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失踪家族
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失踪家族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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この手の特異な話は、色々想像しながら読み進めるのですが、どの程度「突飛」なことが、展開的に許されるのか、がどうしても頭の中で引っかかります。 たとえば、序盤にSFのような展開になれば、失踪の正体がどうとでもなるし、ホラーであっても同等です。 しかし、この話は、ストーリーが進んでも、日常の範囲を超えないので、おやっ、と思いながらページをめくり続けました。 主人公がすでに中年になっている、という設定が、読み進めやすかったです。少女のままだったら、かなり苦痛な展開になっていたのではないかと思います。 ページ数もそこそこあるし、初心者向きでは無いと思いますが、普段から洋物を読み慣れている人なら、間違いなく楽しめる一冊です。 | ||||
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他の家族が殺されたのなら、 何故自分だけが残されたのか。 生きているとしたら、何故連絡をくれないのか。 その理由を知りたいと25年間 ずっとシンシアは思い続けてきました。 そのため周囲の反対を押し切り、 事件を扱ってくれるテレビ番組に出演します。 シンシアの周囲で不可思議なことが起こり始めます。 不思議な電話、兄に似た人、父の帽子、叔母のテスの死。 失踪した家族のことにシンシアがのめり込み始めると、 夫 アーチャーとの仲も微妙になってきます。 次はどうなるのかと、 興味を持って読み進んでいけます。 面白かったです。 | ||||
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失踪物ミステリーでは、「ラスト・チャイルド」も読みましたけれど、本作「失踪家族」の方が面白かった。ネタバレになるので多くは語れませんが、失踪に絡め引っかけ、現在と過去、事件の驚くべき真相と結末にかけて、物語が二転三転し、ラストまで読者を飽きさせません。主な登場人物もさほど多くなく、逆に整理され、読みやすい感じです。翻訳物は苦手な読者にも、面白く、十分味わってもらえる一作に仕上がっていると思う。作品自体のレベルが当然高いのであるけれど、そこには優秀な翻訳者がいて初めてのこと。翻訳ミステリーの最高の一冊です。 | ||||
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3分の2くらいまではすごく面白いです。 真相にちかづきはじめたあたりから、 「・・・うそでしょ?!」 っておまぬけな見落とし(というか捜査の手抜きというかなんというか・・・)があったり、 「ありえない・・・」 と激しくシラケてしまったのが残念でした。 事件の発端となった人物(ある意味被害者でもあるのは確かなのですが)にも同情の余地はなく、 「とんでもなく、人騒がせな話!!」 と腹立たしいかぎり。 オチのつけ方は潔いっちゃ〜潔いですが、最後の最後に著者の「泣かせよう」という意図が濃厚に感じられてしまい、結果として私の読後のひとことは 「なんだかなぁ〜」 でした。 せっかくのスリリングなテーマなのに、終盤の雑なところが非常に惜しいと感じました。 | ||||
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失踪ミステリーをテーマにした作品にハマってまして、ネットで検索かけて知った作品でした。 これまで日本人作家による作品ばかりを読んできたので、 外国人作家の作品はどうなのか?正直一抹の不安もありましたが。 これが読んでみたら不安がふっ飛ぶどころか、 すっかり物語の世界に入り込んでしまいました。 常に自分が場面場面にいるかのような感覚で主人公の男性にも自然に感情移入出来た。 とにかく素晴らしい作品に出会えてよかったです。 新作があったらぜひまた翻訳して頂きたいです。 | ||||
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日本初紹介となる、アメリカ生まれで現在はカナダ・トロント近郊在住のリンウッド・バークレイの’07年発表のサスペンス。本書は、カナダ推理作家協会の最優秀ミステリーに贈られるアーサー・エリス賞と、’97年に創設されたアメリカのミステリー専門季刊誌≪デッドリー・プレジャー≫が主催するバリー賞にノミネートされた。イギリスでヒットし、世界30カ国以上で翻訳された。 アメリカ東海岸コネティカット州で、高校教師である夫の‘わたし’テリーと8才の娘グレースと暮らす、ごく普通の主婦シンシア。しかし彼女にはショッキングな過去があった。14才の時、5月のある朝、両親とふたつ年上の兄が忽然と姿を消したのだ。あれから25年、あるテレビ番組に出演したのをきっかけに、シンシアの周りで不可解な出来事が起こり始める。そして殺人事件まで・・・。一家の過去を探り、自らの家族を守るべく、‘わたし’は立ち上がる。 物語は中盤を過ぎても過去の秘密は闇の中。‘わたし’は何も誰も信じられなくなる。警察も、探偵も、愛する妻シンシアさえも。やがて小さな手がかりから、シンシアの昔のボーイフレンドでギャングのヴィンスと共に真相に迫るのだが、そこに浮かび上がったのは妻の人生を翻弄してきた驚愕の真相だった。 ページを捲るのがもどかしいくらい、畳み掛ける謎とサスペンスの連続。やがて明かされる、失われた家族の姿とその悲劇。そして終末にいたって驚きの“どんでん返し”。 本書は、ショッキングで誰もが興味を惹くテーマ、秀逸なプロット、意表をつく事実とさらにその先の真相。どれをとっても星5つの評価に値する傑作である。 | ||||
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最後まで予想がつかなくて、怪しい人がたくさんいるし、被害者から警察まで誰一人信じられないような疑心暗鬼になる展開で、終わりまでハラハラしながら面白く読めました! なんせ怪しい人がたくさん登場して、でも一つも無駄な要素がないと感じるくらい良いスパイスになっていて、未消化で終わることもなく、かなり良質なミステリーでした!! ミステリーの感想はどんでん返しがあるかなしか書くだけでネタばれになってしまうので難しいのですが、イギリスで60万部のヒットも納得なくらい、面白く読めました。 個人的には今まで読んだミステリーものの中でも、ベスト10に入るくらい良かったです! | ||||
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今年の家族失踪物としては、「ラスト・チャイルド」が有りかなり面白いと思ったが、 本書はそれを上回る面白本だと感ぜられた。ラスト・チャイルドの書評に<家族の喪失と再生の物語> とあったが、そっくりそのまま本書に当てはまる。 とにかく、中盤すぎまで何故家族が失踪したのか、誰が家族を監視しているのかとのサスペンスがどんどん盛り上がり、 そこに家族に取り残された主人公シンシアの事件の自作自演疑惑まで沸き起こり、終盤からはプロットに予想が着くようになっても 本当に予想どおりか否か、早く知りたいと気持ちが焦り、どんどんページをめくらされてしまった! 最後の最後には、全く関係ない事件とおもわれた事柄に関する「どんでん返し」まで用意され、 560ページ一気読みでした。料金分損はしません。 | ||||
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