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(短編集)
四人組がいた。
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四人組がいた。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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土の記に感動、共感しました。 が、本作は著者としては、不満足の試作か? | ||||
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「ユーモア小説」という触れ込みだが、やはり、作者本来の社会・文明批判を基調とした風刺小説となっている。限界集落の4人のジジババ(人間ではない?)を主人公としたお伽噺(高村薫版「遠野物語」?)風のブラック・ユーモア小説としても読めない事はないが、読んで哄笑出来る訳ではない。風刺内容自身も痛いが、TVの流行語や流行スターを無理やり自作に取り込んでいる作者の姿勢も痛々しい。 少子高齢化を主題にしている点は当然として、行政の怠慢、スローフードの様な軽薄な風潮、人間と自然(動物)との共存、埋蔵金騒動を初めとする人間の金目当て根性、宗教問題等の様々な題材を採り上げているが、例えば、宗教問題に関しては「太陽を曳く馬」との関連で読むと面白い。即ち、従来からの作者のファンにとっては素直に溶け込める世界なのだが、そうでない方にとっては、「何処が面白いんだっ?」という事になってしまうであろう。 以下は脱線だが、以前、京極夏彦氏が対談(相手は確か東野圭吾氏)の中で、「「ユーモア小説」を書く事は難しい。何故なら、日本にはお手本がないから。強いて挙げれば筒井康隆氏の諸作品」と発言していた事を思い出す。本作も進むに連れ、京極氏の執筆した「ユーモア小説」、あるいは筒井の諸作品に似て来てしまうのは"むべなるかな"である。 | ||||
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過疎化、高齢化が進む限界集落の元村長、元助役、郵便局長、キクエ婆さんの 4人が話を膨らませ、法螺を飛ばし、楽しい日々を送るために苦労を重ねる物語。 キツネ、タヌキはもちろん、ツキノワグマからダチョウまで登場する。 著者は必要とあらばヤマメまで喋らせるのに、なぜかダチョウには喋らせない。 動物差別か…。 ユーモア小説というけれど、人は6人くらい死ぬので、その辺りはちょっと著者らしい ミステリーテイストと思ったが、後半に味わいが変わる。 残念だがやや冗漫。 | ||||
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緻密で重厚な作品をものしてきた著者としては、 180度方向を変えたような、軽妙な作品。 ただ、中盤あたりからいささか冗長になり、 後半はちょっと悪ノリに傾いた感が・・・。 | ||||
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とある地方の田舎町を舞台にした、ホラーではなくホラ系のギャグ・ファンタジー。…なのだろうけど、笑えない。 狐狸妖怪、伝説なんでもあり。ヤマメが化け、若返りの泉があり、キャベツは行進し、閻魔と阿弥陀が来迎する。 退屈ではないが、頭の中が?で一杯。答えは何も出ないまま幕が下りる。 | ||||
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