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あしたはうんと遠くへいこう



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あしたはうんと遠くへいこうの評価: 3.45/5点 レビュー 20件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

80年代~90年代にロックを聴きながら育ったひとへ

私はこの小説の著者より3歳ほど年下なのだが、この小説に出てくる楽曲を、中学校から今に至るまで、好んで聴いてきたので、興味を持って読みました。
Lou Reed, Echo & The Bunnymen, New Order, The Smiths, Pale Fountains, Pastels, Teenage Fanclub, My Bloody Valentineや、スターリン, ブルーハーツなどなど。
決して一般的に有名とは言えない者も含む、それらアーティストの音楽が、小説の行間に流れる。
そして、各章のタイトルに、これらアーティストの楽曲名が冠されている。
How Soon Is Now? 1985
Walk On The Wildside 1987
Nothing To Be Done 1990
........
と、いった具合。
主人公の音楽的嗜好がこんなに自分のそれに近しい小説は、滅多にないと思うので、その点では楽しんで読めた。
ただし、主人公のやや常軌を逸したという印象の恋愛依存(?)と奇行が、あまり好印象とは言えなかった。
著者は、Irvine Welshの"Trainspotting"の日本女子版みたいなつもりで書いたのかな?なんて思いました。
この物語の先にあるかもしれない主人公の人生に、幸あれ。
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031
No.6:
(3pt)

懐かしいです。高校生の時の読書感想文。

ストーリーの中に出てくる、音楽を聴くツールが、確か、カセットテープからMDとかになったり、主人公の年齢を感じさせる、
時間の流れを感じさせるところが、すごく感覚的に印象残っています。
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031
No.5:
(3pt)

期待に比べて、達成感(読み終えた感)のない本でした。

男の自分からの目線になりますが、主人公の女性は正直なところ大嫌いなタイプなので、
イライラさせられて苦痛でした。
徐々に大人の素敵な女性に変わっていく、そういうストーリーなのだろうと思って読み続けましたが、
ちょっと残念なままとなってしまいました。
しかしなら、女性とはこういう考えをするところが大いにあると勉強させられた部分も多かったので、
女性の理解しがたい発言に対する適応能力が上がったかもしれません。
波乱万丈ではあっても、最後まで、主人公に大きな変化なく終わってしまったので、
期待に比べて、達成感(読み終えた感)のない本でした。

本の背表紙にあった、
「泉は田舎の温泉町から東京に出てきた女の子、『今度こそ幸せになりたい』-
 そう願って恋愛しているだけなのに。なんでこんなに失敗ばかりするんだろ。
 ・・・泉は幸せな”あした”に辿り着くことができるのだろうか?
 新直木賞作家がはじめて描いた、”直球”恋愛小説!!」

という美しいあらすじを読んで買ったのですが、だいぶニュアンスが違うように思います。
これって、”直球”恋愛小説なんですかね。
本当の直球とは、こういう波乱万丈なものだってことなんでしょうか。
私には、超クセだまの変化球に感じます。
ふつーの女性は、そうそう薬には手を出さないでしょう。

背表紙のあらすじは、やっぱり、売るための説明文であって、
あまり当てにしちゃいけないってことなんですね。
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031
No.4:
(3pt)

貞操観念の薄い男に流されていく女の14年間

高校生から始まって、32歳になるまでの、どうしようもなく「自分」がない流され体質の女の物語。誰とでも寝るはドラッグはやるわで、救いようのないダメ女だ。だけど、これに近い人たちも現実に多いと思うので共感できる人も多いのかも知れない。そんな現実の女たちよりは、この主人公の方がアイルランドにいったり、トライアスロンに出たりしているのでマシかも。
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031
No.3:
(3pt)

恋愛に対してストレートな泉ちゃん

直木賞受賞作家であること、タイトル&表紙の写真が気に入ったので読んでみたが、期待していたほどではない。
主人公の泉ちゃんが、ストレート過ぎてちょっと引いてしまうw
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031
No.2:
(3pt)

かさかさしたココロ。

ひとりごとを言って年寄りになったみたいに感じて
ときどきどっかいっちゃいたくなる
いやなことなんて何もないのに
何かとつながっている気が全然しない

なるほどなあ〜と思った作中の文章であります。
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031
No.1:
(3pt)

私の苛立ちは、本当はジェラシーなのかも。

正直、この主人公が私は好きじゃない。いや、はっきり言うと「嫌い」かも。
だって、イライラするんだよー。「なぜ、前の経験から学ばないんだ!!」とか「その歳でそんなこと出来ないだろ!」って思うことが多いから。良識ある、ある程度の大人の行動とは思えなくて・・・でも、それで思った。だからこそ、これは素敵な物語なんじゃないかと。そうだ、私の出来ないこと、したくても「もう大人なんだから」と諦めたりやらないことを、この主人公はサラリとやっているんだと。そっかー、だから私、この主人公見てイライラするのかな。私は、彼女の真似は出来ない。でも、こんな大人がどこかにいても良いんじゃないか、と思わされるお話です。
あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)Amazon書評・レビュー:あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)より
4043726031

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