エジプト十字架の謎
評判
エジプト十字架の謎の評価:
4.00/5点 レビュー 39件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41〜60 3/4ページ
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エジプト十字架の謎の評価:
4.00/5点 レビュー 39件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
まず、メガラ殺しについて。
自らがおとりになるとメガラ自身が提案した際、ヴォーン警視は「あいつはなかなか用心深い野郎で、われわれがいきなり突然ここから消えてなくなれば、これまた、手出しをしないでしょう」と事前に指摘している。にも関わらず、犯人がまんまとメガラ殺しをやりおおせたことから、メガラが犯人で殺されたのは別人であるか、スウィフト船長が犯人もしくは共犯であると考えるのが論理的というものである。
警備が見当たらなくなったからといっても、船にメガラとスウィフト船長以外に人が乗っていないことを確かめる術は犯人にはなく、最低でも1人対2人以上という不利な対決を覚悟しておかなければならないわけで、そのような中、無警戒にボートを漕ぎ進んで船上に忍び込むようなリスクを冒すはずがないからである。
にも関わらず、犯人が警護を警戒せず船に忍び込み、ものの見事に船長を昏倒させた後メガラを仕留めたというのは、作者のご都合主義によるものとしか思えない。
さらに本書には、4つの殺人のうちの1つについて作者が読者に示した「地」の文章に、次のような記載が見られる。
「着ている血まみれの○○○から、それが不運な「A」(未読の方のために名前を伏せる)の死体であることがわかった」
しかし実際には「A」は死んでいない。もしもこれが、「「A」の死体のように思われた」という推定の文章なら虚偽の記載にはならないが、本書の記載は「わかった」と断定的な虚偽記載で、アンフェア以外の何物でもない。
以上のように、不合理でご都合主義的かつアンフェアな本書を、「読者への挑戦状」に記されているような「唯一適正な解決」を見る推理作品であるとは、とても認めることはできない。