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(短編集)
夜の床屋
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夜の床屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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第一篇「夜の床屋」から終話「葡萄荘のミラージュ~エピローグ」までほぼ間断なく読み切りました。 多少トリックや犯行の過程に飛躍があるものの、第三篇までは十分に楽しめるミステリです。しかし、中篇「葡萄荘のミラージュ」の中盤から「おや」と思い、脳が世界観の変質に追いつかないまま、フィニッシュを迎えてしまいました。 果たしてこれは推理小説なのでしょうか・・・? 解説にある「幻想ミステリのロジック」とやらは私はよくわかりませんが、表題話「夜の床屋」をはじめ著者の書く日常のミステリはなかなか好みだったので、個人的には世界観を統一してほしかった思いがあり、残念です。もともと別個に発表された世界観の異なる物語を、なぜこの本で関連付けてしまったのか。中途半端にファンタジー要素を組み込んでしまったばかりに、一冊の小説として、とっ散らかった印象になってしまっています。「夜の床屋」や「眠り姫を売る男」など、ひとつひとつの短編としては質が高く面白かったので、評価するのが難しい作品です。 | ||||
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発想自体は、珍しい雰囲気の作品だなと思いましたが、ちょっと突飛なところもあってそれが良いところでもあり、うーんと思う部分もありました。 他の作品が気になるかなと思いました。 | ||||
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少々強引だったり飛躍気味の各話の結末は、好みが分かれるところかと。 厳密な論理と謎解き、現実性に全力を向ける人には、全く合わないと思います。 ただ謎が不完全・不出来というより、物語の充実を図ろうとしての力技なので、 今作は強引であるという印象が強かったものの、 いつか、裏で進行していた魅力的な物語の種明かしと謎の完成度が 両立した作品を読んでみたいと思いました。 | ||||
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2011年に出た単行本『インディアン・サマー騒動記』の改題・文庫化。 「夜の床屋」「空飛ぶ絨毯」「ドッペルゲンガーを捜しにいこう」「葡萄荘のミラージュI」「葡萄荘のミラージュII」「『眠り姫』を売る男」の6篇+「エピローグ」が収められている。 独立したストーリーを無理矢理に連作風にまとめた感じで、イマイチ統一感がない。また、エピローグを付けたことで、各篇のラストにもゆらぎが生じてしまっているような……。本格ミステリだったはずがファンタジーに変わったり。 人魚をめぐるファンタジーとしては幻想的できれいな物語だ。 | ||||
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大学生の「佐倉」を語り手とした連作短編ミステリー 全6編+エピローグという構成でそのうち後半の3編は続きものだが、「葡萄荘のミラージュII」以外は独立した作品として読むことも可能 全編を通して「九マイルは遠すぎる 」を彷彿させるような、僅かなヒントを元に推論を組み立てアクロバティックな結論へ辿り着くという楽しさに満ちている 軽快な語り口とそれぞれ異なる読後感は好印象なのだが、ただ1点惜しいのがエピローグ 用意された大きな仕掛けにムリヤリ感があり、不発と言わざるを得ない結果になっているのだ これが大成功に終わっていれば文句なく星5つを付けていたはず… ただし現状でも読んで損は無い作品だと思う | ||||
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後付けが強引。各々独立したエピソードで良かったのに。表題作のミステリーがファンタジーになっちゃったしなぁ… | ||||
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