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ZOKUDAM
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ZOKUDAMの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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"しかし、なによりも驚いたのは、部屋のことではない。正面にそれがあったのだ。大きな赤いロボットだ。"2007年発刊の本書は、Zシリーズ2作目、内容は全く無関係に同じメンバー達が今度はロボットに乗って"怪獣"と戦うまでの物語。 個人的には、いわゆる"お約束"をことごとく意図して外して書いているような前作の雰囲気が気に入ったのと、2作目はタイトルからずばり『機動戦士なアレ』をオマージュしている事もあって、世代として手にとりました。 さて、そんな本書は同じ登場人物たちが立場を変えて、前作ではまるで○イムボカンシリーズの○ロンジョ様ぽかったロミ・品川が、今度は仕事でパイロットとして選ばれ、同僚のケン・十河といつの日が襲ってくる(予定)の"怪獣"と戦うために、遊園地の地下に(無駄に)作られた秘密基地で【ロボットに乗るための訓練】に励むわけですが。 いわゆる正義の人型ロボットが悪と戦う様々な物語を【逆手にとるような本書】現実的にロボットを運用するとなると【どれだけのマニュアル、莫大な予算、幾多の許可申請などの手間がかかるか】を事細かに描いていてニヤニヤしてしまう。 また、前作でも感じましたが。このZシリーズは【著者自身が楽しんでるような】作中に漂うゆるい空気感が読み手は選びますが、なんともクセになりますね。本書では秘密基地の雨漏りや、ロボットコンテストなど他愛のない日々が続き【全くロボットvs怪獣は描かれないままで終わります】が、それはそれ的に楽しめました。 著者ファンはもちろん、○ンダムというより○トレイバー好きな誰かにオススメ。 | ||||
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だめ。自分には面白すぎた。笑いがこらえられない。 なんとなく、太宰治のグッドバイに似てる。。。気がする。愉快さとか妙な現実感とか。 外国の技術者のレポートのところとか、なんというか、ある意味内輪のネタというか、分かる人しか分からないというか。 森博嗣は技術者のココロのくすぐり方が上手いですよね。 | ||||
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軽めに読める、実践ロボットを作って乗ってみよう!というお話です。 積み上げられた分厚いマニュアル。直訳か?というへんな日本語。 ここおかしいんじゃないの?という疑問から派生するはてしない 技術的解決への模索。何かを誰かとなしとげるって、ほんとうに たいへんなんですよね。 極めて地味に展開されるストーリーも、ケン十河の天然さ、ロミ品川の 不屈の精神、永良野乃のかわいさと揖斐くんのちょっとした優しさに 意外に退屈しません。 特に揖斐くんの最後の台詞は素敵です。 と、軽めに読んできたあとの最終話、すがすがしくて気持ちいいエンディング。 読み終わってこんなに爽やかな気持ちになるとはちょっと嬉しい誤算でした。 | ||||
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Zシリーズの第2弾は、攻守ところを変えて、ZOKUが善玉のZOKUDAM、悪役がTAIでTAIGONです。実際にロボットアニメに登場するようなロボットを作ろうとするとどうなるか?森サンは現実的にかつユーモラスに解説してくれます.企業が技術革新のためにロボット産業に手を出すのは現実のことで、実際あり得る話ですが、さすがにまだまだガンダムが現実に現れるのはだいぶ先のことですね.悩めるOL,ロミ品川が今回は主役。いい味出しています.最後、彼女が戦いを前に晴れ晴れとした気持ちになっているところは、とてもうらやましくなりました.Zシリーズ第3弾はただいま連載中です. | ||||
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今回の「ZOKUDAM」は、登場人物こそ同じものの、まったく別のお話、パラレルワールド。 前作(?)で、もっとも個性的だった、自称『うら若き乙女』 ロミ・品川が主人公となって、立場としては、ZOKU側が正義の味方、TAI側が悪の組織っぽくもないんですけど、そんな感じなっています。 お話は、タイトルと表紙からもご推察の通り、ロミ・品川とケン・十河が、ZOKUDAMの巨大ロボットのパイロットに選ばれ、TAIGONの永良野乃が操る巨大ロボット怪獣と戦うというお話・・・になるはずですが、話は脱線しまくり、まったく話は前に進まず、肩透かしで終わること必死至極。 まぁ、「ZOKU」ですから。 これといった山場も見せ所もなく、だらだらと進んで、ぽちょんと終わりますが、いたるところにちりばめられた言葉遊びや、オタッキーなネタに、ニヤニヤ笑いは続きます。 万人にお勧めはできませんが、工学博士たる森博嗣氏の、ロボット工学(?)へのぼやき、つぶやき、うんちく、うんつく。 ミステリーでも、「スカイ・クロラ」のように、はかなげでもない、脱力系不思議お笑い空間が、この本には展開されています。 なにはともあれ、前作(?)で、ZOKUが巨大ロボットを作ろうとした話に萌えた人、わくわくした人は、ぜひ読んで、また萌えて、またわくわくして、また肩透かしをくらってください。 それでも、ラストは、なんだか、すがすがしい感じで終わっててよいです。 あとはもう、我ら読者の想像力で補完完結。続々編希望ってことで、ひとつ。 | ||||
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