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BRAIN VALLEY



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BRAIN VALLEYの評価: 3.67/5点 レビュー 30件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(4pt)

医学者による脳に関する論文から発展させたSF

この方も当時、医大の先生をしながら執筆したもので、1998年までの論文を基に執筆したサイエンスファンタジーなので、力技とも言われてもおかしくない。
少なくとも脳科学から見る神とは?
垣間見たきもする。
ここ数年の、神はエネルギー体の考え方や、超能力を使用するには、人間の脳が最低ラインというのを盛り込んだ、早すぎた作品だと思う。

ゲームの、トロピコやシムシティ経験者には理解が早いと思うが、箱庭理論
理論の中の人から見た自分をみて憶測で書かれた本。

サイエンスファンタジー小説としては優秀
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.19:
(4pt)

発売当時1999年?あまりにも早すぎた題材。

神がいると思えばいる。いないと思えばいない。
そんな箱庭理論もあるわけで。当時は早すぎたんだよね。。ちゃんと読んで、それなりに理解出来たのが2010年。

上巻の論文から発展させた脳科学主体内容から、雰囲気が変わっていき、科学の力を使った、脳の昨日をフル回転超能力による神の再現ともいうべきなのか。
今で言う悪役が一瞬チート展開して、能力に耐えきれず死ぬ展開があるんだけど、まぁ現状解明されきれていない以上そうなるよね的なクライマックス。

その後は未だ解明されてない以上、この後はこう言う終わりもいいよね的な感情にふれるような、取ってつけた終わりではある。
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
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No.18:
(5pt)

本の状態が良好。

中古本でしたが本の状態が良好できれいでした。プレゼントして喜ばれました。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.17:
(4pt)

理解の範囲外

脳をテーマに臨死体験やUFO騒動に科学的な理屈をつけるという
奇抜ながらも興味深い上巻とは打って変わり、どうも下巻はオカルトよりすぎるというか
スケールがでかすぎて何がなにやら分からないまま終幕といった感じで、
上巻ほどは楽しめなかったものの、総合的にみればまあそれなりに面白かった

だがありきたりなグレイとの体験談などで大量にページを使ったりと、
どうにも全体的に水増し感が強かったのはマイナス
もう少し登場人物を減らしてコンパクトに纏めた方が良かった
科学的な知識がある人なら専門的な話題も楽しめ、もっと評価が上がるかもしれない
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
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No.16:
(5pt)

瀬名さんの良作です

生物学的に見て興味の持てる作品です。哲学的な部分は私はちょっと苦手なのですが、生理的には面白いものです。ただ、時間がたつにつれて、「間違い」の部分もでてぃてしまうかもしれませんが。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.15:
(5pt)

上巻に引き続き興味の持てる作品です

上巻同様生物学的に見て興味の持てる作品です。現時点で、まだ、ここには「8月の博物館」が配架されていないので、購入できるようにしてほしいと思います。
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
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No.14:
(5pt)

総合的に見て著者の代表作、傑作です

パラサイト・イブで華々しいデビューを飾った理系作家瀬名氏の、長編SFホラー第2弾です。
デビュー作であるパラサイト・イブにも負けないほど、最新の先端科学技術を背景とした知識と論理が詰め込まれており、神に対する信仰をめぐる壮大なテーマが展開されます。
その一方で、ややもすると理屈の洪水の中でなおざりにされがちだった人物描写等についても、デビュー作「パラサイト・イブ」よりはうまくストーリーに取り込まれているように思います。
いろいろな点を総合すると、この書評を書いている時点(2011年4月)では著者の最高傑作ではないでしょうか。
この作品の後、瀬名氏は人とロボットをめぐる心の問題に傾倒し、哲学的なうんちくを満載したSF短編集を立て続けに書かれていますが、個人的にはこの作品のような壮大で理屈っぽいSF長編に戻ってきてくれることを願っています。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.13:
(4pt)

大作です

様々な意味で、よくこれだけのものが書けるものだと思ってしまうほどの大作でした。
下調べ、基本になる創案の作成、物語の構成を作ること、
登場人物のバックグラウンドやキャラクターを決定すること、
文章を練る事・・・すべてに渾身の力をこめたと思えるような作品です。

個人的には脳科学に興味があるため、
そこそこ長い脳についてのウンチクも興味深く読めました。
宗教やUFO,超常現象についての説明もかなり長く、
物語に必要なベースであるとはいえど、
このあたりで拒否反応を示す人もいると思います。
(このあたりでマイナス0.5くらい。総合点は4.5くらいです。)

ネタバレになるのであまり詳しくは書けませんが、
まだ知られざる脳の未知の部分と神の概念を繋ぎ合わせたテーマは大変興味深かったです。
それに、こういう言い方は語弊があるとは思いますが、
理系の著者にこんな文章が書けるとは、とびっくりするほど詩的で美しい表現があり、
破綻のないすぐれた日本語をあやつることのできる著者は本当に頭のいい人なんだと思います。
自分の中では、長編では瀬名秀明の最高作品になりました。
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
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No.12:
(5pt)

魂が揺さぶられる超大作

本書を読み終え,数日経った現在も,余韻が冷めない.それほど刺激的で,魂を揺さぶる作品となっている.

本書の著者は,薬学部の大学院在籍中に発表した『パラサイト・イヴ』でデビューし,最新科学の研究成果をふんだんに盛り込んだバイオホラー作品として一躍脚光を浴びる.本書は前作に続く,第2弾の作品となっている.本書では最新の脳科学や人工生命の研究成果に忠実に基づき,現在の科学ではいまだ解明されていない人間の意識という問題に深く切り込んでいる.

作品として,非常に完成度が高く,また前作同様,情景,人物,心理が緻密に描写されているという点は大変評価されるべきであろう.

ブレインテック研究所長の北川が言った「もし神を自由に脳の中で構築することができるようになったらどうなるだろう?我々は奇跡を思いのままに操ることができるようになるかもしれない」という言葉は,脳科学者への警鐘を鳴らしているのではなかろうか.
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.11:
(5pt)

眩惑的な《娯楽小説》。

日本SF大賞を受賞した、傑作《娯楽SF》です。《娯楽》であることに撤し切った、効率の良い文体には、プロ作家としての《貫禄》を感じました。ただ、娯楽としては、大変面白いのですが、内容的には戸惑いました。途中、さまざまな《疑問》が作中に現われますが、最後まで《答え》が、一切出て来ません。それなのに、《ドラマ》それ自体は、見事に、感動的に、完結しています。この作品の答えの《なさ》は、たぶん、意図的なものだと思います。むしろ、この答えの《なさ》それ自体が、《答えなんて、どこにもないよ。》という、一つの《答え》なのかも知れません。何とも言えず《眩惑的》な作品です。主要キャラの一人である巫女《船笠鏡子》が、《私が、私である》ことに気付くシーンに、作品を解く鍵があるような気がします。この作品に関して、一つだけ確かに言えることは、《面白かった》という、ただ、それだけです。何とも《不思議》な作品でした。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.10:
(4pt)

小説と思わなければ読み応えがあります

他のレビュアーも言っていますが、小説としてはなかなか力業が多く、ストーリーに無理があるのですが、その裏側にある、最新の脳科学については正しい事が書かれてあり、これだけで脳科学に関するノンフィクションを読んだのと同じくらいの読み応えがあります。

脳みそを研究するとやはり行き着くところは一つで、「やっぱりここに帰結するのね」と言うお約束の流れなのですが、この接合点にはあまり無理が無く楽しく読めました。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
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No.9:
(5pt)

神は存在するか?脳科学から、UFOまで作者の力量が光る傑作。

現代科学最後のBlack Box,脳をテーマに、前半は脳を徹底的に科学し、現在までに明らかになっている(10年前の時点だが)情報を提示し、後半では一点、神とはなにか?生命とはなにかを問いかける大作。バイオ領域に造詣の深い著者だからこそ正確に描写された脳のサイエンスはこの物語に深みを与えており、また後半は一転して、映画ちっくなフィクションとして、ドラマチックに作品をまとめている.商業作家として十分な力量を示した傑作である.
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
4043405022
No.8:
(4pt)

斬新で面白いです。

斬新で面白かったです。
科学的な解説が「有り得るかも」と感じさせてくれます。脳は凄いのかもしれませんね。また、神とは何かという事は考えた事がなかったですが、斬新でした。パラサイトイヴより面白かったです。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
4043405022
No.7:
(4pt)

神の証明

神とは何か?読んでいくといつの間にか本題になっている事に気が付くと思う
この本は科学から見た「人」の秘密であり「神」存在の証明になっている。専門用語や専門知識が多く出てくるがこの作品に出てくる少年にもわかる様に書いてあるので割と分かりやすい、しかし、最後になって劇的に内容が変化するので、徹夜して読もうとすると頭が追いつきません。
読むのにお勧めの人は、15歳~18歳の他人とは違うことをやりたい人かな
BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)より
4101214328
No.6:
(4pt)

脳を科学する

読み終わってみてもどこからどういう風にとらえていけばいいのかはよく分からない。なぜ神は存在するのか。人は神を望み、神は人に奇蹟を与えるのか。科学者はどうあるべきなのか。そして本作のメインテーマ、脳とは何なのか。
 下巻ではテンポの良さが光る。テンポがよすぎただけに、幕切れがあっけなかったか。それは気のせいかも知れないが、Whyは随所に残る。わざと残したのかも知れないが、何より北川の意志がもっと強く知りたかった。彼の扱いが、惜しい気がしてならない。
 主人公の孝岡の存在よりもメアリーの存在の方が大きい。事件を通してメアリーの心情の移り変わり。一人の科学者として、そして一人の母親としての彼女のありかた。孝岡の祐一に対する書き込みは個人的にそれほど重要とは思えない。寧ろ孝岡はストーリーの引き立て役に徹した方がよかったのかも知れない。ただ、メアリーには強く感情移入させられるところがある。一人の息子の死、というのはただの事実だと思ったんだが、シナリオの組み立て方が自然で面白い。
 科学者のありかた、というところを上手く表現しているのはれ富樫玲子だろうか。彼女の最後の一言はキツイものがある。全てを論理で固めて倫理を無視する。辛いのは、人間を人間とみなさなくなることか。そして、脳や心と言ったものを全てシステムで片づけるところ。瀬名秀明としてのメッセージでもあるかもしれない。
 一応ハッピーエンドなのだろうか。終わり方がまた謎を残すようだが逆に鮮やかで自然。ずるいと言えば、ずるい終わらせ方なんだが。
 話としては面白かった。だが、作品そのものが醸し出しているアクはかなり強い。専門書のような小説、そして科学する小説。話に繋げていくのもあるが、脳というテーマを掲げてこれほどまでに科学する小説を他に知らない。ただ、もう一度読めと言っても、むつごいよな、これは。ただ一度なら、呼んでみてもいいのではないかと思われる。気が狂わないくらいに。あくまでも小説として、SFとして割り切って、どうぞ。
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
4043405030
No.5:
(4pt)

アイデンティティ

妄想、醜い自己顕示欲、動物に対する絶対優位、犠牲をいとわぬ姿勢。他者の意思をかえりみない科学者たちの幼稚なエゴが「我を信じよ」という科学が生み出した邪神の一言と重なって見える。
 自己のアイデンティティと供にある人間はやはり美しい。我々が他者に対して求めるものはそのアイデンティティを許容してくれる事であり、それはその他者が神だろうが人間だろうが同じである。
 
 そして、そのような者達こそ自然と「信」を集めるものだ。 富樫という人物は結局なんだったのかを最後まで考えた。この批判をするためだけに出てきたようなニヒリストは「屈折した愛情」をバッサリと切り捨ててエゴイストに対する裏切りを見せたが、エゴイストは自分に対する怒りでさえある種の喜びを感じるものであり(自分がみられていることに喜びを感じる等)、そこで全てを否定、拒絶するニヒリストを以ってして、「Mr.私を見てくれ」の急所を突こうとしたのではないか? 科学的考証については、クライマックスで神秘的なのか科学的なのか分からなくなったことにより、どこまでフィクションとしてよいのか素人の私には分かりませんでした。
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
4043405030
No.4:
(4pt)

なかなか

専門用語の羅列が多いのですが、その辺は適当に斜め読みしても対して問題ではないです。よく調べてあるな~と関心しました。
結構、UFOの誘拐事件が扱ってあって、面白く読みました。
脳とUFO、そして臨死体験の関係が面白いですね。
BRAIN VALLEY〈上〉Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉より
4048730606
No.3:
(4pt)

なかなか

面白いので長いのですが、結構いっきに読めちゃいます。
主人公のびっくりな事実などが知らされ、その後北川の真意がわかります。
最後の変は色々なことが交錯するので、よく読まないと、何が起こったのかわからなくなってきます。
BRAIN VALLEY〈下〉Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉より
4048730797
No.2:
(4pt)

神の概念は面白い。

物語前半は、カタカナの専門用語が飛び交う脳の説明が多くてなかなか読み進め
なかったけど、後半は一気に読めました。シナプスやら何やらの難しい説明部分は、
さっとナナメ読みでも問題ナシです。
物語の展開はもちろんだけど、 人の進化に神という存在自体が必要だった とか、神が存在するために人(とその脳)が必要だった などの神と人(とその脳)の関係
に対する考え方が面白かった。
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)より
4043405022
No.1:
(4pt)

脳の理解と電脳空間

人間が人間を理解する、つまり「脳の理解」という普遍的な興味を追求する研究者たちを中心として描かれたサスペンス。技術的なことや専門用語が多く見られるため、ストーリーに入り込むまでに時間がかかるが、全体的にはその筆者の深い知見と知識が、作品を魅力的にしている。一般社会に浸透してきたコンピュータは、一見すると人間から遠い存在に見えるが、コンピュータはヒトに最も近い処理体系を持つ、という部分は強く共感できる。時間のあるときに一気に読み切ると楽しめる作品です。
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)より
4043405030

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