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出訴期限
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出訴期限の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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面白かった[無罪]を読んで、盛り上がった気分で本作に取り掛かったが、”意外”なほど退屈した。 話のメインとなる[レイプ事件]そのものに盛り上がりなく、(人間描写とかいうが、犯人一人一人の話は 全くないし、何年も前の話を被害者も突然思い出したような訳で...盛り上がり様もないが...) 判事自身の”過去の後悔”事件に関しても、あっさり電話一本でオシまい。 これじゃ、短編になってしまうと考えたかどうかは、定かではないが...取って付けた様な”脅迫事件”が 持ち上がり、それに絡んで思わせぶりな、ギャングの影をチラつかすが、動機も犯人も結局[ふ〜ん]で終わり。 決定的なのは[無罪]で終わったはずのサビッチが元気に主席裁判官として登場、能天気なアドヴァイスを繰り出すのだが、 まるで炭酸の抜けたサイダーの様。([無罪]より4年も前に書かれた作品と分かってはいたのだが...これはこちら側の ミスだと思うので☆を一つアップ!) 長距離移動の新幹線に持ち込んだので、しかたなく最後まで読了したが、普段なら途中で読むのをやめたと思う。 | ||||
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主人公は、判事のジョージ・メイソンです。 彼は、担当することになった事件について、どのような法解釈を行うことが妥当なのか法律家として逡巡しつつ、ジョージ自身が、過去に事件の被告人と同じ過ちを犯していたことから、自身に被告人を裁く資格があるのか、苦悩します。 法解釈について、自身の考えに妥当性を見出すために、助手や同僚の判事と議論を重ねるシーンを興味深く読みました。 評決により、被告人の運命が決まり、また、将来の法解釈にも影響を与えることになる。判事一人の判断の重さがひしひしと伝わってきました。 法廷物といえば、裁判官、弁護士、検事が勢ぞろいする法廷シーンがメインになることが多く、それはそれで良いのですが、この作品における、判事の観点を主軸にしたストーリー進行というのはなかなか良かったと思います。 サスペンス的な要素も盛り込まれていますが、この部分は、盛り上げに欠くように思います。 主人公の心理をもっと掘り下げて、さらには判事の協議のシーンや、法廷進行の戦略をより詳細に描きだし、もっとボリュームを持たせれば、さらに面白かったのでは、とも思います。 | ||||
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