Xの悲劇

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評判

Xの悲劇の評価:

4.05/5点 レビュー 107件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全186件 41〜60 3/10ページ
No.146
(5pt)

今読んでも面白い歴史的傑作

路面電車内で不可解な殺人があり・・・というお話。

レーン4部作の記念すべき第1作ですが、恥ずかしながら今回が初読です。感想を言えば、今2019年くらいの視点で読むと、少し古めかしい感じもしますし、こういう事自体があるかどうか疑問ですが、この小説が書かれた時点では画期的だったのは判るし、今100年くらい経っても面白く読めるので、良く出来た推理小説とは言えると思いました。

中で出てくる殺人方法ですが、興を削ぐと未読の方に悪いので、漠然といいますと、江戸川乱歩と小林秀雄の対談で、小林が確率的に不確定で、穴があると指摘していて、私もそう思いますが、これはこれでいいと思います。ここで殺人が起こる為に続く殺人が起こるという前提上、必要があったと思います。

動機は、これも興を削ぐとまずいので書けませんが、この頃の推理小説で割とありがちな物で、些か類型的ではありますが、まぁ納得できました。

最初からエラリー・クィーン名義にしなかった理由が後ろに書いてありますが、作品の構成や謎解きから最初からクィーンが書いたと判った人もいたかも。国名シリーズと殆ど変わらないので。

☆の数は迷いましたが、歴史的価値を鑑みてこうしておきました。甘いかもしれませんが。すいません。

今読んでも面白い歴史的傑作。是非ご一読を。
Xの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104436
No.145
(3pt)

論理的な説明には圧倒されるが納得感は今一つ

若い頃少なくとも2回は読んでいつも本格推理の最高峰と非常に高く評価してきたので今回は期待して同じ旧訳を再読したのだが結果は散々であった。真相は大体記憶していたせいか事件に直接関係しない部分は興ざめの連続であり読み進めるのに難儀した。登場人物のほとんどが粗野で人間的な魅力が感じられない。会話も表面的で真心がこもったやりとりといったものは見当たらない。特にサム警部の証人に対する尋問態度が不自然に傲慢で失望した。老探偵レーンにしても自意識が強く人間的な大きさが感じられない。

最終章のレーンの説明は数学の証明問題の解答のようで圧倒されるがよく吟味してみるとそれほど納得できるものではない。例えば単独犯であれば納得できるが共犯がいたとすれば別解が可能と思われる。ダイイング・メッセージについてもサム警部が指摘しているように(p282,307)被害者ではなく犯人によるものという仮説を否定できていない。地方検事ブルーノの一蹴により無視されているがこれは読者を煙に巻く作戦のようにも思える。

第3の殺人はレーンが黙っていなければ防げた可能性があるが、この点レーンは後悔している(p399)がその後の態度を見ると口先だけのようにも思える。犯行計画の全貌はレーンのみが知っていたわけでレーンの責任は重大であり正義を守る者としては失格ではなかろうか。

また、犯人側から見たときこの犯行計画はあまりに危険があり現実的でない。もっと確実な方法があったのではなかろうか。そういう意味では本作品は人間ドラマというよりは単なる謎解きゲームといった底の浅さを感じざるを得なかった。
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158
No.144
(3pt)

論理的な説明には圧倒されるが納得感は今一つ

若い頃少なくとも2回は読んでいつも本格推理の最高峰と非常に高く評価してきたので今回は期待して同じ旧訳を再読したのだが結果は散々であった。真相は大体記憶していたせいか事件に直接関係しない部分は興ざめの連続であり読み進めるのに難儀した。登場人物のほとんどが粗野で人間的な魅力が感じられない。会話も表面的で真心がこもったやりとりといったものは見当たらない。特にサム警部の証人に対する尋問態度が不自然に傲慢で失望した。老探偵レーンにしても自意識が強く人間的な大きさが感じられない。

最終章のレーンの説明は数学の証明問題の解答のようで圧倒されるがよく吟味してみるとそれほど納得できるものではない。例えば単独犯であれば納得できるが共犯がいたとすれば別解が可能と思われる。ダイイング・メッセージについてもサム警部が指摘しているように(p282,307)被害者ではなく犯人によるものという仮説を否定できていない。地方検事ブルーノの一蹴により無視されているがこれは読者を煙に巻く作戦のようにも思える。

第3の殺人はレーンが黙っていなければ防げた可能性があるが、この点レーンは後悔している(p399)がその後の態度を見ると口先だけのようにも思える。犯行計画の全貌はレーンのみが知っていたわけでレーンの責任は重大であり正義を守る者としては失格ではなかろうか。

また、犯人側から見たときこの犯行計画はあまりに危険があり現実的でない。もっと確実な方法があったのではなかろうか。そういう意味では本作品は人間ドラマというよりは単なる謎解きゲームといった底の浅さを感じざるを得なかった。
Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701415
No.143
(3pt)

論理的な説明には圧倒されるが納得感は今一つ

若い頃少なくとも2回は読んでいつも本格推理の最高峰と非常に高く評価してきたので今回は期待して同じ旧訳を再読したのだが結果は散々であった。真相は大体記憶していたせいか事件に直接関係しない部分は興ざめの連続であり読み進めるのに難儀した。登場人物のほとんどが粗野で人間的な魅力が感じられない。会話も表面的で真心がこもったやりとりといったものは見当たらない。特にサム警部の証人に対する尋問態度が不自然に傲慢で失望した。老探偵レーンにしても自意識が強く人間的な大きさが感じられない。

最終章のレーンの説明は数学の証明問題の解答のようで圧倒されるがよく吟味してみるとそれほど納得できるものではない。例えば単独犯であれば納得できるが共犯がいたとすれば別解が可能と思われる。ダイイング・メッセージについてもサム警部が指摘しているように(p282,307)被害者ではなく犯人によるものという仮説を否定できていない。地方検事ブルーノの一蹴により無視されているがこれは読者を煙に巻く作戦のようにも思える。

第3の殺人はレーンが黙っていなければ防げた可能性があるが、この点レーンは後悔している(p399)がその後の態度を見ると口先だけのようにも思える。犯行計画の全貌はレーンのみが知っていたわけでレーンの責任は重大であり正義を守る者としては失格ではなかろうか。

また、犯人側から見たときこの犯行計画はあまりに危険があり現実的でない。もっと確実な方法があったのではなかろうか。そういう意味では本作品は人間ドラマというよりは単なる謎解きゲームといった底の浅さを感じざるを得なかった。
Xの悲劇 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (創元推理文庫)より
4488104010
No.142
(2pt)

犯人頭悪い

電車の中で針つきのコルクにより男が毒殺される事件から始まる。だが、そんな密室で容疑者を絞られるよりも、夜道やバー、あるいは電車から降りる直前を狙って同じことをしたほうが遥かに成功しやすいはず。
第二、第三の事件も犯人にとってあまりに危険で、驚きよりも探偵に解かせるために考えられたという印象が強く残った。
犯人がいろいろ計画していじくりまわすよりは、サラッと犯行を終わらせる方が証拠も残りにくくリアリティがあると思う。
探偵の爺さんの活躍は気持ちよかったため、読み物としてプラス評価です。
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158
No.141
(2pt)

犯人頭悪い

電車の中で針つきのコルクにより男が毒殺される事件から始まる。だが、そんな密室で容疑者を絞られるよりも、夜道やバー、あるいは電車から降りる直前を狙って同じことをしたほうが遥かに成功しやすいはず。
第二、第三の事件も犯人にとってあまりに危険で、驚きよりも探偵に解かせるために考えられたという印象が強く残った。
犯人がいろいろ計画していじくりまわすよりは、サラッと犯行を終わらせる方が証拠も残りにくくリアリティがあると思う。
探偵の爺さんの活躍は気持ちよかったため、読み物としてプラス評価です。
Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701415
No.140
(2pt)

犯人頭悪い

電車の中で針つきのコルクにより男が毒殺される事件から始まる。だが、そんな密室で容疑者を絞られるよりも、夜道やバー、あるいは電車から降りる直前を狙って同じことをしたほうが遥かに成功しやすいはず。
第二、第三の事件も犯人にとってあまりに危険で、驚きよりも探偵に解かせるために考えられたという印象が強く残った。
犯人がいろいろ計画していじくりまわすよりは、サラッと犯行を終わらせる方が証拠も残りにくくリアリティがあると思う。
探偵の爺さんの活躍は気持ちよかったため、読み物としてプラス評価です。
Xの悲劇 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (創元推理文庫)より
4488104010
No.139
(4pt)

複雑で周到な連続殺人事件

エラリー・クイーンは、マンフレッド・リーとフレデリック・ダネイの合作ペンネームである。
 株式仲買人のロングストリートが電車の中で殺される。ポケットに針の刺さったコルクが入れられ、この針に高濃度のニコチンが塗られていたらしい。サム警視たちはドルリー・レーン探偵に推理を依頼。レーンは60歳の元・俳優である。
 ロングストリートを殺す動機を持っていそうな人物は多い。共同経営者のドゥイットは妻をロングストリートに寝取られたことがあるらしいし、税務官のコリンズはロングストリートの推薦銘柄で大損している。秘書もロングストリートに捨てられた過去がある。事情を聞いたレーンは早々に犯人の目星はついたと言明する。しかし、正体を明かすのを早まるのは危険、ともったいぶる。サム警視たちはそんなレーンを疑いつつ、独自に捜査を進める。
 そんなとき、電車の車掌から、自分が知っている秘密を打ち明けると警察に連絡がある。サム警視たちはこれに飛びつくのだが、待ち合わせ場所のフェリー発着場で車掌は海に突き落とされた挙句、船に挟まれて惨殺されてしまう。
 警察はドゥイットを疑う。ドゥイットの行動は怪しい。ドゥイットは逮捕され、起訴されるが、裁判でドゥイットが車掌殺しの犯人ではないことが明らかとなり事件は振り出しに戻る。すると、今度はドゥイットが射殺されてしまう。レーンはドゥイットを守れなかったことについて自責の念に駆られる。その一方、犯人Xは目的を果たしたから、もう殺人は起こらないと宣言する。やがて、ロングストリートやドゥイットの複雑な過去が明らかとなり、レーンは推理を披露、犯人の周到さが暴かれていく。
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158
No.138
(4pt)

複雑で周到な連続殺人事件

エラリー・クイーンは、マンフレッド・リーとフレデリック・ダネイの合作ペンネームである。
 株式仲買人のロングストリートが電車の中で殺される。ポケットに針の刺さったコルクが入れられ、この針に高濃度のニコチンが塗られていたらしい。サム警視たちはドルリー・レーン探偵に推理を依頼。レーンは60歳の元・俳優である。
 ロングストリートを殺す動機を持っていそうな人物は多い。共同経営者のドゥイットは妻をロングストリートに寝取られたことがあるらしいし、税務官のコリンズはロングストリートの推薦銘柄で大損している。秘書もロングストリートに捨てられた過去がある。事情を聞いたレーンは早々に犯人の目星はついたと言明する。しかし、正体を明かすのを早まるのは危険、ともったいぶる。サム警視たちはそんなレーンを疑いつつ、独自に捜査を進める。
 そんなとき、電車の車掌から、自分が知っている秘密を打ち明けると警察に連絡がある。サム警視たちはこれに飛びつくのだが、待ち合わせ場所のフェリー発着場で車掌は海に突き落とされた挙句、船に挟まれて惨殺されてしまう。
 警察はドゥイットを疑う。ドゥイットの行動は怪しい。ドゥイットは逮捕され、起訴されるが、裁判でドゥイットが車掌殺しの犯人ではないことが明らかとなり事件は振り出しに戻る。すると、今度はドゥイットが射殺されてしまう。レーンはドゥイットを守れなかったことについて自責の念に駆られる。その一方、犯人Xは目的を果たしたから、もう殺人は起こらないと宣言する。やがて、ロングストリートやドゥイットの複雑な過去が明らかとなり、レーンは推理を披露、犯人の周到さが暴かれていく。
Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701415
No.137
(4pt)

複雑で周到な連続殺人事件

エラリー・クイーンは、マンフレッド・リーとフレデリック・ダネイの合作ペンネームである。
 株式仲買人のロングストリートが電車の中で殺される。ポケットに針の刺さったコルクが入れられ、この針に高濃度のニコチンが塗られていたらしい。サム警視たちはドルリー・レーン探偵に推理を依頼。レーンは60歳の元・俳優である。
 ロングストリートを殺す動機を持っていそうな人物は多い。共同経営者のドゥイットは妻をロングストリートに寝取られたことがあるらしいし、税務官のコリンズはロングストリートの推薦銘柄で大損している。秘書もロングストリートに捨てられた過去がある。事情を聞いたレーンは早々に犯人の目星はついたと言明する。しかし、正体を明かすのを早まるのは危険、ともったいぶる。サム警視たちはそんなレーンを疑いつつ、独自に捜査を進める。
 そんなとき、電車の車掌から、自分が知っている秘密を打ち明けると警察に連絡がある。サム警視たちはこれに飛びつくのだが、待ち合わせ場所のフェリー発着場で車掌は海に突き落とされた挙句、船に挟まれて惨殺されてしまう。
 警察はドゥイットを疑う。ドゥイットの行動は怪しい。ドゥイットは逮捕され、起訴されるが、裁判でドゥイットが車掌殺しの犯人ではないことが明らかとなり事件は振り出しに戻る。すると、今度はドゥイットが射殺されてしまう。レーンはドゥイットを守れなかったことについて自責の念に駆られる。その一方、犯人Xは目的を果たしたから、もう殺人は起こらないと宣言する。やがて、ロングストリートやドゥイットの複雑な過去が明らかとなり、レーンは推理を披露、犯人の周到さが暴かれていく。
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4488104010
No.136
(3pt)

いいね

結婚披露を終えたばかりの株式仲買人が満員電車の中で死亡。ポケットにはニコチンの塗られた無数の針が刺さったコルク玉が入っていた。第二、第三と続く殺人に、元シェイクスピア俳優の名探偵が挑む。決定版新訳!
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158
No.135
(3pt)

いいね

結婚披露を終えたばかりの株式仲買人が満員電車の中で死亡。ポケットにはニコチンの塗られた無数の針が刺さったコルク玉が入っていた。第二、第三と続く殺人に、元シェイクスピア俳優の名探偵が挑む。決定版新訳!
Xの悲劇 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (創元推理文庫)より
4488104010
No.134
(3pt)

いいね

結婚披露を終えたばかりの株式仲買人が満員電車の中で死亡。ポケットにはニコチンの塗られた無数の針が刺さったコルク玉が入っていた。第二、第三と続く殺人に、元シェイクスピア俳優の名探偵が挑む。決定版新訳!
Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701415
No.133
(5pt)

すっかりエラリー・クイーン作品の虜です。

私自身、初のエラリー・クイーン作品。
先般、有栖川有栖氏の『月光ゲーム』を読んでいたら、ミステリーの古典・名作への引用が多々あり。
すっかり興味をそそられ、矢も盾もたまらず...とばかりに名作と名高い『Yの悲劇』を読みたい!
と、その前に、ここはきちんと順番通り。ということで。
初エラリー・クイーンは、ドルリー・レーンシリーズ第一作目の『Xの悲劇』です。

他のミステリー作品よりも時間をかけて拝読し、すっかり堪能させていただいた本作。
じっくりと味わわせていただきました。

読み始めはさすがに、すっとは頭に入ってこない部分がそれなりにあり...
1930年代の米国の情景描写や登場人物の身なり・特徴。
事件にまつわる細かい描写。
特に、シェークスピア色の濃いドルリー・レーンまわりの描写は、本書の記載と脳内イメージをつなげるのに多少の時間が必要でした。

が。

ページが進むにつれ、グイグイ引き込まれる。
中盤に来ると、一言一句、逃せなくなる。
いつの間にやら、事件関連の描写や謎解きにつながりそうな些細なことでもメモを取る。
などなど...すっかり物語に引き込まれ。

そして、謎が一気に、なおかつ、理路整然と解きほぐされていく最終章。
関連する描写・記載を、ページをめくりめくって確認しながらの、謎解きへののめり込み。

エラリー・クイーン作品にすっかり魅了された自分がそこにいました...

ミステリー作品へのスタンスや読み方をすっかり変えてくれた本作。
次作の『Yの悲劇』。
とてもとても楽しみです。
Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701415
No.132
(5pt)

すっかりエラリー・クイーン作品の虜です。

私自身、初のエラリー・クイーン作品。
先般、有栖川有栖氏の『月光ゲーム』を読んでいたら、ミステリーの古典・名作への引用が多々あり。
すっかり興味をそそられ、矢も盾もたまらず...とばかりに名作と名高い『Yの悲劇』を読みたい!
と、その前に、ここはきちんと順番通り。ということで。
初エラリー・クイーンは、ドルリー・レーンシリーズ第一作目の『Xの悲劇』です。

他のミステリー作品よりも時間をかけて拝読し、すっかり堪能させていただいた本作。
じっくりと味わわせていただきました。

読み始めはさすがに、すっとは頭に入ってこない部分がそれなりにあり...
1930年代の米国の情景描写や登場人物の身なり・特徴。
事件にまつわる細かい描写。
特に、シェークスピア色の濃いドルリー・レーンまわりの描写は、本書の記載と脳内イメージをつなげるのに多少の時間が必要でした。

が。

ページが進むにつれ、グイグイ引き込まれる。
中盤に来ると、一言一句、逃せなくなる。
いつの間にやら、事件関連の描写や謎解きにつながりそうな些細なことでもメモを取る。
などなど...すっかり物語に引き込まれ。

そして、謎が一気に、なおかつ、理路整然と解きほぐされていく最終章。
関連する描写・記載を、ページをめくりめくって確認しながらの、謎解きへののめり込み。

エラリー・クイーン作品にすっかり魅了された自分がそこにいました...

ミステリー作品へのスタンスや読み方をすっかり変えてくれた本作。
次作の『Yの悲劇』。
とてもとても楽しみです。
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158
No.131
(5pt)

すっかりエラリー・クイーン作品の虜です。

私自身、初のエラリー・クイーン作品。
先般、有栖川有栖氏の『月光ゲーム』を読んでいたら、ミステリーの古典・名作への引用が多々あり。
すっかり興味をそそられ、矢も盾もたまらず...とばかりに名作と名高い『Yの悲劇』を読みたい!
と、その前に、ここはきちんと順番通り。ということで。
初エラリー・クイーンは、ドルリー・レーンシリーズ第一作目の『Xの悲劇』です。

他のミステリー作品よりも時間をかけて拝読し、すっかり堪能させていただいた本作。
じっくりと味わわせていただきました。

読み始めはさすがに、すっとは頭に入ってこない部分がそれなりにあり...
1930年代の米国の情景描写や登場人物の身なり・特徴。
事件にまつわる細かい描写。
特に、シェークスピア色の濃いドルリー・レーンまわりの描写は、本書の記載と脳内イメージをつなげるのに多少の時間が必要でした。

が。

ページが進むにつれ、グイグイ引き込まれる。
中盤に来ると、一言一句、逃せなくなる。
いつの間にやら、事件関連の描写や謎解きにつながりそうな些細なことでもメモを取る。
などなど...すっかり物語に引き込まれ。

そして、謎が一気に、なおかつ、理路整然と解きほぐされていく最終章。
関連する描写・記載を、ページをめくりめくって確認しながらの、謎解きへののめり込み。

エラリー・クイーン作品にすっかり魅了された自分がそこにいました...

ミステリー作品へのスタンスや読み方をすっかり変えてくれた本作。
次作の『Yの悲劇』。
とてもとても楽しみです。
Xの悲劇 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (創元推理文庫)より
4488104010
No.130
(4pt)

アメリカ的でアクの強いドルリー・レーン

本格ミステリの古典的名作として期待通り読み応え十分の作品だった。名探偵役のドルリー・レーンは引退したシェイクスピア劇の名優で、耳が聞こえないが読唇術を駆使する超個性派。何となく「安楽椅子探偵」のイメージだったが、中盤からは実に精力的に行動するのは驚き。で、舞台俳優だった強みを生かしては他人になりすましの変装をするのは面白いんだけど、あまり意味がなさそうなのがご愛嬌。事あるごとにシェイクスピア作品からのセリフを引用して煙に巻くし、犯人を推測してるのになかなか明かすとせず警察側をイラつかせる、けれんみだらけのアクの強い探偵だ。
 実はこのレーンのアクの強いキャラが一番面白かったのだが、本格ミステリらしく彼の推理が極めて論理的で、よく考えると「?」でもこれだけ演出たっぷりに種明かしされると、つい「なるほど」と納得させられてしまう。数日前に感想を書いた「悪魔が来りて笛を吹く」の、論理的推理なんかしない金田一耕助と好対照と思った。もっとも、だからレーンの方が金田一より優れているとは言えまい。つまるところ、国民性の違いであって、日本人的には理詰めで主張の強いレーンはとても好きになれず、どこか抜けた感じで人情味の感じられる金田一の方に好感を覚えると思うのだ。例えば本作での法廷闘争画面なんか正に欧米感覚で興味深かったけども、日本人的にはなじめない。薩摩藩的な「義を言うな!」が日本人の感性の根っこにあって、アメリカ人はこんな理屈っぽいのか、と比較文化論的に読むと興味が尽きないように思った。
 ともあれこの理屈っぽさこそ本格ミステリの醍醐味とも言えるわけで、小技的トリックをぎっしり詰め込み名探偵が鮮やかな推理を披露する本作が名作であることに異論はない。
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158
No.129
(4pt)

アメリカ的でアクの強いドルリー・レーン

本格ミステリの古典的名作として期待通り読み応え十分の作品だった。名探偵役のドルリー・レーンは引退したシェイクスピア劇の名優で、耳が聞こえないが読唇術を駆使する超個性派。何となく「安楽椅子探偵」のイメージだったが、中盤からは実に精力的に行動するのは驚き。で、舞台俳優だった強みを生かしては他人になりすましの変装をするのは面白いんだけど、あまり意味がなさそうなのがご愛嬌。事あるごとにシェイクスピア作品からのセリフを引用して煙に巻くし、犯人を推測してるのになかなか明かすとせず警察側をイラつかせる、けれんみだらけのアクの強い探偵だ。
 実はこのレーンのアクの強いキャラが一番面白かったのだが、本格ミステリらしく彼の推理が極めて論理的で、よく考えると「?」でもこれだけ演出たっぷりに種明かしされると、つい「なるほど」と納得させられてしまう。数日前に感想を書いた「悪魔が来りて笛を吹く」の、論理的推理なんかしない金田一耕助と好対照と思った。もっとも、だからレーンの方が金田一より優れているとは言えまい。つまるところ、国民性の違いであって、日本人的には理詰めで主張の強いレーンはとても好きになれず、どこか抜けた感じで人情味の感じられる金田一の方に好感を覚えると思うのだ。例えば本作での法廷闘争画面なんか正に欧米感覚で興味深かったけども、日本人的にはなじめない。薩摩藩的な「義を言うな!」が日本人の感性の根っこにあって、アメリカ人はこんな理屈っぽいのか、と比較文化論的に読むと興味が尽きないように思った。
 ともあれこの理屈っぽさこそ本格ミステリの醍醐味とも言えるわけで、小技的トリックをぎっしり詰め込み名探偵が鮮やかな推理を披露する本作が名作であることに異論はない。
Xの悲劇 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (創元推理文庫)より
4488104010
No.128
(4pt)

アメリカ的でアクの強いドルリー・レーン

本格ミステリの古典的名作として期待通り読み応え十分の作品だった。名探偵役のドルリー・レーンは引退したシェイクスピア劇の名優で、耳が聞こえないが読唇術を駆使する超個性派。何となく「安楽椅子探偵」のイメージだったが、中盤からは実に精力的に行動するのは驚き。で、舞台俳優だった強みを生かしては他人になりすましの変装をするのは面白いんだけど、あまり意味がなさそうなのがご愛嬌。事あるごとにシェイクスピア作品からのセリフを引用して煙に巻くし、犯人を推測してるのになかなか明かすとせず警察側をイラつかせる、けれんみだらけのアクの強い探偵だ。
 実はこのレーンのアクの強いキャラが一番面白かったのだが、本格ミステリらしく彼の推理が極めて論理的で、よく考えると「?」でもこれだけ演出たっぷりに種明かしされると、つい「なるほど」と納得させられてしまう。数日前に感想を書いた「悪魔が来りて笛を吹く」の、論理的推理なんかしない金田一耕助と好対照と思った。もっとも、だからレーンの方が金田一より優れているとは言えまい。つまるところ、国民性の違いであって、日本人的には理詰めで主張の強いレーンはとても好きになれず、どこか抜けた感じで人情味の感じられる金田一の方に好感を覚えると思うのだ。例えば本作での法廷闘争画面なんか正に欧米感覚で興味深かったけども、日本人的にはなじめない。薩摩藩的な「義を言うな!」が日本人の感性の根っこにあって、アメリカ人はこんな理屈っぽいのか、と比較文化論的に読むと興味が尽きないように思った。
 ともあれこの理屈っぽさこそ本格ミステリの醍醐味とも言えるわけで、小技的トリックをぎっしり詰め込み名探偵が鮮やかな推理を披露する本作が名作であることに異論はない。
Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701415
No.127
(4pt)

わくわくしています

中学生の頃、エラリークイーンにはまっていました。そのきっかけになった本です。40年ぶりに読んでます。とても面白いです。
Xの悲劇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: Xの悲劇 (角川文庫)より
4042507158