デーン人の夏
評判
デーン人の夏の評価:
4.67/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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デーン人の夏の評価:
4.67/5点 レビュー 3件。 - ランク
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この巻ではイングランドの内乱とはひとまず距離を置いて、舞台はカドフェルの故郷ウェールズ地方へ。
英国物を見てると、ウェールズ地方をちょっと差別的な視点で見たものはよく出てくるんですが、「なんでそういう風に思われているのか?」ということが今ひとつ納得いくものに出会えなくて(歴史的に独立国だったからとか、その程度は知っていたんですけどね)?のままだったんですが…。この物語はなんとなく、それを解消してくれました。
別にウェールズの歴史について詳細に解説されているわけではないんですが、多分ウェールズ人気質が肯定的に描かれているところが自分のツボにヒットしたのではないかと。
あと、作中に登場するデーン人たちの姿に、サトクリフ作品を思い出しました。(正確にいえば、思い出したり、間違って解釈していたところに気が付いたり)
この時代、ウェールズのすぐ隣のアイルランド島には、デーン人が建設したダブリン王国が威をふるっているのです。ダブリンがデーン人建設の都市というのも初めて知りました…やれやれ。まだまだ不勉強です。でも、いくらでも新しい発見があるから歴史っておもしろい。(←いや、負け惜しみではなく)
なので、英国史好きな方にはおすすめです。殺人も申し訳程度に出てきますが、シリーズもこの辺の巻になると作者もそれほど重きを置いていないですね…。この方の書く殺人は、動機に無理がなく(12世紀人として)好きですが。
ただ、どちらかといえばこのシリーズはミステリとして読むより、英国時代小説として読むほうが正解な気がします。