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八月からの手紙
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八月からの手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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堂場瞬一さんの本です。 戦前、戦中、戦後の日本野球の話ですが、戦中のアメリカの日系二世の話や、アメリカのニグロリーグの話もからんできます。 主人公の矢尾は、アメリカの日系二世だが、戦前は日本で活躍していた野球選手だった。 しかし、肩を痛めて、アメリカに帰った。 アメリカで、ニグロリーグの存在を知り、ギブソンらと人種をこえた友情を育む。 そこで、戦争になり、日本人収容所で理不尽な境遇に。 ギブソンらは、矢尾を励ますために、日本人収容所に向けてホームランをぶち込む。 矢尾たち収容所の人間は、それに励まされ、収容所でも野球をするように。 戦後、矢尾は日本に呼ばれ、「日本リーグ」という新しいリーグの監督をすることに。 そこで、矢尾が思い出したのが、ニグロリーグのギブソン。 あのギブソンの圧倒的なパワーの野球を、日本人に見せたい! 矢尾は、ニグロリーグのギブソンを探し始めるのだが…。 うーん、なんか、話がぶれているんですよね。 いろいろと盛り込みすぎていて、とっちらかった印象があります。 (1)日本リーグネタ、(2)アメリカ人の日系人ネタ。収容所ネタ。(3)ニグロリーグネタ。 この三つが、まざっちゃっているので、あまりおもしろくない。 もちろん、矢尾の人生においては、この三点が重要だった、というのは、よくわかるんですよね。 この三つをまとめるのが、矢尾というキャラなんですけど、 その矢尾が、なんかいまいちキャラがたってないんですよね。 個人的には、この三つのネタはそれぞれ独立してやるべきで、第四作目に、総括として矢尾の話をすべきかな、と言う気もしないではないです。 そこそこ読ませるのですが、いまいちまとまりに欠ける作品という印象があります。 あと、「かつての天才」「もっと環境がよかったら、もっと活躍したはず」とかいうのって、 そんなん、後からなんとでも言えるし、 話盛ってる、という印象を、どうしても受けてしまって、いかがわしさしか感じないです。 | ||||
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