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ピルグリム
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ピルグリムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 61~78 4/4ページ
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現在おきている、シリア等の問題に組み合わせて読む部所もあり、深くは知らないがルーツ的だなと思いました。第三者的にそれぞれの国の内情など簡単に語れないなと思いました。 一人の人間が 、心の中に深く傷ついた事がその人の人生の悪の始まりとなり狂わせて、とどまる事のない展開屁と進んでいく, 面白いと言うより考えさせられました。 | ||||
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久しぶりに退屈しないで読めた。映画化になるんでしょうね、きっと。 | ||||
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元ジャーナリストで映画の脚本家と知ってなるほどね~と思った。 小説の映画化で真っ先に削られるような細かいエピソードが最初からない。 よくある長編大作の、えっこれで一本小説書けるじゃないですか、小ネタに使っていいんですか っていう大盤振る舞いが全くない。伏線はすべてきっちり回収。 サクサク読めるけど、退屈はしないけどそれだけです。 主要人物は愛妻に先立たれているとか実子に恵まれなかったとか 似たようなタイプばかりで、凄く淋しい話と思う。 バトルボイはレイチェルサンとうまくやってくれよ! | ||||
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面白い。全くの反対位置にいる二人の主人公はともに孤独で、孤独であることをまた生業にしているようだ。それでも活動の痕跡はどうしても残っていく。それを掬い上げ、突き止めていく。それでもその中で民族音楽の演奏家に忘れがたき啓示をもたらしてしまったり、支配人やその友人たちとの心の交流があったりなどと、過去と現在のエピソードを交える構成でいよいよ佳境に突き進んでいく。さあ最終章だ。 | ||||
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第一巻では二人の男の来歴が描かれているだけなのだが、まあ面白いスパイ、諜報サスペンスだこと、とびっくり。乾いた文とときおり挟まれる懐古的な記述が構成に立体感を持たせています。9・11やイスラム、中東の状況などを背景にしながらグイグイと引きつけてきます。これから本展開だー。 | ||||
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余計な言葉が少くスピーディーな展開で一気に読み続けてしまいました。何気なくサラッとユーモアを効かせ、これまで読んだミステリーとひと味違う爽快感がありました。 | ||||
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この一冊で使い古された「スパイ物」が新ジャンルとして蘇った。 旧時代のスパイのなかで史上最高と言われた主人公vs新時代のテロリストのなかで最高の男。 まさしく新スパイ小説の夜明けにふさわしい戦い! 描写手法も斬新で「第二章から始める」という盛り上げ技を、三十行ごとに駆使してくる。 もう読んでも読んでも「謎と解決」が押し寄せてくる。 そして極限とまでいえるレベルの伏線の数々。 うおおおお!ってなるね。 今後のシリーズで大活躍するだろう仲間たちの紹介も終わったし、 あとは今回の敵を超えるどんな敵が出てくるのか、いまから楽しみ | ||||
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確かに最終的に「愛」の力でテロを食い止めたと言ってしまうと 何だ、そんなオチか~と思いがちです。 しかしそこに至るまでのスピード感を伴った緊迫感の持続は 本書が与えてくれる最大の喜びの一つであり、読後の満足感は 非常に高いと思います。 至高レベルでの善悪対決ストーリーはよくありますが、ここまで 両方が至高と呼ぶに相応しく、それでいて最後の最後まで二人の 対決を引っ張って一気にクライマックスに持っていく上手さは 群を抜いていると思います。 しばらくしたらもう一度3巻一気読みするつもりです。 | ||||
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この物語のヒーローは善玉という点では勿論ピルグリムだが、悪玉のサラセンの 描き方が素晴らしい。極悪のテロリストのはずなのに彼の育った環境やその思想の 根底を成すものからして知らぬ間に彼に感情移入していく。自由主義圏にいる 我々はともすれば米国視点でものを考えるが、一旦思想を白紙にしてサラセンに 身を置き換えれば十分共感できると思う。彼が着々とそれでいて極めて慎重に テロの準備を整えていく過程の描写が今までの小説にはなかったほど緻密で 重厚感がある。 一方のピルグリムはテロとは一見無関係な殺人事件を取っ掛かりにサラセンに 近づくのだか、この辺の糸が繋がっていく感覚は多少無理があるがよく考えられて いると思う。登場人物のアメリカ大統領やその側近の描き方も非常に上手く、 映画を見ているような臨場感がある。 第3部への期待は高まるばかり・・・ | ||||
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ネタバレにならないように気をつけて書きます。 1)まず登場人物のプロフィールの描き方が緻密でぐいぐいと引き込まれる。 2)主人公と敵が出会うまで非常に長いが、それが冗長でなく、十分必然性が あってドキドキさせる。伏線としてストーリーの設定が秀逸。 3)何故911が起きたのか、それがもたらした全く新しい混沌とは。最近の イスラム国の台頭について考えさせられるガイドブックでもある。 今、第2巻を読み終えるところですが、ますます楽しみ。 | ||||
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NYのうらぶれたホテルの一室で若い女の惨殺死体が発見される。浴槽に満たされた硫酸の中でその顔も指紋も判別不能な状態だ。担当刑事のブラッドリーは「私」を現場に呼びだす。犯人は「私」が科学捜査について執筆した書を読んで犯行に及んだらしいのだ。 この凶悪事件とは別に、アメリカをターゲットにしたおぞましいテロ計画が<サラセン>と呼ばれる男によって進行していた…。 全3巻で総頁数が1200にも及ぶ大部の小説ですが、臆することはありません。世間には秘密にされているある諜報機関で<ピルグリム>のコードネームで呼ばれる主人公。彼の一人称で語られる壮大なミステリーの真相の全貌を知りたくて、頁を繰る手を止めることなどできませんでした。 科学捜査の手法を書いた書物を上梓したという<私>の、真相究明に向かってたどる道筋の見事なこと。後段で鏡を利用したとても特異な捜査手法が出てくるのですが、その真実味あふれる究明過程には大いに目を見開かされました。 また作者は様々なハリウッド映画の脚本に参画してきた人物だけに、アメリカ、アフガニスタン、トルコ、レバノン、イタリア――と舞台を目まぐるしく、かつ大胆に転換していくことで、読者のツボを見事に捉えたエンターテインメント大作を構成してみせるのです。 そして主人公の人物造形にも目を惹かれます。裏切りや殺人が茶飯事である非情な世界で孤独に生きて来た「私」がブラッドリーという男との間に、静かに信頼関係を醸成していく。その様子は、読んでいて心に爽やかなさざ波が立ちました。 この血わき肉躍る巨編を日本語で楽しむ上で、山中朝晶氏の見事な翻訳手腕にも言及しないわけにはいきません。バタ臭さが皆無の、読みやすい日本語文があったからこそ、1200頁を踏破することも容易だったといえます。丹念に日本語に移し替えて行った訳者の労に敬意を表したいと思います。 この物語は今後第2部、第3部と続く端緒に過ぎないのだとか。同じように長大で、なおかつ決して読者を途中で飽きさせることのない骨太の物語がさらにあと2編も読めるのかと思うと今から楽しみです。 ---------------------- 翻訳者の技能を褒めておきながら以下のような指摘をするのは少々気が引けるのですが、今後増刷の際に修正がきくのであればと思い、気になる訳文を敢えて記しておきます。 *上巻11頁に「デンタルフロスほどの大きさしかない黒い下着」とありますが、原文は「black panties the size of dental floss」、つまり「デンタルフロスのように細いヒモをした黒のTバック」です。「size」を「大きさ」と訳したために、パンティのヒモが細い様子を描写していることが分かりにくくなっています。なお、アメリカではTバックの俗称に「Butt Floss」という言葉があるほど、ヒモの細さをデンタルフロスに例えていうことが珍しくないのです。 *第1巻37頁に「高級書店のリッツォーリ」とありますが、ニューヨークのこの書店Rizzoliはアメリカでは「リゾーリ」と発音されるのが一般的です。ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが主演した映画『恋におちて』にも登場することで日本人にも知られるこの書店は、今年2014年に入居しているビルが取り壊しになるというので盛んにニュースで取り上げられていました。この報道にあたって、アメリカのテレビメディアは「リゾーリ」と発音していました。 *第1巻59頁に「フーターズ」のことを「おっぱい喫茶」と訳していますが、「フーターズ」は赤坂などにも出店しているアメリカのカジュアルレストラン&スポーツバーで、喫茶店ではありません。 *第2巻171頁や第3巻64頁に「碧青色」という言葉が出てきますが、正しくは「青碧(せいへき)色」です。 *第2巻225頁に「検死官」とありますが、間違いとまでは言わないまでも「検視官」のほうが適当だと思います。 *第2巻229頁におかしな訳文があります。「すぐに連絡してほしいというメッセージを残し、二十分待って再び電話をかけつづけたが、二十分経っても彼女と話すことはできなかった。」 作者の生まれた英国のアマゾンで原書を<なか見!検索>して原文にあたったところ、正しくは「すぐに連絡してほしいというメッセージを残し、その後も電話をかけつづけたが、二十分経っても彼女と話すことはできなかった。」でした。「二十分」という言葉は一度しか出てきません。 | ||||
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ネルソン・デミルのテロリストものの亜流かと思い読み進んではまりました。作者がいい人なんだろうな。 | ||||
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全3巻完結……ですが、ピルグリムとその仲間たちのストーリーは、まだまだ続く模様。 早くこの続きを読みたいんですが、著者はまだ書いてない? 本の腰巻に「映画化決定」とあります。 これも期待大ですが、このボリューム、ふつうの映画じゃ原作のダイジェストになっちゃいますよね。 テレビのミニシリーズとかになるのかな。 | ||||
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3部作ですが一気に読めます。一部からのストーリーが最後に様々な関連性を持ってフィナーレに結びつきます。是非、購読をお薦めいたします。 | ||||
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2巻目に入って、いよいよピルグリムを名乗る主人公が本格的に動き出す。舞台はトルコの観光地へ移り、謎の殺人事件とテロリスト追跡の二つの任務にピルグリムが挑んで行く。そしてそれと並行してテロリスト、サラセンのテロ計画が着々と進行するさまが描かれる。スピード感もあり、意外性にも富んでいて、ますます快調。完結編を早く読まねば。 | ||||
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主人公の回想というストーリーテリングが功を奏し、章立ても短く、読みやすいです。 特筆すべきは現代のテクノロジーと人間の推理、洞察、勘、感情などといった人間的な要素が相まって 話しが進み、陰惨な話の中に愛や友情という人間にとって最も深遠なテーマが内包されていることが、 心をわしづかみにする要素だと思います。 今回で一つの話しは終わりますが、ピルグリムを主人公とした話しは3部作らしいので、次回がまちどおしいです。 一気読みの本作!ほんとうにおすすめです。 | ||||
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まだ全体の3分の1なので当然なのかもしれないが、これからどう進むのか、まるで予想できない。 魅力的だが謎めいた主人公の紹介と、あまりにも重い敵(なんだろう)の来歴を描いただけでこの巻は終わりか…… と思わせておいての急展開。 しかもまだ二人の主人公は対峙どころか関連すらしていない。 ドキドキわくわくしながら、2巻目へ突入。 | ||||
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追う者と追われる者の生い立ちや背景を丹念に描いており 9.11を経験したアメリカの陰影を汲み取っている。 この点が、テロを描く上で重要な要素になっていて 身につまされる描写もあり、沈黙させられる。 ストーリー展開も堂にいっていて面白い。 バイオテロの恐怖とある殺人事件がどのように今後展開して行くのか 興奮を抑えきれず、次巻へ!! | ||||
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