 (とてもとてもワタクシのようなミステリー素人では、私一人で謎解きなんてのは到底難しいですが...) 時折、織り交ぜられる他の名作ミステリーへの言及はとても勉強になります。 思わずエラリー・クイーン作品をいくらか購入してしまいました。 あと、キャンプや山登りをこよなく愛する私としては、特に前半に出てくる自然描写・キャンプ描写がとても良い。 自然に囲まれ、いつもより多めに吸い込みたくなる空気や、日常ではなんてことはない行動がとても新鮮に感じられることなど、また再び自然に触れたいという想いを膨らませてくれる、心に響く描写です。 ともあれ、楽しく読ませていただいた、初の有栖川作品。そして初の学生アリスシリーズ。 作中人物、そして、作者自身をより理解し、作品をより深く味わうべく、今後の有栖川作品読書が楽しみです。 | ||||
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名作の呼び声高い「双頭の悪魔」がシリーズ三作目とのことで 予備知識としてシリーズ一作目の本書から読み始める 著者の初長編作とのことで何度も書き直しをしたそうで 思い入れの深さを感じました。 キャンプ場での大学生同士のクローズド・サークル さらに噴火という自然災害も加わるなどシチュエーションとしては とても面白いです。 謎ときとしては面白かったです。 ただ、クローズド・サークルにしては 登場人物が17人と多すぎて理解がついていかないです この17名ですが、もともとは4グループで 人間関係も初対面同士、もともと知り合いだったりと 複雑です。 各人物の人物描写も差がありますし、あだ名だったり 本名だったり、覚えにくいです。 なので、人物描写が少ないままに事件が進んで 人間関係が出てくるので 「この人とこの人って、どんな関係?」 「初対面なのになんで仲良く一緒にいるの?」とか 人間関係描写、説明の少なさを感じることが多かったです。 17人の登場人物に関しても描写の厚みに結構な差があるので 人数を半分くらいに減らして、各人物の描写の厚みを増やし 均等にしたほうが、推理の楽しみも増えたように思えます。 クローズド・サークルの名作 クリスティの「そして誰もいなくなった」や 著者と同時期の作家であり同じくで初長編作でもある 綾辻行人の「十角館殺人事件」のように 容疑者は10人程度の方が分かりやすいですし 推理する楽しみも湧くように思えます。 ・・と書いてみましたが、今やミステリ界での 重鎮となり、多くの賞の選考委員や創作塾を 主催する著者としては、そんなことは百も承知だと思います。 改定版や修正など自作に手を入れる著者もミステリでは 多くあります。(島田荘司,綾辻行人など) 創作塾のケーススタディとしても デビュー当時の作品をベテラン作家となった現在の著者に 本書の改定版を読んでみたいです。 | ||||
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有栖川有栖のデビュー作。 よっぽどペンネームが気に入っているのか、主人公も同じ名前。 ふるーい作品なので、設定も、動機も、トリックも、うーむ… 一度、挫折して、再チャレンジしてなんとか読み切ったのですが、探偵役の江神さんがいいです。 主人公の推理はかすりもしないし、頼りないし、恋心を抱く女性ははじめから振られていたという、いいところなし。 火山が噴火とかの設定はいらないかもしれないなと思いましたが、閉ざされた空間「クローズドサークル」!これぞ、本格ミステリーの設定だ!と気づきました。 シリーズ全部は読んでませんが自作から病み付きになりました。 | ||||
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「こんなことで犯人が分かってしまうのか」という犯人当てのロジックが一番の読みどころ。証拠の隠し方、青春小説的な一面など、抑えるべきところを抑えた作品。動機の推理が一切排除される展開や、ダイイングメッセージの扱いなどに筆者の色が現れている。 フェアプレイを意識した王道の犯人当て。犯人当てに挑みたい人、コテコテの本格ミステリを読みたい人には、特におススメ。素朴でシンプルで懐かしい『月光ゲーム』の妙味をぜひ味わってほしい。 ただし、良くも悪くも素朴なミステリなので、海外ミステリの古典的作品を一つ二つ読んだ人じゃないと、楽しめないと思う。読んだことのない人は、せっかくなので『Xの悲劇』『Yの悲劇』辺りを読んでから本書に挑もう。 ちなみに、本書『月光ゲーム』と、かの有名な『Yの悲劇』に(私の読む限りでは)明確な繋がりはない。 | ||||
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有栖川有栖の原点を垣間見たような推理小説で面白かった。 描写等で少々くどい部分があるのが残念・・・。 | ||||
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とても楽しい読書になりました。文章がとてもうまくて、ユーモアがあり、僕こと主人公の有栖川有栖君のキャラクターに好感が持てるし、他の先輩や友達になった人たちもみな個性的で、すんなりと物語に入っていけました。初日のキャンプファイヤーのくだりでは、読んでいて、本当に楽しい気持ちになりました。そんな楽しいキャンプに、突然の火山噴火と殺人、行方不明、そして恋愛、息詰まるいろんな要素があり、読んでいて飽きませんでした。犯人をあばく最後の章での部長の推理はエラリー・クイーンのように論理的。犯人は本当にわからなかったので意外でした。犯行の動機や、行方不明になる理由は、ちょっと弱い気がしましたが、彼等は大学生で若くて多感でもろいのだし、そういった瑞々しさまで含めて描かれていたので、まぁ納得です。 | ||||
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昔の探偵小説ばかり読んでいました。故に今のミステリー初めて拝読のような感じです。 面白かったです。 犯人当ての謎解きで,古き良き探偵小説を現代に蘇らせ、ロマンも詩情もありました。 カバーの絵もいいですね。 | ||||
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