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盲目的な恋と友情
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盲目的な恋と友情の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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クズ男にハマってしまう蘭花の気持ちがよくわかります。そして、その恋愛を側から見ている友人の気持ちもよくわかります。 | ||||
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話は良くできていると思う。 だが、道尾秀介の短編に似たようなオチの話があった。あ、そっちか的な。 個人的には、私が男だからか、女子女子し過ぎている主人公たちの世界観も、何故かプレイボーイがモテまくる世界観も受け付けない感じではあった。 だが、作者のファンなので評価は間を取りました。 | ||||
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表紙に猫が描かれている理由がわからないので、表紙だけでは買わない方が良い。 猫は出てきません。 本編の感想は人によると思います。 | ||||
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女性の描く女性心理という見方でこの本を選びました。確かに、途中、女の敵は女という期待とおりの展開もあり、男からは普段見えない女性グループの人間関係が描かれています。 一方、物語の後半は打算的な蘭花と留利絵の同居生活が、蘭花の抜け駆けと、それに許せない留利絵の復讐に移ります。このように相手を省みない自己中心的な行為は男性グループでもありそうです。 それにしても、心の奥にコンプレックスを隠し持つ人は怖い、と感じました。 | ||||
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羨望や嫉妬や憧憬といった安っぽい感情をいちいち拾い上げて読者を惹きつけようとしているように思えた。 次はどうなるんだろうと気にならないので4分の1ぐらいまで読んで見切りをつけて読むのをやめた。 私にはよく理解できなかった。 女同士の嫉妬や駆け引きみたいなものはたいてい退屈だからテーマに据えないほうがいいと思う。 最後まで読めば印象は変わるだろうか?だが時間は限られていて他にも読みたい本があるので、本作は放棄した。 | ||||
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レビューを見ていると、読後感が悪いという理由で低評価をつけている人も多い。確かに読後感はまったく良くはない。 しかし、ありきたりなドラマや漫画が描かないような、あまり見たくない世の中の一端を小説では書いてほしいと思っているので、私には非常に面白かった。 あらすじはあまり書けないが、主要人物では美波がいい。 美波があまり悪い人物として書かれていないことで、留利絵を客観的に見た場合の異常さが際立つ。 生い立ちなども読んでいる読者は、ある程度の共感もできるのだが、客観的にみるとやはり行き過ぎていると思わせる。 乾いた文体も、ある種ミステリーのようなこの作品にあってる。 有名な作家であることと、本の表紙がゆるふわなことから敬遠していたが、辻村深月の他の作品を色々と読みたくなった。 | ||||
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1文字1文字が美しく感じました。 これが愛なんだ、愛しているんだと読んでる間ずっと思い知らされました 本当に買って良かったですもう1回読みたい私もそれくらい誰かを愛したい | ||||
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日本の小説は滅多に読まないのですが、私は好きなお話でした。 大切な誰かを愛して想う気持ちが、どこかですれ違って、憎しみあうことになったり傷つけあったりするものなのかな。。と、 読み進めながら、切なく思いました。 恋愛と友情のお話の中で、色んなことを考えさせられる小説でした。 男女問わず、いろんな人に読んで欲しい気がしました。 | ||||
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かがみの孤城やツナグで辻村さんの作品を気に入った娘に買いました。が、性描写が露骨で娘がびっくり。「エロ小説」って言ってます。 大人の私は「女の子の気持ち」が良く書かれていてそれなりに懐かしい気持ちになる作品でした。 ティーンに読ませるときにはお気をつけて。 | ||||
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女子二人に起きた死にまつわる出来事をそれぞれの視点で描いた作品。 「恋」と「友情」というタイトルで章が分かれており、一見して麗しい物語を想像するのだが、さにあらず。それぞれが、恋愛と友情へ一直線過ぎるがゆえにかえって居たたまれない気持ちにさせられる作品である。 「恋」では、学生オーケストラのバイオリニスト 一瀬蘭花の視点で物語は進む。「友情」は、「恋」にも登場する蘭花の友人 傘沼留利絵の視点で、「恋」を違った側面から描いていきく。 大どんでん返しを期待したが、想定の範囲内で落胆してしまったよ。 | ||||
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ありきたりな言葉ではありますが、 「必ず最後まで読んで欲しい」 こちらから、と、向こうから見た1つの恋愛がこうも見え方が違うかと、 そして、終わりかと思ってページを捲ると、あぁとため息をつきたくなります。 登場人物の中の誰に考え方が近いか感じながら読むと、経験していない過去の記憶を呼び起こしたようで、なぜかどっと疲れました、いい意味で(笑) | ||||
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ここでのレビューを読んで、前半の印象が後半でガラッと変わる、という点に興味を持って読み始めました。 しかし、前半の「恋」パートの中盤に差し掛かるころには、早くもこの話に飽きてしまいました。それでも後半での変化に期待して読み終えましたが、話に入り込めなかったせいか、驚きも衝撃も期待したほどではなかったな、というのが正直な感想です。 どうして話に入り込めなかったかというと、登場人物に魅力がないという点に尽きます。いわゆる、共感したり好感を抱いたり、興味が湧いたり応援したくなるような人物が、前半後半それぞれの主人公はおろか、脇役を含めても見当たらない。 青春時代の人間関係や、自分の外見へのコンプレックスなど、誰もが経験しそうな題材を扱っているのに、彼らの行動原理や、どうしてそこまで異常に恋や友情にのめり込むのかがピンとこない。一応理由らしきものが描写されてはいるのですが、いまいちそれが真に迫って感じられなかったというか。 前半主人公の蘭花は、何不自由なくのほほんと育ってきた美人なお嬢様で、自分の外見が悪くないという自覚もプライドもありそうなのに、恋人がそのプライドを満たしてくれないダメ男になり下がっても執着を捨てないのがよく分からなかった。 「恋は盲目」というのはその通りですし、大学時代に狭い界隈で惚れた晴れたを繰り返し、その結果人間関係がゴタゴタするのも分かります。ですが、たとえどんな修羅場を繰り広げても、数年経って社会人になれば、良くも悪くも現実が見えて落ち着く人が大半です。 「その大半に収まらない大恋愛をしてしまったの、だからどんなダメ男でも別れられないの」という蘭花の主張が繰り返されるのですが、その語り口が自分に酔いすぎていて、彼女が自分の恋を語れば語るほど、逆に陳腐さが浮き彫りになってうんざりします。コンプレックスを埋めてくれた相手と共依存的関係に陥るパターンかと思いきや、特に蘭花がコンプレックスを感じている描写もないし。 そもそも肝心の彼氏の性格として、彼女の心に寄り添ってくれたり精神的な支えになってくれるわけでもないし、彼女にバレて嫌がられても長年浮気を続けるクズだし、終盤はどこに出しても恥ずかしくないヒモにまで落ちぶれるし、一体こんな男の何が良かったんだ?という疑問が尽きません。蘭花は「外見も環境も恵まれた私に釣り合う唯一の人」と感じているようですが、相手がクズカス人間すぎるので、もはやプライドが高いんだか低いんだか分からない。とりあえず顔が良いのと初めての彼氏だから(あと体の相性も良い)ということしか分からず、内面の良さが全然伝わって来ません。彼も蘭花を都合の良い女としか扱っていないので、相手の内面を注視しないもの同士、ある意味お似合いだったのかもしれませんが。 後半の「友情」パート主人公の留利絵は、友人である蘭花の外見だけでなく教養に惹かれたという描写があった分、蘭花よりはまだ分かりやすかったです。とはいえ、その後ダメンズ街道を爆進し、教養もクソもない愚かさを晒す蘭花に対して執着を捨てられないのは、やっぱり最初の外見のインパクトが凄かったからでは?この女達、執着相手の外見しか見ていないという点で似た物同士なのでは?などと邪推してしまいます。 作中で唯一良いなと思ったのは、留利絵が友人からルリエールと呼ばれていたところです。大学の女友達がつけるあだ名としては、いかにもありそうな感じがしたので。 あと、カバーのヒグチユウコさんの絵が素晴らしい。装飾過多なわりに中身がなくて鬱陶しさすら感じた、この話特有の詩的で自己陶酔に溢れた雰囲気を見事に昇華していると思います。話の中身は星1未満ですが、このカバーイラストを使った装丁の素晴らしさに星2です。 総じて、大して魅力がない自意識過剰な女達のダラダラした自分語りを聞かせられたため、特に感情が揺さぶられることもなく退屈さを感じてしまったのかなと思います。個人の好みだとは思いますが、特に前半がきつかった。山もオチもない自慢話を長々と聞かされると興醒めしますよね。そんな感じです。 | ||||
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主人公にもその彼氏にも感情移入することができず、両者の行動や考え方にもついていけませんでした。評価が高いのですが自分には合わなかったようです。「ツナグ」や「善良と傲慢」で好きになった作家なんですが、今回のは最後まで読み終わることができませんでした。読むのに時間を要し苦痛を感じた時を過ごした感じです。 | ||||
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辻村深月にしてはひねりのないタイトルだな、という印象で読み始める。聡明な超美人がズブズブと沈み込む「恋」を読み終え、ああ、いつもながらの繊細な心象描写と伏線が素晴らしかった、と安心するも、「背の低い女性」と「行方不明のスマホ」は少し気になった。 全く別物と思い込んで続けて読みだした「友情」に「瑠利絵」の名を見つけたとき、小躍りした。かなり屈折した彼女の精神病理を見事に描き、残りの伏線を回収してお得意のラストにつなげている。見事だ。 ジュブナイル風の初期作品には見られない、官能的表現や後味の悪い歪んだ人間描写を受け入れられないファンがいるらしいが、辻村深月は確実に進化しているのだ、彼女の才能は単一な作風には収まりきらない。 良い作品は必ず理解される。今後も恐れずに挑戦してほしい。 | ||||
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大人のための辻村深月、とアオリにあったので購入しましたが、読後感が悪くてがっかり。常に目線が自分、な登場人物。自分の欲。可哀想な自分。自分の怒りの持っていき処。中二病な大人は共感出来るかもしれないけれど、目線が外にある普通の大人は到底共感できない。何得?誰得?な作品でした。サスペンスだけ?すごく残念。 | ||||
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読了後、思わず深くため息をついてしまった。 いや、後半になるにつれて忘れていた呼吸を、やっと取り戻したという方が正解かもしれない。 それくらい引き込まれ、酷く、でも共感できる、不思議な体験だった。 前半は初めての燃えるような色事に溺れる蘭花のストーリー「恋」。 女性ならこれだけでも十分過去の自分や周囲の友達に重ねて楽しむことができるのだが、物語の視点が親友・留利絵に切り替わった瞬間、「なるほど、そういうことか」と期待と興奮のボルテージは急上昇した。 蘭花のストーリーに散りばめられたちょっとした違和感。 盲目な蘭花にとってはすぐに脳裏から消えてしまうような些細な違和感が、後半の留利絵のストーリー「友情」で一つ一つ解き明かされていく。 そして二人の物語をつなぐ事件の真相が明らかになるまで、読者は何度も裏切られ、言い様のない後味の悪さを体験することになるだろう。 作者は本当に女性特有の深い闇や、どうしてもなくならない世の中の非情な出来事を仕込むのが、非常に上手い。 その中でもわずかに差した光に救いを求めるような作品が多いイメージだったが、本作に関しては最後まで2人の歪んだ心情に心を痛めるしかなかった。 いや、盲目的であり続けることが2人にとっての救いだったのか。 辻村深月に珍しく冊子の厚みは薄いが、非常に読み応えのある作品だった。 そして読み朝終わった後、再び「恋」に戻りたくなること間違いなし。 | ||||
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こんなに感情移入した作品は過去にない。 蘭花ロスになってしまった! | ||||
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栄華を欲しい物にしていた星近 彼が転落していく人生は思わずニヤリとしました 人を見下すと必ず報いがある それを見せつけられた作品です | ||||
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あんな酷いことをし続けたクズ男を最後まで愛し続けた蘭花の気持ちは全く理解できなかった。 読んでいて不快だったが、最後の方で、ようやく胸がすく思いだった。ああいうのは正当防衛にならないのだろうか? 前編★1つ後編★3つ。平均して2つ星。 | ||||
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装丁が美しく期待して読んだが、期待値が高すぎたかな。ふわふわ綴られる凡庸な恋愛と、メンがヘラってる友人の話。設定が特殊なので主要人物に共感しずらく、その設定が活かしきれてない(描写が浅い)から、怖いものみたさというほど怖くも重くもなく。特に美醜話は百田尚樹氏の『モンスター』を読んだばかりだったから、るりえは中途半端に思えた。むしろ菜々子とか、るりえの姉の話が読みたい。 | ||||
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