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とっぴんぱらりの風太郎
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とっぴんぱらりの風太郎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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単刀直入に書きます。 「ショーシャンクの空に の最後のシーンで、レッドが死んでた」 みたいな小説です。 最後の大阪城のシーンまでは、 最高の小説です。 しかし、最後に全てを突散らかして、 終えてしまいます。 采女様や芥下を放ったらかして、 しかも主人公の気まぐれで、愛すべき キャラは全員逝きます。 蝉はまだ開眼したからいいけど、黒弓まで逝かせます。 読み終わった後に思った気持ちは 「なんで?」です。 特に芥下の所は、ちゃんと閉めてあげなきゃ駄目です。 この作者は、要するに遊んだだけですね。 ストーリーテラーとして、物語を締める事なく終わらせてしまいました。 この作者は全然分かってない。 閉じられなかった物語は、 中に浮いたまま生き続けるんです。 本当に。 ちゃんと成仏させてあげてください。 | ||||
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長編で、歴史超大作というような期待をもって読んでみましたが、イマイチでした。 戦国時代ということでしたが、主人公は仕事のなくなった忍者で、目的もなくいきあたりばったりの日々を送っていたら、いきなり豊臣秀次や、高台院などの大人物と出会い、気がつけば大阪夏の陣の渦中にいた・・というようなカンジです。 こう書くと面白そうに思えるのですが、ずっとページを追っていて、なぜ主人公が大阪夏の陣に巻き込まれ、死んでいく必要があったのか理解できないのです。 忍者の里を追い出され、周りの人が与えてくれた仕事(ひょうたんづくりや貴人の警護など)を言われるがままにやって・・でも、主人公が最後には自分の志を見つけていくような話かなと思いきや、そんなことは最後までないまま終わりました。結局この主人公は何がしたかったのか、読者としては理解できず、そこがもどかしく、読み終わったあともイライラしました。戦いのシーンも残酷でしたし、何より長かったので時間をムダにした気分です。 でも、最後まで読んだということは作者に読ませる文章力がある程度あるのかなと思い、星2つで。 | ||||
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個人的にはこの作者はストーリー以外の雑学というか薀蓄というか,雑学的な記述が面白いと思っていた。残念ながら基本的なストーリーはお粗末な印象があった。京極夏彦なんかもストーリーはダメだが,雑学的記述とその視点が非常に面白く,最初に鴨川ホルモーを読んだときには,面白い作家がでてきたものだと思ったものだった。 レビューで評判が良かったので本作も楽しみに読み始めたが,なんだろうこの違和感は。他のレビューアーも書かれているが,作風が変わったのだろうか。こだわりの薀蓄があまりなく,物語を進めることに汲々としているように感じられた。 結果的には,半分ぐらいから先が読める展開で,最後まで読み通すのがかなり厳しいものとなった。ひょうたんの作り方は面白かったけど。 | ||||
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ネタバレ気になる方は読まないよう願います。 また、当たり前ですが以下に書くことは私一個人の感想でしかありません。 まずこの本は駄作、愚作です。 万城目さんらしいギミックや、洒落がきいた部分がない。 要所要所にはあるのかもしれません。だから、私も途中までは楽しく読ませて頂きました。 しかし、主人公や仲間たち…何より一番の相棒に“死”を与えてしまうことで、全てが台無し。 愛着のあるキャラクターが身を呈して何かの想いを表現する…それは当然悲しいことで、涙をさそわれます。 ただ、それは万城目さんにしてはあまりに陳腐。 100万回使われているような技法で涙を誘い、とにかく仲間を死に追いやり、そこに何か残りますか? 私は、万城目さんならば違った形で、もっと読者が笑顔になれる、登場人物が幸せになれる結末・形での涙を引き出すことが出来たと思います。 愛着を持たせるだけ持たせ、仲間を簡単にバタバタとフェードアウトさせる。 一番つまらない陳腐で技法だと思います。 万城目さんのファンだったからこそ、大きく裏切られました。 | ||||
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いつものパターンのキャラにいつもの展開。それならこんな大作にする必要はなかったでしょう。伏線の張り方もしつこいし。 | ||||
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「鹿男あをによし 」、「鴨川ホルモー」でおなじみ万城目氏の初の時代小説、との事で期待しながら購入。 作品の内容やあらすじについては他の方のレビューを参照されたい。 個人的な感想を。 ・話の焦点が定まっていない印象。 ・時代物でありながら根底に「現代の若者像」テイストが垣間見えるようで、物語背景とマッチしない。 ・忍者の世界のドライさを描こうと試みているが迫力不足。 読後に「何も印象に残らない」のである。 やはり氏の作風は時代小説には合わない。 現代を舞台に現代の若者たちを据えてこそ輝くものだと改めて思った。 以前からの万城目ファンにはお勧めできないし、時代小説ファンが読んでも肩透かしを食らうであろう。 結論、価格に見合う満足度は得られない。 星2つなのは長時間の暇つぶしを与えてくれたことへの評価。 万城目作品なら他の物をどうぞ。 | ||||
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前作の「偉大なる、しゅららぼん」等は全く作風が違います。今までのマキメワールド的な趣きはありません。登場人物の魅力や会話にキレはなく「人間とは・・この時代の生き様とは・・」ばかりにスポットがあてられています。丁寧な文献調べや取材への力の入れようは凄いですが、肝心の発想力・ストーリー展開・クライマックスがホルモーシリーズ、鹿男、プリンス・トヨトミの1/10以下です。描写のリアリティをUPしても、他の本格ミステリー作家の二番煎じです。今までこの作家の新刊をワクワクして待っていましたが「これからもこんな作風で・・」と思うと切なくなってしまいます。万城目さんらしさを失わないで下さい。 いちファンより | ||||
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