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少女禁区
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少女禁区の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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chocolate blood, biscuit hearts. こちらは大した面白みも無い作品。 まず色々と詰め込み過ぎて作品のテーマがぼやけてしまってる。 近未来が舞台となり、自分の体験を五感を通じて他者に配信するサイネットと呼ばれるシステムが構築され人々の娯楽として定着している設定があり物語の骨子を形作るものではあるのだが、あまり効果的に活かされてはいない。 この設定だけで短編一つを恐怖と狂気に満ち満ちた作品に仕上げることもできるだろう。 しかし、世界を牛耳る大財閥の跡継ぎとして不自由な生活を強いられるだの、父親との確執がどうだの、姉弟の愛情がどうだの、陳腐な設定を散りばめ描くべき恐怖や狂気が御座なりになって残念な有様。 さらに言えば世界観や背景説明が薄いのか下手なのか、あらゆる物事が唐突過ぎて飲み込むのに苦労する。ある程度は伏線を張って物語りに自然と読者が入り込めるようにすべきだろう。 つまるところ、話の運び方が悪い。文章も前後の繋がりが怪しかったり文意が汲めなかったりと往々にして酷い。 少女禁区 表題作で日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。 こちらも背景説明すっ飛ばして何が何やら分からないままに話は進み、事前に概要説明も手がかりも無いままに長々と物体描写され、後にそれが何で在るのかを説明さたりと余りに作者勝手な描き方をされて若干苦痛と不満を感じたものの、 後半は中々に読み応え在るラブロマンスだった。発想も面白い。 しかし、ホラーではない。 ラストは選考委員の書評にもあった通り、ちょっと甘すぎる。 嫌いでは無いけど、少女チックで幸せ肥りしそうな甘さだ。 短編よりも緻密な世界観の上で展開する中・長編にしたら感動も倍増したものと思うだけに惜しい。 結論としては、どちらも恐怖を得るに及ばないホラーもどきな作品。 恐怖を求める方にはお勧めできませんが表題作はそこそこに面白い。 | ||||
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