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凍
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凍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全122件 21~40 2/7ページ
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何年か山登りをしてます。なのですごい内容でこれ以上ないくらい感動しました。読み終えてなおそれは続かと思います。 | ||||
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私は登山のことはまるで知りませんが、登山を題材にした小説が好きで読みました。 これは小説でもドキュメンタリーでもなく、山野井夫妻のファンが二人を持ち上げるレポートでしかありませんでした。 彼らのスタイルが何より素晴らしく、孤高の二人を書き手も周囲も神のように崇めている。その実、妻の方は高地順応すらできずに飲まず食わずでそれでもチャレンジするのが素晴らしいとか、アホみたいですわ。高地で体が食べ物受付ないような人は既に向いてないんだから登らないでくださいな。 そんな人を、夫も著者もこんなに凄いんだぞって、読んでて寒いです。 小説なら、二人の愚かさ傲慢さも冷静に描くべきなのに、お二人ともが現役で悪い書けないのか、そうした描写が一切ない。主人公を崇めるばかりの小説って最悪です。途中で何度も投げ出したくなりました。 ファンなら読んでいて楽しいのもしれませんが、ド素人には何も響きません。山の厳しさすら伝わりません。こんなおかしな人が挑戦する変な世界なんだなあとしか受け取れないので、もう少し冷静な視線で「人間」を描いてくださいね。 | ||||
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作者の作品で一番好きです。もっと読み継がれるべき作品であることは間違いありません。寝苦しい熱帯夜に読めば涼しさを感じられ、寒い夜に読めば絶大な臨場感を得られます。 | ||||
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ところどころで、公募隊登山を見下すくだりが気になりました。確かに、エベレストに登るに当たって道が整備されロープが張られ、シェルパに何もかも背負ってもらい、誰でも登れるような登山をどうかという見方はわかります。よくわかります。だけど、体力が無く高度な技術を持たない人だって、エベレストの景色を見たいと思います。山には人それぞれ楽しみ方があっていいと思います。自分たちのスタイルとは違う登山の形を、山野井さんは「登山を楽しむ形とは無縁」と言い切るような人なのでしょうか。その文章を見てからあまりにも傲慢で、読む気が失せた。それ以前にも自分たちとは違うスタイルの登山を馬鹿にしまくっているし、・・・作者が良くないのか、いずれにせよ不愉快。 | ||||
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冒険物が好きな方は必読してほしい作品です。 | ||||
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途中からページをめくる手が止まらなくなった。 一気に読んだ。 これはすごい。 | ||||
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ただただ凄まじい。 山野井夫妻の登山にかける情熱も、登山そのものの工程もそうだが、指を失うかもしれない、顔がもげるかもしれない、目が見えなくなってくる、妻の命を失うかもしれない、自身の命を失うかもしれない、そうした状況下でこれほど人は精神を強く保ち続けられるものなのか、、、。 自分がそこにいたら、という想像を遥かに超える凄まじい世界です。沢木の文章、インタビュー力があっての作品であることは重々承知ですが、ただただ二人の精神力に敬服させられ続ける名作です。 | ||||
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価格の割には位の感じですが 発行年数からしたらかなり良いと思います 内容はかなり面白かった | ||||
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面白い | ||||
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沢木耕太郎さんは好きな作家さんですが、本作も期待を裏切らない面白さでした! 元々、モデルとなった山野井ご夫妻に興味があったのですが、予想以上のスゴさでした。 その凄さをまるで隣で見ていたかのように臨場感たっぷりに伝えてくれます。 山野井氏ご本人の「垂直の記憶」も買いましたが、そちらより読みやすく思いました。 | ||||
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先入観なく、ただ読んでください。面白いの一言です。 | ||||
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「人の砂漠」や「敗れざる者たち」といった、沢木さんのルポルタージュに、魅せられて購入。 まぁ時間つぶし位にはなったかな? 「人の砂漠」を読んで感じた、人生の裏側を見たかのような衝撃。あるいはずっと後まで残る、消えない余韻。考えさせられるもの。 そういうものは、何もなかった。 ただ、本書の主人公・山野井夫妻は、純粋に凄いと思う。何処どこの山のルートを、単独で無酸素で登ったーとか、新聞で見てもその凄さは分からない。 それがどんだけヤバくて、死に直行しているのか? 手足の指を殆ど失くして、何故登山を辞めないのか? そういう理由が、多少なりとも理解できた気がした。 | ||||
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想像を絶する中で私たちにはわからない域の夫婦の絆を垣間見た気がします。 また、最後まで自分の力で歩く、持ち物は絶対に捨てないなどの意識の高い奥さんの人間性が良く表れていたと思います。 | ||||
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古い本だが、日本の登山家のトップである山野井泰史の生き様がよくわかる本である。 凍傷で指を失った後でもチャレンジし続ける山野井氏の話を知って心震えました。 今年1番の本です。 | ||||
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冒険をした気分になる! ドキドキしながら読んでいます | ||||
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実は、巻末の解説を読むまでこれがノンフィクションだと知らなかった。だから、山野井が幻覚のようなものを見たとき、「実は夢だった」というくだりが来るのだろう、思っていた。 ドラマではないので「岳」のような甘い場面は来ない。しかし繰り返される2人の極度の疲労、妙子の嘔吐などは、読んでいるこちらが苦しくなるほどだった。 最後に、やはり「オマケ」はあったのではないか、と個人的には思う。 | ||||
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山岳小説といわれるものはいくつか読んでいるが、こんなに怖かったのは初めて。それはこれが作りものでなく、隙の無い丁寧な取材によって書かれたノンフィクションだからだろう。登攀場面の臨場感はこっちまで足がガクガクとすくんでしまう程で、いつ落ちるかハラハラしながら読む登攀部分より、過酷なサバイバル部分の方が安心して読めたくらいだ。 主人公夫妻ももちろんすごいが、彼らが山に対峙するのと同じように真剣に真摯に対象を取材し、主観を加えずに描写していく作者が素晴らしい。 久しぶりに読んだけれどやっぱり沢木耕太郎って最高だ。 | ||||
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人、山、すべてのリアルな様子が伝わってきて、のめり込むように読み終えました。山野井さんがとても印象深く、自分とはかけ離れた世界を知ることができた作品です。 | ||||
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読み終わって一週間以上経つのに、まだ頭から離れないほど感銘を受けた一冊。 世界有数の天才クライマー、山野井泰史さん。 その泰史さんが、「妙子は天才だよ」と賞賛する9歳年上の奥さまもまた、世界的なクライマーという、そんな山野井夫妻の、ヒマラヤ山脈にある未踏の北東壁、ギャチュンカン(7952m)に、アルパインスタイルで挑む様子を描いたノンフィクション。 雪山を題材にした本は、20年以上前に、夢枕獏さんの『神々の山嶺』を夢中で読んだことがあって、これを超えるものはないだろうと思っていたのだけれど、沢木耕太郎さんはやっぱり凄い。 山野井泰史さんのお顔を知らなければ、沢木耕太郎さんのお姿を想像して読んだだろうな、と思えるほどに、緊迫した息遣いをも感じる臨場感と細かい描写に圧倒。 山野井夫妻のお互いへの絶対的な信頼と尊敬。 11歳の頃から、一日足りとも山のことを思わない日はないという、山への強くて熱い想い。 わたしには抱いたことのない感情ばかりで、羨ましい一方、人間とはこんなにも肉体と精神の限界に自ら向き合えるものなのか、と驚くことしきり! 自らの死、伴侶の死を達観し、どんな状況においても冷静に決断をくだし、凍傷で手足の指のほとんどをなくしても尚、山に焦がれるお二人。 こんな凄い人が存在するなんて。 読了後、この人間離れした感覚の持ち主がどんな方なのか、どんな登り方をされるのかを知りたくて、NHKの『白夜の大岸壁』を視聴。 ギャチュンカンから5年後に、大岸壁オルカに挑まれた山野井夫妻は、とても幸せそうで、あんなにもキラキラした瞳を持つ男性と幸せそうな笑みを浮かべる女性を見たことがない!というくらい輝いてらして。 わたしは一生、肉眼で見ることは叶わないだろうけれど、生身で頂に立ち、見渡した景色は、きっと到底信じられない美しさ。 「妙子!妙子!」 と、愛おしくてたまらないといった声で妙子さんを呼ぶ泰史さんと、それにクールに応える妙子さんがまた素敵で、この夫妻に関する書物をもっと読みたい♡ そうそう!少しネタばれになるけれど、 『凍』の最後に、沢木さんらしき人物が登場し、 “沢木さん、ベースキャンプまで行かれたんだ!”という驚きとともに、その様子を想像させてくれるシーンがあることも、ファンとしてはたまらないギフトでした! | ||||
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実は、この本の前に、女性登山家のエヴェレスト登頂ものを読んでいた。そこには、極地法による登攀のむずかしさや、リーダーたる者の卓越した資質、人間関係の苦労等々が書かれていて、私は大いに感動した。それで、その関連をいろいろ読んでいるうちに、この「凍」にたどりついた。そこで、すべてがぶっ飛んでしまった。 絶壁をよじ登るアルパインスタイルという登攀方法。一歩一歩が死と隣り合わせのようなそれをソロでやるという山野井泰史という人。沢木耕太郎は山野井氏の姿や動きをよく捉え、登山などまったくの素人の読者にも、その困難さや緊張感を十二分に伝えている。高所恐怖症ではないが、二階の窓ふきでさえ不安を覚える私は、本書の衝撃に圧倒されてしまった。 しかし、私がもっとも引き込まれたのはそこではない。作者が山野井氏について語れば語るほど、あの反転する「ルビンの壺」のごとく、妻の山野井妙子という人が浮かび上がってくるのだ。この人、何者!? 山野井氏は動画などで拝見し、著書もあり、自分を語るに充分饒舌であるように思われる。しかし、妙子さんは登山については寡黙で、ほとんど語らない。 ウィキを見たら、この人の経歴が尋常ではない。国立大をめざしたほど頭脳明晰で、高所順応のための研究に協力して、(「ロッキー」で出てきた戦闘マシンみたいなロシアのボクサーみたく)すごい訓練を受け、8千メートル級の山々に登り、凍傷により両手の指先を全部失っている。しかも、彼女は、山野井氏より9歳も年上の女性である。しかし、(この状態で)妙子さんは、世界的に評価されている山野井氏と組んで登って引けを取らないんじゃないのか? 中学生ぐらいの妙子さんの写真が、山岳関係の雑誌の表紙になっているのを見つけた。それがまぶしいほどの健康的国民的美少女なんだが、その手の指が大きくりっぱで印象的だ。作者は、女性版金太郎wとか書いて流そうとするが、ちょっと待ってほしい。この妙子さんという人をもっと知りたい! | ||||
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