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水族館の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
水族館の殺人
水族館の殺人 (創元推理文庫)

水族館の殺人の評価: 3.29/5点 レビュー 42件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(3pt)

複雑すぎ

この作者の作品は好きですが、この作品は複雑だけがポイントで単純明快に欠けている。
水族館の殺人Amazon書評・レビュー:水族館の殺人より
4488027210
No.10:
(3pt)

この世に存在しないもの

防水機能の無い電波式腕時計が、この世のどこで売っているのか謎。
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4488027210
No.9:
(3pt)

冷静沈着な倉町くんを突然の便意が襲う

容疑者が多いので、目立たない容疑者は卓球部の敵校カットマンとかにもキャラ負けしちゃってたり。だからそんな人、絶対犯人じゃないよね、って勝手に容疑者から消してました(裏染ロジック無視で)
それはそうと袖乃様のキャラの造形がひとつ深くなってキャラリアリティが増した気がします(要するに好きでござる)
(さらに話が飛んで)コナンを感じるんです。日常パートの雰囲気に。コナンを。。(私だけ?)
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4488027210
No.8:
(3pt)

いろいろ考えてるけど、まあ普通

読者への挑戦、その前の仮説的検討と検証、仮設の破壊と再構築などは、過去の「名作」に準じるもので、それは良かった。
他に指摘されているとおり、場面はイメージしにくく、わかりにくかった。
最後の『名探偵「さて」と言い』的場面は、緻密そうだけど、くどい感じ。
「結局、最後の手がかりだけで、よかったやん」・と思ってしまいました。
最近の新作がみあたらないのと、キャラものに展開しそうな雰囲気なのとが、気がかり。
個人的には、現行の探偵キャラにも魅力を感じない。
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No.7:
(3pt)

アリバイトリックの方法に疑問

水族館の営業時間中に、職員がサメ水槽に転落して、サメに食べられるというショッキングな事件の発端、容疑者のアリバイが全員成立したのちに、一転して全員にアリバイがなくなるという展開、時計にまつわるロジックなどは面白いと感じた。しかし、アリバイトリックで使われた方法、犯人の動機など、疑問に感じる箇所があった。また、現場図が示されているにも拘わらず、現場の状況がわかりにくいというのが最大の難点。

①アリバイトリックの方法(アリバイトリックの方法は物語の早い段階で明かされている)
アリバイトリックで使われた方法は確実性や再現性に乏しく、正常な思考力を持った犯人であれば、このような不確実な方法を採用したりはしないだろう。はっきり言って、ショボいトリックだ。落下するまでの時間を犯人はどうやって知るなり、予測できたのだろうか。被害者の仕掛けへのもたせかけ方によって、仕掛けにかかる荷重が変わり、落下する時間が違ってくると思うが。また、トイレットペーパーの巻き方(巻く密度)によっても、落下時間は変わるはず。さらに、空調等で空気の流れがあれば、仕掛けに同じように水が落下するとも限らない。最悪の場合、すぐに落下してしまう危険性もある。
裏染が落下までにかかる時間を調べるために、このトリックの再現実験をしているが、杜撰すぎる。演劇部員が制作した模型を使った再現実験にどの程度の信憑性があるのだろうか。落下するまでの時間の推定方法もよくわからない。
『死体を支えるのに一キロあたり紙が何センチ必要で、それが何秒で溶けるかってのがわかれば、あとは計算できるから問題ない』
いったい、どんな計算式を使って、計算したのだろうか?「死体の重さ」と「それを支えるのに必要なペーパーの長さ」が必ずしも正比例するとは思えない。また、落下してくる水滴と紙が溶けるまでの時間との間にどのような関係があるのだろうか。
裏染がこのトリックを説明した時に、周囲の人間が大袈裟に感心するのだが、手前味噌というか、作者の自画自賛に感じた。

②犯行の動機
非常に意外で屈折した動機ではあるが、いくらなんでもこんな動機で人殺しをするというのは常軌を逸している。

ところで、犯人の足跡がドアの前まで続いていた理由について、どこかで説明されているのだろうか?
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No.6:
(3pt)

わかりづらい現場

なんでしょうか、すごく現場の状況がわかりづらいんですよね
大まかにはわかるんですけど、細部に目を向けると混乱させられるといいますか
描写がうまくないのかな
それから、会話。主人公の趣味、日常を表す登場人物たちの会話。
本来ここで登場人物たちの性格なりを表すんでしょうけど
それがどれも尽く無意味。ほぼ読み飛ばしてもいいくらいに無意味。
そして事件にも何も関係のない登場人物。次回作の伏線か何かなのでしょうけども
何も関係のない人物の描写を見せられても、本当に無意味で蛇足。はっきりいって時間の無駄。
400ページとそこそこの分量の割にはこうした数々の無意味と無駄があって面倒。
それでも、読むのは最後の解決編が気になるからです。
解決編は、前作同様、次々と明かされる真実、それが事細かい精密な推理によって明かされる。
ここがなんといってもこの本、この作者の醍醐味と言っていいでしょう。圧巻です。
ですので、ここに至るまでの道のりがもう少し面白ければ、もっとこの作者の本は面白くなると思います。
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No.5:
(3pt)

ちょっと細かすぎるアリバイ崩し

水族館で起きた殺人事件.
11人の容疑者のアリバイは崩せるのか?

容疑者たちの分単位の行動を考察して,
少しずつ容疑者を限定していくという推理法であるが,
順調に進んでいた推理が,途中でひっくり返ったり,
それなりに二転三転する展開はまずまず楽しく読める.

ただ,すでに他のレビュワーの方も指摘しているけれども,
やはり容疑者の行動があまりにも細かすぎる.
水族館スタッフが分単位で行動を提示できることを成立させるために,
いろいろと工夫をこらしているが,そもそも実際の犯罪捜査なら,
数分のズレは,記憶違い,で片付けられてしまうだろう.

このシリーズの特徴は,推理には動機は考慮せず,
動機を含む真相は,解決の後でエピローグとして提示されることである.
前作では,よく機能していた,このスタイルだが,
本作では,この点もあまり面白くない.
被害者のキャラクターなら,こういうことも動機になるかもなぁ,という程度である.
この辺も読後感の物足りなさの一因であろう.
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No.4:
(3pt)

生き物の事情,人間の事情

『賑やかなプロローグ』で賑やかに始まり,早い内に事件が起きるも主人公は放置,
かと思えば,別の場所で行われているヒロインの練習試合の様子がたびたび入るなど,
複数の場面が並行する展開は珍しくありませんが,その取り合わせが妙に気になります.

結局,このパートで特別な出来事はなく,事件に影響を与えるものもなかったようで,
400ページを超える本作では蛇足気味にも思えますが,いかにも意味深な少女の登場は,
こちらもやや唐突に放り込まれた感のある主人公の背景と併せ,今後の布石でしょうか.

事件と謎解きは,間違い推理とその過程をあえてなぞり,真実を浮かび上がらせ,
早くに見据えていた犯人像に帰結,容疑者を絞り込む『解決編』がやはり見どころ.

ただ,容疑者が十一人も居るため,次々に検証されていくアリバイの把握が大変で,
あまりに細かすぎるというのか,針の穴を通すかのようなそれらにはやや強引さも….
また,序盤にある現場図も,情報が書き加えられた『最終版』が最後にほしかったです.

とはいえ,生き物が何よりも優先される『水族館』という舞台ならではの真相と,
その一方で覗き見える『人間の事情』は,事件と物語の終わりをしっかり引き締め,
さすがにほどの印象はなかったものの,次も期待をしたい作家さんだと思います.
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No.3:
(3pt)

まずまず

体育館の殺人が思いのほか良かったので、思い切って単行本を購入しました。 相変わらず、ちょっとしたユーモアを詰め込んでいたりと面白かったです。 最後の真相を明かすシーンは少し長すぎて、途中でダレてしまいました。 全体的に体育館の方が良かったですかね。 これを読んだ結果、短編集は文庫を待つか悩みどころです。
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No.2:
(3pt)

微妙

前作『体育館の殺人』は、現場が高校内の体育館であっただけに、天馬が探偵役を担うのもある意味、理由があった。しかし、本作ではたまたま現場に天馬の友人が居合わせただけなので、学校外の現場に彼を引っ張りだすのは、明らかにリアリティにかけると言える。また、分刻みで自分の行動を把握し、スケジュールをこなしていく職員たちには、“不自然さ”がつきまとう。ただ、著者が目指すのが、いかにも今風の高校生たちを描くことによって、リアリティがありますよと思わせながら、実際にはリアリティを表面にまとっただけの、論理に貫かれた「本格推理小説」であるのなら、最初に書いた問題も、気にすることはないのかもしれない。

ただし、探偵役の天馬や、その相棒である柚乃のキャラクターのせいなのか、あまりにも無能な警察のせいなのか、軽すぎる。表紙も含め、ライトノベル調だから仕方ないのかもしれないが、カタルシスはない。

あと、評価とは関係ないが、真夏日の晴天の空は、かならずしも絶好の撮影日和とはいえないと思う(コントラストが強くなりすぎがち)。
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No.1:
(3pt)

ある意味新たな館シリーズか?

体育館の次は水族館ときましたか。
綾辻先生とは違った館シリーズの登場?(まあ、タイトルに関してですが。)

今回のアニメネタはグレンラガン、七つの海のティコ、海のトリトン、ドラえもん のび太の南海大冒険、超獣機神ダンクーガ、ベルセルク、それからテニプリってとこですか。
阿部洋一ネタもありました。

内容には触れませんが、読みやすいのでラノベのように感じました。
この作品は単行本で出版するよりもノベルスのように気軽に読める装丁が良いのではないでしょうか。
表紙の感じは良いと思います。おそらくは袴田妹なのでしょう。
前回もそうでしたが解決後のひとひねりが気持ちいい。
「人間は、嘘をつきますからね」今回はどんな嘘を仕掛けたのでしょうか?
次回の事件は、図書館か資料館もしくは博物館でしょうか?
とにかく、次回作が楽しみです。

ですが、星は3つ。
単行本よりはノベルスまたは軽装版で安く多くの人に楽しんでもらいましょうよ。
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