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の評価: 3.30/5点 レビュー 40件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 1~20 1/2ページ
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No.40:
(3pt)

正に贋作って感じです。

原作を知っておいてから読んだ方が良いと意見があったので、わざわざ原作の大人向けと子ども向けの本二冊読んでから読みました。しかし、原作が圧倒的に面白いことが分かってしまって残念でした。
多分、好きなキャラがいなかったせいでしょう。魅力が薄くて、特に冥土が語った里見八犬伝は嫌すぎてどのキャラも嫌いです。正に贋作です。
最後まで読んで初めて浜路と信乃は好感が持てましたが、他は微妙だなぁと感じました。話も引き込まれて即読めてしまったくらい面白かったんですが、キャラがあんまり…
読む価値はあると思うんですが何度も読みたいほどじゃないですね。書くのは凄く大変だったはずですが、何故好感が持たれにくいキャラ達にしてしまったのか。生々しい人間関係を描きたかったんですかね?
この作者の本は初めて読みましたが合わないのかもしれません。
伏 贋作・里見八犬伝Amazon書評・レビュー:伏 贋作・里見八犬伝より
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No.39:
(5pt)

抒情的な伝奇アクション、贋作パートが特にいい

「八犬伝」は江戸時代に書かれた伝奇小説だ。有名な古典はたいてい現代語で気軽に読めるのに、見たことがない。元ネタは中国の「水滸伝」で、こっちは読んでいる。
パロディは山田風太郎とか吾妻ひでおの作品を読んだ。
本家はウイキであらすじを読むだけで疲れるほど長い。元祖ではなく派生だけ読むのも珍しいパターンだ。

伏(ふせ)は、人の形をした犬だ。人間らしい心が無く、殺人を繰り返す。
少女猟師・浜路は兄の道節と共に江戸に伏狩りにやってきた。滝沢馬琴の息子・滝沢冥土に出会い、贋作八犬伝を聞かせてもらう。伏の信乃を追うが、思いがけず行動を共にすることになる。

痛快なアクションに怪奇風味もあり、とても楽しめた。
ストーリーは一直線であっという間に読めるが、構造は凝っている。
まず冥土の書いた八犬伝は140ページあり、独立した中編として成立している。姉弟間の確執に異種族との婚姻という奇譚要素が加わり、おぞましく美しい好篇だ。このパートが最も桜井らしいかも。

本筋に戻ってからも信乃の語りが80ページほど入る。こちらも引き締まった中編だ。
話中話というのは、「アラビアンナイト」によく見られる形式だ。
作者は古典的な「お話」の形式で本作を語りたかったのか。良い狙いである。
ヒロインの浜路が魅力的で、生と死にまつわる抒情性も極上だった。傑作である。
伏 贋作・里見八犬伝Amazon書評・レビュー:伏 贋作・里見八犬伝より
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No.38:
(2pt)

文が酷くて

こう言う作品をライトノベルと呼ぶのでしょうか…眼の付け所は良いと思うのですが、還暦過ぎの時代物好きにはマンガの筋書きを読むようで、文章にどうも馴染めず、中々先へ進めません。最初からアニメ化が予定されていたのですかね。なんだか馬琴が気の毒と言うか、素人が適当に書いたような。ま、この作者のものは今後敬遠することとなりましょう。一寸残念です。
伏 贋作・里見八犬伝Amazon書評・レビュー:伏 贋作・里見八犬伝より
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No.37:
(5pt)

桜庭一樹が作り上げた新しい八犬伝

曲亭馬琴(滝沢馬琴)の『南総里見八犬伝』の登場人物を借り、桜庭一樹が作り上げた新しい八犬伝。江戸に潜む「伏」と呼ばれる犬人間たちと、それを狩る者たちの物語。

キャラクターの深み、セリフの重さ、アクションの表現にいまいち入り込めないところもあるが、劇中劇となる『贋作・里見八犬伝』と犬人間 信乃が語る『伏の森』は良い。吊城と里見の土地が、まるで赤朽葉家のようであり、伏姫と鈍色の関係が、毛毬と百夜のようであり、伏の森の描写はまさに表紙の世界そのもの。鴻池朋子のカバー表紙や挿絵が良い。
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No.36:
(3pt)

これはこれで

他の里見八犬伝関係の書物は一切読んだことはなかったんですが、
これはこれで面白かったです。
他の八犬伝を何冊か読んだらもしかしたら評価は変わってくるかもしれません。
伏 贋作・里見八犬伝Amazon書評・レビュー:伏 贋作・里見八犬伝より
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No.35:
(4pt)

『里見八犬伝』作品名は知っているけど、読んだ事は無かったなと思い何気に古本屋で手にした一冊。

『真田十勇士』を読んでみたくて探しに入った古本屋で、たまたま手にした一冊です。
最初は『贋作』という事で全く期待はしておらず、つまらなければ途中で止めても良いやと思い読み始めました。
本作は『千と千尋の神隠し』で助監督を務めた宮地昌幸氏が、2012年に公開された劇場アニメ『伏 鉄砲娘の捕物帳』の原作。
アニメの方は見て居ないので比較は出来ないが、本作自体がアニメを見て居る様にに読み進められる。
主人公の鉄砲娘『浜路』の動き、他の登場人物との掛け合いのシーンなど、本文には書かれていない声質や話すテンポまでもが映像を視ているかの如く頭に浮かび上がって来る。
作者の桜庭一樹さんは、1971年生まれで作家としては若い部類に入る方だと思える。しかも女性だ。
女流作家嫌いの私にしては、珍しく最後まで飽きることなく読み通す事の出来た1冊。ぜひ他の作品も読んでみたいと思える。
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No.34:
(4pt)

おもしろい!

おもしろい!
テンポ良く展開する物語。
伏と呼ばれる半獣半人と伏を狩る兄妹。
登場キャラクター達がそれぞれに魅力的。
軽快なのに濃厚な娯楽作品。
映画もみたくなる。
続編は作られていないのだが、もし続編が出版されれば間違いなく購入する。
続編を作ってほしい。
『私の男』『ファミリーポートレート』等とは違うおもしろさがある。
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No.33:
(1pt)

贋作するなら原典ちゃんと読め

この作品を書くにあたって、作者は原典をきちんと読んでいないのだろう。それはそれで構わないのだが、インタビュー記事などであたかも読んだ上で書いているように語っているのが腹立たしい。映像化作品を見て適当に現代訳を流し読みして書いたならそう正直に言えばよい。それであれば多少は評価に値する。本来星ひとつにもあたらない。マイナスである。「小文吾がむくつけきおじさんだから女にした」とか原作読んでたら間違っても出てこない発言。道節と船虫を絡ませたこととこの発言から、実は某ドラマ版が下敷きなのは明らか。それはそれでいいんだけど。正直に言いさえすれば
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No.32:
(1pt)

序章

世界観は嫌いではない。
ただ読み終わって「で?」と聞きたくなる。
延々と序章を読まされているような感じ。
桜庭 一樹さんのファミリー・ポートレイトとゴシックが好きで
作者買いをしたけれど、その2作品と比べて面白いと思えなかった。
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No.31:
(4pt)

映画を見たので

映画を見て、原作が読みたくなりました。
言葉が古いので少し難しかったんですが、その時代の背景を想像させるというか、
かなり本の中の世界を妄想しやすかったですw

内容は少し切ない話だったので読み終わって少し寂しい気持ちになりました。
映画が大好きなので興味がある方は是非。
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No.30:
(4pt)

初桜庭作品。

私は、映画を観てからこの小説を読みました。
映画では「なんだこの映画」と思っていたのですが、小説を読みスッキリしました。
はっきり言って、映画の脚本家がおっしゃっているようにこの作品を100分ちょいの時間で表現するのは無理だと思いました。

内容については書きませんが、この小説は、桜庭さんが彼女なりの解釈で「里見八犬伝」をアレンジしたもので、物語の中に引き寄せられるような魅力的な作品でした。
最後は、続きを匂わせる終わり方だったので続編を期待してしまいます。
あと、自身がない方は映画を見てからの方が理解しやすいと思います。
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No.29:
(3pt)

続編あるかな…

主人公の物語が、これからはじまるよ!というとこで終わったので、続編がないとちょっと納得できない感じ。
回収されてない伏線も多いように感じたので。
ただ、劇中劇の姉弟の愛憎劇は、桜庭さんらしくてよかったです。ぞっとするような、人の狂気を描くのが上手い作家さんですよね。
うーん、でも昔の桜庭さん作品が好きだから、圧倒的に物足りない感じだなぁ。
劇中劇にしないで、伏姫の物語だけでよかったのでは?というくらい、主人公浜路の物語が、無い。
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No.28:
(5pt)

装丁もキレイ!

娘に買いました。
装丁の美しさに引き込まれます。やっぱりハードカバーはいい!
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No.27:
(4pt)

ネタバレありです。

ネタバレ満開。そして、わたしは映画を観ていません。
「いっとう上質なライトノベル」
という感想を目にして、嗚呼わたしの中にあった違和感はこれかと思いました。さくさくと進むお話、長々と冗長にならず描写が擬音で埋め尽くされている、勿論ライトノベルが悪いわけではありませんが言いえて妙とも思えました。

 狩猟を得意とする、浜路。おのぼりさんで、ずうっと山で暮らしていて、じさまが熊にばりばりと喰われてしまったので実兄・道節をたよって江戸に上京する。『伏(ふせ)』という、犬と人間のあいのこ、を狩ることとなった。
 『伏』は人とまったく変わらず、ただ激情の存在なのか、人の喉笛を食い破る、化け物のたぐいと、おそれられている。賞金も出るために、食い扶持を求めた浪人たちが我先にと『伏』狩りをおこなっていた。道節も同じだった。
 浜路は、山でずうっと暮らしていたせいか、『鼻が利く』ため。『伏』がわかるのだった。曰く、なんだか獣くさく、妙に闘気を湧き立たせるのだという。

 映画は、そんな浜路と信乃という『伏』の恋愛物語らしいけれど、この作品に恋愛はいらねェわナァと思ってしまった。っていうのも、作中で恋人同士(というか相思相愛同士)が出てくるし、所謂禁断の恋、っていうもので簡単に片づけられちゃ世界観が崩れるんでないかい?
 映画を観たひとの中には、その浜路と信乃の恋路が気になって買ったというひともいたみたいだけれども。

 一番最初、上京して道節を待つ中、信乃と対峙しているけれども、そのとき浜路は彼が『伏』だとはまだ知らないし、そもそも信乃という名すら知らずにいた。
 序盤から中盤にかけての、遊郭、絢爛豪華な花魁が『伏』であり、彼女を仕留めようと躍起になる。そのときに、何故だかお金と手紙を託されるのだけれども、浜路はとても混乱する。何故敵にお願いをされなければならないのか。そして、自分が手をかけるまもなく彼女は暗い水の底へと身を投げた。
 「寿命だ」と言い残して。
 託された以上気にして、人に聞きつつお金と手紙を持っていったら、瓦版――いまでいう号外みたいなもの――に人相書きが成されていて、行った先は『伏』の住処だったもんだからとっつかまってしまう。
 そのときに序盤に出会った『存在』が信乃だと知る。
 すんでのところで道節に助けてもらい、その後、瓦版を書く冥土という人間から歌舞伎の券をもらい、観に行くこととなった。
 その中で信乃を見つけ、仕留める、と追いかけっこをすることになる。
 てんでばたばた、追い詰めたと思ったらひょんなところにあなっぽこ、ひゅうっと落ちてどうするべかと思い悩む。と思ったらなんと信乃も一緒におっこちていて、そこは江戸城に続く地下道だと教えられていたので二人でそこを目指すことになる。
 道中、浜路がねだって信乃の話を聴くこととなり、『伏』のはじまりと終わり、そしてどんな存在なのかを知ることとなる。
 まあその前に冥土の書く『贋作・里見八犬伝』(あの有名な『里見八犬伝』の、その後を或る意味夢想し記した物語。調べをしているから夢想とはいわないかもしれないけれど、そうであってほしい、そうではないか、と思いながら書かれた物語)を聴かされていたから、『伏』という存在意義みたいなものを聴かされたようなものだった。
 そうしてようやく話が終わると、あとを追ってきた『伏』狩りたちが信乃に向かって矢を放ってきた。それまでぐったりしていたはずの信乃はいきいきと躍動し、浜路の前からさっと消えうせる。彼を追う浜路。
 追って。追って。辿りついた先は城の上、見つけた、と思ったら、信乃の独白が紡ぎ出され、しかし浜路は揺るがず銃をぶっ放す。しかし信乃もただではすまない、ひょいっとかわしてその姿が消え、目の前から消えた信乃を心配して駆け寄る浜路の景色が反転する。そこにいるのは信乃。
 突き飛ばされたのだった。
 信乃を心配して畜生と思い、自分が死んでも兄のふところにはお金がはいるから安心だと思い、いろいろな考えがぐるぐると廻って、しかしすんでのところで道節と『伏』狩りたちに助けられる。
 手を放してもいいと言うはずが「助けて!」と叫び、アレッと思いながらも泣きじゃくる。死ぬことのこわさ。やっとのことで助けられて、むせび泣きながら銃声を口の中でもごもごさせる。『伏』を仕留められなかった悔しさ、死ぬことのおそろしさ、兄に助けてもらった安心感、いろいろなものがまぜこぜになって涙はとまらない。
 その後、江戸城の使いから『伏狩り』の認定をもらい、ほうぼうを旅することになる。という終わり。

 続きが書けなくもない終わりであるし、続編が出たら映画のように恋愛を絡めることもできましょう。ただ、それは無粋かなとも思う。
 有名な『里見八犬伝』をベースにしたファンタジー、原典を読んでみたくなりました。なんかもんのすごく長いらしいですけれども。
 輪廻であるだとか、因果応報であるだとか、『生と死』をベースにしているみたいだから、恋愛というスパイスはなんだか邪魔に見えてしまう。だから作中にさらりと書かれているくらいでちょうどいいと思ってしまう。
 何故『伏』というだけで殺されなければならぬのか、と思いながらも、まあ人の喉笛かっくらってるのが大半だからどうしても『恐怖』が打ち勝ってしまってならば丸ごと焼き払え、みたいな感じだったのでしょうか。
 安寧に暮らせていれば、べつにそのままでもいいと思うんですがねえ。無駄な殺生さえしなければ、ねえ。
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No.26:
(3pt)

アニメ映画版とあわせて見れば

アニメ映画に消化不良感があり、この本を購入。
映画は映像美メインで、キャラクターの関係性が薄いように感じたので、小説を読んでスッキリしようとしたところ…アレレ。なんだそれで終わっちゃうの。
あくまで「贋作」としてたのしめる、が、スッキリはしない。
でも情景描写や「贋作」ならではのオリジナリティが楽しめるのでは。

でも映画も小説も話が消化不良でした。私は映像として楽しんでます。

浜路の快活さと恋模様は読んでて心地いいので、星みっつ。
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No.25:
(2pt)

ページ数の割りに薄っぺらい

各キャラに感情移入もしずらく
先を読みたい、知りたいとも感じなかった。
ゴシックが好きだったので、残念でした。
伏 贋作・里見八犬伝Amazon書評・レビュー:伏 贋作・里見八犬伝より
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No.24:
(5pt)

続きが気になって一気に読んでしまう

本編はもちろん、途中にはさむ「贋作・里見八犬伝」は物語に引き込まれ、読むのをやめられなくなります。
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No.23:
(4pt)

とにかくおもしろい!

最近アニメかもされたようだ、スピード感のあるアクション映画を見ているような気分で、一気に読める。
情景や人物の風貌がリアルに想像できる描写がすばらしい!
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No.22:
(1pt)

桜庭一樹の魅力は何処へ

「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」「赤朽葉家の伝説」「青年のための読書クラブ」などが大好きです。しかし、「私の男」「ファミリーポートレイト」当たりで若干ウンザリし、暫く手に取らないつもりだった桜庭一樹。先日異形コレクションに載っていた古い短編を読んで、やっぱり魅力のある作家だな! と思ったので買ってみました。伏。

桜庭一樹の魅力的なスタイルもなく、平板。読みやすいといえば読みやすい。冒頭だけでいかにも映像化を前提としました的な、映像的な物に特化してるけど平板な文章。
原作の里見八犬伝は読んでいません。キャラは立ってない、アクションは地味。アニメで見るならそれなりにいいかも? 結局四分の一程度で嫌になってしまいました。
もう桜庭一樹は魅力的な作品は書かないのかなー残念だなーと思う一冊。
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No.21:
(3pt)

語りたい物語

2010年に出た単行本の文庫化。
 『南総里見八犬伝』の登場人物たちを使って、桜庭さん独自の物語世界を構成してみたといった感じの伝奇小説。
 犬と人間のあいだに生まれた者たちの悲哀がテーマ。周囲の人間たちとのズレ、同化できないつらさなどが迫力のある文章で書かれている。西洋のファンタジーっぽさも加味されているような。
 ただ、ストーリーはあってなきようなもの。著者が書きたいシーン、語りたい物語を並べただけという印象だ。幾重もの入れ子構造のストーリーになっていることもあり、ちゃんとまとまっていない。
 悲壮な雰囲気はよく出ているのだが。
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