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検察側の罪人
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検察側の罪人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 81~100 5/6ページ
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時効をむかえていた23年前の根津女子中学生殺害事件の犯人松倉を裁くため、蒲田老夫婦殺害事件の容疑者となっていた松倉を犯人に仕立てようと画策する東京地検刑事部の最上。その部下沖野は松倉が本当に犯人なのか苦悩することに…… う~ん、こんなことってあるのかねえ~( ̄▽ ̄;)面白いけど✨ | ||||
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蒲田署で老夫婦殺害事件で帳場がたった。担当の最上検事は関わっていくなかで、時効となった女子中学生殺人事件で容疑者となった名前を発見した。松倉……最上検事の歯車が狂い出していく…… こんなことってあるのかねえ~( ̄▽ ̄;) | ||||
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かなり骨太なリーガルサスペンスですね。私的には今までの雫井さんの作品の中で一番だと思います | ||||
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本当の正義とは?正しい事とは?何なのかをいろいろ考えさせられました | ||||
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主人公の1人が有り得ない行動を取るが それを納得出来るかどうかが鍵。 読んでる途中はそれはないだろうって思ってたが 読後はやはり必然だと感じた。 よくヤクザ映画なんかにサラリーマン生活を投影しますが その逆の立場の組織にもそれがいえる。 仁義なき戦いの無能な上司vs有能な部下ではなく 有能な上司vs有能な部下とのそれぞれ正義をかけた戦い。 | ||||
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本書を読んでいると、罪人を前に人が人を裁くという事がどういうことであるか、正義とは一体何か、など様々な想いが浮かぶような作品であった。 上巻を読んだら直ぐに下巻を手に取りたくなる展開。 上巻だけでの挫折は無いと思うので、上下巻を同時に購入する事をお勧めする。 | ||||
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下巻を読んで本書のタイトルの意味が理解できた。 ただ、単純にストーリーを追うだけではなく、内容を深読みすることでかなりの傑作と思えるような展開だ。 雫井さんの作品はいくつか読んだが、本作品が最も面白かった。 | ||||
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面白い一級のサスペンス小説だ、予想できる展開だが、ページをめくる手が止まらない。 | ||||
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中学生の殺人事件の容疑者でありながら,不起訴となった男が 別の殺人事件で再び容疑者となった. 時効の成立している過去の事件を償わせるために検事がとった行動とは? 時効成立後に判明した犯人に罰を与える,というテーマはいい. 検事のとった行動に対し,リアリティのなさを指摘するレビューが多いが, フィクションならこの程度は許されるだろう. そして,命題に対する回答が被害者家族による私刑を描くよりも, はるかに実行力と重みのある内容になっている. いくつかの苦悩を乗り越えて計画を実行するプロセスや,その苦悩の描き方も悪くない. ただ,犯罪捜査において,あまりにも尋問者の“印象”を重視しているのがひっかかる. これが実態だとしたら冤罪が発生するのは当然である. また,検事の行った犯行も,道具を買ってレンタカーを借りれば, 足がつかないはずなのに,わざわざ遠くまで出かけて親戚に借りるというのはどうだろうか. 検事の犯罪よりも,こちらのほうがリアリティがない気がして, 今ひとつのめり込めなかった. | ||||
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「前半はかったるい」「物語がなかなか進まなくて」なんてコメントを目にすると、チッチッチと立てた人差し指を左右に振ってあげたくなる。攻める側と攻められる側、立場が下の側と上の側、それぞれの心理戦と言葉の駆け引きはすごい。たとえば、最上の厳命を受けて沖野が松倉をおぞましく悪罵する場面などは圧倒的。作家の力が発揮されるのはまさしくこうした表現によってだ。その意味では、後半はあまりにもすいすいと進みすぎて醍醐味を堪能する暇もない。力技、というのは強引に猪突猛進するのではなく、緻密な細工を重ねることでストラクチャーをかたちにすることなのだ。そこから自然に物語の重みというものが醸し出される。 | ||||
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主人公は若手検察官。 上司の期待を負って殺人事件の担当となるが、事件には思いがけない裏があった。 裏の見えていない主人公は結果を出せず苦しみ、ある決断をする . . . . 。 前半はのっぺりしてます。 人物もストーリーも類型的で描写は浅く、論理的説得力にも欠けます。 途中で読むの止めようかと思いましたよ。 リアル事件小説を期待していたので。 でも検察の内幕を垣間みさせてくれる教科書小説ではあり、その点ではおもしろく、読みつづけました。 これは自分が被告となったときに生かせるよな、と思った。こう来るのね〜って。 とくに、取り調べる側の苦悩や思惑の描写という点では優れているのではないかと思います。 『HERO』しか知らないひとにはまじおすすめ。 四分の三を過ぎたころから物語が大きく展開します。 パンチの効いた人物が続々登場し、伏線も効いてきて、心理のどんでん返しが連鎖的に起こります。 その流れが秀逸。途中で読むの止めないでよかった、と思った。 箱じゃなくて、箱にもられたものが魅力的な小説なんだと思う。 著者の熱が伝わってきます。心動かされました。「正義」というものについて考えさせられました。 おすすめです! | ||||
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雫井さんの小説、どれも好きです。 新刊がでるのをいつも楽しみにしています。 | ||||
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いつまでも余韻の残る、設定や現実性を超えたところで魂を揺さぶられる、心に沁みる作品でした。 | ||||
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司法研修の講師を務めるほどのベテラン検事、最上。研修時代から最上を尊敬してやまない検事、沖野。 この二人を中心に話は進みます、学生時代の学生寮賄い夫婦の一人娘が殺害され、ホンボシと確定され るも時効を迎えてしまった事件。 この犯人が時を経て新たな殺人事件の容疑者に浮かび上がります、今度こそはこいつに鉄槌をとの思い から直接的な証拠も無く、頑なに犯行を否認する容疑者を裁判の場に立たせようとする最上。 やがて、沖野は疑問を持ち、最上に具申するも一蹴され、担当を外された事から検事を退職。 とにかく一気に読めました、さすが雫井さん、読ませますね~。 | ||||
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小説でも映画でもそうなんですが、「そんなコトある訳ないじゃん!?」と一旦思っちゃうと、 途端に作品がつまらなくなってしまいますよね。 冷めた気持ちになって、感情移入ができなくなる。 人によってそう感じる『しきい値』が異なるので、しきい値が低い人にとっては、この作品の 評価が低くなってしまうのでしょうね。 検事としての立場で、あのようなことをしてしまうなんて、「そんなコトある訳ないじゃん!?」 と思った人は低い評価にならざるを得ないのでしょう。 私は、まぁまぁその辺りの「!?」はスルーして最後まで読んだので「なかなか面白いんじゃ ない」との評価になりました。 特に、最上検事に拘置所で面会するシーンでは、思わず泣いてしまいました。 結局のところ、しきい値の高い人(ある程度の鈍感さを持った人)のほうが作品を楽しめる ということだと思います。 ※まぁまぁ望むらくは、「確かにそうせざるを得ないよね」と読者に思わせるようなストーリー 展開・構成にしていただけると、more betterだとは思います。 でも、及第点の星4つでよろしいのではないでしょうか。 | ||||
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既に時効になっている少女強殺事件。当時有力な容疑者を捕えながら、結局決定的な証拠がなく起訴に持ち込めなかった事件。今は検事と なっている最上が事件当時法学部学生として住んでいた寮の管理人の娘がこの被害者であり、最上が家庭教師をしていた少女であった。 その時の悔しさと苦悶を引きずる最上。 そして起きた老夫婦殺害事件。この有力容疑者として出て来たのが、少女強殺事件の容疑者松倉であった。彼は、警察の取り調べで、当時 の少女強殺事件の真犯人であったことを白状するが、今回の老夫婦殺害事件に関しては、無罪を主張する。この事件においても、松倉を 起訴に持ち込み、裁判に勝つための決定的な証拠を欠く最上が取った行動は---。いわゆるミステリーものではあるが、ある程度物語の筋が 読める展開となっており、この作品の主題はやはり、「正義」とは何かということであろうと思う。検事として決して取ってはならない方法で、 松倉を追い込む最上に対して、彼の部下の沖野は検事職を辞しても、この上司を追いこんで行く。 最後の数十ページでは、沖野が勝ちえた「正義」が如何に苦々しく、最上が達しえなかった「正義」は本当に「悪」であったのかという自問を 沖野だけでなく、読者もすることになるであろう。長編ではあるが、ページをめくる手は止まることがなかった。 | ||||
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もし、容疑者が検事の恨む人物だとしたら、という過程での最悪のケースを考えて書いた本だと思った。 もしも容疑者が検事の恨む人物で、なおかつ国選で選ばれた弁護士と、その事件を担当する裁判官が司法修習生時代の同期だったら。とか もしも国選で選ばれた弁護士がヤメ検だとしたら...など、この本から他のケースを考えるのも面白い。 | ||||
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時効を迎えた犯人が別の事件で再び容疑者候補となり、それをめぐって二人の検事の「正義」と「信念」が交錯する。 最上と沖野。上司と部下という関係の二人の検事の心境の変化や葛藤などの心理描写が見事に描かれており、500ページの長編だが、まったく長いと感じなかった。 最上は、過去に自分が可愛がっていた由季の事件で時効を迎えた松倉を許せないという想いから行動していたが、丹野という司法試験を一緒に勉強した親友の死をきっかけに、自分に突きつけられた衝動を抑えきれず、途方もない行動にでる。 沖野は、松倉を犯人だと信じる最上の強い信念と自分に任せてくれたという信頼の元、松倉を追い詰めるため奮闘し心労を重ねる。やがて、捜査の方針に疑問を持ち始めた沖野は自分がどうすべきか葛藤する。 最上が、沖野の覚悟と信念を認め、小細工をせずに受けてたつと考えるに至った経緯も十分納得のいくものだった。 正義とは何か?最後までそれを考えさせる見事な一冊だと思う。 | ||||
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中盤で終わりが見えてしまって、本を閉じようとしたが、レビューが高評価だったので、なにか違う結末?と 思い最後まで読んだけど、やはり予想どうりだった。「火の粉」とか「虚貌」の頃のが好きだ。 | ||||
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マンガですね。厳しいことを言いますが。ストーリーの設定に無理がありすぎる。これでは月光仮面が登場して人を救うような話と変わりがない。他の評者も書いておられるが、検察や司法の持つある種の真実を書くためとはいえ、こんな設定にしたのではマンガです。 これで売れるのなら、小説家も楽だなと思いました。 | ||||
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