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(短編集)

夜の床屋



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜の床屋 (創元推理文庫)

夜の床屋の評価: 3.48/5点 レビュー 31件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(2pt)

強引なこじつけ

第一話「夜の床屋」はまあ面白い。夜中に店を開く床屋という不思議なシチュエーションから繰り出される、予期せぬ結末。着眼点が見事です。怒濤の情報の後出しは気になりましたが。
二話目も雰囲気が良く、やや文章が未熟ながらも惹き付けられました。
ただ、その後がいただけない。三話目ははっきりいって展開が幼稚。まるで幼児向けの謎解き本のようです。このあたりから、読書の集中力が減退していきました。
最後の締めとなる連作も、スケールの大きさに反する文章の甘さが気になり、入り込んでいけません。展開自体もそれほど面白くもなく、ダレてしまいました。
そして何より、最後になって突然のファンタジー要素の登場! これには唖然というより呆れました。こういうものを出すなら、せめて序盤で匂わせておくべきでしょう…。作品から離れつつあった心が、完全にどこかへいってしまった瞬間でした。
そして、このファンタジーは落ちにも関わります。頑張って読みきってみれば、全くの強引な後付けで、ファンタジー要素とこれまでの全ての話が結びつけられているのです。折角面白く読めていた序盤の話も、このせいで評価がた落ちです。
何か落ちを付けなければ…と思ってファンタジーで落ちを付けたのでしょうが、全くの見当違い。無理やりなこじつけでした。
夜の床屋 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜の床屋 (創元推理文庫)より
4488437117
No.5:
(2pt)

それほどでも

書評や書店の店頭POPでとても評判が良かったので購入したが、佳作レベルと感じた。 レベルの高いミステリに必要な意外性もなく、ロジックもそれほど通っているわけではない。
夜の床屋 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜の床屋 (創元推理文庫)より
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No.4:
(1pt)

なんか、足りない。

最後の繋がった話であると思われる葡萄荘でリタイアしました。
タイトルに惹かれて購入。冠にもなっている夜の床屋は展開は面白いものの結末になるとちょっと物足りなさを感じ不安に。空飛ぶ~はがっかりしました。ドッペル~は可愛いけど結末になるとがっかり。葡萄荘Ⅰを終えてリタイアしました。ざっと目を通すとどうやら葡萄荘の結末がこの本を一本に繋げるよう。・・・無理です。一本だったの?と思うと夜の床屋で感じてた「まあ悪くない」もぶち壊しでした。部分は面白かったり、表現も悪くないのですが結末、ミステリー特有の種明かしになるとがっかりします。どの種明かしも説明感が強い。種明かしですから仕方ないのですが、くどくどと話されている気がして途中から聞き流したくなってしまいます。ここに至るのか!という美しさもなく。それからキャラクターが弱いです。主人公の印象が薄く、正直途中まで同じ子なんだと思いませんでした。
期待しすぎたのもあるのですが、残念でした。
夜の床屋 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜の床屋 (創元推理文庫)より
4488437117
No.3:
(1pt)

子供向き

タイトル作品で止めておくべき作家。 強引な背景設定とキャラクターは読了する強い意思がないと、読み進められない。 子供にはウケるかも。
夜の床屋 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜の床屋 (創元推理文庫)より
4488437117
No.2:
(2pt)

個人的には、未熟さが気になってしまった

ささやかな謎が一点突破して大きな話になっていくのはいいとして、
一を説明するのに十の後づけを持ってくるようなアンバランスさがあり
素直に楽しめたとは言えなかった。

例えば絨毯だけ盗まれる謎より、海霧の日に逢引きする少年の話の方が印象的なため、
ひとつのお話として俯瞰したときにチグハグな印象がぬぐえない。
主人公が懐疑的であったドッペルゲンガーの外見をまったく描写しないなど
筆力にも個人的には疑問が残る。

ただし最後の大飛躍は、まちがいなくそうした「力技」がもたらしたもので
将来的に大バケするかもしれない可能性は感じさせる。
(それよりも気になる部分が多すぎたので、採点は低めになってしまったが……)
夜の床屋 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜の床屋 (創元推理文庫)より
4488437117
No.1:
(2pt)

タイトルを含めて,違和感の残る作品

全六篇の連作短篇集ですが,前の三つは比較的軽めな謎解きものとなっているのに比べ,
残りの三つはエピローグも含めて一つの物語のようで,少し変わった構成が印象的な一冊.

ただ,この雰囲気の違いが作品の統一感を削ぎ,どの篇も孤立させている感が否めず,
書き手に対し,読み手はどこか傍観者の感覚で,今ひとつ最後まで入ってはいけません.
中でも前半の謎解きの部分では,謎を考えたり,解決後の気持ちよさといったものはなく,
このほか,それありきの強引な話運びなど,紹介文にある『チャーミング』にはほど遠く….

実質一つの物語となっている後半も,これだけで一冊にしても…と思わせられたものの,
こちらも一方的で置かれ気味の感は抜けず,それまでを一つに束ねるエピローグにしても,
確かにつじつまは合うのかもしれませんが,こちらも強引で失敗しているのではと思います.

また,文庫化にあたって行われた改題(元は『インディアン・サマー騒動記』についても,
明らかに後半がメインでありながら,カバー絵も含めて一篇目を持ってきたことは疑問です.
夜の床屋 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜の床屋 (創元推理文庫)より
4488437117

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