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いなくなれ、群青
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いなくなれ、群青の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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本書は複雑怪奇な島、『階段島』を舞台にした物語である。島外からの物資の搬入は週に1回行われるが、島から外へメールを送信したり船で出ようとしたりすることはできない。そもそも、島民たちはなぜ自分がこの島にやって来たのか分からない、来るまでの記憶が“意図的”に消去されてしまっているのである。彼らは皆、自身が失くしたものを見つけることで元のいた場所に帰れると言われている。魔女がこの島を支配しているという噂もある。 話は悲観主義的な少年『七草』と愚直な少女『真辺』を中心に進められていく。 一見するとミステリー小説だが、そうシンプルでもなく、読んでいてる私自身色々と考えさせられるような文章に出逢った。 階段島の人々は、自分自身に捨てられた性格の一部なのである。自分に捨てられたのだ。だから、彼らはそれぞれに“欠陥”を持っている、というより彼ら自身が“欠陥”なのである。 私たちもそれぞれ自分の中に嫌な部分を持っている。心配性な面、神経質な面、怒りっぽい面など様々であろう。しかし、頭では治そう改善しようと思ってはみても容易いことではない。リアルの私たちは性格の一部を捨てるだなんて魔法染みたことはできない。では、どのように自身の嫌な部分と付き合っていけば良いのだろうか。どうすれば、嫌な部分を前向きに、生活に活かすことができるのだろうか。そんな疑問がふと湧いてきた。 | ||||
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表紙とタイトルを見て購入しましたが これはあたりでした。 まっすぐなヒロインの真鍋と悲観的な主人公、ほかの登場人物もとても魅力的で、心を穿たれました。 ここからはネタバレを含みます 私は一言誤らせるためだけに友達の家の窓を割っちゃった真鍋に心撃たれました。ほかにも血だらけの猫を抱えて走る真鍋、それを美しいと思い追いかけた主人公、どの描写も心に刺さりました。 表紙買いでしたが、とても良い小説に巡り会えたと思います | ||||
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ある日、突然、知らない島に居る。その島に連れてこられた人たちは、無くし物を探すことができたら島を出られるという設定のSFファンタジー小説。 高校生を主人公に物語は、島からの脱出を試みる過程が描かる。謎が多く、その謎が展開とともに解けていくので、読みやすい。 人が成長するためには、たくさんのものを得ると同時に、たくさんのものを失う。失うべき幼児性もあるが、失わざるえない純粋さもあろう。 この小説の設定は荒唐無稽の話のようで、一枚フィルターを外すと誰でも通るべき人生の道である普遍的なテーマを扱っている。 この年代を超えた誰しもがもつ、心の小さな傷が、感傷的に刺激されるような小説である。 | ||||
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直前の記憶を失い、外界と遮断された島で目覚めた主人公の七草。 島には独特の社会があり、彼はそこでの生活に慣れていく。 しかし元同級生の真辺由宇もその島に飛ばされたことをきっかけに、 彼は島のルールに立ち向かうことを決意する。 ミステリーとは違うけれど、最後、伏線が一点に収束して謎が明らかになる場面は圧巻。 キャラクターも、自分と照らし合わせて痛いほど感情移入でき、一気に読み上げました。 真っ直ぐで一点の曇りもなく、故に周りからの軋轢を受けながら生きてきた真辺。 理想を目指すことを諦めて、心地よいと感じる場所で生きていようとする七草。 深い、というのかはわからないけれど、個人的にはとても気に入った一冊です。☆5つ。 | ||||
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私よりもわたし的な本だった。 こんなに染み入った本は久しぶりだった。 透明でいられないけれど、透明を護りたい方、ぜひ。 | ||||
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文章力・構成力・設定・キャラクター・共感 仮にこれらの評価で計るとすると、ある人は限りなく大きな正五角形を作るでしょう。 しかしまたある人は、4つのポイントでは大きくなるのに、一点だけ限りなく0に近い評価になると思います。その0に近い部分が、共感です。 他にも色々な人がいるとは思いますが、この2つのタイプが多くなるような気がします。 登場人物達は非常に個性的で、文章力も高いので、すんなりとイメージができるようになります。 設定がその辺の魅力をさらに強めており、非常に素晴らしい作品に仕上がっております。 さすが評価の高い作品。 『フィクション好きの人好みに仕上がっています』 イヤラシイ言い方をしましたが、もっとストレートに表現すると、 『現実の体験よりもフィクションの体験の方が素晴らしいものだと考えている人ほど共感し、フィクションの体験もさることながら、現実での実体験も大切だと考えている人は、登場人物達に共感できない作風に仕上がっています』 僕はどちらかと言えばフィクション好きな方なので、本来は☆5つにしても良かったのですが、こういう物語ではキレイに感じられる連中とのつき合いが、実際はどれだけ面倒くさくて、どんなに大変なのかを知っており、しかもこういう人達が常に周りを見下している態度なこともわかっているので、少々キレイに描き過ぎてることにムカついて、☆を1つ減らしました。 | ||||
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高一の七草くん(下の名前がどこかに書いてあったような気もするのですが・・・)と真辺由宇さんが、階段島という名の島で二年ぶりに会うのが物語の始まりです。 2000人が暮らす階段島は、はるかに続く階段の頂上で魔女が支配していると言われているのですが、誰も会ったことはありません。驚いたことに、島民は皆、各々自分自身が成長するために捨てた部分、例えば”怒りっぽい性格”、そのものなのです。平和でのんびり暮らせますが、島外への意思疎通はできません(通販は可能)し、物資を運ぶ船に便乗して島から出ることもできません。まことに奇怪です。 真辺さんは性格を修正すべきではないので階段島を出なければならず、出て元に戻る彼女に託したいことがある、というのが七草くんの強い思いで、物語はそのための画策が中心になります。 冒頭のちょっと劇的な再会は、いわゆる青春物語の始まりのようですが、語られるのは、真辺さんの理想主義的で一本気な性格に対する、七草くんの思い入れや思い出の若干くどいくらいの繰り返しで、少し辟易しました。 でも、七草くんのキャラクター、語り口に好感を持ちましたので、次、”その白さえ嘘だとしても”に行きます。 | ||||
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読みやすかった。表紙もきれいだし。 キャラクターの性格も分かりやすくて、イメージもしやすかった。 | ||||
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ストーリーテリング力が高く、引き込まれる。この作者、かなりの筆力が高い。好みは分かれるかもしれないが、読んで外れではない。 ミステリーのようで、青春小説のようで、恋愛小説のうようで、異世界の話のようで、ホラーのようで、でもやっぱり青春小説か。 30代の俺が読んでいて胸がきゅんとなる一方、扱われているテーマがセンチメンタル過ぎて恥ずいぜとも思う。高校生くらいが読むのがちょうどいいのかもしれない。 とはいえ、非常に面白いので、多くの人に読んでもらいたい。あと、キャラ造形&セリフがクール。キレキレだったときの村上春樹みたい(たとえとして不適切)。 | ||||
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面白かったです。 ミステリーではなく、ファンタジーとSFの中間っぽい雰囲気です。 無気力な主人公が、既にファンタジーっぽい世界の、 脱出不可能な孤島、階段島に住んでいて、 それを受け入れている時点から物語は始まっています。 その島の住人たちはみんな、「捨てられた人たち」です。 島から脱出するためには「失くしたもの」を見つけないといけないのですが、 主人公はその失くしものを積極的に見つけようとはしません。 しかし、ヒロインがこの島へやってきたことから、 主人公の生活は一変してしまい、ヒロインに振り回されるようになります。 色々と事件が起きて、そのたびにヒロインは周囲とぶつかり、 ギクシャクしていきます。 そのヒロインや主人公の描写が上手く、この登場人物だから、 こんなストーリーになっちゃったんだな、と納得させられる終わり方です。 続編も楽しみです。 | ||||
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ふと気が付けば、四日ほどの記憶の喪失とともに『捨てられた人たち』が住む階段島にやって来た主人公・七草が、 島での生活をなんとなく受け入れつつあったある日、本来であれば島に現れることなど考えられない かつての同級生・真辺由宇と再会し、島に来たことに納得していない彼女が、主人公とは対照的に、 かつ主人公や何かしらの欠点が目につく同級生たちを巻き込みつつ島から出る方法を模索し始めるというのがこの話の大きな筋。 『捨てられた人』とは、誰によって何のために捨てられた人のことなのか。そして、島から出る条件で 見つけなければならないとされる『本人が失くしたもの』とは一体何なのか。この島をゆるやかに統治する『魔女』とは何者で、 それに抵抗するかのようなピストルスターの落書きを描いたのは一体誰なのかという日常の謎とも、 青春ミステリとも、はたまた哲学的な内容とも取れる内容のSF(すこしふしぎ)な話が展開されていく様は、 面白いかどうかは別にして、普通に生きていては絶対に思いつくことはないであろうストーリーに驚きを禁じ得ない。 また、一見すると何でもないようなところに巧く伏線が埋め込まれているので、それに注目しつつ一回目を読み、 二回目以降で答え合わせの意味を込めて読むのが良いでしょう。 また、絶海の孤島ではないにもかかわらず海の向こうにうっすら見える本土へ渡ったり、連絡を取ったりすることができない一方、 アマゾンで何かを注文したり、郵便局がゆうちょ銀行のATM込みで存在したり、なんとなく貨幣経済が成立していたりという 少し不思議な状況、なぜ本土から送られてきた電気の電圧を降圧させる場所が『変電所』ではなく、『配電塔』と呼ばれているのか。 Google Mapsにも表示されず、携帯電話も通じない一方、テレビ放送は観られるようだが、地上波であればEPGで表示される テレビ局の名前でどの地域かくらいまでは絞り込める(前述のように絶海の孤島ではないため衛星放送しか受信できないわけでは ないはずだ)ことができるにもかかわらず、どうしてそれには言及されていないのかという疑問については 追々明らかになってくるのでしょう。 | ||||
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階段島という狭い世界で繰り広げられる物語。 ストーリーの運びはゆっくりだし、どちらかというとウジウジと進んでいく。 なのに、主人公の心の中が夜空のように広がっているから閉塞感がない。 その暗い部分に何が隠されているのか気になり、一気に読みました。 回りくどくて青い言葉選びも自分にとってはキラキラと魅力的でした。 続刊は蛇足だと思う。これはこれで終わって、全く新しい物語を描いてほしい。 | ||||
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二人が再会し、別れる。 それが全てです。 孤島の退廃的な雰囲気や主人公の葛藤、大切な友人達と魅力的な要素は多くても、まだプロローグと言ったところです。 事件らしい事件も起こらなかった。 「舞台は整った。これからが本番」というところでしょうか。 ぜひ次作を出してシリーズ化して欲しいところです。よって☆四つ。 | ||||
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舞台である階段島の謎を解くことがメインではなく、あくまでもメインは七草と真辺の関係性。悲観主義の七草と理想主義の真辺。矛盾する二人の関係はどうなっていくのか?ということに焦点を置いた作品になっています。 ミステリーかと思って購入したので、そこは裏切られましたが、物語としてのクオリティは高く、メッセージ性の高い作品となっています。 ぜひ読んでみることをオススメします。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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主人公が突然孤島に追いやられてしかもそれをあっさり受け入れるところから話が 始まるので「?!」いきなりの展開に最初は驚きましたが……。 読んでいくうちにだんだんと、この退廃的とも?いえるような不思議な島の世界に引き込まれます。 どうしてここにいることになっているのか、何か伏線だとか「魔女」の存在だとかいろいろあるのに、 別段そこから脱しようとあまり積極的ではない主人公。対してこの孤島は変だと主張してやまないヒロイン。 このヒロインも、主人公も、あまりラノベっぽくないというか、やる気ない主人公×主人公以上にやる気ありまくりヒロインの 組み合わせがよくて、なぜそういう組み合せになったのかもちゃんと明かされるので、そこは良かった。 理屈的な答え合わせではないので、この世界観になじめないと正直お話を読み終わっても「…?」で終わる人と、 良かったなーで終わる人と分かれる気がする。題名と、表紙に惹かれて購入しようか迷っている人はおすすめできるかな。 青春というと、学園ものを個人的には想像するのだけれど、そういう感じではなく、なんというか、 お互い想ってるのにすれ違い、本当は大事なのにそう言えないもどかしさ的な…恋というと言いすぎる気もするし。 世界観を表現するのが難しいので一読をおすすめします。 私は結構気に入りました。このうやむやな終わり方も、賛否ありそうな予感しますが、私は良かったと思っています。 明るい感じではないです、暗いとか、せつないというよりも、そして青というほど綺麗な感じでもないです。 表紙にあるような黄昏時?のイメージが近いです。説明するのが難しいので、気になる方は読むべし。 あとミステリーだそうですが、ミステリーの印象は個人的には全くないです。確かにまぁ、種明かしもあるといえばありますが。。。。 | ||||
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河野さんの作品は「サクラダリセット」から読んでました。 大好きな小説家さんです。 今回、新作のタイトルが「いなくなれ、群青」と聞き、また表紙を観て、それだけで強い衝撃を受けました。 実際に作品を読み終えた感想として、素直に「なんと言ったら良いか分からない」です。 ミステリーが根底に敷かれているのは間違いありませんが、そこは本質では無いように感じました。 あえて言葉を作るなら、今まで河野さんが得意としてきた「人間の本質」をこれでもかというほど綿密に作品を通して伝えている、というのが私が今言える全てです。 内容が難しいわけでも、つまらない作品だというわけでもなく、今の私にこの作品を正しく言い表す言葉が見つかりません。 面白い作品でした。 でも、ただ面白いだけの作品ではありませんでした。 次巻の発売が待ち遠しいと感じさせてくるのが、河野裕氏の作品の力だと思います。 了 | ||||
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本屋で大きなポスターで宣伝していて、その絵柄が美しかったので買って読んでみました。 大阪から九州への出張で、新幹線の中で読むのにちょうど良い分量でしたね。 本作は、「階段島」シリーズの一作目だそうです。階段島という変な島でのお話になります。 階段島には謎があり、その謎をうまく絡めながら話が進んでいきます。一作目にして、大まかな謎は明らかにされているように思えます。後は、細かい設定とかになると思うのですが、二作目以降にそれらをどう展開するかが鍵になるのかな? 読んでいる最中に受けた違和感は、ある程度の納得できる理由が示されていると思います。そこらへんは、設定を含めてうまいなぁと感じましたね。設定からして当然ではあるのですが、キャラの個性が強いですね。ヒロインの真辺については、人によって感じられ方が大きく異なるような気がします。 私は、このような人物には、何か歪んだものを感じてしまいますね。主人公とは違い、徹底的に議論によって軌道修正させようとする気がする・・・(笑) 主人公の言い分については、かなり注意深くみないと分からない気がしますが、それなりの正論が含まれています。ただ、彼の望むことそのものは、徹底的に歪んでいると思いますが。 主人公の考える正論と、ヒロインの正義がこの作品の軸になっているような気がします。それらは、異なる前提なのですが、完全に独立して交わらないというわけでもないものです。今後の話としては、そこを分けて話を展開する方が、話自体は作りやすいのかなとは思います。 ただ、実際の現実においては、その二つの葛藤を通じて、それぞれの利点を共に内面化していくことが必要なのだと思います。でも、それをやってしまうと、小説としては話を作りづらいのも確かですね(苦笑) 本作の設定上、ある程度はしょうがないのですが、ある種の人物の歪みが話を作り出しているわけです。その歪みを利用して今後の話を展開するのか、その歪みを修整して現実の人間味を出していく(それゆえ詰まらなく可能性を抱え込む)のか、そこらへんが次回作以降への注目ポイントになるのかもしれません。そんなことに注目するのは、私だけかもしれませんが・・・。しかも、次回作以降を読むかはまだ未定という(笑) ちなみに、新潮文庫nexのウェブサイトで、各キャラの顔が見られるようですね。 堀が思った以上に可愛いです。水谷は、一目で委員長と分かりますね。 | ||||
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普段、こうしたライトノベルチックな本はあまり読みませんが、綺麗な表紙に惹かれて購入しました。 他の方も書かれていますが、ミステリ要素は少なく感じましたね。 半分読み終えたくらいに、大体こういう終わり方なのではないかと予想しましたが、最終的にそれが裏切られることなく読み終えました。 ですが、一通り読んで感じたのは本来のミステリの楽しみである「結末を推理する」という読み方は、この本には合わないということです。 私の場合、予想は当たりましたが「当たって嬉しい、スッキリした」という感情よりも爽やかな青春小説を読み終え、何か清々しい気持ちになりました。 私は青春小説といえば、あさのあつこさんの「バッテリー」であったり、恩田陸さんの「夜のピクニック」が印象的です。 上記作品は、野球、または、歩行祭という要素を用いて各登場人物たちを深く掘り下げ、結末へまとめられています。 この「いなくなれ、群青」は、青春小説がうまい具合にミステリ要素を取り込み、謎に迫っていく過程の中で主人公七草とヒロイン真辺を丁寧に描いています。 途中、他の人物たちについての描写が浅く感じられますが、徐々に謎が解かれてクライマックスへと差し掛かった段階で気付きます。 結局のところ、この物語はどうしようもなく、七草と真辺の物語なのだと。 | ||||
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他の方が仰るように確かにミステリーではないですが、なるほど、と納得することができる内容だったと思います。文書が心地よく読んでいても苦にならない作品でした。 続編に期待です。 | ||||
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