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とっぴんぱらりの風太郎
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とっぴんぱらりの風太郎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 1~20 1/6ページ
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万城目作品を発表順に読んできてここまできました。 ここまでも面白い作品は有りましたが、ワタシ的にはこれが一番好きです。万城目作品は言葉の使い方が難しく、リズムが取りにくいところが特徴だとも思いますが、この作品は時代背景もあって、それが絶妙にはまっています。 時代の流れともののけに翻弄されながら生き抜こうとする風太郎とつかず離れずかかわり合う同じく時代に翻弄されていく面々との距離感がリアルでした。 | ||||
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六百と… 人は道具ではない。 万城目氏の話の芯にあるのは、いつも人と人。 | ||||
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読み始めは辞書みたいに分厚いので三分の一程度読めばと思い始めたら朝まで気が付かずとうとう最後まで完読!疲れたが久しぶりに夢中になってしまった。 | ||||
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4年前に一気読みしました。分厚いながらも話の展開が早いのと世界観が格好良くて、グイグイ引き込まれました。 改めて読み直していますが、風太郎だけが目立ってるわけでなく登場人物一人一人のキャラクターがいいです。 歴史小説はあまり好きではないのですが、数年たっても読み直したいと思える作品です。 万城目学作品の中で一番好きです。 | ||||
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単刀直入に書きます。 「ショーシャンクの空に の最後のシーンで、レッドが死んでた」 みたいな小説です。 最後の大阪城のシーンまでは、 最高の小説です。 しかし、最後に全てを突散らかして、 終えてしまいます。 采女様や芥下を放ったらかして、 しかも主人公の気まぐれで、愛すべき キャラは全員逝きます。 蝉はまだ開眼したからいいけど、黒弓まで逝かせます。 読み終わった後に思った気持ちは 「なんで?」です。 特に芥下の所は、ちゃんと閉めてあげなきゃ駄目です。 この作者は、要するに遊んだだけですね。 ストーリーテラーとして、物語を締める事なく終わらせてしまいました。 この作者は全然分かってない。 閉じられなかった物語は、 中に浮いたまま生き続けるんです。 本当に。 ちゃんと成仏させてあげてください。 | ||||
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上下巻、けっこう長くて、何日もかけて読破しましたが、ラストだけは夜に3時間ぐらいかけて読み切りました。 いやぁ、もう、万城目ワールド全開。市井、ミッション、戦闘。どのシーンも描写が見事で、登場人物のキャラクターも立体的に際立って息遣いが感じられ、物語の展開も、綿密に伏線や因果が織り込まれて見事。ラストに向けての盛り上がりは格別で、アクションシーンはまるで動画をスローモーションで見ているよう。 ここからはネタバレ気味になりますが、エンディングは、読者に続きを預けた感じ。これがまたいい。おかげであれこれ思いを巡らせて寝られなくなってしまいましたが、読後夜中に目覚めて、ある「伏線」の意味に思い当たり、登場人物1名の生死について確信を得て、おもわず「そうや!」と声を出してしまいました(ぜひ、ラストの戦闘シーンについては、一言一句逃さず読んでください)。それでも、4択ぐらいの展開が予想されて、いまだに、どうなったのかなぁなどと空想を巡らせています。 | ||||
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作者7作目の小説で、初の時代小説です。それにしても、”しゅららぼん”とか”とっぴんぱらり”とか、よくもまあ毎度ユニークで意表を突いた、しかも適切な擬態語を生み出せるものだと感心します(笑)。 今まで「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」「偉大なるしゅららぼん」「プリンセス・トヨトミ」「鹿男あをによし」と読んできましたが、この「風太郎」は唯一、個人的には欠点の方が目に付いてしまった作品です。なので、ここでの評価が高いのにちょっとびっくりしました。 まず、上巻が冗長過ぎると感じました。万城目氏の小説は元々、話が膨らんで長く分厚くなる傾向がありましたが、今回はさらにさらに長くなってしまいました。長いお話は嫌いではないし、自分は読み出したら必ず最後まで読み切る方なのですが、途中で退屈してしまい、上巻の途中で挫折する人が結構いるのでは・・・?と思ってしまいました。下巻までたどりつくとテンポが速くなり、迫力も出てくるのですが。 小説にせよ、エッセイにせよ、万城目氏の文章は大阪人らしいというか、自分で突っ込んで、ボケて、しっかり笑いを取ろうとするサービス精神が旺盛で、それゆえに本筋にはあまり関係のないにぎやかしが多過ぎて、それも文章を長くしている原因かと思います。「しゅららぼん」も「トヨトミ」も長かったですが、このあたりが限界では・・・?「風太郎」は削れる部分が結構あったのではないでしょうか。 また、歴史小説としてはかなり軽いです。若い忍者たちが今時の若者と同じような話し方をするのは愛嬌ですが、風情や威厳はないので、歴史小説ファンには不満かと思います。今時の流されやすく、どちらかといえば優しく不器用でおとなしい若者をそのまま時代劇に放り込んだ感じです。最近よくあるスーパー歌舞伎的な若者が活躍するアクション時代劇と言えばいいでしょうか。ただ、若い読者にはとっつきやすいでしょうし、現在の就職難とか氷河期というキーワードが彼ら忍者にもぴったり当てはまりそうな状況が描かれていて、共感を感じる読者も多いかと思います。 また、格闘や刀戦も多く血みどろのシーンにかなり多くのページが割かれています。スポーツ好きの万城目氏らしく、アクション・シーンはなかなか迫力があるのですが、このあたりは好き嫌いがあるというか、格闘技に興味のない自分には延々と続く、殴ったら殴られて、切られそうになり、切って・・という場面はかなり退屈で、途中で飛ばし読みしてしまいました。元々この世のものではなかった因心居士が妖術で風太郎にからんでくる場面も多くありますが、ラストに向かって、もうあちらの世界へとっくに旅立ったはずの因心居士が、風太郎危機一髪の時には必ず何度も現れて彼を救う場面では、もう登場は終わったんじゃなかったの?そんなに都合よくいくのはちょっと・・と感じてしまいました。その種のご都合主義もいくつか見受けられ、いまひとつでした。 また、この作品の中では、ひょうたんが重要な役割を果たします。ちょうどエッセイの「ザ・万字固め」を読んでいたところで、万城目氏がひょんなことからひょうたん栽培にはまってしまい、子供のこともかまわなくなって「自分はひょうたん未亡人」だと奥さんに苦情を言われるほどだったことが描かれていました。なるほど、先にこれがあって、それでひょうたんが「風太郎」に取り入れられたんだなと、なんだかおかしかったです。この作品の中で、ひょうたん栽培や加工についてやけに詳しいのはそのためです。 ラストは、この作者にはめずらしくハッピーエンドとは言えません。戦いのむなしさや意味もなく死んでしまう多くの人たちが描かれます。ただ、はるかな未来に先を繋げていて、そのあたりはとてもうまいです。舞台は「プリンセス・トヨトミ」とほぼ同じ場所、そして1600年代のこの頃から、「プリンセス・トヨトミ」の現代まで、その間400年あまりの年月と、その中で生きて逝ったたくさんの人々、それら悠久の時間が感じられて感動的です。そう、大坂は人々の間で、脈々と継承されてきたのですね。 個人的には現代ものの方がうまいのではと思いました。まだ兵庫や和歌山も残ってますし、「しゅららぼん」や「トヨトミ」のような関西ものもまた書いてほしいです。「ホルモー」も続編がある的な終わり方をしていましたよね。期待しています。 | ||||
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おもしろかっただけに風太郎ロス状態です.もっとゆっくりあじわいながら読めばよかった.でも,おもしろくて展開が気になるし,読みやすい文体なので早く読んじゃうんだよね.再度じっくり読み返してもよいけど,どれだと,内容がわかっているのでわくわく感がないし.まだ読んでない人は,次の展開を早く知りたいのをちょっと我慢して,ゆっくりあじわいながら読むことをお薦めします. | ||||
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万城目さんの本が好きで、唯一プリンセストヨトミは一番ハズレかなーって思ってました。 風太郎も似たようなネタ?かと思いますが、こっちの方が私の好きな万城目さんっぽくてやっぱり面白かった。 最後、ハッピーエンドじゃなかったのがちょっと残念ですけど、ひょうたんたちが鬼強くて、みんなを助けてくれた!みたいな感じで終わってほしかった。 ひさご様も死ぬのは歴史的にはわかってるけど、実は助かってた、 みたいにもしてほしかった…。 でも、さすが万城目さんの本は分厚くても読みやすかったです。 しゅららぼん、鹿男、ホルモー、の次に風太郎ですかね。 好きな順では。 もっとこう、関西のちっちゃい地域に限定した本とか書いてほしいなーとか思います。 聖徳太子の話とか、熊野古道とか、あとはちょっと思いつかないですが、なんかもっと作品出してほしいなー。 | ||||
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この本、何と言っても、ぶ厚い。初版ハードカバーの厚さはハリーポッターを超えており、しかも1ページあたりハリポタの倍くらいの密度で、字がビッシリ。読み始めるのに勇気が要る本。 しかし、いったん読み始めてみたら、これが面白い。ユーモラスな場面あり、緊迫の場面あり、予想もしない展開あり、躍動感を伴って進む物語に、ページをめくる手が止まらない。文章がリズミカルで、テンポよく読めるというのに、場面の様子が活き活きと想像できる。 こんな面白い本は久しぶりで、つい夜更けまで夢中になって読んでしまった。 | ||||
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万城目さんの小説は、大好きですが その中で一番です。 現代人的な思考から戦国時代へなぜか どんどん引き込めれていきました。 読み終わって二年たちますが、 ネット上でたまたま風太郎の名前を見つけて切なくなりました。 | ||||
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一気に読み切り、読んでいる期間は合間合間に考えてしまい仕事が手に着かない(笑) 阿呆の風太郎の人間味溢れる生き様に、 最後は半泣きで読み進めてました。 命、友情、信頼、裏切り、使命感や忍びとしてのプライド、様々な状況で生き抜く風太郎に、どんどん惹かれていきました。 万城目学先生の、研究しつくされた戦などの情景描写、風太郎の心理描写は本当に素晴らしい。 キャラクター設定もかなり濃い設定になっているため、愛着が湧きます。だから、下巻はもうずっとハラハラしていました。 読後、ほっとしたような、悲しいような、温かいような、万城目学先生の作品は、いつもそんな不思議な気持ちになります。 ありがとうございました。 | ||||
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タイトルのトボけた様子をイメージしていると、見事に裏切られます。戦国の世の非情な感覚にちょっと戦慄します。 | ||||
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これが万城目作品で初めて読んだ作品。おもしろかった。 しかし、冷静になってみるとどうもよく分からんとこがあるな。 よいところはキャラの個性。文章。終わり方(賛否両論であるようだけど、これこそがこの小説のいいところだと思ってる)。 ちょい、ネタバレする。 「采女様」とあるから忍者の統領は女なんだと思ってたよ。 こいつが男だと分かるのが3/4過ぎたあたり、準主役級のキャラの重要な告白によって。 読者をミスリードさせる理由がどこにもないのに、なんでこんな命名したんだ? これ、「采女様」が男だと想像して読み進めた人、いるのか? レビューに誰も書いてないけど、誰も何も違和感なかったの??? 作者は遊び心がある小説を多く書いているらしいが、本作のはただの悪ふざけに思う。 別に瑕疵をあげつらうために小説を読んでいるわけではない。 この小説にしたって、対決のシーンが長いなー、とは感じたけどそんなのには目をつぶったっていい。 おもしろかった。だからこそ奇をてらうことはしてほしくない。 正面切った真摯な小説を万城目学には望む。ハードボイルドもありかも。 そっちのほうが向いてるような気がする。 | ||||
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かなり前に新刊の紹介としてテレビで「分厚いけどおもしろい」と言っていたので買っておいたもの。ずっと読まないで置いてあったので今回ようやく読みました。 とにかく分厚いので一気読みは無理。ただ後半150ページに入って一気読みです。この著者は人気あるんですかね?特に他の作品は知らないし,読んでないので。歴史上のある事実を核にした創作なんでしょうが,初めから終わりまで読んでみて,結局「?」でした。忍者の話なんでしょうが結末が「これでいいの。終わり?」という感想です。ただ,登場している主人公・風太郎を含め個性的な登場人物に引き込まれるような表現には脱帽です。上手い。著者の力量なんでしょうね・・・ 付けるなら歴史上のファンタジーですかね。1週間ほど時間をかけて読むには最適です。感想文を書く1冊にはならないとおもいます。(あくまでも個人の感想です)魅力的な登場人物を読みたいという人にはどうぞ! | ||||
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痛快な忍者物ではありません。少しばかり辛く胸に刺さるものがあります。 よくよく考えれば戦国時代は、人が死に戦略が渦巻く世の中。明るい話が簡単に転がっていないのは道理。 そんな忍者の哀しいお話です。 | ||||
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「ふうたろう」でなく「ぷうたろう」だと気付いたのはだいぶ経ってから。 工夫したのでしょうけど、ちょっと無理があるかな。 瓢箪が出た時点で「プリンセス・トヨトミ」を思い出し、豊臣家の人間が登場するに至ってまたそれを題材にするのかと思いましたが、「トヨトミ」の「茶子」にしても、ネーミングで遊びすぎかも。 尋常でない設定にはいつも感心しますが、京都、奈良、大阪から外に出た物語も読んでみたいものです。 「ひさご様」の正体はねね様が登場した時点で想像できてしまいます。 描かれているような体型とは想像できませんが、体型も瓢箪とは良く言えばこだわりを感じます。 登場人物は魅力的ですが、「采女様」がいまひとつ現実感がないと感じます。 常世、残菊が魅力的。 黒弓がしゃがみこんで時計をいじる行では笑ってしまいました。 なんとか設定を工夫して続編を、と思ってしまいます。 | ||||
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クライマックスの数時間、食事も忘れて読んでしまった。子供を持つ親なら誰でもそうではないだろうか。最後はただひたすら、何とかうまくいってほしいと感情移入して読んでいました。 | ||||
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登場人物たちにとても惹かれました。 疾走感のある作品で、最後までだらけること無く読めました | ||||
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万城目 さんなので期待はしてたが... まあまあかなと言うところです | ||||
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