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地のはてから
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地のはてからの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「頑張る」がやたら出てくるが、「頑張る」は昭和十九年のサトウハチローの造語。大正時代の物語に出てくるのが、全くいただけない。物語全体、北海道の厳冬期を取材したのか、非常に疑わしい。 | ||||
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主人公「とわ」明治44年福島に生まれ。父・作四郎と母・つねの長女 作四郎は口先だけで責任感も無く古里に住めなくなって大正*年、北海道へ夜逃げするところから北海道開拓の苦労話が始まる。 大正期の北海道・知床半島周辺の開拓者の生活が子供の目線で描写されている。 「とわ」の活発で前向きな心ばえが救いで、読み進むことができた。 「とわ」の心の支えとしてアイヌ人・三吉が登場するが、幼い恋心の感情表現がありきたりで、ただそれだけになってる。アイヌの生活描写が有るわけでも無く三吉を登場させた理由が伝わってこない。 全体的に「リアルさ」が感じなかった。机上の空想で書いているからなのかな? 文の構成で読みにくさが見られた。 「せりふ」と、その前後の表現が明解さに欠け、誰の「せりふ」なのか分かりにくい。 単に方言記述を私が読解出来なかっただけでは無さそうなところが残念でした。 また、時の経過が突拍子も無く、「何でそうなるの?」と読み直す箇所たびたび有った。 文の構成(ロジック)が整理されてないと感じる所が有り、残念でした。 (下)はさらにリアル感が無く、頑張る自分が書かれている。 後半、安っぽい批判書のように「国」批判が頻繁に出るのが本の質を落としている。 作者は明治から昭和の社会現象を勉強していないのか、それとも故意なのか。 明治以降、開戦への世論形成をしたのは朝日新聞などで、学者もこれに参加した。 新聞が果たした戦争責任は非常に大きかった。 一方、政府は戦争に非常に消極的であった事実は触れられていない。 大本営は軍の広報であり、国(政府)では無い。 無知から来るのか、最初から批判が目的なのか、偏見に基づいたゴシップ本に劣化してしまった。 世間を知らない主人公「とわ」の口から言わせるのは作者としてこそくな手法と言わざるを得ない。 偏見で歴史を書くとこうなる例と言ったらかわいそうかな。 日本人は、国に責任を持たない国民、自国を批判すると偉くなった気がする国民、その自虐史観をうまく突いて悪意すら感じるのは私だけでしょうか? 現に、読書感想では「お国の言うことなんか信じてぁなんね。」に沿った言葉が多くみられる。うまく誘導されている。 後半は書き物として安っぽく見える、ただそれだけ。 | ||||
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