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図書館の魔女
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【この小説が収録されている参考書籍】
図書館の魔女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 41~60 3/6ページ
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前作と同様、始まりは情景や詳細な成り行き生い立ちなどが多く、少し読みにくさを感じるものの、絶対ここで諦めず読み進めて欲しい!むしろ、この冒頭部分があるからこそ、生き生きとありありと映画のごとく頭に映像が流れ始めます。こんな作品はありません! 出会えて良かった。 日本語の美しさ奥深さ、言葉の新しい概念に気付かされました。著者を尊敬して止みません。 第1作目からオススメです! | ||||
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知らない言葉の数々によってこんなにも想像力を掻き立てられる本はない。(電子書籍の良さは読めない漢字を調べられること!) それでも、不思議とその知らなかった言葉も理解し、頭の中は映画のごとく映像が流れていきます。 著者を尊敬して止みません! 次作が待ち遠しいです! | ||||
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購入以来、連続で読むこと5巡目。何度でも夢中になれます。文中の用語は難解だし、言語オタクにはたまらない「ことばとは何か」の王道の議論や、EUとグローバル産業の思惑の交錯を思わせる歴史的エピソードなど、決して読むのが楽な本ではないと思いますが、世界観の豊穣なことは群を抜いています。特に国語や英語など語学教員経験者(私もそうです)は是非一読をお勧めします。 | ||||
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読書家の先輩に教えて頂いたこの本を年末から年始に掛けて読んでいました。(長い!全4巻/2,000頁近いです!) 題名に魔女という単語が含まれていることや、巻頭にまず地図と登場人物一覧が記載されていることから、今流行の魔法ファンタジー?と思いきや全く毛色の異なる作品でした。 この本のジャンルは何?と聞かれると非常に説明が難しいですが、異文化国際外交小説???(笑) 巻末の解説を書いている東えりか女史の言葉をお借りすると「大スペクタクル」「外交小説」「権謀術数渦巻く陰謀小説にしてBoy Meets Girlの甘々な物語」「世界観が変わるファンタジー」。勿論これらが全てではありませんが、流石に女史、この小説の勘所を押さえています。(女史は言わずと知れたHONZの副代表です・・・) 設定は架空の国での出来事ですが、所謂、ハリポタのような魔法は全くと言っていいほど出てきません。出てくるのは、ひたすら頭脳を駆使した推理、推理、推理。常人にはその連鎖がまるで魔法のように見えることから、魔女という単語に繋がって来ています。 主な登場人物は、図書館の主である、頭の回転が異常に早いマツリカとその側近である、ハルカゼとキリン、そして謎の少年キリヒト。物語はキリヒトが図書館に働きに来るところから始まります。「図書館ってなに?」と思われるかもしれませんが、(あまり触れるとネタバレになるので、詳細は書きませんが)図書館はこの小説では極めて少数で運営されている枢密院のようなもの?とでも考えて頂ければ、イメージが湧きやすいと思います。 本作は魔女小説と云うよりは、ファンタジーぽい世界でシャーロックホームズのような少女が繰り広げる外交絵巻と云った方がピッタリですね・・・。 一旦4巻で物語は終わりますが、既に続編が出ていますので、今後読むのが楽しみな小説となりました。登場人物は非常にビジュアル的に書かれているので、近い将来マンガやアニメにもなるかもしれませんね・・・。 あ、余談ですが、自分に取って、この作品の唯一の難点は、筆者が言語学者らしいので、言語にまつわる説明は若干冗長に感じ、少し理解に苦しみました。ただし、頭脳明晰な方はその部分も含めて理詰めで200%腹落ちするので、より楽しめると思います。(将棋の本を将棋をそこまで理解しない人が読んでも、十分楽しい!とちょっと似ていますかね? 笑) 年末年始、とてもよい時間を過ごさせて頂きました!感謝! | ||||
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まだ年若い物静かな少年キリヒトが炭焼き小屋を出て山を下りたのは都のマツリカ様・・・言葉を発することができない少女に仕えるためだった。ちょっとお行儀の悪い彼女は、手話を駆使して、鋭い知性により複雑な世界情勢を読み取りあやつる「図書館の魔女」。狭い海峡世界が戦争に向かうぎりぎりの時点で出会った二人。映画になってもきっとおもしろい~文庫化うれしいです。続編の続編、待っています! | ||||
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おもしろいです!とちゅうで止められません。文庫になって嬉しいです。 | ||||
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徹夜してよみました。文庫になってうれしいです。私は大きい本で読みましたが。ややこしいところはとばしてもよいので、ともかくどんどん読んでほしいです。速く続きが知りたい~「烏の伝言」の次、ずっと待っています! | ||||
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大きいほうで読みました。途中の図書に関する話はちょっと難しいけれど子ども達にも進めたい本当におもしろい物語です。読書好きならおすすめです。 | ||||
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主要登場人物は変わったが、読み終わった後はまぎれもなく前作の続編だな、というのを実感する。 心なしか前作よりも文章に磨きがかかっている感じがする。豊富な語彙力で緻密な情景描写をする書き方は同じだが、落語のようなテンポの良さまでプラスされたという印象。 前作は視点移動があってちょいちょい読みにくいなあという印象をもったが、今作を読んで考えが変わった。今作もいろいろな人物の心情が同一場面で次々描写されているが読みやすかったのだ。視点移動ではなく神視点で書いているんだということがちゃんと伝わった。作者の筆力に磨きがかかったおかげだろう。 神視点の小説って珍しいので、小説を書く人には参考になりそう。 それからやっぱり図書館の魔女シリーズの真骨頂は言葉だと感じた。エゴン周りの話もそうだし、剛力、近衛、鼠の喋り方、ルビなどを駆使しつつ上手くかきわけているところとか。言葉というものの力、重要性がしみじみ胸を打つ。 | ||||
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素晴らしいです。日本語の遣い手としても高く評価出来ます。豊富な語彙を駆使して語る物語は科学論文のようで、日本語の表現力の広がりを実感できました。 | ||||
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キリヒトが使わされた本当の目的が明らかにされる第二巻。 うーん、面白い。 ストーリー自体を追いたい、次どうなるんだろう?という思いで読み進める本に久々に出会いました。 著者がインタビューで、好きな作家としてデュマ、エンデ、ドストエフスキー、ルグウィンなどの名を挙げていました。それだけで「お、私とウマが合いそうだな!」って思いました。楽しんでます。どうもありがとう。 | ||||
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絡み合って複雑で膨大だけれど精巧で全てが繋がっているストーリーと、繊細で緻密な描写でキャラクターの緊張や高揚が自分にも伝わり情景が頭に浮かんでくる、「文章」という形式を存分に活かした傑作です。 ただ他の方のレビューからも分かる通り、普段日常で使わないような単語や言い回し、そしてあまりにも細かい状況説明が多々見受けられるので、教養の無い人がこの物語を楽しむのは難しいかもしれないという印象を受けました | ||||
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上巻に厳しいレビューがあったのは頷けます。とにかく前作よりも、きな臭く、憤りを感じるような場面も多く、なによりマツリカ様やキリヒトもでてこない。 ですが下巻の後半、我らがマツリカ様が華麗に全てを回収し、結び付けて瞬く間に上巻の苦労が報われます! このすっきりとした読了感は本編を読んだ時と同じ。 一度読んだ本は読み返さないのですが、図書館の魔女シリーズだけは、全てを知った上で、マツリカ様の「お見通し」を得た視点でまたじっくりと読み返すのが楽しみなのです。 本編の続編も本当に首を長くしてまっています! | ||||
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下巻ではいよいよ姫君救出作戦が敢行され、スリリングな冒険活劇で血なまぐさい場面も出て来る。が、やはり「コミュニケーション(の不全)」と言う本シリーズを通じての中心テーマは生きており、誰を信じて誰を疑えば良いのか、不完全な情報だけで判断を迫られるのが、何とも厳しい。ここでもまともに言葉を話せない烏使いの大男エゴンが、仲間から愚鈍で知的障害を持っているように疑われているのと裏腹にに、実は高い知力そ持って唯一正しい判断を下す者として描かれている。下巻も半ばを過ぎて、いよいよ千両役者の「図書館の魔女」マツリカが登場し、エゴンの言語障害を初めとして、さまざまな謎を解き明かす、まるで名探偵のような活躍を見せる。 だが本巻の読み所は何と言っても弱者として蔑まれる者達の、友情や信義に殉ずる、人として大切な物を正面から描いている点で、終盤は何度も目頭が熱くなった。マツイリカ登場後の怒濤の展開は読み易く感動的で、本物の良質なエンタメ性を感じた。 決して取っ付き易い作品ではないが、「図書館の魔女」のファンならば必読。「コミュニケーション不全」と言う現代的なテーマを中心の良質なエンタメ大作である。 | ||||
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1作目がとても面白かったので問答無用で購入しました。 初めは、1作目と違う国、違う人たちの登場に戸惑い、読むスピードがなかなか上がりませんでしたが、読み進めていくうちに、どんどん前作との繋がりが見えてきて、面白くなってきました。 そして、前作同様、言葉を使った仕掛けには驚くばかりです。そしてその言葉が、現代社会というか、この世に存在している言語を使われているので、さすが専門家だなと思います。 自分も色んな言葉を学びたくなるなと思わされます。 また、世界観もきっちり作られているので、読んでいてリアリティがあるなと思いました。 早く、この世界の色んな国の話を知りたいです。続きが楽しみです。 | ||||
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文庫本に4冊という長編のファンタジー小説です。 ミステリーの要素あり、冒険小説でもあり、 外国との同盟関係の締結など国際政治もののよう な感じまでします。 作者がとても博覧強記、特に言語学などに詳しいの でしょう、一部難解な表現もありますが読み進むの に困難ということではありません。 主人公図書館の魔女マツリカとその護衛役であり通訳 でもあるキリヒトとの淡い恋愛もある青春小説の面も。 エンターテイメントとして楽しんでください。 | ||||
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表現も漢字も難しくて苦戦しましたが、今は、図書館の魔女ロスで即座に、烏の伝言を買ってしまいました。 1巻の物語の地形や背景などの説明で少し苦戦しますが、越えると凄いです。 | ||||
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ぶっちゃけ、文庫の1巻目を読んだ時、 あまりのつまらなさに、読了後、 本をゴミ箱に捨てた。 でも、どうしても気になって、 2巻を購入。 そこから、一気にこの世界に引き込まれました。 あとで気づいたんですが、 もともと上下巻のものを4冊に分冊しているから、 1巻でおわっちゃいけないものだったんですね。 文庫化にあたり仕方ないけど、 あのとき、2巻を買ってみようとおもった 自分をホント褒めたい 笑 ちなみに、烏の伝言も違わず面白い。 続編、はやくでないかなー | ||||
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とても素晴らしい作品でした。 本筋のストーリー自体はものすごいはまったわけではありませんが、世界観とキャラクターに強烈に引き込まれました。 キリヒトとマツリカの関係がとにかく美しい。 凄まじいデビュー作です。 よくこんなものを書けますね。 | ||||
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文庫4分冊の4巻目にして600ページ超えと言う巨編。だがフィナーレを飾るに十分な圧巻の内容で、大満足のうちに数日で読破した。これまでセーブされて来たヒロイックファンタジー的内容が中盤を占め、キリヒトが超人的な活躍を見せる文字通り手に汗を握る展開だったので読書スピードが上がった。マツリカを襲撃して左手に呪いを掛けた「双子座」の意外な正体を巡る錯綜したストーリーの伏線が回収され、本格ミステリを読んでいるような興奮を覚えたが、この巨編中でも白眉のストーリーだったと思う。そして恐るべき凶悪な敵を前にしても手を繋いでコミュニケーションを図りながら戦ったキリヒトとマツリカ。口を利く事が出来ないマツリカの言葉を周囲に届けるため、2人が特殊な手話を介して手を取り合っていかねばならないと言う巧妙な設定に舌を巻かされる。「双子座」との対決後に、激情に駆られて泳げもしないのに海に飛び込んだマツリカをキリヒトが救出するエピソードも巧妙で、海への恐怖が増大したマツリカは船旅の残りをキリヒトと並んで手を繋ぎ抱き合うようにして眠る。超人的な能力の高さに騙されそうだが、まだ少年少女と形容出来るほど若い2人が一線を越える事こそなかったものの、それ以上のインパクトがあった。だがそんな恋する図書館の魔女マツリカが、キリヒトと別れねばならないラストは、ほろ苦くもありかつ未来への希望を抱かせる。マツリカとキリヒトの物語は終わったのでなく、ここから始まるのだ。 ライトノベルを読んだ直後に読んだので余計に情報量が凄まじく読みにくい本書の欠点がクローズアップされる事になったが、ヒロイックファンタジー的内容のおかげで今巻はまだその欠点が緩和されているように思った。私はこの「読み辛さ」を理由に減点して評価して来たのだが、この巨編の終わりに満点評価を付けたいと思う。内容的には既に古典の風格すら感じられるハードファンタジーの大傑作で、オールタイムベスト級と言っても過言ではない。活字好きなら是非この本の読破に挑戦して欲しい。こんな凄いファンタジーが日本で書かれていたのかと度肝を抜かれる事、請け合いである。 | ||||
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