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失踪家族
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失踪家族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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ストーリーのあらましは多くの方が書いているので省きます。中盤ストーリーまでは多小の疑問があったにせよ。長い時間家族が行方不明で何故今になって急に真実を探る気になったのか?主人公の心の中心の揺れの理由がはっきりしないとか・・・だましだましページをめくっていったが、おおかたストーリーの内容がもしかしてありがちな話しだったりして?を気が付いてしまうかもしれない。後半もっとひねって終らせると思ったが、あっさりしていてやっぱりねー。で終った。アメリカ出身、カナダの作家らしい極単純ストーリードラマのよう。がっかりが大きかった期待してた分。 | ||||
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ミステリアスな導入部で、すっかりこの世界に没入してしまいました。 途中には主人公すら疑わせるような巧妙な筋運び いつ形勢逆転してもおかしくない緊張感に息ができなくなるクライマックスシーン そして伏線!! とにかく読んで!といいたくなる一冊です。 最後に、、、実はこの文章、読んで2ヶ月ほど経ってから書いてます。 それでも情景が次々浮かんでくるんですよ。 この作品の力を示す、よい証明だと思いませんか? | ||||
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まだ新たな事件が起きない前半は、どうしても飽きが来てしまいそうなものですが、家族がいなくなって、一人だけ取り残された女性が大人になるとどうなるか、とても丁寧に、リアリティを持って描かれていて、引き込まれていきました。すごい作家が現れたものだとひたすら感心。登場人物たちも魅力があって、どういう謎解きになるのだろうと予想しながらも、にんまりしてしまう会話などもあって、後半への期待もふくらみました。 後半、謎が解けて行き始めてからは、うーん、悪くはないんですけどね、でも、ありがちというか。なんかアメリカの大衆向け小説でよくあるパターン、みたいなものにはまってしまったような。リアリティは一気になくなってしまったかな。最後まで止まることなく読めましたが、正直、残り100ページぐらいは終わらせるためだけに読むような感じになったかも。 | ||||
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アメリカ生まれで、カナダ在住の著者が2007年に発表した本作品は、著者の初の日本語訳となった作品です。 1983年5月のある日、14歳のシンシアは門限を破って友人と酒を飲み、父親に家へ連れ戻される。 翌朝眼を覚ましてみると、家は静まり返っており、両親と兄は忽然と姿を消していたのだった。失踪した家族は発見されないまま時が過ぎ…。 本編はそれから25年後。 シンシアは夫と娘と三人で同じ町に暮らしていた。 物語は夫・テリーの視点で描かれる。 失踪事件がテレビで取り上げられた直後から、彼女の身辺で不可解なことが頻発し始めたのだ。 やがて、殺人事件が発生し…。 この作品は、25年にわたり、生死不明の家族の安否を気遣い続けるヒロイン、シンシアの苦悩が事件を通して綴られていきます。 サブテーマは、家族愛と家族を襲う悲劇、と言ったところでしょうか。 さて、ミステリとしての感想ですが、中途のサスペンス感の盛り上がりは申し分ないのですが、事件の全体像には少々疑問がありました。 なぜ25年も経って事件が動き始めたのか? そのことに明確な説明がないような気がします。 このような大きな時を経て事件が急展開する作品では、非常に重要な点だと私は考えています。 なぜなら犯人側としては、25年も経過している以上、何もしなければ、迷宮入りしたに違いないからです。 動きださなければならない、大きな転機があったという設定が必要ではないでしょうか。 ヒロインの両親と兄の失踪の裏で一体何が起きていたのか? その真相については、捻りが加えられており、面白味は感じられるのですが、25年経過後に事件が動き始めたことを含め、犯人側の心理が今一つ不明であることが残念です。 | ||||
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娘を一人のこして、 両親と兄が突然行方不明に、、、。 父の社会保障番号や、仕事、、の件から、 わりと最初のほうで、大筋がよめました。 こうきましたか、、という感じでした。 副筋も、どこかで見た感じ。 有り得ない初動捜査のミスとか、 ご都合主義のあらもめだちます。 感情もよく書き込んでいるし、 話もよくかけているのだけど、 目新しさはないですね。 | ||||
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ある日突然家族が失踪してしまい主人公だけが残され、25年の歳月が経過する。 あまりに理不尽で絶望的な状況を描いたミステリーだけに、いったいどんな結末に至るのだろうとわくわくしながら読みました。主人公シンシアの心理や人物像も丁寧に描かれていて、彼女の夫(本書の語り手)の揺れる心情にも感情移入することができました。 ただ…後半になって事件の真相に迫るにつれて、ある古典的名作との類似性が頭にちらつきました。 ここからはネタばれの要素があるので、読んでいない人は飛ばしてください。 本書のプロットの本質が、ロス・マクドナルドの古典的傑作「○○け」と類似していると思ったのは私だけでしょうか?? 横暴で専制的な猛妻に虐げられていた男が、別の女性を愛するようになり、二重の結婚生活を送るようになる。やがて夫の二重生活に気付いた猛妻は、夫が愛する女性(本編は妻と息子)を殺してしまう。しかし、意志薄弱な夫は自分の偽りを世間に隠すために彼女の犯罪を庇い続け、新たな悲劇が生まれる…。 こんなことを考えてしまったので、私は本書を心から楽しむことができませんでした。 なにしろ、「○○け」の悪女が莫大な財産を餌に夫を縛りつける醜悪さに比べると、本書の犯人がひどく所帯じみて、安っぽく感じられてしまって…。 とてもよい作品だと思いますが、ミステリー小説に何よりも重要視なのはプロットの独創性だと思うので、残念ながら星3つにしました。 | ||||
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