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いかさま師



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【この小説が収録されている参考書籍】
いかさま師  『このミス』大賞シリーズ
いかさま師 (宝島社文庫)

いかさま師の評価: 4.00/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(1pt)

いかさま、ですね

まず、画家は絶対に他人の絵画作品に絵具を塗ることはありません。
これは画家として最低限の矜持ですからね。

ド、マイエルン手稿ですが、これは絵画技法書ではありません。
絵画周辺の知識に関する雑記禄ですから、これを熟読しても当時の絵画技術はわかりませんよ。

ということで、ストーリーの前提が納得できません。

現在の油彩絵具にはステアリン酸が添加され絵具に体質を付与してますが、、、
ゴッホの時代なら、いや、1950年代あたりまでは蜜蝋を添加するのが普通というか画家の常識でした。

著者は、絵画技術に関しては、何も知らないのではないでしょうか。
とにかく、書かれている知識や内容がヘンです。

名画を所有している画家なら、美術館や博物館に、寄託するか寄贈するか、
たぶんどちらかの道を選択するでしょう。
まちがっても、昔の愛人に他人の絵画作品を贈ることはしません。
これも画家としての矜持の問題になりますから、、、。

小説家って、画家をバカにしてるんですかね。
いかさま師  『このミス』大賞シリーズAmazon書評・レビュー:いかさま師 『このミス』大賞シリーズより
4796647228
No.12:
(1pt)

パーフェクトプランの面白さはどこに!?

この小説は第2回このミス大賞を受賞した柳原蛍氏の次回作だけれど読んでいてめちゃくちゃつまんなかった。露骨に資料の受け売りという文章ばかりだった。この小説をこのミス大賞に応募していたら1次選考も通らなかったんじゃ・・・。
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No.11:
(5pt)

とても面白い!

これは面白い。いかさま師ランキング1位を探せって物語です。かなり複雑な人間関係、またその個々人に表と裏がありそれがまた複雑に絡み合い二転三転し全く飽きることがありません。結末も素晴らしい。読みやすい文章だし、絵画のお勉強タイムもあって大満足でした。大推薦。
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No.10:
(5pt)

とても満足しています。

迅速かつ確実なご対応を有り難うございました。思っていました以上の美本でとても嬉しく思っています。
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No.9:
(4pt)

いったい、誰がほんとの“いかさま師”?

日本において有名な作家であるアイルランド人の父と
日本人の母との間に生まれたという画家鷲沢絖。

強烈な個性を持った画風で、ゴッホのような生涯を送
り、孤独のうちに自殺する。

彼が残した遺言書によって彼の作品は全て一夜の契り
を交わした女性に贈られるという。

女性の娘紗貴は、幻の画家といわれるジョルジュ・ド
・ラ・トゥールの作品が絖のコレクションにあったと
いう幼い頃の記憶をもとに、本来ならば敵対する関係
である絖の孫鋭士と共にその行方を追う。

疑心暗鬼を起こすような事件・情報が錯綜し恋人さえ
も信用できない。

誰が敵で誰が味方なのか、誰が騙す方で誰が騙される
方なのか、物語は最後の最後まで大どんでん返しを繰
り返し、あきさせない。

最後に笑う本当の“いかさま師”は意外な人物。

けど…ホントの“いかさま師”は作者なのかもね。
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No.8:
(5pt)

贋作と幻の名画 遺産相続をめぐる人間模様に興味津津

文庫本の帯に「闇に消えた名画の行方は?」とあり、「このミス」大賞シリーズ、贋作、画家ラ・トゥール、オークションの裏側、というキーワードが書かれていますので、いやがうえにも購入欲がかきたてられます。

第2回『このミステリーがすごい!』大賞受賞した柳原慧さんを知らなかったのですが、女性ですし、本職はまた別にある作家なのですね。達者でありながら読みやすい文章ですし、展開も二転三転しますので、読者はそのたびにハラハラドキドキさせられます。
長い第一部の「表」の後に、第二部の「裏」が書かれています。人間の「表」と「裏」だけでなく、キーとなる名画についても・・・・。

17世紀の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは好きな画家で、薄暗い蝋燭の炎に映し出された人物の光と影の扱いは見事で、本作に隠されたように様々な価値を持った作品群です。この画家の作品をキーワードに持ってきたところに、柳原慧の巧さと美術の世界へ精通していることが読み取れます。

人間関係の複雑さが一層この小説の構成の複雑さを増しており、第二部の「裏」でそれらが全て明るみになるところで初めて読者はこの『いかさま師』というタイトルに含まれている意味合いを知ることになります。二重三重に関わる表と裏、光と影、そして人間の欲望と愛情、絵画ミステリーですが、人間もしっかりと描けていますので、読者も人間の一面だけで判断することの難しさを知る思いです。

一筋縄ではいかない人物たちの饗宴なのかもしれませんし、莫大な遺産相続には有りがちなことなのかもしれません。美術の審美眼に関わるような内容も盛り込んでありますので、興味を惹く素敵なミステリーでした。
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479665934X
No.7:
(3pt)

う〜ん

読了後の印象は、まぁ納得、すっきり。すっきりし過ぎて時間が経つとうる覚えになる…。
最後は「切り札、更に奥の手」といった、深い人物関係が物を言ったどんでん返し?でした。
そこは面白かったかな。
キーワードが早めに出ているので流れるように読め、最後のオチを楽しむ。というスタイルでしょうか。
遺産相続って難しいのね。
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No.6:
(4pt)

相続に精通できます(笑

まあ、遺産相続争いのお話(笑

怪しい人がいい人だったり、

いい人が結局敵だったりと。

どたばたしつつも、最後はなるほどという感じで。

特に美術に詳しくなくても、軽く読みこなせます。

なんていうか、サスペンス劇場とか意識して書いた?って軽さがありますが、

中古の値段、もしくは文庫のお値段なら、読んで損はないかも?

相続や、遺言に精通するというおまけがあるし(笑
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No.5:
(4pt)

相続や、遺言に精通します(笑

まあ、遺産相続争いのお話(笑

怪しい人がいい人だったり、

いい人が結局敵だったりと。

どたばたしつつも、最後はなるほどという感じで。

特に美術に詳しくなくても、軽く読みこなせます。

なんていうか、サスペンス劇場とか意識して書いた?って軽さがありますが、

中古の値段、もしくは文庫のお値段なら、読んで損はないかも?

相続や、遺言に精通するというおまけがあるし(笑
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No.4:
(5pt)

ラ・トゥールの二面性が活かされてます

非業の死を遂げた画家の残した数々の絵画。その中に億ションと言われるラ・トゥールの作品が…!?幻の絵は何処にあるのか? ★絵画を巡る遺産相続のお話です。複雑な人間関係の中で明かされて行く真実にドキドキせずにらいられない作品でした。★『光』と『陰』の二面を描いたラ・トゥールだからこそ…。登場する人物達の裏と表の顔の二面性と対称となって物語が、うまく浮き上がっていると思います。★う〜ん…。しかし、思いもかけない人物の裏の顔にびっくりさせられました!★ちなみに、表紙はラ・トゥールの『いかさま師』です。
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No.3:
(5pt)

堪能しました。

戦禍などで逸し、現存する作品が40点ほどしかないジョルジュ・ド・ラトゥールの作品の相続を巡っての、骨肉の争い。遺言書の効力に必要な書式や継承順序など、読んでるうちに自然と理解出来ました。それ以上にラトゥールの作風に重ねてみた人の二面性を追求して描かれており、感動も深かったです。主人公沙貴の鷲沢絖画伯の不世出の傑作を見抜き、金銭に捉われない審美眼が最後まで失われないため、沙貴に感情移入することが出来ました。
鷲沢絖の残したトリックにウィットを感じるか、それともアイロニーと受け取るかは読んでいただけた方のご想像にお任せします。
それに対する決断を下した沙貴に応援したい気持ちになりました。
お勧めです。
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No.2:
(5pt)

素晴らしい作品ですね(^ー^*)))♪

題名に惹かれ、背表紙に惹かれ、そして内容は本当にとても興味深い作品でした。絵に精通していなくても十分楽しめると思いますし、主人公の紗貴の人柄がとてもよく出ています。ぐんぐん引き込まれる展開で、全て読み終えた最後の部分に私はとても感動し、涙しました。人間の繋がりや思いやりなども、十分感じえる作品で、単なるミステリーとも少し違ったものであると思います。
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No.1:
(5pt)

遺産相続の泥沼

なかなか面白い作品でした。絵画が物語のキーになっているところも、自分の好みにフィットした。遺産相続の泥沼、消えた名画の謎、複雑にからみ合った人間関係と、読みごたえあります。ラ・トゥール、ゴッホなど、絵画が好きならなおさら楽しめる作品です。
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